ダンガンロンパ霧切4巻 -凡人の感想・ネタバレ-

凡人の感想・ネタバレ>ダンガンロンパ霧切4巻

執筆日:2015年12月28日

関連作品の感想

ストーリー・ネタバレ

前巻ラストは霧切響子の家の庭で埋められた霧切の祖父を五月雨結が発見し、襲い掛かってきた使用人の手から霧切の父親、霧切仁が救い出し、その後五月雨が響子のところへ戻ってきたところで終わっているが、4巻の冒頭は少し時間が遡り、霧切仁が五月雨を、五月雨の寮まで送り届けるまでの車内での会話シーンからとなっている。

五月雨は前巻で「なぜ霧切の祖父は日本にいたり海外にいたりするのか?」と疑問を持っていたが、これは自己解決していた。霧切仁に対して説明する。つまり、霧切響子が話す祖父は2人いたということだ。実は小説内での表記も、父方の祖父のことを話す際は「お祖父さま」で、母方の祖父のことを話す際は「おじいさま」で区別されていた。父方の祖父が霧切不比等であり、死んでいたのは母方の祖父の「卯槌棟八郎」という人物であり、不比等と違い探偵ではなく、しかし合気道などの心得があり、響子にそれを伝授した人物でもあった。だが、変装した新仙帝により数か月前に殺され、新仙が本物の卯槌と入れ替わってしまっていたのだ。
五月雨は霧切仁との会話で、ある事実を知る。新仙はかつては五月雨のように殺人などは決して許さない清廉な人間であり、また霧切不比等と新仙はパートナーであったということだ。そして、二人とも探偵図書館の設立者であったそうだが、なぜ袂を分かったのかというと、「霧切響子が生まれたから」だという。
響子が生まれるまで、不比等は新仙を霧切家の跡取りとする気だった。霧切仁には探偵の才能がなく家を出ていったため、外部の人間とはいえ非常に優秀である新仙に跡を継がせる気だったのだ。
だが、響子が生まれたことにより、不比等の考えは変わった。霧切の血を引く響子を跡取りとすることにしたからだ。そして新仙はそれを恨み、卯槌を殺すというような所業まで行うようになっているということだ。五月雨からすれば馬鹿げていると思えることだった。
その後、寮まで送り届けられた五月雨。仁も新仙が化けているのではないかと疑うが、仁はある写真を取り出す。それは幼い響子が仁に抱え上げられ、屈託なく笑っている写真。おそらく初代ダンガンロンパの学園長室で霧切と苗木が発見したものだ。それを見て五月雨は疑うことをやめ、仁と別れた。

寮にいる霧切響子のところへ戻ってきた五月雨だが、霧切の母方の祖父の死を知ったことや、父と会ったことは黙っていた。
そして残り6つの事件をどうするかという話になった時、霧切がある場所へ行こうと提案し、五月雨は言われるままにする。
霧切が待ち合わせしたのは、3巻で解決した「武田幽霊屋敷殺人事件」で現場にいた探偵3人だった。その三人とは、探偵ナンバー666の男性探偵「八鬼弾」、探偵ナンバー752のハーフの男性探偵「サルバドール」・宿木・梟」、探偵ナンバー527、着物を着た女性探偵「水井山幸」だ。
彼ら三人は武田幽霊屋敷の事件に招集されていたため、新仙や龍造寺らが属する、「犯罪被害者救済委員会」とつながっていることはないということで、霧切が残りの事件の解決のために助力を求めていたのだ。幽霊屋敷での事件であわや犯人になってしまうところだった水井山だけは組織のことや黒の挑戦のことなどを半信半疑で非協力だったが、宿木が幽霊屋敷の犯人と面会してそれらの裏付けを取っていたことを明かすと、水井山も協力してくれることとなったのだった。
なお、今回五月雨に龍造寺からの挑戦として与えられた12の事件の資金は全て龍造寺が肩代わりすることになっていたということを、宿木は面会で知ったという。つまり12の事件の犯人は例え「黒の挑戦」に敗北したとしても死をもってペナルティを支払うことはないことになる。だが、当事者たる犯人たちはそれを知らない。幽霊屋敷の犯人がこれを知ったのは逮捕後であり、委員会の使いがそう告げたらしい。

