アンドレア・ハリソン -ウォーキング・デッド登場人物解説-

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人物解説

アンドレア・ハリソン

来歴

元弁護士でフロリダ出身の女性。
心優しく、落ち込んでいる仲間を励まそうとするシーンが多い一方、自立心が強く干渉を嫌う面も。
登場間もない頃は銃を満足に扱えないが、シーズン2でシェーンと関わるようになって以降は最前線でウォーカーを倒していくほどのたくましさを身に着けていく。
シーズン1ラストではメインキャラの中で唯一リックたちとはぐれてしまい、総督がリーダーのウッドベリーに流れ着く。リックたち刑務所グループと総督率いるウッドベリーの衝突を避けようとするが、それも叶わず死を遂げる。

人物評

本作は世界が世界なので強い女性が多いが、その一人。最序盤ではウォーカーに襲われると反撃もままならなかったが、シェーンから銃の扱いを教えられ、シーズン2の6話では明確に戦士になった印象。自分の価値観への干渉を嫌うが、落ち込んでいる人物に声をかけるシーンもいくつかあり、優しさも持っている。しかしシェーン、総督と裏のある男の本性を見抜けずに肉体関係を持ってしまうのは視聴者目線で見ると少々残念。

関連人物

名前 解説
エイミー 実の妹。姉妹仲は非常に良い。
デール アンドレアを気に掛け、シーズン1で間接的にアンドレアの命を救うがアンドレアとしては干渉を嫌うため鬱陶しがるシーンが多い。
ミショーン シーズン2ラストで仲間とはぐれてしまってから共に過ごした。

シーズン1での動向

2話

グレンたちの仲間としてアトランタ市内に物資調達に来ていた。シェーンたち一団の別動隊。市内で騒いでウォーカーたちを刺激したリックに怒り銃を突きつける。
手錠をかけられたメルルに外すように言われるが断る。
リックと共に建物のドアを見張る。リックに銃をつきつけたことを謝罪する。
リックが調達してきたトラックに乗りアトランタを脱出する。

3話

拠点に戻ってきて妹のエイミーと抱き合って再会を喜ぶ。
メルルのことを気に病むTドッグにメルルは手に負えなかった、仕方なかったと言う。
女性たちだけの会話でバイブレーターが欲しいなどと言う。
そこにやってきたエドの態度が気に入らないため突っかかる。

4話

エイミーと釣りをしながら会話する。父親の事を思い妹と共に涙する。
エイミーの誕生日のためにプレゼントを準備する。
夜、エイミーがウォーカーに噛まれるのを目撃し、絶命するのまで見届けて号泣する。

5話

夜が明けてもエイミーの遺体を見つめ続ける。
リックが近づくと銃を突きつけ「安全装置を外したわ」と本気であることを伝え、妹の遺体に近づかせないことを強調する。
デールからガンで死んだ妻の話を聞かせられる。
ウォーカーとして動き出したエイミーに「愛している」と告げ、銃で撃ち眠らせる。その後埋葬までも自分だけの力で行う。
リックらと共にCDCを目指して移動する。

6話

CDC内部で食事をしてシャワーも浴びるが、ジェンナーの様子からもう世界はどうしようもないと察して絶望したことをデールに伝える。
ウォーカーの脳について解説するジェンナーに原因を聞く。
CDCが爆破されると知っても落ち着き払って達観の言葉を口にする。
ジャッキーが爆発するCDCに残ると言うと自分も残ると言い出すがデールに説得されて折れ、共に脱出する。

シーズン2での動向

1話

フォートベニング基地までの移動中にシェーンと話し、銃は父親からもらったものであることを話す。
車の墓場のような場所では一人だけ車内にいたためウォーカーの接近に気付かなかったが遅れて隠れる。車内にウォーカーが入ってきのでやり過ごそうとするが物音を立ててしまい発見される。車の上にいたデールからドライバーを受け取りウォーカーを倒す。
デールが自分の銃を預かったので返してほしいと頼む。
翌日にはデールに強く迫り、「自分が救われたのではなくあなたを救った、何様のつもり」と怒りを露わにする。教会前でローリとシェーンの会話を聞き、2人の確執を知る。自分もシェーンに便乗してグループから離脱したいと言う。ずっと機嫌が悪いアンドレアに対して当てつけでローリが銃を渡してくるので受け取るが、彼女の夫への想いを聞いてすぐに銃を返す。

