ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション 評価 -凡人の感想・ネタバレ-

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執筆日:2015年8月7日

評論

8月7日、公開初日に映画館に行ってきましたよミッションインポッシブル5のために。最も近場ですら映画館まで1時間半もかかる場所に住んでいるので、最新作を見に行くというのはよほどの情熱がある証でもある。もう53才にもなるトム・クルーズの、言わずもがな代表作、その5作目のストーリーのネタバレと感想である。

ストーリー解説。ネタバレ注意。一度の視聴のみで記憶頼りのものなので間違いの可能性も。
まず最初は滑走路である機が飛び立とうとするところから始まる。滑走路の脇の柴の中に隠れていたのはベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)だ。そして指示を行うのはウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)。ルーサー・スティッゲル(ウィング・レイムス)もバックアップに回っている。ルーサーは1作目から登場するキャラ、ベンジーとブラントは前作から登場しているイーサン・ハント(トム・クルーズ)の仲間である。彼らはIMFという諜報機関に所属している。
ベンジーが飛び立つ機を止めようとするもロックがかかっていて止まらない。そうしているうちに飛び立ってしまうが、ギリギリのところでイーサンが現れ、翼に乗り、さらにそのまま外部の扉をつかんだまま飛び立ってしまう。イーサンはベンジーに扉のロック解除を要求するもなかなか開かず、一度は別の扉を開けてしまったり。ついにイーサンのすぐそばの扉が開き、イーサンは内部へ。中にはプルトニウムか何かの放射性物質が積んであった。中にいた敵に見つかるも、笑みを浮かべながらイーサンはその大量の物質と共に飛び降りる。

シーンが切り替わり場所はロンドン。
大きなレコード店に入ってきたイーサンは店員に対して何か意味深な言葉を言う。すると店員の女性があるレコードを渡してきて、さらに「あなたが噂の人なの?」とも聞いてくる。何も応えないままイーサンはそのレコードを試聴室へと持っていく。するとレコードからはミッションの内容が。ここはレコード店に偽装したIMFのロンドン支部だったのだ。
が、ミッションの内容は異様だった。これまでイーサンが追ってきた組織「シンジケート」が実在することを示すものであり、さらに今回のミッションはそれになすすべなくやられることだ、という内容だ。「このレコードは5秒後に消失する」という合図の後、睡眠ガスのようなものが部屋に充満。閉じ込められたイーサンは、扉の向こうで女性店員と、謎の男がいるのを見た。男は女性店員の頭を撃ちぬき、イーサンはそのまま気を失ったのだった。

シーンが変わって今度は何かの査問会のようなシーン。CIAのハンリー長官(アレック・ボールドウィン)がIMFの存在意義について主張している。IMFのような組織はもう用なしであると彼は主張しているのだ。ブラントも同席しているが、「長官の許可なしには何もいえない」とし、反論すらしない。そもそもこの段階でIMFには長官がいないようで、そのまま長官の意見が押し通され、イーサンたちが所属するIMFは解体されることとなってしまう。

イーサンはどこかの地下室のようなところで目を覚ます。手を縛り上げられている状況だ。その部屋に女性、イルサ・ファウスト( レベッカ・ファーガソン)が入ってきて靴を脱いだり腕をまくったりと意味深な動作をする。少し後に今度は屈強な男達が何人も入ってきた。男達は女性に対して「拷問を行うから出ていけ」と言う。男の顔にイーサンは見覚えがあった。ヤニク・ヴィンター(イェンス・フルテン)という男で、本来は死んだはずだという。
隙をついてイーサンはヴィンターにとび蹴りを食らわして気絶させる。すると女性も持っていたカギ(イーサンを縛っている拘束のカギ)をイーサンに投げ渡し、残っている男達を銃殺。イーサンを救い出すが、女性はそのまま残ると言い、イーサンは逃げ出す。この時点ではなぜ女性がイーサンを助けたのか、その真意は不明なままだ。
脱出したイーサンはブラントに連絡を入れてシンジケートが実在したことを話すが、ブラントはIMFが解体されたことを告げる。だが、イーサンに対して「これがIMFのラストミッションだ」と激励をした。イーサンは身を隠すことをブラントに告げる。

