ブロン -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

ブロン

いつも余裕の態度を崩さない、戦いに慣れた傭兵で、シーズン1でティリオン・ラニスターがアイリー城での裁判で裁かれそうになった時、決闘裁判でティリオンの代理として戦う。
これ以降、ティリオンに気に入られて金で雇われることになり、ティリオンとは友人関係にもなる。
右手を失ったジェイミー・ラニスターの剣の稽古にも付きあい、それ以降ジェイミーとも親しくなる。ラニスター兄弟とはどちらとも関わりが深いため,、この兄弟を密会させる仲介もした。あくまで自分が得られる金や身分などの報酬を第一に行動する人物であるので、ティリオンがジョフリー殺しの裁判で決闘裁判に出るようにグレガー・クレゲインと戦うように頼まれた時は、命を危険に冒すリスクは取らず辞退した。だがティリオンはブロンのそういう性分を気に入ってもいる。ティリオンが王都を去ってからはジェイミーの相棒的存在に。シーズン7ではドラゴンの炎に焼かれそうになったジェイミーを身を挺して救う。
元々は傭兵だったがティリオンに雇われるうちに王都のシティウォッチになり、サーセイの手はずにより貴族と結婚して城を得るなど、徐々に成り上がっていく。

相関図

ブロンとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
ティリオン・ラニスター ティリオンがキャトリンに捕まった後、アイリー城で裁判が行われたが、この時ティリオンの呼びかけに応じて決闘裁判に出てティリオンの無罪を勝ち取ったのがティリオンとの出会い。これ以降ティリオンが王都にいる間はティリオン専属の傭兵で、ティリオンからは「お前が俺を殺せと雇われたら俺がそれ以上の金で雇ってやる」と言われていた。ジョフリー殺しの裁判での決闘では相手のグレガーは流石に相手が悪いとして断る。シーズン7の7話で久しぶりに再会。
ジェイミー・ラニスター 右手を切断されたジェイミーが剣を上手く扱えないということで、稽古相手としてティリオンがジェイミーに紹介したのがブロン。これ以降、ティリオン同様ジェイミーとも関わりは深まり、共にミアセラ奪還にドーンに忍び込んだり、ドラゴンとの戦いで戦場を共にしたりする。
シェイ ティリオンが愛するようになる娼婦シェイは、元々ブロンが見つけてきた娼婦だった。
ポドリック・ペイン ティリオンの従士。ブロンが面白がってからかうことが多い相手。
タイエニー・サンド ドーンのエラリア・サンドの娘。ミアセラ奪還の任に就いた時に剣を交え、タイエニーが持つ遅効性の毒を塗った剣で傷つけられたブロンは死にかけ、「お前が一番この世で美しい」と認めることで解毒薬をもらい、一命をとりとめた。

シーズン1での動向

4話

初登場。キャトリンとティリオンが遭遇した旅籠に偶然居合わせていた。ティリオンの拘束に加担する。

5話

キャトリンとティリオンが刺客に襲われる場に居合わせたが生存する。キャトリン、ティリオンらと共にアイリー城へ。城の前で10人の猛者がいれば城を落とせると言い、ティリオンに気に入られる。

6話

ティリオンの決闘裁判の代理人として戦い勝利。アイリー城の「月の扉」から相手を落とす。こうしてティリオンの無罪を勝ち取り、ティリオンと共にアイリー城から出る。

8話

ティリオンと二人で旅。ティリオンに仕える気はないなどと言う。その後ティリオン、山の民と共にタイウィンの軍が駐屯していた場所に辿り着く。

9話

娼婦を奪ってきて自分のテントに。その娼婦をティリオンに譲る。ロブとの戦いでは無事生き残る。ティリオンの「ゲーム」により身の上を語る。ティリオンの話を聞いた後は「俺ならそんな親父を殺す」と言う。