2話

キャロルにねぎらいの言葉をかける。ダリルたちと共に森で移動していたところはぐれてしまい、ウォーカーに襲われるが馬に乗ったマギーに救われる。

3話

ハーシェルの農場へは行かずダリル、デール、キャロルと共に車に残る。夜中にソフィア捜索に出るダリルに付き合う。首つり自殺した後にウォーカーになり下半身がなくなった人間を見て嘔吐する。ダリルに「生きたくなったか」と問われ「生き続けるしかないのか生きるべきかわからない」と答える。ソフィアは見つからずバスに戻る。この際、デールから謝罪を受け、銃を返される。

4話

農場に来てリック達と合流する。農場内で銃を持たせないというルールを聞いて渋々シェーンに渡す。シェーンから銃の組み立てを教わる。
シェーンから敵が来たら怒りや同情を忘れただ撃つ、という銃撃に関しての心構えを聞く。

5話

キャンピングカーの上で見張りを行う。重傷を負ってフラフラになったダリルを見てウォーカーと勘違いする。近づいたリックたちはウォーカーでないと分かったが、遠くから見ていたアンドレアは気付かずダリルを撃ってしまい、弾丸が額をかすめる。ダリルを撃ってしまったことで落ち込む。

6話

ダリルの見舞いをして本を渡す。ダリルは怒っておらず、みんなのためにやったことだと言ってくれる。
カールらと共に銃の訓練に参加する。シェーンにグループを抜けるはずが気が変わった?と言う。それがきっかけで不機嫌になったらしいシェーンがアンドレアに怒りをぶつけるように過剰にしゃべくりながら銃の訓練を行うようになり、エイミーの名も持ち出したため愛想をつかしたアンドレアは無言でその場を去る。追いかけてきて謝罪し、ソフィアの手がかりを見つけたというので渋々承諾する。
シェーンと共に住宅地へやってくる。ソフィアは見つからずウォーカーに囲まれる。弾切れを起こしてパニックになりかけるが、持ち直して正確な射撃を見せる。
その後車に乗り、シェーンの股間を触り、シェーンと肉体関係を持つ。

7話

ウォーカーが納屋にいる件を知りリックと共にソフィアの捜索に出ようとする。シェーンと親しくなっていく件をデールに警告されるが、彼は強い人だと言ってシェーンに好意的な姿勢を見せる。
シェーンが開けた納屋から出てきたウォーカーを撃つ。

8話

ソフィアの遺体に毛布をかけてやる。キャロルのためにソフィアの葬式を行うことを提案する。

9話

ベスの看病をするマギーと話し、ハーシェルは戻ってくると励ます。
シェーンと共に出かけようとするがデールに心配される。「シェーンはリックよりも仲間を守ってくれる」と擁護する。
シェーンに対して「正しいが反感を買うやり方をするから問題だ」とアドバイスする。

10話

農場で見張りをしていたが血相を変えたローリからマギーとハーシェルに戻るように伝えてと頼まれる。ベスがナイフで自殺しようとしたことでマギーとベスのことを心配する。ベスからナイフを取り上げるのはむしろ間違いだとローリに話す。ローリは規則を強制しすぎると口喧嘩になる。ローリには夫も子供も赤ん坊も、そして愛人もいると嫌味を言う。
マギーと入れ替わりでベスを監視するが、ベスに自由を与える。するとベスは手首を切ろうとしたためマギーが激怒して家には入らないようにと言われる。

11話

リックがランダルを殺す決断をしたためランダルを守ろうとデールに提案するが、自分はランダルを殺すことに賛成していることを話すが、ランダルの見張りは行う。シェーンがやってきて今のルールを変えたいという話をされる。
会合の場で一人でも激しくランダルの処刑に反対するデールを見て最終的に彼の味方をするが、デールとアンドレア以外は処刑に賛成するのを変えなかった。
外に出たデールがウォーカーに襲われたのを見て泣く。

