アリア・スターク -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

アリア・スターク

エダード・スタークの第三子で次女。
非常に勝ち気で男勝りな性格で、エダードの子の中では男子のロブ、ジョンよりもよほど攻撃的かつ好戦的。将来レディになるなどということは考えておらず、戦いの場で活躍したいとシーズン1でエダードに語る。

シーズン1で父エダードと共に王都キングズランディングへ滞在していたが、エダードが処刑されたことで反逆者の娘として追われる身となる。そこからはずっと、日の目をみない一般人の世界、あるいはそれよりもさらに目立たない闇の世界で生きるようになり、シーズン1からずっとその居場所を兄弟にも、自分を追うラニスターにもほとんど知られることはないままに各地を逞しく生きる。
シーズン4では友人の仇であるサンダー・クレゲインと旅をし続け、シーズン5、6では、シーズン2で出会った「顔のない者」ジャクェンの元を訪れて「顔のない者」としての暗殺技術を続けるために修行を続ける。そうして高い戦闘技術を身に着け、シーズン7にしてようやく兄弟のサンサ、ブランと再会することになる。「顔のない者」の技術として、顔の皮をつけることで他人にそっくりそのまま、声や体型なども化ける事が出来る。

シーズン8では故郷ウィンターフェルで死者たちとの戦いに参加。窮地に陥るがハウンド、ベリックに救出される。その後、ブランを殺そうとした夜の王を不意打ちし打ち倒す。
その後はデナーリスに仕えるジョンに警告。ハウンドと共に王都へ向かいサーセイを暗殺しようとするも、「お前が殺さなくともどのみちサーセイは死ぬ」とハウンドに言われ、王城に入った後に焼き尽くされる王都を彷徨う。
全てが終わった後は北には戻らず、地図に載っていない西の地を探求すると言って一人旅立った。

相関図

アリア・スタークとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
ジョン・スノウ S1でジョンが壁へ向かう前に「ニードル」という剣を受け取り、ずっと愛剣とする。
サンサ・スターク 姉妹だが、性格が正反対であり、アリアはサンサに悪戯ばかりしてサンサを困らせることが多かった。シーズン7では深刻に対立するかに思われたが、姉妹で画策してピーター・ベイリッシュを騙し返す。
シリオ・フォレル S1でエダードと共に王都に来た時に剣を教わる。踊るように戦うというその教えはアリアの剣術の基本に根付いている。
ヨーレン エダードが反逆罪で処刑された直後からアリアを「アリー」と名乗らせ別人としてナイツウォッチのいる壁まで連れていこうとしたアリアの命の恩人。
ホット・パイ アリア同様、壁へ送られるはずだった太った少年。最初はアリアと敵対するが、そのうちに仲良くなる。
ジャクエン・フ=ガー 顔のない男たちと呼ばれる暗殺者集団に属する人物。シーズン2では捕えられていたところをアリアに救われたためにアリアの3つの願いを聞き入れた。シーズン5、6ではアリアを暗殺者として育てる。
ジェンドリー ロバートの落とし子であるため、その身の安全のためアリア同様ナイツウォッチになるはずだった。シーズン2でアリア、ホットパイ、ジェンドリーは共に行動する事が多い。
サンダー・クレゲイン(ハウンド) シーズン1ではラニスターの命令とはいえ、アリアの友人の少年マイカを殺した。そのためアリアに最初に深く憎まれる人物だが、シーズン3、4では成り行きで長い間アリアと旅をすることになり、その間絆を深める。シーズン5ではアリアはすでにハウンドを憎んではいないということをジャクェンに見透かされた。
マーリン・トラント 王都でエダード処刑時にアリアを逃がすために戦ったシリオを殺害したキングズガード。アリアはこの仇をシーズン5で取ることになる。
ポリヴァー ラニスター家の兵士。ジョンからもらった剣「ニードル」をシーズン2で奪われるが、シーズン4で殺して取り返す。
ウォルダー・フレイ 兄ロブと母フレイの仇。シーズン6でウォルダーとその息子を殺害。

