デナーリス・ターガリエン -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

デナーリス・ターガリエン

本編開始から15年前に起きた「ロバートの反乱」では狂王エイリス・ターガリエンの王朝が打ち倒され、代わりにロバート・バラシオンが王となった。デナーリスはそのエイリスの娘であり、ロバートの治世になってからも、エイリスの血を持つ者としてその命を狙われ続けてきた。その苦境にありながらも、デナーリスは逞しさを身に着けていき、奴隷制で支配される町を回りながら、多くの兵や側近を味方につけ、強大な兵力を得、王の座を狙う。熱さによる影響を全く受けない特殊な体質を持つ。ジョンと並びゲームオブスローンズの主役級の1人。

物語開始時点、シーズン1では兄ヴィセーリスの傀儡でしかなく、ヴィセーリスが兵を得るためにドスラク人の王のドロゴと結婚させられてしまう。不本意なものだったが、徐々にドスラクの文化になじむようになり、ドロゴの事も愛するようになる。ドロゴがミリ・マズ・ドゥールにより廃人にさせられると、デナーリスはドロゴを殺して楽にする。その遺体をドラゴンの卵と共に焼き、さらに自分もその中に入るが、デナーリスは無傷であり、また3匹の生まれたドラゴンもそこにいた。

シーズン2では荒野を彷徨うが、商人が仕切る町クァースに行きつく。ザロと言う商人がデナーリスに味方するようにふるまったが、実は魔術師のパイアットと共謀してデナーリスを殺害し、ドラゴンを奪うつもりだった。デナーリスはこの陰謀をはねのけ、ザロの財宝と船を得る。

シーズン3ではアスタポアという町に行きつく。ここでは奴隷を人とも思わない奴隷商人と交渉する。奴隷8000人で構成される「穢れ無き軍団(アンサリード)」と引き換えにドラゴンのうち1頭を渡すと約束するが、渡したところでドラゴンに商人を焼き殺させ、奴隷を解放する。
その次はユンカイという町に行く。ここで傭兵団セカンドサンズの1人ダーリオ・ナハーリスを味方にし、ユンカイも解放する。

シーズン4ではミーリーンという都市へ。ここへ行きつくまでに子供が磔にされているのを見かける。ミーリーンも奴隷制から解放するが、ユンカイやアスタポアでは奴隷制が復活してしまったことを知る。デナーリスはミーリーンを拠点として統治する事にする。巨大に育ったドラゴン3体のうち1体ドロゴンがどこかに行ってしまい、そのせいで人に被害も及んでいると知り、残りのドラゴン、ヴィセーリオンとレイガルを地下に封印する。

シーズン5ではデナーリスに反感を持つ者が刺し向けた「ハーピーの息子たち」と呼ばれる暗殺者がデナーリスを狙うようになる。バリスタンがこれにより殺されてしまう。人々の娯楽である闘技場を仕方なく復活することにする。闘技場でハーピーの息子たちが一斉に襲い掛かって来て危機に陥るが、ドロゴンがやってきてこれに乗って脱する。しかしそのままデナーリスはドロゴンに乗せられて行方不明に。

シーズン6で、ミーリーンに戻る事が出来なくなったデナーリスを取り囲む集団が。それはドスラク人だった。死んだ王の妻はヴァエス・ドスラクで一生を過ごすのだという決まりに従い、デナーリスはヴァエス・ドスラクに。デナーリスを暴行しようとするドスラクの王のうちの1人モロとその仲間たちをデナーリスは焼き殺す。そしてその場にいたドスラク人たちを兵として引き入れる。
ミーリーンに戻ってくると、デナーリスに反乱を起こした奴隷商人たちとの戦いになっていた。3体のドラゴンを使ってこれらを制圧する。
その後シオン・グレイジョイ、ヤーラ・グレイジョイと同盟を結ぶ。そしてついに奴隷商人湾を出て海の向こうのウェスタロスの大地へと向かう。

シーズン7ではウェスタロスのドラゴンストーンへ行き、ここを拠点にする。
ハイガーデンのオレナ・タイレル、ドーンのエラリア・サンド、そして北部のジョン・スノウと同盟を結ぶ。ジョンの目的はドラゴンストーンに埋まっているドラゴングラスの採掘だったのでそれを許す。ジョンは北の壁の向こうからやってくる死者の軍団との戦いに備えるべきだとデナーリスに進言、デナーリスはそれを最初は信じていなかったが、ジョンと親交を深めるうちに信じるようになる。
王都を牛耳るサーセイ・ラニスターとも同盟を結ぶため、ジョンは死者の1体を捕らえる作戦を決行するが、窮地に陥る。これを救出するため、デナーリスはドロゴンに乗って自ら北へ。ジョンたちを囲んでいた死者たちを一掃するも、死者たちの王の「夜の王」の放った槍によりヴィセーリオンが死んでしまう。そしてこのヴィセーリオンも死者として蘇ってしまう。
デナーリスはなんとか生存したジョンと惹かれ合い、肉体関係を持つようになる。しかし実はジョンはデナーリスの兄のレイガー・ターガリエンの息子であるので、デナーリスにとってジョンは甥にあたる。これを二人は知らないままだった。