12話

デールの死後に周囲のウォーカー退治に参加する。
リックから自分がいない間にシェーンを見張り、農場の秩序を守るように頼まれる。
キャンピングカーの修理をするグレンを手伝う。デールを失望させたというグレンを慰める。

13話

車からウォーカーを撃って倒す。
車から降りたところで一人孤立してしまう。他のメンバーはハイウェイで合流したが、アンドレアだけははぐれてしまう。
森で一人でウォーカーから追われ続ける。弾がなくなり疲労困憊になって食われかけるが、そこをミショーンに救われる。

シーズン3での動向

1話

ミショーンに救われたあとに共に行動。酷く衰弱しており、ミショーンから水などをもらうが、過度に世話になることを拒み「持ち場に戻って」と促す。

3話

ヘリの落下をミショーンと共に目撃。まだ衰弱が激しく、嘔吐する。墜落地点に謎のグループが来たのを見て助けを乞うようにミショーンに言う。かつて共に行動したメルルと再会する。ミショーンと共にメルルが属する一団にヘリで連れていかれて処置を受ける。メルルにアトランタではリックもダリルも救出に戻ったこと、仲間が何人も死んだこと、7ヶ月以上前に仲間とはぐれたことを教える。メルルに感謝を伝える。噛まれなくても死ねば転化することをここで聞く。
今いるのがウッドベリーという町であることを知る。73人もの住民がいる統治された町があることに驚きを覚える。
ミショーン、総督、ミルトンと4人で食卓を囲んで会話をする。この町は安全かと総督に質問する。自信を持って答える総督に好感を持つ。
総督を信用しないミショーンに「7ヶ月も一緒にいたのにあなたがわからない」と言う。

4話

あくまでウッドベリーを出ていこうとするミショーンに対して「総督が何か変だと思ってるんでしょ」と言う。
メルルにかつての農場の位置を教える。それはダリルが気になるはずだからと言う。
総督と酒を飲み交わす。町を出るかと思いきや、ミショーンに相談して結局は留まることにする。

5話

町で行われるパーティに参加してミルトンと歓談する。
ミショーンの件で呼び出されて野蛮な行為をやめるようにとミショーンを説得する。仕方なく出ようとするが、町の出口で再びミショーンと口論になる。アンドレアは町に残り、ミショーンは出ていく。
パーティでウォーカーに囲まれて行う決闘の娯楽が行われるのを見て青ざめる。総督からはストレス解消の娯楽だと説明されるが、こんなのは異常だという意見を変えない。

6話

パーティの翌日に総督と話し、決闘に対して残忍だと改めて批判する。
警備の任務を申し出て、弓の使いてのヘイリーと話す。ウォーカーを倒すのにヘイリーが手こずったので接近して頭を貫いて殺すが、遊びじゃないと非難される。
壁を越えてルールを犯したので警備から外されるが、アンドレアが気になっているという総督と酒を飲み親交を深め、肉体関係を結ぶ。

7話

コールマンの元に案内される。コールマンは転化しても記憶があるかの研究の被験者だとミルトンから聞かされるが、ウォーカーになったら元の人格は消滅するのだとミルトンに教える。コールマンが息を引き取ったので拘束する。ウォーカーになったコールマンに語り掛けるミルトンが襲われそうになったのでコールマンの頭を刺して間一髪でミルトンを救う。総督の元を訪れて彼に甘える。

8話

すっかり総督の恋人として定着する。
リックたちの襲撃の騒ぎが起きると総督から家を見回る役割を頼まれる。
リックたちが町から脱出する時、リックたちと知らず銃撃する。
ミショーンと総督が組み合っているところに現れてミショーンに無情に銃口を突きつける。ミショーンは去る。総督が水槽に殺した人間の首を保存しているのをここで知る。総督に水槽のことを聞く。
総督が演説をしてメルルとダリルの2人の処刑をしようとするのを見る。