ここで6ヶ月が経過したというキャプションが経過する。
映されているのはキューバ。ここでイーサンは一人トレーニングをしているが、そこに入らんとする男達。しかし突入するとイーサンはいない。イーサンは別室で男達をモニターしていた。
6ヶ月前の事件以降、イーサンはCIAに追われる立場になっていたのだ。が、いくら追われてもそのたびにイーサンは彼らを撒いてきたのだった。
ブラントやベンジーもまたIMF解体後にCIAに所属することになっていた。ベンジーはCIA長官にイーサンとの繋がりを疑われて、毎週にわたってポリグラフ(嘘発見器)にかけられていたが、上手く誤魔化していた。

そんなベンジーにオーストリア、ウィーンでのオペラ劇場のチケットが届く。ウィーンに到着するとイーサンから連絡が入った。イーサンの頼みは、オペラ劇場である男を見つけてほしいというものだ。ロンドンの支部で見た記憶からイーサンは似顔絵を描いており、それをベンジーに渡して、オペラ内部にいる人間の中から見つけ出してほしいというのだ。
ベンジーがその作業を行っている一方、イーサンは舞台裏で怪しい男を見つける。そしてオペラの天井仕掛けの上で男との肉弾戦に。オペラの歌声が響く中での戦い。なんとか勝利するも、さらに別の位置には女性も発見する。また2人目の男もおり、そのどちらも、オペラにいるオーストリア首相に対して銃を向けている。イーサンはとっさの判断で首相の腕を掠めるように銃撃し、首相が狙撃されることを阻止する。オペラの各所をモニターしていたベンジーは2人目の男のところへ行って取っ組み合いになるが、そのうちに女性により男は射殺される。(ベンジーを狙ったつもりが男に当たってしまった?)
封鎖されパニックになる劇場。その最中でイーサンは女性のところへ。女性は6ヶ月前にロンドンで会ったあの女性、イルサである。ベンジーが運転する車の中で彼女と同行するも、走行中の車から飛び出してしまう。が、彼女は口紅をイーサンに渡していた。
イルサはシンジケートのボスのソロモン・レーン(ショーン・ハリス)の元へと戻る。そこで、イーサンはモロッコに現れるということを示唆する。
一方、イーサンとベンジーは再会を果たすが、イーサンはベンジーにアメリカに戻れと言う。が、ベンジーはイーサンは友人だから見捨てることなどしないとし、協力を申し出るのだった。
そして、イルサがイーサンに渡した口紅はUSBメモリにもなっており、その内容はモロッコにある金庫の地図を示したものだった。

シーンが切り替わり、場所はモロッコのカサブランカ。そこのある家へイーサンとベンジーが入ると、プールにイルサがいた。
ここで彼女は素性を明かす。彼女はイギリスの諜報員であり、レーンの信用を得るために2年間潜入捜査をしてきたのだという。そして、レーンをリーダーとする「シンジケート」の弱みが入ったものがモロッコの発電所に保管されており、それを手に入れることさえできればシンジケートの存在を明るみにできるという。しかし発電所には厳重なセキュリティが施されており、「ミッションインポッシブル」だともイルサは言う。が、それを聞いてもイーサンは不敵に笑うのだった。

発電所のセキュリティには内部の人間の挙動により認証するものがあり、変装などでは絶対に突破できないという。少しでも違和感があればシステムが反応して捕まってしまう。よって作戦は、ベンジーが内部へ侵入し、挙動などを検査するエリアに到達する前にイーサンとイルサがシステム自体を書き換えるというほかにない。
だが、システム内部にそしてそのセキュリティを変更できるシステムはなんと絶えず水が流れ込む水中エリアの中にある。ボンベなどを使うと内部の圧力の変動により察知されるため、息を止めて侵入するしかないのだ。水中に侵入、システムの書き換え、内部ハッチを開けて脱出。これを3分以内に行わなければならない。ベンジーは「楽勝だろ?」などと言うが、イーサンはやや引きつった笑いで返すのだった。