こうして、八鬼、宿木、水井山、そして別行動している000探偵の御鏡霊(リコ)を含めて、4人の探偵が霧切、五月雨の協力者となってくれたことになる。龍造寺から五月雨に与えられた残り事件は12のうち6つ。リコがうち1つを担当しているので、残り5人で1つずつ事件を担当することになった。以下のような割り当てだ。()はその事件に犯罪被害者救済委員会が犯人に殺人のために用意する資金。高いほどに困難な事件ということになる。

制限時間は残り140時間ほどだ。割り当てはこのようになり、それぞれが単独で指定された現場に行くことになった。だが、霧切はあくまで「情報収集」にとどめること、とした。今回の事件の探偵役はあくまで五月雨。五月雨は黒の挑戦のルールにより犯人に殺されることはないが、それ以外の人物はそうではない。そのため、あまり深入りしないで慎重に行動するということを霧切は強調した。そして毎日正午に五月雨に連絡を取ること、という決まりも作った。とはいえ同時に連絡を入れたら話し中になってしまうため、正午に八鬼、その15分後に宿木、その15分後に水井山、その15分後に霧切が連絡を入れる、ということにした。また、霧切は調査の際、犯人候補の人物の誕生日は必ず調べてほしいと言った。
こうして解散となり、いよいよそれぞれが現場へ向かったのだった。五月雨は初めて自分ひとりで事件と向き合うことに不安を抱き、また霧切を守ると決めたにも関わらず別れてしまうことにも不安を感じていたが、それでもこういう流れになった以上は単独行動を取るしかなかった。また別れの際、霧切は「リブラ女子学園の犯人は天秤座よ」というメッセージを残した。

霧切と別れた後、五月雨はいきなり事件現場にいた。
どうやら現場への移動中なんらかの手によって意識を奪われて連れてこられたようだった。そしてすでに事件は起きていた。丸い形の部屋には死体があり、すぐそばには犯人らしき黒マントの人物が。男が逃げるので追いかけると、死体があった部屋と同じような丸い部屋に棺桶が二つ。開けてみるとどちらにも女子高生が拘束されて入っていた。どちらも聖アンヌ学園女子高等学校という女子高の生徒で、一人はロングヘアの「灘月夜」もう一人は赤毛ボブヘアの「遠秋津菜砂」という女子で、二人はクラスメイトだった。また、死体は「竹崎花」という人物で、これもまた灘と遠秋津のクラスメイトだという。
犯人はこの部屋に入ったはずだが二人とも困惑しているばかりで、犯人が演技をしているようには見えない。五月雨にはまだ解決は遠い。また、気を失っている間に携帯はじめ手荷物を失ってしまっていた。しかし遠くにいる霧切のことを思い、自分を奮い立たせようとしたところで場面転換。

一方「双生児能力開発研究所」。霧切が担当する場所だ。
ちなみに、今までは五月雨が物語の語り手だったが、五月雨がこの場にいないこの場面、そしてこの後の宿木の場面でも、小説の語り手は誰でもない、神の視点の第三者の語り手となっている。
ここでは男性の「堤塔矢」、女子大学院生の才女「星居垂日」、双子の一人で実験室Rにいる「九連蘇芳」、双子の傍らで実験室Lにいる「九連紫紺」、職員の1人の中年男「八須賀鎌人」、もう一人の中年男「永手薫」が登場人物。指紋認証が必要な鍵で閉ざされた実験室にいる二人の双子がナイフで殺されたという事件だった。事件の捜査を続けていくと、堤と霧切は電波ジャミングされていない地点まで移動して警察に連絡を入れることにした。
車内で二人きりになった堤と霧切。この時点ですでに霧切は事件の謎は解けたと堤に言い、そして堤は「霧切を殺しておかなければ」と決意しかけたところでまた場面は変わる。