9話

総督が兄弟での決闘をさせるのをやめさせようとする。リックたちの襲撃の中で死んだヘイリーを見る。
恐怖に駆られた町の住民がパニックを起こしたのをなだめようとする。町にウォーカーが入り込んできたので戦う。
町の人間を顧みず非情さを見せる総督と対話する。グレンとマギーがいたことをようやく知る。
混乱する住民たちを励まし説得する。

10話

総督に会ってスピーチは良かったと褒められる。余裕がなくなった総督にリーダーの代役を務めてほしいと頼まれる。
ミルトンに総督の場所を聞くがわからないと言われる。

11話

総督に報復はやめるようにと提言するが聞く耳を持たれない。リックたちと話し合いに行こうとするが、行くなら戻るなと総督に言われる。
ミルトンに対して刑務所へ向かってリックたちと話をして戦いを回避するから手を貸してほしいと頼む。
ミルトンと共にウォーカーを捕らえ、ミショーンがやっていたように腕を切断し顎を砕いてウォーカー避けに使うことにする。そこで周囲にやってきたウォーカーに襲われそうになるがタイリースに救われる。
そのまま刑務所に到達する。久しぶりに仲間たちと再会する。シェーンやローリ、Tドッグが死んだことを知る。
リックらが先に撃ったという総督の言葉が嘘だったと知る。戦いを止めることを提案するがリックたちは認めない。
ミショーンが町を出た後に総督の命令で刺客に襲われたことを聞いてショックを受ける。
ジュディスを抱いて可愛がる。キャロルからシェーンがリックを殺そうとしていたことを聞かされる。また、キャロルから総督を暗殺するように言われる。その後車を一台もらってウッドベリーに帰る。総督から「ここが君の居場所だ」と言われ体を重ねる。
キャロルが言った通り総督が寝ている間にナイフで暗殺しようとするが、思いとどまる。

13話

アンドレアが指定したポイントにリックと総督を来させて和解させようとする。しかし総督からリックと二人きりにさせてほしいと追い出される。待っている間襲ってきたウォーカーを殺す。マギーは総督に何をされたのかとハーシェルに聞く。
会談後に総督の真意(ミショーン以外を皆殺しにする)を知らずに上手くいくといいと言う。

14話

ミショーンと旅をしていた頃の回想で連れていた2人のウォーカーについて知り合いかと聞く。立ち入った話だと分かり謝る。
ウッドベリーでマルティネスたちが戦いの準備をしているので驚いて「話がついたのでは?」と聞く。
総督はミショーン以外を皆殺しにするつもりであることをミルトンに教えられ、拷問器具を見せられる。総督を殺すと決意する。総督が拷問器具をいじっているところで銃で狙いをつけるがミルトンに止められる。ミルトンに別れを告げてリックたちに警告するため刑務所へ向かおうとする。町から出るときにマルティネスから銃を没収される。
徒歩で町を出たところ森の中でウォーカーに囲まれて危機に陥るが自力で脱する。
草原を移動中に車に乗った総督に発見されて逃げ、廃屋に隠れる。しばらく逃げるもついには見つかるが、ウォーカーを総督にけしかけて逃げる。
なんとか刑務所にたどり着くが総督に追いつかれて押し倒される。
その後ウッドベリーに連れ戻され、総督の拷問場に拘束される。

16話

拘束されて閉じ込められていたところ、総督へ反抗したため痛めつけられたミルトンを連れて総督がやってくる。
総督に攻撃を仕掛けたミルトンが殺されるのを見る。かろうじて生きているミルトンがわざとアンドレアの足元にペンチを落としたと教えてくれたのでこれを使って脱出しようとする。瀕死のミルトンになぜ刑務所に残らなかったのか、総督を暗殺しなかったかを聞かれ、「みんなを救いたかった」と言う。
足でペンチを拾ってなんとかしようとするが手間取る。そうするうちにミルトンがウォーカーになってしまう。片腕の拘束は解くがまだ不自由なまま襲われる。
リック、ダリル、ミショーンがウッドベリーにやってくるが、ミルトンに噛まれてしまっていた。 リック、ダリルに別れを告げ、ミショーンに看取られながら、リックから受け取った銃で自決し自らの人生に幕を閉じる。

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