一方、CIA長官はイーサンとベンジーに繋がりがあると確認し、捕まえようと息巻いている。
イーサンもベンジーもどこにいるのかつかめていないブラントはルーサーに協力するのだった。唯一の手がかりは、キューバでのイーサンの根城にあったイルサとレーンの似顔絵。ルーサーはそのイルサの似顔絵から、モロッコのカサブランカ空港でイルサがいたことを確認。こうしてブラントとルーサーもイーサンたちと同じくモロッコへと向かうことになる。

ついに決行するイーサンたちの作戦。ベンジーは関係者を装って普通に車で内部に侵入し、イーサンとイルサは発電所の上空からパラシュート降下し侵入。警備システムを上手くごまかしつつガラスを割って入り、ついに水が流れ込むセキュリティシステムサーバーへと飛び込むのだった。
イルサはイーサンが飛び込んでいる間はハッキングにより水流を止めることが役目だったのだが、一度止めた後にすぐ復旧されてしまう。さらに、水中のイーサンは書き換えるために入れ替えるカードのようなものを落としてしまう。なんとか設定変更には成功し、ベンジーは無事セキュリティを通過したものの、内部ハッチからの脱出を行う前にイーサンは気を失い万事休す。が、そこでイルサも水中に飛び込んできてイーサンを救出した。

目を覚ましたイーサンの目の前にはイルサが。彼女はAEDによりイーサンを蘇生されてくれていたのだ。そこにシンジケートのデータが入ったメモリを持ったベンジーも合流し喜ぶが、イルサはAEDによる心臓マッサージの装置による電撃でベンジーを攻撃し、メモリを盗み出して去ってしまう。
イルサはシンジケートのほかの構成員と合流し、それぞれが黒いバイクで去ろうとするが、イルサはたくみなバイクさばきで構成員たちのバイクをなぎ倒し出し抜き一人でバイクで走り出してしまう。それを追うほかの構成員たち。そしてイーサンとベンジーも追う。そこにブラントとルーサーの乗った4WDも現れ、イーサンたちの車と軽く衝突。「やあ」とばかりに軽く挨拶するが、今は挨拶をしている場合ではない。イーサンたちはそのままイルサ&バイク集団を追い、遅れてブラントとルーサーも小回りの聞かない4WDに乗り愚痴を言いながらも追いかける。
バイクの男たちに囲まれ、イーサン&ベンジーはピンチに陥るも、イーサンのハンドルさばきによりバイクの男たちを倒す。が、豪快なジャンプの後に車がひっくり返ってしまったところに構成員の一人が近づき絶体絶命。しかしそこにブラントとルーサーの4WDが突っ込んできて男を轢き倒し間一髪イーサンとベンジーは助かる。イーサンはそのまま、男のバイクを奪い、イルサを追う。

周囲にはモロッコの荒野が広がる舗装道での逃走劇が始まる。先頭で逃げるイルサのほか、シンジケートの構成員の男たちが3人ほどまだ残っており、イルサを追いかける。その後ろからイーサンが追い上げる。ここは大迫力の高速ハングオンが一人称視点で演出される。
ついに男たちを倒してイルサに迫るも、イルサはなんとあえて道路の真ん中に仁王立ちするという策をとる。虚を突かれバイク操作を誤り豪快に転んでしまうイーサン。負傷し動けないイーサンを横目にイルサは再びバイクに乗り、立ち去ってしまったのだった。
遅れて追いついてきたブラント、ルーサー、ベンジー。イーサンは身体は無事ながらも呆然としているようだったが、ベンジーにメモリをコピーしたか?と聞き、ベンジーはイエスと答えた。