シーズン8では死者たちと戦うため自分の軍団を連れてウィンターフェルへ赴く。その戦いの直前でジョンから真実を聞かされ戸惑う。また、ジョンと違い自分は北部では尊敬されていないことを実感する。夜の王に対してドロゴンの炎を浴びせるが夜の王には通じなかった。その後ドロゴンから落ちたデナーリスは危機に陥るがジョラーに救われる。しかし代償としてジョラーを失う。
死者たちとの戦いが終わった後は王都へ攻めるために海を渡っていたが、そこでバリスタに襲われてレイガルを失う。さらに親友であるミッサンデイが捕虜として囚われてしまう。ティリオンやヴァリスに諭されサーセイと話し合いの場を設けるが、そこでミッサンデイを処刑されて怒りが頂点に達する。デナーリスの危うさを察知したヴァリスが叛意を持ったためこれを処刑する。
王都へ攻め入った時、降伏の鐘が鳴らされたにも関わらずデナーリスはドロゴンに乗ってその炎で王都の全てを焼き尽くしてしまい、無数の民衆を虐殺する。
その後、灰と化した王都で鉄の玉座を手にしてついに女王となったデナーリスだったが、ジョンに腹部を刺されて殺害される。その遺体はドロゴンが連れ去り、ドロゴン共々消息不明となる。

相関図

デナーリス・ターガリエンとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
ヴィセーリス・ターガリエン 実の兄。ロバートの反乱後に逃げまわることになってしまったターガリエン家だが、自分こそ王の資格ありと考えていて、そのためにデナーリスをドスラクの有力な王ドロゴと結婚させる。自分勝手で下劣な人物で、デナーリスの事は自分のための道具としてか思っていない。
ジョラー・モーモント ターガリエン兄妹に仕える人物だが、実は北部ベアアイランドの人間であり奴隷貿易をしたために故郷を追われた。ヴァリスのスパイであり、その仕事を続けることでいずれ恩赦を得られるというはずだった。しかしデナーリスに情を持つようになってスパイであることを捨てて純粋にデナーリスに仕えるようになった。デナーリスはスパイだったことを知ると一度は追放するが、ジョラーはそれでもデナーリスの部下であろうとしたため、再び側近にする。
カール・ドロゴ ヴィセーリスの思惑で無理矢理結婚させられたドスラク人の有力な王。しかし徐々にデナーリスもドロゴの事を愛するようになる。傷が化膿して重症化したせいで死にかけ、その後ミリ・マズ・ドゥールにより植物人間化してしまう。デナーリスはやむなくドロゴを窒息死させて楽にしてやった。
イリ ドスラク人の女性でデナーリスの侍女。元々娼婦であり、デナーリスにドロゴを虜にする術を教えた。
ミッサンデイ シーズン3でアスタポアで奴隷商人の通訳をしていたが、デナーリスが買い取って自分の通訳とした。デナーリスとは女性同士の友人のような関係でもある。
グレイ・ワーム シーズン3でデナーリスが奴隷商人から買い取った「穢れ無き軍団」のリーダー。灰色の蛆虫という名前だが、それを改名しても良いと言われても「デナーリスにより奴隷から解放された時の名だから幸運だ」として改名はしなかった。
バリスタン・セルミー シーズン1では王都で王の盾の総帥だったが、ロバート死後の王ジョフリーに解任される。シーズン3の1話目で魔術師パイアットの策略で暗殺されそうになったデナーリスを救出し、デナーリスを次に仕える者として以降側近に。シーズン5で死亡。
ダーリオ・ナハーリス シーズン3でデナーリスが訪れた都市、ユンカイの傭兵団「セカンドサンズ」の構成員。デナーリスの美しさに惚れこみ、デナーリスの部下となる。色男であり、デナーリスも口説いて肉体関係を持つようになる。しかしデナーリスはシーズン6でダーリオはミーリーンで留守番をするように命じた。
ティリオン・ラニスター シーズン4で父タイウィンを殺害してからは奴隷商人湾に亡命し、シーズン5ではヴァリスと共にデナーリスに来た。そしてデナーリスに仕えるようになる。デナーリスは徐々にティリオンし、女王の手に任命する。
ジョン・スノウ シーズン7時点で北部の王。デナーリスに力を貸してもらうために決死の覚悟でダヴォスと共に会いに来た。ジョンはデナーリスに忠誠を誓い、北の王の座を捨てる。ジョンが言う北の壁の向こうから来る死者の軍団をデナーリスは信じていなかったが、徐々に信じるようになる。そしてジョンとデナーリスは惹かれあって肉体関係を持つようにもなるが、実はジョンはデナーリスの兄のレイガーの子供であるので、デナーリスにとってジョンは甥にあたる。この事実をシーズン8で知ってからはジョンに口止めするが、ジョンからサンサへ、サンサからティリオンへ、ティリオンからヴァリスへ、というように伝わっていってしまう。自分が恐怖の眼差しでしか見られていないと自覚したデナーリスはジョラーやミッサンデイを失った事で感情の制御を失い追い詰められていき、ついには王都を焼き払って民衆を虐殺。今後もこういった行いを止めないだろうと考えたジョンはデナーリスを殺害した。

