絵は左右反転させながら描く

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執筆日2016年10月02日

左右反転させて描かなかった場合

絵描きにとってはおそらく常識でしょうが、特に人物を描く場合、左右反転させながら描く必要があります。
ここでは、反転せずに描いた場合のおかしさと、それを改めて反転しながら描き修正したものの比較を掲載します。

モデルはニンジャスレイヤーよりヤモトコキさんです。若々しさと儚さが両立された素晴らしいキャラ造形だと思います。あと、服装がシンプルなので絵描き初心者に優しいのがポイント高いです。
まずこれは、下書きから清書したものですが、酷いですね。色々と酷いです。これを見て素晴らしいキャラと思う人は多分あんまりいません。反転がどうこう以前に単純に酷いです。クオリティが低すぎます。頭部が反転をしなかったせいでおかしいのももちろんですが、日本刀であるはずなのに偃月刀みたいになっています。
まあそれはともかくとして、今見ると明らかにおかしいこれが、「描いた時にはおかしく見えていなかった」ということです。反転させて初めて気づいたのです。

反転させてみました。正直自分としては、すでに修正版を描いたので反転させてもさせなくても、どちらでもおかしく見えるのですが、描いた当時では「反転させてみて初めて、頭部がおかしいことに気付いた」のです。
顔のパーツの配置がおかしいことは薄々気付いていましたが、この後頭部部分の不自然さには気づいていませんでした。反転させてみて愕然としたわけです。
そういうわけで、ここから反転させたり戻したりしながら大幅に修正したのが以下です。

左右反転させながら修正した場合

ヤモトコキさんは美少女設定です。なんとか美少女に見える程度にはなったと思います。ていうか手前味噌ですが相当よくなったと思います。全体的にブラッシュアップしましたが、後頭部に注目すると大幅に削られ、バランスが取れたことがよくわかると思います。あと刀も資料を見て描き直しています。趣旨からずれますが最大の改善点です。たまたま家に模擬刀があったので、それを抜いて観察したりしました。鍔部分の光の反射とかを四苦八苦してみたものの、結局ろくなものにならず諦めたのは内緒です。趣旨から外れるのでそこは勘弁です。

反転させてみた場合。ここに至るまで何度も左右反転を繰り返して修正してきているので、とりあえず、それほどおかしくはないと思います。顔のパーツも、頭の形も、一見して「んんん?」となるようなことはありません。

というわけで、左右反転させながら描くことの重大さがいくらかわかってもらえたと思います。恐ろしいのは、描いている時は自分では気づかないということです。
正面を向いた顔の場合、なおさらのこと歪みやすくなっています。正面顔だとさらに気づきにくいということです。ここで紹介しているのは「清書してから、改めて左右反転させて線画も削って修正」という方法になってしまっていますが、当然、本来ならばラフ、下書きの時点で反転させながら描きます。

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