セリース・バラシオン(セリース・フロレント) -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

セリース・バラシオン

ロバート死後、鉄の玉座を狙い7王国の王たらんと野心を燃やすスタニス・バラシオンの妻。スタニスとの子は何人も死産しており、それを保管しているという狂気じみた女性。メリサンドルが布教する光の神をスタニス以上に信奉、もはや狂信しており、自分の兄がその生贄として焼かれるのを見てもさほど動じないシーンもある。スタニスが魔術のためにメリサンドルと交わったことを知っても、妻として怒ることもなく、「信仰のため必要なことだった」と片付けてしまうシーンもあり、その狂信ぶりはスタニスをも戸惑わせる。

スタニスとの間の子にはシリーン・バラシオンがいるが、シリーンは生まれた直後に灰鱗病にかかり、その後遺症として顔に痕が残ったため、嫌悪している。だが、シーズン5でそのシリーンがメリサンドルにより生贄に捧げられたのを見た時には愛情を取り戻し、シリーンを助けようとする。しかしそれも空しくシリーンが生きたままに焼かれ絶叫する姿を目の当たりにする。
そしてその後精神的限界を迎え、一人首を吊って自殺してしまっていた。

相関図

セリース・バラシオン(セリース・フロレント)とその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
スタニス・バラシオン セリースの夫。今までスタニスとの子は何人か生まれたが全て死産であり、セリースはそれを保管している。スタニスは王だとして全面的に支持するも、半ば狂気じみているセリースにスタニスも戸惑いを見せることが多い。
シリーン・バラシオン 実の娘だが、生まれた直後に灰鱗病にかかる。なんとか命は助かったものの、後遺症として顔にただれた痕が残ってしまったため、セリースはシリーンを愛することができず、城に閉じ込めて出さないようにしていた。だがシーズン5でシリーンが生贄として焼かれそうになると母親として助けようとするが間に合わず。
メリサンドル スタニスの傍で光の神の名の元にスタニスを導こうとする祭司。メリサンドルのことはスタニス以上にセリースが信頼を寄せており、例えメリサンドルがスタニスと寝たと聞いても、メリサンドルが必要なことだと言えばセリースは受け入れてしまうほど。

シーズン3での動向

5話

光の王を信奉し、自分の死産の子供を保管していて正気ではない様子。スタニスが帰って来たので再会を喜ぶ。スタニスがメリサンドルとまぐわったことをメリサンドル本人から聞いてすでに知っていたが、咎めることない。スタニスが「シリーンと会いたい」と言うと「あなたは王です。私の許しはいりません」と返す。

シーズン4での動向

2話

メリサンドルが生贄を燃やしたのを見て光の王を見たと喜ぶ。燃やされた者には自分の兄弟もいたのにそんな様子。メリサンドルに「飢えを知っているの?」と聞く。また娘のシリーンが怖ろしいとも語る。

7話

入浴中のメリサンドルと話す。メリサンドルが持っている薬のほとんどはハッタリのためのものだと聞く。スタニスがシリーンを軍に付き従わせようとしているため、あの子は残るべきだと話す。しかしメリサンドルにとっては切り札の生贄だったのでメリサンドルは止めるつもりはなかった。

シーズン5での動向

2話

シリーンがジリと交流しているのを見て「野人よ」と言って近づかないようする。

4話

ウィンターフェルでスタニスと共に訓練するジョンを遠巻きに見て、自分にも息子がいたら、と言う。

9話

スタニスがシリーンを生贄に捧げた後、シリーンが焼かれるのを見て止めようとするも手遅れ。絶叫するシリーンを見て慟哭する。

10話

最後の最後で愛情を思い出したシリーンの死により精神的に限界を迎え、スタニスの知らぬ間に首を吊って自殺してしまっていた。

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