シーズン1での動向

1話

当初は兄の手ごま。ドスラク人に政略結婚しヴィセーリスが軍を得るための手段として使われる。熱湯風呂に入っても無事で、熱さに強い性質を持つ片鱗を見せる。カール・ドロゴに気に入られる。しかしカールの妃は嫌、家に帰りたいと兄に懇願するが却下される。結局妃となりドスラク人の婚礼に参加。野蛮なドスラク文化に狼狽。婚礼の中でイリリオから3つのドラゴンの卵を受け取る。その後カール・ドロゴと初夜を迎えるが不本意なため泣く。

2話

未だドスラク人の文化には慣れない様子。ペントスで待つようにヴィセーリスに提案する。ドロゴに抱かれる。自分の侍女たちに「ドラゴンを知ってる?」と聞くとドラゴンは月から来たという話を聞かせられる。元娼婦のイリと話してカールを喜ばせる方法を教えてほしいと頼む。そしてイリから「カールの目を見るように」とアドバイスされる。その教えの通り、その夜のドロゴとの夜の営みでは強気に出て主導権を握ろうとする。結果それがドロゴに気に入られる。

3話

奴隷がいたぶられているのを見てドスラク人の行軍を止める。そのことでヴィセーリスに激怒される。そのことでヴィセーリスはドスラク人にムチで締めあげられてしまうが、兄を傷つけることは許さないとドスラク人に命令。ドロゴの子を宿していることが分かる。

4話

ドスラクの聖地であるヴァエス・ドスラクに到着する。本当に兄がドスラク人の軍隊を得たら王座を奪還できるかとジョラーに聞く。ヴィセーリスに暴力を振るわれた際殴り返し、今度暴力を振るったらその手を切り落とすと脅す。その後本当のドラゴンを殴ってしまったと悔いる。しかし兄では王の座を取り返すのは不可能だとジョラーに話す。

6話

火にくべたドラゴンの卵に触れたためにイリが心配するが火傷をしない。馬の心臓を食うという女王になるための儀式を行い「王子の名前はレイゴ」だとドスラクの民の前で宣言。正式に女王(カリーシ)となる。ヴィセーリスが宴の場で騒いでドロゴに融けた金をあびせられて死んだのを見て「ドラゴンじゃなかった」と無表情でつぶやく。

7話

ドロゴに王の座を奪うように話すが拒否される。ワインで毒殺されそうになるがジョラーが見破り阻止。暗殺されそうになったことについて「兄もいないのだし放っておいてくれると思った」とジョラーに言う。

8話

ドロゴの命令でドスラク人が略奪を行うのを見て心を痛める。ドスラク人が女を襲うのをやめさせてドロゴに「女に乗るなら婚姻するように」と進言する。ミリと話してドロゴの治療を任せる。

9話

重症のドロゴを気遣う。ミリにドロゴの治療を頼む。ドロゴを見捨てないとジョラーに強調する。ジョラーからドロゴ死後の危機を伝えられても見捨てようとはしない。王が死んだらただの女と言われるもドラゴンの血族だと言って反論。ミリに魔術を使ってでもドロゴを救うように頼む。その儀式の最中で産気づいてしまう。

10話

目覚め、ジョラーから子供は死産だったことを危機、ミリからは腹にいた子供の命がドロゴ救出のために必要だったことを聞かされる。ドロゴが廃人だったためにミリを責める。この時ミリがドロゴを救う気などなかったことを知る。ドロゴがまともに戻ることはないと判断してドロゴを自らの手で窒息させ安楽死。ドロゴの火葬に際し3つのドラゴンの卵も入れ込み、ドスラク人たちの前で演説後、火葬の炎の中に自分も入る。しかし無傷で生還して生まれたての3体のドラゴンの子供らと共にジョラーたちに姿を見せた。

シーズン2での動向

1話

生まれたドラゴン、ジョラーやドスラクの民と共に荒野を移動して遭難しつつあった。ドロゴからプレゼントされた白い馬が衰弱死。ラカーロ、アッゴ、コヴァッロの三人に東、南東、北東を単独で調べるように指示する。

2話

前話で探索に出てもらった3人のうち1人ラカーロの首だけが馬と共に戻ってきたことを知り怒る。

4話

まだ遭難中。散策に行っていた部下が戻り、クァースという都市のことを聞き向かうことにする。クァースの入り口で13人組の1人「香辛料の商人」と話して交渉。ドラゴンを見せてほしいと言われるが渋る。交渉が決裂しそうになったため「私を追い払うとドラゴンが復讐しに来る」と言って脅す。

5話

「ドラカーリス」という言葉で火を吐かせる訓練を幼ドラゴンに仕込む。クァースのパーティに出席。ものを盗もうとしているドスラクの兵士を叱る。その後黒魔術師のパイアットと出会う。その後はザロと会話。ザロが自分と結婚したがっていることを知り、船と軍隊のためにそれを受け入れようとする。しかしジョラーに大反対される。