シーズン2での動向

2話

ティリオンに解任されたジャノスに代わって町の警備を行うシティウォッチの指揮官となる。ティリオンが「もし乳飲み子を殺せと命じたら疑問を持たずに殺すか」と聞かれると「いくらくれるか疑問に持つ」と冗談めかして返す。

3話

ティリオンの片腕としてパイセルを尋問。その一環としてパイセルの長い髭を切る。

4話

ティリオンと共に、ジョフリーによるサンサ暴行現場に現れる。ティリオンに「ジョフリーには女(娼婦)をあてがうのが良いかも」とアドバイス。

5話

ティリオンとランセルの密会でティリオンの護衛として付く。ワイルドファイアなど使えば味方も焼き払われると危惧する。ティリオンと共にワイルドファイアの倉庫を視察。

8話

ティリオンからシティウォッチの指揮官だから金マントを着ろと言われるが目立つからと拒否。スタニスが迫っているというのに飄々としているためティリオンからは本気を疑われるが、戦いが来れば窃盗犯が活発になることを見越して窃盗犯を大量にとらえていた。

9話

ブラックウォーターでの戦いを前に景気づけの宴を行う。そこにやってきたハウンドに「殺しが何よりも好きだろう?」と聞かれる。ハウンドと一触即発になった時に敵襲の鐘がなる。出撃前にティリオンに「殺されるなよ」と気遣う。ワイルドファイアを詰め込んだ船に向かって火矢を放って着火させ、緑色の大爆発を発生させてスタニスの艦隊を壊滅させる。

10話

ブラックウォーターの戦いの後、ティリオンが王の手を解任されて代わりにタイウィンが就いたため、ティリオンの力によりシティウォッチの指揮官になれていたブロンもその立場を失うことに。

シーズン3での動向

1話

娼婦と寝ている時にポドリックに呼ばれて不機嫌に。サーセイとティリオンが話している場へ入ろうとするが護衛に止められる。ティリオンと話して自分を雇うための報酬を倍にするように交渉する。

3話

ティリオン、ポドリックと共に娼館へ。ティリオンと話して王都がアイアンバンクに多くの借金をしていることを知る。

7話

タイウィンによりサンサとの結婚を強制されたティリオンの愚痴を聞いてやる。サンサと結婚してもシェイと関係は続けられると言って軽口を飛ばす。

シーズン4での動向

1話

ティリオンと共に、ジョフリーとマージェリーの婚姻のためにやってきたドーンの一団を迎える。オベリンになぜ出世したかと聞かれると「殺す相手次第でしょう」と話す。

2話

ティリオンの頼みにより、右手のないジェイミーに稽古をつける。ペントス行きの船に乗るのを確認して「シェイは確かに旅立った」と心配するティリオンに言う。

4話

またジェイミーに稽古をつけている。ジェイミーの義手を奪って殴りつけるという機転を見せる。ある程度上達したとジェイミーを褒める。ジェイミーにティリオンがやったと思うかと言われ「違うよ」と言う。アイリー城での決闘裁判での時、ティリオンはジェイミーなら必ず来てくれると指名した話をする。ブライエニーと共に旅に出るポドリックに斧をプレゼントする。

7話

決闘裁判に出てもらうためティリオンに呼ばれる。サーセイのはからいによりロリスという女性と結婚することになったことをティリオンに教える。これはティリオンの決闘裁判にブロンを出させないためのサーセイの妨害だった。マウンテンは桁外れに強い、ティリオンは友人だが、貴族の夫になった今、危険を冒すことは無理だと言って断る。「あんたといて楽しかった」と言って去る。

シーズン5での動向

2話

サーセイの手により貴族のロリス・ストークワースと結婚することができた。しかしロリスの姉のせいで城は継げないのだとロリスに言われる。そこにジェイミーが会いに来る。そこでロリスがまた別の男と結婚することになると知る。だがジェイミーを手伝えばより良い女と城を与えるとジェイミーに言われる。

