エクスペンダブルズ2 -凡人の感想・ネタバレ-

凡人の感想・ネタバレ映画>エクスペンダブルズ2

執筆日:2015年4月1日

評論

ハリウッドのアクションスター大集合、そんな分かりやすい脳筋映画の第二作目の感想だ。
PSストアで「3」のレンタルが開始されたばかりということで、「そういえば2見てないような」と見てみた次第だが、実際のところ以前に見ていたことに冒頭のシュワちゃん救出時点で気付いた。やらかしたと思ったが、どうやら以前は流し見しかしていなかったようで序盤以外はほとんど忘れていたので新鮮な気持ちで見れた。というかなんで前はしっかり見なかったんだろうか。どうも記憶がない。

物語は簡単。腕っ節の強いムキムキな男が集まった、ロス(シルベスター・スタローン)率いる傭兵部隊「エクスペンダブルズ」は墜落した飛行機から「何か」を回収する任務をCIAのチャーチ(ブルース・ウィリス)から引き受ける。チャーチ側の人材としてマギーという女性が一時、エクスペンダブルズメンバーに加わる。任務は回収までは問題なく成功したが、撤収時にビリー(リアム・ヘムズワース)が謎の組織に人質に取られてしまい、回収した「何か」を奪われてしまう。さらに組織のリーダーのヴィラン(ジャン・クロード・ヴァンダム)にビリーが殺されてしまう。ビリーには帰りを待つ恋人もいたのになぜ善人が死に悪人が生きるのかと怒りMAXなロスは組織の殲滅を決意する。

回収された「何か」はビリーが殺された後にようやくマギーが語ってくれる。それは5トンものプルトニウムが隠されている場所の地図だという。
ヴィランは周辺の村から男をさらって奴隷としてこれの発掘作業に当たらせていた。
道中で孤高の傭兵のブッカー(チャック・ノリス)の力を借りたりしてプルトニウムが隠されている鉱山へとたどり着くが一足遅く、ヴィランが仕掛けていた爆弾により生き埋めになってしまう。だがそこでトレンチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)が掘削機で救出に現れてエクスペンダブルズメンバーと奴隷となっていた男たちは救われる。

あとはヴィラン率いる悪の組織をぶっつぶすのみだ。
プルトニウムを持って後は逃げるあけのヴィランたちを追いかけ、空港で最終決戦。エクスペンダブルズの副リーダー的存在のリー(ジェイソン・ステイサム)は敵の組織の二番手とタイマンで打ち勝ち、ロスとヴィランも「武器なんて捨てて掛かってこい!」って感じで肉弾戦での決戦、辛くもロスが勝利。

感想だが、とにかく面子がずるい。それが売りなんだろうから当たり前なんだけど、出演するメンバーがオールスターだから面白くないわけがない、ってのがずるい。

映画ファンがニヤリとできるメタ台詞とかも各所にちりばめられている。冒頭でトレンチが救出される場面ではトレンチに対して誰だったか忘れたが「溶鉱炉に静めるぞ」というような台詞があるし(字幕でなので原文ではまた別なのかも)、トレンチは掘削機で現れたときとか最後の戦いのときにはアイルビーバック言うし、またチャーチに対して「イピカイエー」と毒づいたりもする。そしてチャックノリス・ファクトまで入れてくるんだからたまらない。チャック・ノリスが登場したシーンではもう爆笑だった。強すぎるしネタすぎる。こんなにアクション映画で笑ったのは初めてだったかもしれない。

ストーリー自体は全くひねりがないし、深みなんてあるべくもない。もしこれを知名度の低いキャストでやったら間違いなく話題にものぼらず映画史に埋もれるだえけだろう。しかし出演する面子で全てを蹴散らしている脳筋映画。内容だけじゃなくコンセプトからそんな感じなのでこれ以上の脳筋映画は存在しないかもしれない。ストーリー?展開?知るかバカ!この豪華メンバーと筋肉を喰らえ!という素晴らしいゴリ押し具合。このまま3もレンタルして見たくなった。というか今日見ようと思う。

ところで、流し見だとしても以前見たのは確かなので、ドルフ・ラングランが仲間割れを起こす展開だったような気がしたのだが、あれは1のほうだったろうか。基本的にドンパチやりまくる映画で単純なので記憶が混じってしまっているようだ。

項目別評価

一人でも組織を殲滅させられそうなのが5人も6人も揃ってドンパチやらかすんだから深く考える必要はなく娯楽性は抜群だ。こいつらがやられるわけないしといい意味で安心して見られる。チャックノリスファクトとかは知らない人は知らないかもしれないが、誰でもわかるターミネーター、ダイハードネタを入れてくるのは、映画知識が浅い自分のようなライト層でもニヤリとできて嬉しい。

凡人の感想・ネタバレ映画>エクスペンダブルズ2