6話

船を提供してほしい、してくれれば、鉄の玉座を奪回した暁には3倍にして返すと「香辛料の商人」と交渉を行う。しかしバカにされて結局船を得ることは失敗。描写されないが他の商人との交渉にも失敗。拠点に戻ってきたところ配下のドスラク人やイリが殺され、3匹のドラゴンも盗まれてしまったことを知る。

7話

ドラゴンを奪われたことで狼狽。ザロを冷たく突き放す。戻ってきたジョラーにイリが死にドリアが見つからないことを教える。ウェスタロスに戻っても民衆は自分を歓迎しないと考えていることもジョラーに話す。ジョラーにドラゴンを探すように命令。その後13人組と会って居場所を聞きだそうとする。そしてその場でザロとパイアットが手を結びドラゴンを盗んでいたことを知る。

8話

船を確保できたというジョラーからアスタポアに出発するように言われるがドラゴンは見捨てられないと拒否。パイアットのいる死者の館へ連れていくようにジョラーに頼む。

10話

ジョラーと共に死者の館を訪れる。パイアットの力でいつの間にか孤立し一人で屋内へ入ってしまう。そこで、またパイアットの魔術により北の壁の風景の幻を目にする。先へ進むとドロゴがいるテントを見つける。これは夢か幻かと自覚しながらもドロゴと会話。ドロゴの幻を振り切りそこを去ると幻から逃れ現実に。そこで3頭のドラゴンを見つける。自分とドラゴンらをわが物としようとするパイアットに鎖で拘束されるが、ドラカーリスの言葉によりドラゴンに火を吐かせてパイアットをドラゴンに焼き殺させる。その後、ザロと裏切った自分の侍女ドリアをザロの金庫に閉じ込め、ザロの財産を全て奪って船を手に入れることになる。

シーズン3での動向

1話

成長したドラゴンを見て微笑む。軍隊が必要だと決意する。アスタポアに到着して穢れ亡き軍団を得るために奴隷商人と交渉する。新生児を殺すことで弱さが残っていない事を証明するという奴隷たちの境遇を知り驚く。奴隷を買うかは明日までに決めろと商人に言われる。少女が自分を暗殺するために罠を仕掛けたことで驚く。実はそれは黒魔術師だった。それをバリスタン・セルミーが救い、以降バリスタンもジョラー同様デナーリスの側近になる。

3話

アスタポアで奴隷が張りつけになっている様を見て心を痛める。全ての穢れ無き軍団を買う、全てでなければ買わないと奴隷商人に言う。当然断られるが、ドラゴン1頭と引き換えにと交渉。

4話

約束した通りドラゴンのうち最も大きい1頭を奴隷商人に与え、8000人の穢れ無き軍団を得る。実は奴隷商人の言葉(ヴァリリア語)は全て理解していた。親方たちを全て殺すように軍団に指示。ドラゴンには奴隷商人を焼き殺させる。軍団たちには「お前たちは自由だ。去りたい者は去れ」と言うも誰一人去ろうとせず、デナーリスの忠実な兵となることを選んだ。こうして悪徳な商人と人権を踏みにじる親方たちを粛清して忠実な軍団も得ることに。

5話

穢れなき軍団のうち誰かリーダーはいないかと問い、グレイワームと会う。「灰色の蛆虫」という名はひどいので好きな名前を名乗り奴隷時の名前は捨てろと指示。

7話

ユンカイへとたどり着く。ユンカイには20万以上の奴隷がいるとジョラーから聞いて、ユンカイに行く決意をする。まずユンカイからの使者を町の外に呼び会談。黄金と船を贈り物としてもらい受けるが、ユンカイの全奴隷を解放しろという無茶な要求を押し付ける。

8話

ジョラーからセカンドサンズの話を聞く。傭兵のリーダーメロ、それに副長のダーリオと会い交渉をする。ダーリオがメロを殺して首を持ってきたのでダーリオを配下に加える。

9話

ジョラーとダーリオ、グレイワームにユンカイの裏門から忍び込むように命令する。3人がなかなか帰って来ないので心配したが3人は無事に帰ってくる。

10話

ユンカイを解放したので町の外で門から奴隷たちが出てくるのを待つ。奴隷たちに自由はあなたたちのものだと宣言する。すると奴隷たちはデナーリスを讃え始める。デナーリスはそれに応えてドラゴンを飛ばす。そして単身奴隷たちの群衆の中に入ってくると持ち上げられて間近で讃えられる。

シーズン4での動向

1話

3頭のドラゴンを愛でるが、巨体になってきたドラゴンが反抗期に入って戸惑う。次に行こうとしているミーリーンの情報をミッサンデイから聞く。ミーリーンへ向かう途中に子供が磔にされて死んでいるのを見て、さらに163もの遺体が晒し者にされているのを知り「全ての顔を覚えていく」と言う。

3話

次の奴隷町ミーリーンに辿り着く。たった一人で町の代表が出てくるのを見て、それを殺すようにダーリオに指示する。ダーリオに勝利した後、奴隷に向かってアスタポア、ユンカイを解放してきた、ミーリーンも解放すると宣言する。投石器で石ではなくタルに入った首輪(奴隷がつけるもの)を町に投げ込み、奴隷たちに反乱を促す。