今度の主人公は「枯尾花学園」の事件を担当する宿木だ。
彼は、実は2巻で霧切と五月雨がかかわった「ノーマンズ・ホテル」の事件で死亡した「魚住絶姫」の相棒だった。魚住は詐欺事件を担当する探偵だったが、事件であえなく銃殺されてしまった20歳の女性だ。宿木は一見クールで気取った男だが、その内面は正義感に燃え、相棒の弔いとして、犯罪被害者救済委員会への復讐としてこの事件の解決をする、というような決意をする熱い男でもあった。霧切には深入りはするなと言われていたが、事件を前にして放っておくことなどできないとも考えていた。
道中で土砂崩れに遭遇した宿木だったが、持ち前の身体能力を活かしてそれを乗り越えて現場に到着した。すると、学園の体育館の中央で、「8の字の上の○を半分切ったような」配置になっているろうそくで囲まれた死体があった。そしてそこで奥羽大統一大学という大学の、ミステリ研究会の大学生4人と出会う。部長でコロンボかぶれの3年生「安保五郎」、特徴のない恰好の2年生「打田透」、チャイナ服を着た中国系アメリカ人の2年生、女性の「ワン・エリー」、柄が悪く、パンクファッションをした「簪一耕助」の4人だった。殺人担当ではないものの、探偵としてのランクは「2」である宿木は事件捜査を続けてついに真相にたどり着く。
事件の謎は解決したが、そんな時、夜中であるのに現場にヘリが到着する。出てきたのはトリプルクラスゼロの探偵のリコだ。困っているだろうと考えて文字通り飛んできたのだという。そして宿木たち5人はヘリに乗るように促された。
その中でリコは「犯人は打田透だ」といとも簡単に当ててしまった。その理由を聞くと「打田透は牡牛座だから」と答えた。それを聞いた宿木は事件現場を思い出して合点がいった様子。そして、宿木がリコに対してある地点へ向かってほしい、と頼んだところでまた場面は変わる。

再び霧切と堤が乗る車内。すでに堤が犯人ということは霧切は見抜いている。研究所で殺された双子は双子であることを利用した凶悪犯罪者であり、堤は7年前、彼らに妻を殺されていたのだ。
堤はここで霧切を殺してしまうことを決意したのだが、堤は運転席におり、霧切は後部座席にいる状態。スピードを出した状態で霧切が堤へ何かすれば事故が起きて大惨事になって霧切もただではすまないが、だからといってスピードを落とせば霧切の抵抗により堤は無力化されてしまうかもしれない、そんな状況なので堤としてはスピードを出して運転し続けるしかない状態だと堤は気づいた。それを知っているため霧切も憎らしいほどに落ち着いているが、それが堤の神経を逆なでしていた。
そんな中で堤は霧切に事件のトリックが解けたのかと霧切に問いかける。さきほど事件の謎は簡単だったと霧切は発言したが、それが半信半疑だったので説明を求めたのだ。だが確かに霧切は見破っていた。簡単に言えば、研究所のカギは「かけたように見せかけていた」だけであり、実は認証が必要な鍵などかかっていなかった。誰でも鍵を開けることはできたが、鍵をつけてさらに鎖も巻くなどしたことにより心理的にそれを隠蔽していただけ、という分かってしまえばシンプルな仕掛けだった。また、双生児能力開発研究所のコストだけ5億超ととびぬけて高く、トリックも「究極の密室」などと大仰なものにしたのは、はったりを効かせてこの事件の担当自体を探偵が辞退することを見込んでのものだった。堤は五月雨が7日で12の事件を担当するということは知っていたため、金額の高いこの事件は見送るだろうと見込んでいたということだ。しかしそれは見込み違いになってしまい、さらに霧切にトリックも完全に見破られてしまったのだった。
霧切は車のヘッドレストを抜いてそれをメッセージボードにして高速道路上に放り投げるなどして堤に抵抗し、「投降しろ、今ならまだ人生をやり直せる」と迫るも、霧切の態度が気に入らない堤は捨て身の行動に出た。運転席にはエアバッグがあり、後部座席にはないということから、捨て身で崖から車ごと飛んだのだ。