シーズン1での動向

1話

サンサと共に裁縫をするが性に合わない。ブランが弓の稽古をしている時に割って入って的を射て男勝りぶりを見せる。自分のダイアウルフのナイメリアを得る。

2話

エダードと共にキングズランディングに向かうことに。ジョンから「ニードル」という名の剣を授かる。道中で友人のマイカと剣の稽古をしていたがそこにジョフリーとサンサがやってきて嫌悪感を露わにする。マイカの顔に傷つけたジョフリーを背後から殴っていさかいになる。ジョフリーを襲ったナイメリアを野に返す。ラニスター家の前で弁解するが、ジョフリーやサンサが嘘をつくので激怒する。サンサの狼レディがアリアの狼ナイメリアの代わりに殺されることになったので関係ないと陳情する。結局レディはエダードの手により殺される。

3話

マイカを殺されたことで未だ怒っており、サンサが真実を話せばマイカーは死ななかったとサンサにも怒る。エダードと二人きりで話しラニスター家やハウンドを嫌いだと言う。しかしエダードと話して落ち着きを取り戻し、サンサのことは嫌ってはいないとエダードに話す。エダードからはニードルを持つことを許される。シリオと対面して剣術の手ほどきを受けるようになる。

4話

シリオの指示でバランスを鍛える修行をしている時にエダードに会う。ブランもここで暮らせるかとエダードに聞く。ブランがもう動けないことを嘆く。自分も砦を持ちたいと言うがエダードには王と結婚するのだと言われる。しかし「私は違う」と言い切る。槍試合をサンサと共に観戦。ピーターになぜリトルフィンガーという愛称で呼ばれるのか聞く。

5話

槍試合から抜け出して修行へ行ってしまう。猫を追いかけて地下に迷い込み、ヴァリスと外国の高官の会話(スターク家とラニスター家は戦争になるなどと話している内容)を聞く。地下の扉がカギをかけられてしまったために地下に出てそのまま城下町へと出て脱出。その後地下で聞いたことをエダードに話す。

6話

エダードに王都から逃げるように言われる。サンサがジョフリーと結婚するのだと言い出したのを見て「それ最悪」と言う。

8話

クーデターに巻き込まれるがシリオにかばわれて逃げる。城の地下を抜けて城下町へ。そこで自分を捕まえようとする子供を殺害。これが最初の殺人となる。

9話

城下町をさまよっており、鳩を引き換えにパンをもらおうとするも追い払われる。エダードが処刑する現場に立ち会う。そこでナイツウォッチのヨーレンに保護される。

10話

ヨーレンに髪を切られる。そして親がいない「アリー」という少女として、身分を隠して生きるように言われる。ヨーレンの決定でナイツウォッチになるために壁へ送られることになる。ホットパイやジェンドリーと出会う。

シーズン2での動向

1話

ロバートの落とし子であるため追われる身になったジェンドリーらと共に壁に向かう途中。

2話

ジェンドリーやホットパイらと共に旅の途中。ジャクェンと出会う。なぜシティウォッチが来たのかとジェンドリーに聞くが知らないと返される。ジェンドリーに女であることを見抜かれたためロミーとホットパイには言わないように頼み、自分がアリア・スタークであることを明かす。しかしそれで「レディ」とジェンドリーにからかわれて怒る。

3話

まだ壁への移動中。ジョフリー、サーセイ、サンサらの姿が浮かんで寝られないとヨーレンに悩みを話す。その間にジェンドリーを追うシティウォッチが来たためヨーレンに逃げるよう指示される。ヨーレンが殺された後に逃げようとするが、その前に檻に入れられたジャクエンを救出する。ポリヴァーにニードルを奪われる。ジェンドリーという名前の者がいるかとシティウォッチに聞かれ、殺されたロミーがそうだと嘘をついてうまく誤魔化す。

4話

シティウォッチに捕らえられたためジェンドリー、ホットパイらと共にハレンホールに連行される。そこでは拷問が毎日行われ、毎日多数の人間が死ぬ場所だった。そんな状況でもアリアはラニスター家の面々の名前を呟き殺意を糧に生きようとする。