4話

グレイワームにユンカイに忍び込ませ、奴隷たちを焚きつけて親方たちへの反逆を起こさせる。親方たちに磔にされた子供たちと同じ目に遭わせる。バリスタンから止められるも聞かず「卑劣な行いには正義をもって答える」と言う。

5話

ジョフリーが死んだのを聞く。また、解放したはずのユンカイとアスタポアでは軍が消えると奴隷制が復活してしまったことをジョラーから聞く。ウェスタロスを攻めることもできるとジョラーやバリスタンには助言されるが、ジョラーに「ここら一帯の町すら支配できないのに7王国を出来るわけがない。私が鎖を外したものにもう一度鎖をつけることは許さない」とジョラーに言い、女王が出来ること、つまり「統治」すると言う。

6話

ミーリーンで町を統治し始め、奴隷たちと一人ずつ謁見して悩みを聞く業務を始める。ドラゴンに家畜を殺された奴隷にその3倍を支払うことを約束する。しかし次に現れたのはデナーリスが殺した親方の息子で、その親方は子供を磔にするのに反対していたのだと知る。「罪に対して罪で返すのが正義でしょうか」と言われる。磔にされた親方たちを埋葬することを要求され、それを許す。

7話

ダーリオが自分の寝室に忍び込んでくる。ダーリオが得意とする戦と女であり、それを活かしたいと言うのでそれを認める。ダーリオを裸にして楽しむ。そしてダーリオにはユンカイを奪い返しに行かせるよう指示。しかし、奴隷制を憎んでも、親方たちを全て虐殺するのはいけないとジョラーに言われる。「ネッド・スタークがあなたと同じことをしていたら私は今ここにはいません」とも言う。無実の父親を殺された男ヒズダールをユンカイに使者として送り、奴隷として生きるか、デナーリスの作る世界で生きるか選ばせようとする。自分の気を変えたのはジョラーだと言う。

8話

ミッサンデイから裸をまじまじとグレイワームに見られたという話を聞く。ジョラーが元々、ロバートが王の代からデナーリスを守っていた王都のスパイであることをようやく知る。ずっと騙されていたと激怒し、二度と触ろうとしたり、名前を呼ぶなとジョラーを冷たく突き放し、死罪にはしないものの追放してしまった。

10話

フェネズという奴隷と謁見する。そのフェネズは奴隷制から解放されたことでかえって生き方に詰まっていると聞いて驚く。しかし親方と再契約することを認めることにする。その次に会った男は焼かれた子供の遺骸を持ってきて、ドラゴンに焼かれて殺されたものだと泣きながら言い出した。自分のドラゴンのうち1体、ドロゴンのせいで子供が死んだことを知り愕然とする。ドラゴンを御する事は出来ないと判断して、残り2頭のドラゴンを地下墓所に封印する決断をする。

シーズン5での動向

1話

ミーリーンのピラミッドの上にある像を壊すよう指示。マスクをかぶった者がアンサリードを殺す事件が発生するためバリスタンたちに「犯人を見つけて自分の前に連れてきて」と命令。ユンカイから戻ってきたダーリオとヒズダールからユンカイに元老院が生まれそこが正しく統治することになったが、代わりに闘技場を復活することを条件に出される。しかし命を失わせる娯楽は許さないと拒否。しかしダーリオには闘技場は復活すべきだと言われる。久しぶりに地下墓地へ行くと2頭のドラゴン、ヴィセーリオとレイガルは巨大に成長していて手に負えない状態だった。

2話

バリスタンから反逆者と言えども安易に殺すのはやめるようにと忠告され、その通りにすると答える。モサドールから裁判などは意味はないと主張される。モサドールがダーリオの捕まえたハーピーの息子を殺したのでミーリーンの民衆の前で、デナーリスが法を遵守し秩序を守ることを証明するため、民衆から慈悲を請われてもモサドールを処刑する決定をする。すると民衆らはデナーリスに侮蔑のジェスチャーを行い、暴動が起きてしまう。その後、戻ってきたドロゴンと再会するが、再び飛び去ってしまう。

4話

ミーリーンの拠点のピラミッドでバリスタンからレイガーについての話を聞く。

5話

バリスタンの死を悼む。バリスタンは忠実な友だったと話す。名家の家長を連れて来いとダーリオたち部下に命令。ヴィセーリオとレイガルのところへそれらを連れていき炎で燃やし尽くさせる。しかし全員を殺してはいけないというバリスタンの遺志を尊重するが正しいのか迷う。そのためミッサンデイに意見を聞く。その後、ヒズダールと会って闘技場は復活させるが奴隷制は決して復活させないと言う。さらに民と信頼を深めるためヒズダールと結婚することを決める。

7話

ダーリオと寝ながら、ヒズダールとの結婚は見せかけだけのものだと言う。ダーリオから闘技場で親方たちを皆殺しにすることを提案される。大闘技大会本戦だけを見るつもりだったが、闘技会予選をヒズダールに誘われ共に観覧する。闘技場にジョラーとティリオンが現れたので驚く。