これが功を奏し、堤はなんとか無事だが、霧切は気絶してしまっていた。
そして二人を発見した一般人を殺して川へ流した堤は無抵抗となっている霧切も殺そうとするところで4巻は終了する。

感想・評価

さて感想。3巻で最も気になる点といえばやはりまず、「絶対絶望少女に出ている霧切不比等が死んでいるわけはないので、五月雨が見たのは誰の死体だったのか?」ということだったわけだが。不比等は父方、殺された祖父は母方の祖父で卯槌という人物、ということでしたね。一応予想はできていたけど。ちょっとだけ「筆者が設定忘れてるんじゃ…?」なんて疑ってました。ごめんなさい北山先生。ミステリ小説家がそんなことやらかすわけないですよね。1巻から通して「お祖父さま」と「おじいさま」は使い分けられているようなので最初からあった伏線だ。

そしてどうやら12の事件の犯人は12星座に結び付けられているようで。それに気づいたからこそ霧切は関連する人物の誕生日を調べるよう強調したわけだ。
リブラ女子学園の犯人は天秤座、という話で、自分も「ああリブラ=天秤座か」と分かった。
そして枯尾花学園の犯人はリコが言うように牡牛座。上のネタバレで「8の字の上の○を半分切ったような」ろうそくの配置に死体が囲まれた、と書いたが、これはおうし座の星座記号を表していたということだろう。おうし座 記号で検索してみればすぐわかる。そして双子が登場した「双生児能力開発研究所」の犯人の堤は、記述はないが双子座ということか。
ということは他の事件も、黒の手紙に書かれている情報だけでも推測できるんじゃないかとみてみたが。「中世西欧拷問器具博物館」で使われる予定の凶器が「アイアン・メイデン」だし、この事件の犯人は乙女座、だろうか?
そういえば前巻でぞんざいにスピード解決された5つの事件の犯人の誕生日などもあったので下に情報並べてみる。おそらくそうだが確証がないものは「?」つきで。水族館だから魚、大バサミだから蟹など、納得させられるものがある。3巻で詳細に描写された武田幽霊屋敷の件は、刀を射出する殺人トリックだったので射手座、だろうか?エキドナ号のは凶器が牙、ということで獅子?豪華客船上で行われたサーカスイベントのライオンを使う気だったのかな、なんて想像もできるがどうだろう。エキドナというのはギリシャ神話の怪物だが、これの息子がケルベロスとかオルトロスとかの牙を持つ獣だったりもする。
消去法で、BAR「グッドバイ」のものは蠍座ということになりそう。カリブドトキシンというのは調べたら毒のようなので、ナイフに毒とくれば、まあ蠍で間違いないだろう。ただ一応、確定ではないので参考程度に。
枯尾花学園の件のように、現場に行かなければわからないものもあるのか。そういえばリコはすでに枯尾花学園の現場も見てたってことだろうか?ていうか確か前巻でしばらく戻ってこれない豪華客船にいたはずだが…。もうなんでもありだな。当然エキドナ号の事件も解決していると見ていいだろう。
ともあれ、龍造寺が7日で12件などという滅茶苦茶な挑戦を五月雨に与えたのも、実はこれに気づけばそれほど難しいものではないから、ということの裏返しだったということになるのか。本来、集めた容疑者の誕生日情報から犯人を割り出してそれぞれ解決、といくはずだったのかもしれないが、霧切は生命の危機、五月雨は携帯を失くしている状態と、前途多難。さてどういう展開になるのか。