5話

タイウィンの使用人として働き始める。北部出身であることをタイウィンに見抜かれてしまうが堂々とした態度でタイウィンと会話をしてスタークであることは見抜かれずに済む。アリアが助けたジャクエンと会うと「望む3人を殺してやる」と言われる。自分らをいじめる1人を指定したところジャクエンが本当に暗殺した。

6話

再びタイウィンの会議中に飲み物を差し入れたりする使用人の役割を行う。今度はピーターがやってきたので顔を見られないように上手く立ち回る。タイウィンとピーターがロブの話をしたため動揺し、ピーターの手にワインをこぼしてしまうも、横顔を見られるにとどまりなんとか事なきを得る。会議が終わった後の会議室でロブのことが描かれた手紙を読もうとしていたところをタイウィンから「文字が読めるのか?」と質問される。父は石工だと嘘をつく。話している間にその手紙を盗む。手紙はロブが南へと進軍しているということを伝えるものだった。その手紙を持っていたところエイモリーに見つかってしまったためジャクェンにエイモリーの殺害を頼む。

7話

まだタイウィンの召使として働き続ける。タイウィンから食事を食べるように命令されるので食べる。後ろを向いたタイウィンにナイフで襲おうとする素振りを見せる。また素性についてよく聞かれるがまたやり過ごす。

8話

タイウィンの侍女を外され、クレゲインに譲られる。ジャクエンを探すためジェンドリーとホットパイに会う。ホットパイから居場所を聞く。ジャクエンに会うとタイウィンを殺すように頼むが距離が離れているため拒否される。そのためジャクエン自身に死ねと頼む。拒絶されるとじゃあ脱走するのを手伝えと言ってジャクエンに強引に脱走を手伝わせる。そして無事にホットパイ、ジェンドリーと共に脱走する。

10話

ジェンドリー、ホットパイらと共にハレンホールを脱出して逃げる。途中でジャクエンと遭遇。ジャクエンのような暗殺技術を身に着けたいと考えるが、兄や母を探す必要があると言って拒否する。別れるジャクエンからコインを渡される。ジャクエンが顔が変わるのを見て驚く。

シーズン3での動向

2話

ジェンドリー、ホットパイと共に歩いて北に向かう。ソロスらブラザーフッドと遭遇。それらと共に行動して宿場に連れていかれる。負けん気を出してソロスに剣を突きつけるが剣を落とされる。宿場に連れてこられたハウンドに顔を見られないようにするが見つかってしまう。

3話

宿場でホットパイと別れる。別れ際、狼の形のパンをもらって食べ、美味しいとほめる。以降もブラザーフッドと共に行動。

4話

ジェンドリーと共にソロスたちに連れられブラザーフッドの拠点の洞窟へ。ハウンドが自分への裁きは不当だと主張するとかつてハウンドがマイカを殺したことを追求する。

5話

ハウンドとべリックの決闘裁判を見守る。べリックに「殺せ!」と応援する。べリックがやられてしまうと自分がハウンドにとどめを刺そうとする。勝利したハウンドを「逃がしちゃいけない」と言う。ブラザーフッドに入ろうとするジェンドリーを止めようとして「私が家族になる」と言うがジェンドリーには「立場が違う」と言われる。ソロスからはリヴァーランに連れていかれてロブに金で買い取ってもらう計画であることを離される。

6話

弓矢の訓練をしている。アンガイに腕前を褒められるがまだ甘いということで教えを受ける。メリサンドルを「嫌い」とジェンドリー、アンガイに話す。ジェンドリーがメリサンドルに連れていかれるのを見て魔女と罵る。

7話

まだブラザーフッドの元にいる。金でジェンドリーを売ったソロスやべリックを責める。ブラザーフッドが西で見つけたラニスターを襲うことにしてリヴァーランへ行くのを中断したため一人脱走する。そこでハウンドに捕まる。これからしばらくハウンドと共に過ごすように。

8話

ハウンドと共に旅をする。石を使って寝ているハウンドを殺そうとするが気付かれていたため断念。ハウンドに連れられ、ロブとキャトリンがおり、エドミュアの婚姻が行われるリヴァーランへ向かうことに。