3話

ジェイミーと共に船に乗りミアセラ救出に向かう。ドーン人はイカれているとジェイミーに説明。ティリオンにどこかで会ったらよろしく言ってくれと言う。ジェイミーと共にドーンに上陸。ジェイミーと共にドーンの兵士4人のうち3人を倒す。

6話

ジェイミーと共に上機嫌でドーンの唄を歌いながらウォーターガーデンへ向かう。ウォーターガーデンでタイエニー、オバラ、ナイメリアと戦いになる。そこに現れたドーランの兵に囲まれて拘束される。

7話

砂蛇3人娘の向かいの牢に入って3人と話す。タイエニーに誘惑される。タイエニーと戦った時、遅効性の毒の塗った短剣で傷つけられており、タイエニーが最も美しい女だと言わされて解毒薬をもらい、なんとか死なずに済む。

9話

ジェイミーの嘆願によりトリスタンを殴った罪はなかったことに。だが代わりにトリスタンの目の前でアリオ・ホターに殴られてトリスタンの留飲を下げさせることとなった。

10話

ジェイミー、ミアセラと共に王都に戻るが、その見送りに来たタイエニーが「今度は私が会いに行く」と言うので「早くしろ。俺は名家の妻をめとるからな」と言って別れる。

シーズン6での動向

7話

ジェイミーと共に、リヴァーランに城を落とすために遠征する。フレイ家の戦い方がまるでなっていないことにダメ出しする。

8話

ブライエニーと共にやってきたポドリックと再会し、「あの2人(ジェイミーとブライエニー)はテントの中でヤッてると思うか?」などと猥談でからかう。

10話

リヴァーラン制圧後にツインズ城でウォルダー・フレイ、ジェイミー、その他兵士たちと共に祝杯をあげる。ジェイミーのモテぶりを面白がりからかう。

シーズン7での動向

4話

ジェイミーと共にハイガーデンを落としキングズランディングに戻る道中、ハイガーデンが欲しいとジェイミーに言う。その後デナーリスの軍に襲われる。バリスタ「スコーピオン」でデナーリスが乗るドラゴンに一矢報い、さらにドラゴンの炎にやられそうになったジェイミーをギリギリのところで救う。

5話

ジェイミーを救い共に逃げ延びる。城をもらうまでジェイミーに死んでもらっちゃ困ると言う。ティリオンに頼まれジェイミーと会うための機会を作る。

7話

ジェイミーと共にデナーリス訪問のため王都の守りを固める。外にいるデナーリスの軍を見て虐げられるのは自分かもと危惧する。ジョン、ティリオンらを王都で迎える。ティリオンの「また会えてよかった」という言葉に俺もだと返す。

シーズン8での動向

1話

娼婦3人を相手に楽しんでいたところにクァイバーンがやってくる。そして「ジェイミーやティリオンを殺せば莫大な報酬がサーセイから出るだろう」と言われてボウガンを手渡される。前金として大量の金も受け取る。しかし友人の殺害の命令だからか流石にブロンも複雑な表情を見せる。

4話

突如ジェイミー、ティリオン兄弟が談笑している部屋を訪れる。ボウガンをつきつけながら二人と会話。ジェイミーが「本当に殺す気があるなら交渉などしない」と言って侮ろうとすると矢を射り本気であることを示す。ティリオンからかつて「自分を殺す依頼を受けたらその倍の報酬で雇う」と言った話を出されたので「(サーセイからもらう)リヴァーランの倍は?」と言うとハイガーデンをやる、と言われたのでその条件を飲む。「戦が終わるまで死ぬなよ」と言って去る。

6話

デナーリス死後にブランが王となった国で、ティリオンに約束された通りハイガーデンの領主となり、さらに財務大臣となる。大臣たちの集まりでは余計な事を口走るが、財務大臣として出資する事をティリオンやダヴォスに飄々としながら約束する。

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