黒の挑戦の場所 凶器 トリック その他 担当する探偵 状態 犯人誕生日 犯人星座
BAR「グッドバイ」 ナイフ、カリブドトキシン、ロープ 密室 - 八鬼弾 未解決 蠍?
中世西欧拷問器具博物館 アイアン・メイデン 密室 - 水井山幸 未解決 乙女?
武田幽霊屋敷 どうたぬき 密室 ゴムバンド 霧切・五月雨 解決 射手?
黄泉水族館 氷塊 密室 - 御鏡霊(リコ) 解決 2/10 水瓶
黄泉水族館 硫酸 密室 ガスバーナー 御鏡霊(リコ) 解決 2/25
枯尾花学園 ろうそく 密室 - サルバドール・宿木・梟 解決 5/5 牡牛
音張島 ギター 密室 スピーカー 御鏡霊(リコ) 解決 12/29 山羊
豪華客船「エキドナ号」 密室 - 御鏡霊(リコ) 解決? 獅子?
リブラ女子学院 鉄パイプ 密室 - 五月雨結 進行中 天秤?
沢目鬼自然会会館 丸太 密室 羊皮紙、宝石 御鏡霊(リコ) 解決 4/13 牡羊
大望洋館 大バサミ 密室 - 御鏡霊(リコ) 解決 7/1
双生児能力開発研究所 ナイフ 究極の密室 鎖、南京錠 霧切響子 進行中(トリックは解決) 双子?

4巻の見どころはイケメンハーフ探偵、宿木の活躍だと思う。
4巻表紙にも大きくビジュアルが描かれていて、いかにもキザったらしい容貌で誰にも敬語の慇懃無礼な印象のいけすかないような男だが、その実内面は驚くほどまともである。2巻で殺されたボクっ娘探偵の魚住の弔いだと、熱い決意で事件に挑む。なかなかいいキャラで応援したくなるので死んだりしないでほしい。そのフルネームはどうかと思うが。
霧切以外がトリックを解決するというのは今までなかったので新鮮で面白い。5巻では他の2人の協力者、八鬼と水井山の活躍もきっと描かれるだろうから期待したい。

その分、今回主役二人はやや影薄めか、特に結お姉さまは活躍の場がほとんど皆無である。
霧切さんに関しては中年のおっさんに「指紋見せろよグヘヘ(意訳)」と迫られるシーンがあったり、ラストシーンも気を失ったロリ切さんに魔の手が!というような事案要素たっぷりなシーンなので、確かに結お姉さまが危惧した通り、単独行動がゆえの危機に陥ってしまった。霧切さんは堤が指摘するように生意気で落ち着き払いすぎているのが結果、悪手となった感じだ。堤を小心者と侮っていた節があるので、まさか崖から車ごとダイブするとは思っていなかったのだろう。ダンガンロンパゼロでも斑井相手に負けん気を出してますます挑発するような形になっていた気がするが、こういうところがちょっと霧切さんの危ういところなのだろう。まあいくら危うくても死ぬことはないと分かっているのでそれほど心配にはならないけども。

それにしてもこのダンガンロンパ霧切、未だ話は半ばといったところの印象で、1巻を読んだ時点では「5巻くらいで終わるのかな?」なんて思ってたのだけどまだ続きそうですな。少なくとも5巻で終わることはなさそう。やっぱりあくまで推理小説なんで、トリック解決の説明と解決に重点を置くから結構話自体の進行はゆったりしていて、そして今回のようにいいところでお預けくらうとやきもきする。
ただ推理部分も、種明かしされるまではまったくさっぱり分からないトリックばかりで、面白い。今のところ最も長編だったのは2巻のノーマンズ・ホテルだけども、今回の2件の事件に関しても面白いトリックで、引き込まれるものがある。今後も楽しみ。3巻から4巻は1年以上経過しちゃってるし、4巻は比較的ページ数が少ないので、5巻は早めに出ると楽観視して待つことにする。

凡人の感想・ネタバレ>ダンガンロンパ霧切4巻