9話

ハウンドが馬車を引いている老人を殺そうとしたので止めようとする。優しいんだな、と言われるとその老人を殴って行動で否定する。ハウンドと共に双子城付近へとたどり着く。ハウンドがエダードの死を侮辱したので「目玉に剣を突き刺して後ろから取り出してやる」と言う。エドミュアとロズリンの婚姻の宴が終わった頃に城に辿り着くが追い返されてしまう。虐殺が始まった時に中に入ろうとするが、もう手遅れだと言うハウンドに気絶させられて担がれていく。この際、ロブの狼グレイウィンドが殺されるのを目撃する。

10話

殺されたロブの胴体にグレイウィンドの頭がくくりつけられ辱められたのを確認する。城から離れた後、フレイ家の兵がキャトリンらを侮辱しているのを見かけたので近寄りそのうち1人を殺害する。

シーズン4での動向

1話

ライサ・タリーに自分を売ろうとするハウンドと共に旅を続ける。その途中の旅籠で、ロミーを殺し、アリアの剣「ニードル」を盗んだラニスター家臣のポリヴァーを発見する。旅籠に入って隙を見てポリヴァーをロミーと同じように顎から突き刺し殺してロミーの敵を打ち、ニードルも取り戻す。ポリヴァーらから馬を奪ったため、以降はハウンドと相乗りしないで自ら馬を駆るように。

3話

ハウンドと共にアイリー城を目指す。いつかブレーヴォスに行きたいと語る。年老いた男性とその子に会い、ハウンドと親子であるように装い、タリー家の人間だと名乗る。その親子に一晩宿を貸してもらうことになる。ハウンドが用心棒として雇われる決定をしたのに騙して金を奪って行ってしまうのを見て「お前は最低のクソだ」と罵倒する。

5話

自分が殺すリストの名を呟き続ける。ハウンドと会話後、そのリストで最後にハウンドの名も挙げる。次の日の朝、ハウンドに黙って離れた場所で剣の練習をする。自分の師匠はシリオだとハウンドに言うがバカにされる。殺すつもりでハウンドを刺そうとするが鎧に阻まれ、ハウンドに殴られる。「シリオがマーリンに負けたのはマーリンには鎧があったからだ」と言われる。

7話

略奪を受けた家を見つける。もう助からないとわかりながら死ぬことに抵抗する瀕死の老人に「死んだらいいも悪いもなくなる」と話す。その老人にアリアスタークであることを名乗る。ハウンドの懸賞金を狙ってきたロージという男に恨みがあったので剣で一突きして殺す。懸賞金をかけられたハウンドに恨み言を言われ、ハウンドの火傷の件も黙って聞く。それを聞いた後、ハウンドの傷を縫うと言って気遣う。

8話

アリンの谷間へたどり着く。しかしライサが死んでいたため、ことで身代金をもらうはずだったハウンドのアテが外れることになり、バカにするように大声で笑う。

10話

アイリーの門から15キロほど離れた地点で剣の稽古をしている最中にブライエニー&ポドリックと出会う。ブライエニーから保護すると言われるが拒否する。ブライエニーとハウンドの戦いの後、「殺せ」と言うハウンドに留めを刺さないでずっと見つめ続ける。以前は殺すリストに入っていると言っていたはずのハウンドを結局は殺さず、金だけ取って最後には去ってしまう。この時アリアがどういう心境だったのか、この時点ではよくわからないが、シーズン5で明らかになる。一人旅になり、目指したのは港町。北へ行きたいと船の船長を説得するが、船はブレーヴォスへ向かうというので、以前ジャクエンから渡された鉄の貨幣を渡したところ、突然船長の態度が変わる。こうしてブレーヴォスへ向かうことに。

シーズン5での動向

2話

ブレーヴォスに辿り着く。町の入り江の入り口にあるタイタンの像を見上げる。活気ある町を見て嬉しそうに笑う。ジャクエンがいる黒と白の館に辿り着く。扉を開けて出てきた男性にジャクエンに会いに来たというとそんな者はいないと門前払いされる。しかしそのままずっと、殺すリストの者の名を読み上げ続けて門の前に居続ける。しかしついにジャクエンからもらったコインを捨てて離れる。その後で町を徘徊していたところ、扉から出てきた男性を見かける。それについていくと捨てたコインを渡される。その男性の顔がジャクエンになり「ジャクエンではない」と言う。