場所は変わってロンドン。イルサはついに目的のものをイギリスの諜報機関のアトリー長官(サイモン・マクバーニー)へと渡す。が、長官は「これを手に入れるまでもがレーンの思惑のうちだ」と言い、レーンの元へ戻り、さらにはイーサンの殺害を強要する。これで任務から解放されると思ったイルサは動揺するも、彼女はその通りにするしか道はない。
イルサはレーンの元へ戻るも、アトリーがメモリ内のデータを削除しており、イルサはいよいよもって危うい立場へと追い込まれた。
IMFの4人はメモリを解析したが、どうやらそれは「レッド・ボックス」であるという。セキュリティを解除するためにはイギリス首相の指紋、声紋などが必要であり、どうやってもセキュリティは解除できないのだ。

再度イルサと会うイーサンたち。イルサはイーサンにIMFがどういう選択を取るべきかなどといった提案をするが、その最中にシンジケートがベンジーを捕らえてしまう。そしてベンジーを助けてほしくば、メモリのセキュリティを解除した上で指定の日時、場所に来いという要求をしてきた。
イーサンはベンジーを助けるためにイギリス首相の拉致という大胆な計画を立てる。ブラントは最初は反対したものの、最終的にはイーサンに従った。
イギリス首相を狙うのはオークション会場。そこにはCIA長官ハンリーやMI6長官アトリーもいた。ブラントは現在、シンジケートが首相を狙っているということをハンリーに告げる。そしてそのまま首相を呼び出し、イギリス首相、CIA長官ハンリー、MI6長官アトリー、ブラントの4人のみの個室へ。

ここの会話である事実が明らかになる。シンジケートというのは、各国から優秀な人材(死んだはずのヤニク・ヴィンターのような公式にはいないはずの存在)をスカウトして組織にいれ、イギリスの障害となるものを潰すのが存在意義だ。首相はそんなアトリーの提言を却下したが、にもかかわらずアトリーはシンジケートを立ち上げ、そのリーダーであるレーンに反乱を起こされたため、イルサを使ってそれを鎮めようとしていたということだ。シンジケートという、いわばイギリスの「裏」の諜報機関は、「表」の諜報機関の長官のトップにより作られたものだったのだ。そしていまやその裏の組織はテロリスト化していたわけだ。

イギリス首相、ハンリー、アトリー、ブラントの4人がいる個室だが、話の中、アトリーがいきなり首相に対して発砲した。実はアトリーはイーサンが変装していたのだ。
そして銃弾には自白剤が入っており、セキュリティ解除のために首相に指示をする。こうしてついにセキュリティが解除された。その中身はシンジケートの資金源となりうる莫大な額が保管されている口座の情報だ。遅れて本物のアトリーが部屋に入ってきたが、彼もまた自白剤を撃たれて無力化され、この場を収めたのはCIA長官のハンリーであることにされた。

こうしてついにシンジケートが欲しがるものを持ち、シンジケートとの待ち合わせ場所に来たイーサン。
そこではベンジーとイルサがいた。ベンジーには3分の時限爆弾が貼り付けられており、ベンジーは耳に通信機を、目には見たものをそのまま送る装置をつけられていた。そんなベンジーを通してシンジケートのリーダーのレーンはイーサンと話をする。周囲にはヤニク・ヴィンターたちシンジケートの構成員にも囲まれ絶体絶命な状況。だが、爆発時間が迫る中イーサンはレーンに交渉を迫る。「自分の中に口座番号が全て入っている。殺せば永久に分からなくなる」と。その言葉を聞き、残り1秒未満のところで爆弾を解除するレーン。ベンジーは避難するが、イーサンとイルサは変わらず囲まれている状況。しかし機転をきかせ脱出する。
シンジケートを相手にしているうち、イルサとイーサンは別行動になる。イルサの前にはヤニク・ヴィンター、そしてイーサンは現場にやってきたレーンと1対1だ。イルサは屈強なヤニクとのナイフ対決に打ち勝ち勝利。そしてイーサンはレーンを誘い込んで防弾ガラスの箱の中に閉じ込める。そして序盤でイーサンがやられたように中を睡眠ガスで充満させ、そのガラス張りの箱を警察行きにしたのだった。
戦いは終わった。イーサンはイルサに「君は自由だ」と言う。そしてイルサは「私を見つけられるでしょう?」と言い残して去った。