8話

ティリオンに本人である証拠を求める。もし本物なら殺して復讐をすると言う。しかしティリオンは自分を相談役にすれば役に立つというのでその通りに。ジョラーに対する処遇は処刑はせず、追放とする。ティリオンにタイウィンを殺した理由を聞くが渋られる。ティリオンと会話する。自分をずっと見張っていたヴァリスをティリオンは信用できると評したので驚く。そしてティリオンを信用に足るとして正式に相談役にする。ティリオンから玉座以外を望めば?と聞くと世界を車に見立て、「車輪を止めるのではなく車輪ごと壊してみせる」と言う。

9話

ミーリーンで行われた闘技大会をヒズダールらと観覧。ジョラーがまたも現れるので驚く。ジョラーが勝利した後、ハーピーの息子たちが襲ってくる。ジョラーの手を取って逃げる。しかし多数のハーピーの息子たちに囲まれて絶体絶命となる。一時は死を覚悟してミッサンデイの手を握る。ここで行方不明になっていたドロゴンが現れてそれらを焼き尽くしたので救われる。その後、一人ドロゴンに乗り、空を飛ぶよう指示して操る。

10話

ドロゴンの上に乗った後、ドロゴンが巣にしていた高原へたどり着いていた。ミーリーンまで連れて帰ってほしいと頼むがドロゴンは言う事を聞いてくれない。ドラゴンを置いてひとまずあてもなく歩いていると、高原に住まうドスラク人に囲まれる。

シーズン6での動向

1話

ドスラク人に囚われて彼らの集まる拠点に奴隷のように歩かされ、連行される。そこはカール・モロという王が治めていた。モロの前で自分の素性を明かす。モロに馬鹿にされるが、ドロゴの妻だったと言うと「王の妻だった者には誰も触れぬ」と言って拘束を解かれる。ミーリーンに送れば馬1000頭を約束すると交渉するが、死んだ王の妻はヴァエス・ドスラクで過ごすという慣習に従い、そこに連れていかれることになる。

3話

死んだ王の妻が過ごすことになるヴァエス・ドスラクに連れていかれる。そこにいた女司祭(カール・サヴォの妻だった女性)に「ドロゴの死後すぐに来るべきだった」と言われる。

4話

ヴァエス・ドスラクの神殿で他の元女王たちと話す。ジョラーとダーリオに会う。強硬策は避ける。モロがいる館へ呼ばれると、皆小さい男だと挑発、そして燭台を倒してモロたちカールを全員焼き殺す。炎が通じないデナーリスだけが館から全裸で出てきて、それを見たドスラク人たちは全員跪く。

5話

ジョラーと話して、以前のように仕えるのを認める。しかしジョラーが灰鱗病であるからデナーリスの元を去るのを見送る。7王国を治める時にはジョラーが必要だと言い、灰鱗病を治し、いずれ必ず戻るようにと誓わせる。

6話

ダーリオ、それに自分に跪いたドスラク人らと共にミーリーンへ戻る。ダーリオから今のところウェスタロスに軍を連れて渡るだけの船がないと聞かされる。その後一旦集団から外れ、ドロゴンと共に戻って来る。そして自分の護衛はドスラク人を全員だと言って、ウェスタロスを征服するのだと鼓舞する。

8話

ミーリーンに奴隷商人たちの兵が攻めてきたところでミーリーンに戻ってくる。

9話

戦場と化したミーリーンのピラミッドでそれを見下ろす。親方たちを全て磔にして征服するとティリオンに言う。しかしティリオンにそれを止められる。その後奴隷商人らと会談。商人たちはドラゴンを殺すことなどを要求してくる。ドロゴンを呼んでそれに乗り、地下のヴィセーリオンとレイガルも解き放つ。そして商人たちが連れてきた軍の船を全て焼き尽くす。その後シオン、ヤーラと会う。ユーロンが自分を狙っていることを知る。ヤーラたちから船を贈られ、ヤーラたちの味方になるが、鉄諸島の民に略奪や強姦を禁じることを条件にする。

10話

ダーリオはウェスタロスへ連れていかず、ミーリーンに留まることを命令する。ダーリオには反対されるが従ってもらう。奴隷商人湾一帯を征服したため、ドラゴン湾と呼ぶことに決める。ティリオンに「ダーリオと別れを告げても何も感じないのが怖い。全てを手に入れたい」と言う。ティリオンを女王の手に任命する。そしてついに大群と3頭のドラゴンを率いて海を渡り、ウェスタロスへと侵攻する。

シーズン7での動向

1話

ヴァリスやティリオンたちと故郷のドラゴンストーンへ戻る。玉座へたどり着くと配下たちへ「始めましょう」と言う。

2話

ティリオン、ヴァリス、グレイワームらと共に今後の作戦を立てる。ヴァリスを次々と仕える王を変えると責める。民を失望させていれば真正面から言うようにとヴァリスに念を押し、裏切れば生きたまま焼くと脅す。ドラゴンストーンへやってきたメリサンドルと会う。メリサンドルがジョンを招待するように言ったためその通りにする。ヤーラ、エラリア、オレナの提案する強硬手段を却下し、王都を包囲し兵糧攻めにする方法を提案する。オレナに「あなたはドラゴン。ティリオンの言いなりではダメだ」というアドバイスを受ける。