3話

黒と白の館の中で数日間掃除ばかりさせられたためジャクエンに不満をこぼし、弟子にしてと頼む。女性に何度も殴りつけられる。アリアスタークのものに囲まれてどうして誰でもない者になれる?とジャクエンに言われたため元々の所持品などを湖に捨てる。しかし剣ニードルだけは捨てられず、積まれた石の中に隠す。館の中に運ばれてくる遺体を洗浄する仕事を任される。

6話

遺体の洗浄仕事を続けている。それがどこに運ばれて行くのか気になり、運ばれて行く先へ行こうとするが少女に止められる。ジャクエンに自分の身の上を嘘を混ぜながら答えると的確に嘘を見抜かれてムチで打たれる。「ハウンドは苦しんで死ぬように憎んでいたから山で置き去りにした」と言ったところでもムチ打たれる。そこだけは「嘘じゃない、憎んでいた」と何度も否定するも、何度もジャクエンにムチ打たれる。病に侵されもう手遅れの少女を連れる父親と会う。その少女を慰めた後、安楽死作用のある泉の水を飲ませる。そしてその後、遺体が運ばれていく先へ入る。そこは無数の死者の顔が柱に張り付けてある廟だった。

8話

牡蠣売りの少女ラナになりきって悪徳な賭博士の男を偵察し、殺す仕事をジャクエンから命じられる。

9話

賭博師を殺すようにジャクエンに言われたが、船着き場でメイス、そしてその護衛をしている、アリアの殺すリストに入っている男の一人マーリンを発見して、そちらに気を取られてしまう。そしてマーリンが娼館に入った後追いかける。マーリンが少女趣味であることを知る。一度帰ってジャクエンには殺せなかったと嘘をつく。

10話

少女の顔を借りてまた娼館に娼婦として忍び込む。マーリンにムチで叩かれても全く声を上げないことでマーリンに気に入られ二人きりになる。そこで隙を見てマーリンの両目を突き刺して何度も胸を刺し殺す。「殺しのリストの一番目はお前だ。お前は私の師匠を殺したから」と言ってとどめを刺す。だがこのことでジャクエンと少女から罰を受け、失明してしまう。

シーズン6での動向

1話

目が見えなくなって黒と白の館も追い出され、乞食に身をやつす。そんな時、少女が現れて一方的に棒で打たれる。

2話

再び少女から一方的に棒で殴られる。ジャクエンから名を名乗れば寝床と食事を与え、目を返すと言われるがそれでも「娘には名がない」と言い続け、ジャクエンに認められる。

3話

今度は黒と白の館の中で少女と嘘をついたら戦うゲームを行う。棒での戦いの修行もし、目が見えないままに徐々に戦えるようになってくる。ハウンドを殺すリストから消したのはなぜだと聞かれると迷いが生じたのだと言う。リストにはサーセイ、グレガー、ウォルダーと言うが誰かを忘れてはいないか?と聞かれる。ついに目が見えないままに少女から一本取る。ジャクエンから名を名乗れば視力を返してやろうと言われるがまた拒否。するとジャクエンから薬をもらい、視力が戻った。そしてお前は誰だと聞かれると「誰でもない」と答える。

5話

目が復活してからも少女と棒で稽古をする。未だ敗北続きだった。ジャクエンからレディ・クレインという女性の暗殺を頼まれる。3度目のチャンスはないとジャクエンに警告される。そのターゲットは劇でサーセイの役をしている女優だった。劇ではエダードが下品で馬鹿な振る舞いをする台本だったので気を悪くする。劇を見た後、楽屋に忍び込んでレディ・クレインがラム酒好きだということを知る。ジャクエンにラム酒を使って暗殺することを提案。しかし善人のようなので殺しを躊躇する。