そしてラストシーン。ハンリーが冒頭とはうってかわってIMFが必要であることを査問会で主張する。IMFは解体すべきだという冒頭のあれは必要だから行っただけとし、撤回するという。そして隣にいるブラントは意見を聞かれても「長官の許可がなければ発言できない」と、冒頭の査問と同じように発言するのだった。査問が終わった後、ブラントは「ようこそハンリー長官」と言い、終幕。

ここからは感想・レビュー。
ミッションインポッシブルといえば、何が見所かってインポッシブルなミッションに挑むところに決まっている。もっと言えば、厳重なセキュリティ施設にどうにかして入り込むというそれだ。
今回のそれは、ある発電所内にあるシンジケートの金庫データを盗み出すための侵入劇だ。イルサが「不可能なミッションよ」というような台詞を言うと、イーサンは待ってましたとばかりに笑って返す。「ああそういうの慣れてるから」とでも言わんばかりにだ。視聴者としても「はいきましたよー!」という感じで、思わずニヤリとしてしまった。

だが、今回のスパイ工作に関しては予想の範疇内だった印象がある。MI4はクレムリンへの侵入、ドバイのブルジュ・ハリファの侵入、ムンバイでのパーティ会場でのサーバー侵入と、なんと3つもの大規模なスパイ工作を行ったのに対して、今回はこのモロッコの発電所への侵入工作以外はバイクシーンや銃での撃ち合い、いわば普通のアクション映画でも行うものであって、スパイ工作というものではない。そして、4は任務失敗すなわち核戦争勃発という意味があったのに対して、今回は任務失敗=テロリストの勢力拡大というものであって、仮に危機度としては対等としても、少なくとも直接的な危機では4の方が上である。4と比べるとどうしてもグレードダウンしているのが否めない印象を受けた。4ではブラントやジェーン(ポーラ・パットン)といった、イーサン以外の活躍も多くて飽きないし、壁に張り付く手袋や、映像を映し出すスクリーンのようなびっくりどっきり装置も登場したのも大きい。ああいうハイテク機器、今回も何か登場してほしかったなあ。

もちろん、及第点以上の面白さはあったのだけどもね。特にイルサを追ってのバイクでの追走劇へと移行する直前、イーサンとベンジーの車とブラントとルーサーの車がぶつかって「やあ」と挨拶するところで笑わせてくれたり、その後イーサンのピンチに敵を轢きながらブラントたちが登場してまた笑わせてくれたりした上で、格好良いバイクシーンへと移行する。このあたりはもう画面に夢中だった。モロッコでのシーン以上の面白さ、MI5で一番盛り上がるシーンだと思う。

今回のキーパーソンはもちろん、イギリス諜報員でシンジケートに潜入している女性スパイのイルサ。
途中まではイルサがもしかしたら完全に敵側なのかも?とも疑いながら見ていたが、そうではなかったので安心した。最近見たコラテラルダメージとかが実はヒロインのこの人が黒幕でしたーという作品なのもあって、そうはならないでほしいなあ、と見ていたが、最後までイギリスの国益のために動く諜報員であるという立場は一貫していて一安心。最後に、各登場人物に簡単な評。

項目別評価

シリーズものは前作を超えていてほしい、とどうしても願ってしまうもの。MI4より上かと言うと決して超えられてはいないという印象。映画館で見たという補正つきでさせ、前作ほどのハラハラドキドキ感を感じることはできず、またストーリーも割とありふれているものだったように思える。
とはいえ、並以上の面白さは確実にある。映画館で見ていて最も手に汗握ったのはモロッコでのバイクチェイス。この最中で笑わせてくれるシーンもあるし、スピード感、臨場感たっぷりで思わず身体が硬直したところだ。

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