3話

ジョンと初めて会う。ターガリエン家にスターク家は仕えることを、大昔だが誓ったということを引き合いにし、ジョンに跪くように促し、そうすれば北部総督の座を与えると言う。ジョンが言う北の死者の軍団を信じない。自分がどれだけ辛い境遇だったかを言い、自分が7王国の玉座を決してあきらめないことをジョンに強調する。ティリオンから請われ、ジョンがドラゴングラスを採掘するのを許す。ユーロンの船団を見つけて滅ぼそうとするが部下たちには止められる。

4話

ジョンと共にドラゴングラスの採掘場の壁画を見る。森の子らが描いたというそれを見て、太古の昔は人間と森の子らは共にホワイトウォーカーと戦っていたということを知る。そして北部のために戦うとジョンに言うがあくまでそれは跪けばという条件付ける。ハイガーデンが落とされ財宝や食料を奪われたことで危機感を抱く。直接ドラゴンで出ようとするもティリオンやジョンに止められる。王都を襲うのはやめたが、ハイガーデンから帰る途中のジェイミーたちの軍をドラゴンに乗って襲う。壊滅させるも、ブロンの放ったバリスタの矢が一発ドラゴンに当たる。地上に降りてバリスタの矢を抜こうとしたところをジェイミーに狙われるも間一髪助かる。

5話

捕虜にした兵士に跪かなければ殺すと脅す。ランディルとディコンは屈しなかったのでドラゴンの炎で焼き殺してしまう。ジョンがドラゴンに触れるのを見守る。どれだけ大きく恐れられようと私の子供だ、民を救うために強くあらなければならないとジョンに話す。ジョンが死者を捕らえる作戦に参加しようとするので帰ることを許してはいないと言われるが、ジョンに信じて欲しいと言われたので許可する。

6話

ティリオンに「あなたが好きなのは英雄じゃないから」と言う。王都に行った時、サーセイの企みにどうするのかも話し合う。ティリオンがデナーリスの死後のことを話すので不機嫌になり「後継者のことは玉座についてから」と突き放す。ジェンドリーが飛ばした使い鴉でジョンらの危機を知り、ティリオンの制止は聞かず3体のドラゴンと共に北へ飛び立つ。死者を焼き払ってジョンたちを救うがヴィセーリオンが夜の王の氷の槍を受けて死ぬ。そしてジョンだけは残してしまう。壁で待っていたところジョンが戻ってくる。ジョンが仲間に殺された時の傷を見て驚く。ヴィセーリオンの死についてジョンに詫びられるが、行かなければ死者の存在を見れなかったと許容。ヴィセーリオンは後で引き上げられ、死者の軍団に加えられてしまう。

7話

ドラゴンに乗って遅れて登場。サーセイに「北の脅威を排除するまで王都を攻めはしない」と言う。ジョンが正直にサーセイに「自分が仕えるのはデナーリスだ」と言ったせいで「あなたの忠誠はありがたいけどこれではヴィセーリオンの死も無駄になる」と責める。「間違っていたけど立派だった」とも言う。ジョンに子供が出来ない体であることを教えるが、ジョンは「魔女の言うことなど信用できないな」と返す。サーセイが協力を約束してくれたためジョンらと共に北へ向かうことに。

シーズン8での動向

1話

死の軍団と戦うため、自身の大軍を率いてジョンと共にウィンターフェルにやってくる。しかしジョンがデナーリスを「女王」として跪いたことを気にくわないサンサににはあまり歓迎されない。
ドロゴン、レイガルの2体のドラゴンが北部に来てから食欲がなく元気もない事を気に掛ける。ジョンにドラゴンを駆って空を飛ぶように言い、共に誰もいない谷へ。そこでジョンと愛し合う。
ジョラーを救ったというサムの元を訪れる。そこでサムの父ランディル、サムの弟ディコンを従わなかったために殺したことをサムに伝える。これによりサムからは内心恨みを抱かれることになる。

2話

自分の父を殺したジェイミーに対して厳しく問い詰め、信用できないとする。しかしティリオンやブライエニーの説得、ブライエニーを信用するサンサ、それにジョンもジェイミーを信用したため渋々ジェイミーを受け入れる事にする。しかしサーセイが北部に軍を送るという約束を反故にした事に怒り、サーセイを信用した女王の手であるティリオンに対して怒りを露わにして「違う女王の手を探す」と言って切り捨てる。
しかしその後、ジョラーに「ティリオンは確かに間違えたがそれでも優秀だ」と言いなだめられる。
険悪な仲のサンサの元に行き、腹を割って話す。ジョンを操っているのではないかと勘繰るサンサにそんなことはないと言って信用させる。「死の軍団を倒し、サーセイも倒したらどうする?」とサンサに問われて「鉄の玉座に座り女王となる」と答えるが、さらに「(誰にも忠誠を誓わないと宣言した)北部はどうなる?」と問われると言葉に詰まる。ウィンターフェルにやってきたシオンに対してなぜ姉に同行しなかったのかと聞く。サンサがシオンに抱き着くのを見て、その絆の強さを目の当たりにする。作戦会議でティリオンは安全な地下にいろと命令する。
ジョンと2人きりで話して、ジョンがレイガー・ターガリエンとリアナ・スタークの正式な子であることを明かされ、ジョンが七王国の王の資格があることを知って驚く。その事実を知ったところで死の軍団がウィンターフェルに襲来したためジョンとの会話は途切れる。