6話

レディ・クレインの暗殺を実行しようとする。その前にまた劇を見る。ジョフリーが死ぬシーンでは嬉しそうに笑う。その後、レディ・クレインが息子の死を悲しむシーンを神妙に見つめ、拍手をする。その後レディ・クレインのラム酒に毒を入れる。しかしレディ・クレインと会話して親交を深め、レディ・クレインに情を持つ。悲しむ演技は「息子が殺されたら泣くだけじゃなく怒りもするはず」とアドバイスする。彼女が毒を飲みそうになったところで自ら止める。その後、封印していたニードルを手に取る。

7話

ボランティスの船長に大金を渡して客室つきで夜明けに海を渡るように要求する。だが、老婆に化けた少女に腹部を数回刺される。その後川に飛び込んで逃げる。瀕死のまま町をさまよう。

8話

腹部に重傷を負ったままクレインの元へたどり着く。クレインはアリアからアドバイスを受けた通り、ジョフリーが死んだ時のサーセイの演技として、悲しみだけでなく怒りを交えるようになっていて、観衆から絶賛されていた。クレインに自宅まで連れていかれて治療を受けて一命をとりとめる。地図に載っていないウェスタロスのさらに西を見てみたいとレディに語る。目が覚めると少女によりクレインは殺されていた。少女を自屋内に誘導し、あえてロウソクを消して暗闇にしたうえで戦い、勝利する。その後館の中の廟で少女の皮を張り付けており、ジャクエンの背後を取って剣を突きつける。ジャクエンに「誰でもない者になった」と認められるも、アリア・スタークとして故郷に帰ることを宣言。

10話

ラニスターがツインズ城から撤退した後、ツインズ城に姿を変えて侵入。ローサーの肉をパイに入れてウォルダーに食わせる。その後ウォルダーの首を掻っ切って殺す。

シーズン7での動向

1話

変装能力を使い、シーズン6で殺したウォルダーの皮を被って化け、飲み物に毒を混ぜてウォルダーの一族を皆殺しにしてしまう。一同が倒れる前に「スタークを根絶やしにするべきだった」と吐き捨てる。何があったか聞かれたら「フレイ家に冬来たる」と伝えろと若妻に言い残す。一人で王都に向かう。途中で騎士たちに遭遇して親交する。目的を聞かれて「女王を殺しに行く」と言い冗談だと思われ笑われる。

2話

キングズランディングへ向かう途中に宿屋で久しぶりにホットパイに再会。ボルトンがすでにウィンターフェルにいないことをホットパイから聞いてようやく知る。そしてウィンターフェルへ向かうことに。一人旅の途中、狼の集団に囲まれる。そのリーダーである自分の狼であるナイメリアと偶然に再会。一緒に帰ろうと言うがナイメリアは去ってしまう。それを見て「あなたらしくないよね」と呟く。

4話

一人、故郷ウィンターフェルに帰ってくる。アリア・スタークだと名乗っても衛兵に信じられない。地下墓所のエダードの像の前でサンサと再会。サンサにサマになってる、レディスタークとほめる。ブランとも会い抱き合って再会を喜ぶが、知るはずのない自分の事情を知っているため驚く。ブランからピーターの短剣を渡される。ブライエニーと1対1で勝負して勝つ。ピーターの存在を怪しむ。

5話

サンサがエダード、キャトリンの部屋を使っているのを「昔から高価なものが好きだった」と嫌味を言い、諸侯たちに対する態度が甘いとも言う。さらに自分が権力を持ちたいのだろうともサンサに言う。ピーターが密かに情報を集めているのを見る。ピーターの部屋に忍び込んでサンサの手紙を見つける。

6話

サンサと思い出を語る。しかし姉さんのせいで父上は殺されたと言い出し、サンサがかつてロブ宛に書いた手紙を読み出す。子供だったとしても家族を裏切るくらいなら死を選んだと言う。手紙を北の諸侯に出せばサンサはただではすまないと脅す。その後部屋に入ってきたサンサに顔の皮を使えば姉さんにだってなれると脅しを入れる。

7話

サンサから呼び出されて審問を受ける。しかしこれはサンサと協力してピーターを嵌めるためのものだった。全ての罪を暴かれたピーターの首を、ピーターの短剣を使って掻っ切って殺す。サンサとの関係は危うくなりかけていたが、ピーターの処刑後には結束を強める。

シーズン8での動向

1話

北部にやってきたデナーリス軍を群衆に紛れて迎える。軍列の中にハウンドの姿を見つけて真顔になる。
2人きりのタイミングでジョンに姿を見せて久方ぶりに再会し抱き合う。
ハウンドと会うが「俺を見捨てた。だがそれだから生き残れているのか」と皮肉を言われる。ジェンドリーとも再会。武器の作成を依頼する。

2話

ジェンドリーに自分の剣の完成を急がせる。決戦前夜、ハウンドの元へ行き「最後に誰かのために戦ったのはいつ?」と聞くと「お前のために戦った」と返される。そこにベリックもやってきて酒を飲み始めたところで、「最後の夜をお前たち年寄りとは過ごしたくない」と言って去る。
ジェンドリーから出来上がった剣を受け取った後、ジェンドリーの性体験について質問。そして「私たちはこの戦いできっと死ぬ。最後にどんなものか知りたい」と言ってジェンドリーと肉体関係を結ぶ。

3話

死者との戦いでは序盤で壁の上から弓兵として活躍。サンサに短剣を渡して地下へ隠れさせる。攻め入ってきた死者たちと果敢に戦うが危機に陥り屋外へ逃げ込む。死者に見つからないように物陰に潜んでいたが見つかり再び危機に。ハウンドとベリックにより救出される。この時死者から何度も刺されたベリックの死を看取る。屋内にいたメリサンドルとシーズン3ぶりに再会を果たし、メリサンドルがかつて言った予言は当たっていたと言う。その後、ブランの元へとたどり着きブランを殺そうとした夜の王の背後から、かつてピーターが持っていたヴァリリア鋼製の短剣で襲い掛かる。一度は食い止められるも、短剣を落として逆の手で持って突き刺し夜の王を倒す。これにより死者の軍団全てが消滅、人間たちが勝利する。

4話

死者たちの葬儀ではベリックに火をつけて葬る。宴には出ないで一人で弓の訓練をしていた。デナーリスにストームズランドの領主に任命されたジェンドリーがやってきて自分の妃になってほしいとプロポーズされるが、「あなたの妃になる人は幸せね。私はレディにはなれない」と断る。
デナーリスを立てるばかりのジョンに対して「デナーリスを女王とすることに反対はしないがデナーリスは信用できない」と忠告する。ジョンから「絶対に誰も言うな」と誓わされてから、ブランからジョンの出生に関する真実を聞かされる。その後はハウンドと共にウィンターフェルを出る。

5話

サーセイを殺すため、ハウンドと共に王都を目指す。
王都に着いてからは混乱する群衆に紛れて王城(レッドキープ)を目指す。途中でデナーリスが凶行に走り王都を焼き尽くし始める。王城に着いたが崩れ始め、ハウンドが「女王を殺さなくても崩れるか焼け死ぬかドラゴンに食われるかでどうせ死ぬ」と言われ、アリアだけ逃げるよう言われる。マウンテンと決着をつけにいくハウンドとの別れ際に「サンダー」と呼び留め、「ありがとう」と感謝を告げる。
その後は民衆たちと共に焼き尽くされる城下町を逃げ惑う。自分を助けようとしてくれた女性とその子を連れて逃げようとするが、途中でその親子はドラゴンに焼き尽くされる。何もかもが焼き尽くされた王都で目を覚ますと白い馬が立っており、灰になった王都の中をアリアがその馬に乗って駆け出したところで5話終了。

6話

焼け落ちた王都から生還した後、デナーリスが兵たちの前でこれからも人々を解放していくのだという宣言をする場面を見る。ジョンのそばにいつの間にか現れデナーリスは正統な継承権を持つジョンを消すつもりだと警告する。
ジョンがデナーリスを殺害した後は各国の首脳会談に出席。全てが終わった後は「地図に載っていない西の地を探求する」とサンサやジョンに教える。ジョンを見送った後はその宣言通り一人で船に乗り、旅立つ。

凡人の感想・ネタバレゲーム・オブ・スローンズ相関図付き登場人物解説>アリア・スターク