3話

死者の軍団との戦いではドロゴンに乗る。レイガルに乗るジョンと共に夜の王の駆るヴィセーリオンと戦う。死の軍団が攻めてくると猛吹雪が発生、堀に火をつけるのはデナーリスの役目だったがダヴォスが送る合図を見る事ができない。空中戦で夜の王をヴィセーリオンから突き落とし、ドロゴンの炎を浴びせるが夜の王が無傷のため驚愕する。夜の王が投げる槍からは逃れるが、ドロゴンに死者たちが無数にまとわりついてしまい、その拍子でデナーリスはドロゴンから落下する。死者に襲われそうになった時ジョラーに救われる。慣れない剣を持ってジョラーと共に戦うがジョラーは何度も死者の剣を受ける。アリアが夜の王を倒したためなんとか生存するも、ジョラーはすでに手遅れであり、その最期を号泣しながら看取る。

4話

戦死者たちの弔いでジョラーの遺体に寄り添って涙を流す。その後の宴の場で、ジェンドリーに対してバラシオン家の領地であるストームズランドの主となるようにと任命する。しかしその後、トアマンドがジョンを称えているのを聞き、北部の民たちが信用しているのは自分ではなくジョンに対してのみだということを実感する。
ジョンの部屋を訪れると、ジョンの出生に関する真実は自分とジョンとブランとサムの4人だけの秘密にしてと懇願する。ジョンはサンサとアリアにだけは話したいと言うが、デナーリスは特にサンサに知られればきっと反乱を起こされると危惧して絶対に話さないようにと念を押す。
王都へ攻め入る作戦ではデナーリスは2頭のドラゴンと共に海を渡る役割を担うが、海の上でユーロン率いる軍に急襲を受けて、スコーピオン(バリスタ)を何発も受けたレイガルは死んでしまう。激怒したデナーリスはドロゴンに乗って突撃するが、再びスコーピオンを撃たれて逃げざるを得なくなる。さらにこの戦いでミッサンデイを捕虜にされてしまう。怒りに駆られたデナーリスは王都を焼き尽くそうとするが、相談役のヴァリスとティリオンに止められ、怒りを抑えて交渉の場に挑む。しかし結局交渉は決裂、ミッサンデイも殺され、デナーリスはさらなる怒りに燃える。

5話

ミッサンデイを殺された事で激怒しており、さらに強硬な姿勢に。
ティリオンと話すとデナーリスは「(秘密を話すなと言ったのにサンサに話したので)ジョンが裏切り者だ」と言う。サンサからそれを又聞きしたティリオンがさらにヴァリスにも教えたためティリオンを責める。そしてジョンの出生の秘密を知ったヴァリスがデナーリスよりもジョンが王に相応しいという考えを持ち始めたため、ティリオンから「ヴァリスが裏切り者だ」と聞く。デナーリスはヴァリスをドロゴンの炎で焼き処刑してしまう。ジョンと対話するも、ジョンが自分を恐れている事を見抜く。
その後は王都を攻める選択をする。ティリオンが降伏を意味する鐘を鳴らすまでは待ってほしいと言ったのでそれを聞く。
王都へ攻める前にまず王都の後方の海にいた海軍をドロゴンに乗って殲滅する。その後王都の内側から門を焼き尽くし、地上軍の突破口を開く。
降伏の鐘が鳴るまでデナーリスは城壁の上で待っていたが、鐘の音を聞くと逆に怒りの表情を見せて王都を全て焼き尽くし始めてしまう。唯一ドラゴンを倒せるスコーピオンが王都側に残っていないため王都はドロゴンの炎で完全に焼き尽くされてしまった。

6話

王都を焼き尽くした後、自分の兵であるドスラクやアンサリードを前にして勝利宣言を行う。それはこれからも既存の体制を破壊するために戦い続けるというものであった。そしてティリオンが兄ジェイミーを無断で解放したことを責める。ティリオンもジェイミー、そして罪のない民衆を虐殺したデナーリスに怒りを覚えており、女王の手が身に着けるバッジを捨てて叛意を見せる。デナーリスはそのティリオンを捕らえるように指示。
ティリオンに会いに行ったジョンはデナーリスを殺害する覚悟を決めていたが、それと知らず鉄の玉座の前でデナーリスはジョンにこれからも共に歩んでいこうと言う。そしてジョンをキスを交わすが、ジョンがデナーリスの腹部を突き刺す。
絶命したデナーリスの遺体はドロゴンが連れ去ってしまい、消息不明となった。
新たな王となったブランはこの行方を捜すように、王の手となったティリオンに指示。

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