ジェイミー・ラニスター -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

ジェイミー・ラニスター

キャスタリーロックを本拠とするラニスター家の当主タイウィン・ラニスターの長男。王を守るキングズガードの役職に就く。
双子の姉のサーセイ・ラニスターはロバート・バラシオン王の妻だが、ジェイミーとサーセイは男女の仲であり、ジョフリー、ミアセラ、トメンの3人は全てジェイミーの子。そのため3人とも金髪。
本編開始から15年前の「ロバートの反乱」においては自分が守るべき王であるエイリス・ターガリエンを殺害したことから「キングスレイヤー」と呼ばれることになる。これは世間にはジェイミーが我欲のため行った事とされているが、反乱軍に追い詰められて王都全てを焼き払おうとしたエイリス王を止めるために、つまり民衆の命を守るために行ったものだった。

シーズン1ではロバート王や自分の兄弟家族と共にウィンターフェルを訪れる。その領地内にある古びた塔の中でサーセイと愛し合っているところをブラン・スタークに見られてしまい、塔の上から突き落とす。ブランは下半身が動かなくなり、これによりスターク家との確執が生まれてしまう。
弟のティリオンがキャトリンに捕らわれた後はロバートにより王の手に任命されたエダードと対立する。エダードが処刑された後、その息子のロブ・スタークが蜂起したのでこれと戦うが、ロブの奇策にはまり捕虜になってしまう。

シーズン2でもしばらくスタークに囚われ捕虜のまま。自分の従兄弟のアルトン・ラニスターが同じ檻に入れられたため、これを殺害して見張りの気を引いて脱出。その後はキャトリン・スタークの元へと連れていかれるが、キャトリンは娘のサンサ、アリアを救うためあえてジェイミーを解放し、ブライエニーに王都まで警護させる。

シーズン3でブライエニーと旅を続けていたが、ボルトン軍に見つかってしまう。そこでボルトン兵のロックに右手を切断されてしまう。ボルトン家当主のルース・ボルトンがいるハレンホールまで連れていかれそこでクァイバーンから治療を受ける。ここでブライエニーに15年前の真実を話す。その後ルースから身柄を解放され、キングズランディングに辿り着く。

シーズン4では片手を無くした状態でもキングズガードを続けようとする。タイウィンからは故郷キャスタリーロックを統治するよう言われるが拒否。ティリオンがジョフリー暗殺の容疑者となってしまったので、タイウィンに自分が後継者となるからティリオンを助けてくれるよう頼む。結局ティリオンは死刑になるが、ヴァリスの根回しによりその前に亡命。ジェイミーはその手助けをする。しかしティリオンは亡命前に父タイウィンを殺害。これまではティリオンの味方だったが、敵視するようになる。

シーズン5では姪(実は娘)のミアセラ・バラシオンに危機が迫っていると知り、ブロンと共にドーンのマーテル家の居城ウォーターガーデン城に潜入する。ドーランからミアセラを連れて王都に戻る許可を得る。しかしシーズン4でオベリン・マーテルが殺された事でラニスターに恨みを抱くエラリア・サンドによりミアセラは遅効性の毒を飲まされ、船の中で死んでしまう。

シーズン6ではサーセイによりハイ・セプトンに任命されながらも手に負えないほど暴走したハイ・スパロウと対立する。投獄されたマージェリー・タイレル、ロラス・タイレルを救出するために動くもハイ・スパロウはトメンと繋がりを強めていた。トメンはジェイミーをキングズガードから外し、リヴァーラン城を落とすように指示。
ブロンと共にリヴァーランへ行くとブリンデン・タリーが籠城していた。無血開城のためその甥のエドミュア・タリーを利用するもブリンデンは聞かなかったが、エドミュア自ら城に乗り込むことで開城される。
王都に戻ってくると大聖堂が崩壊していた。これはサーセイが邪魔者全てを爆破した跡だった。

シーズン7では全ての子を失い女王として君臨したサーセイと今後を見据える。ユーロン・グレイジョイがサーセイに味方していたが、ジェイミーは悪虐な行為を厭わないユーロンを良くは思わなかった。
その後は王都の財政難のため、ハイガーデン城を落とす事になる。息子も孫も全て失ったオレナ・タイレルに苦しまずに死ねる毒を飲ませる。
財宝を奪っての帰り道でデナーリス・ターガリエン率いるドスラクの兵とドラゴンに襲撃される。ブロンに助けられなんとか生存する。
その後厳しい現状をサーセイに伝える。サーセイが新たにジェイミーとの子を身ごもっている事を知る。
デナーリス、北部の王ジョン・スノウ陣営との会談に出席する。ここでサーセイは北から来る脅威のため力を貸すと約束したが、実はそれは嘘であり、北部へ兵をやるつもりなどなく、ユーロンに兵を連れて来させて王都の守りをより強くするつもりだった。それを知ったジェイミーは流石にサーセイを見限り、一人で王都を出る。

シーズン8では死者の軍団と戦う。この際、一人の兵士としてブライエニーの指揮下で戦うことになる。ブライエニー共々死者の圧倒的な数に押されるが、生存する。
戦いの後では互いに惹かれていたブライエニーと肉体関係を結ぶ。しかしジェイミーの心は変わらずサーセイの元にあり、引き留めるブライエニーを振り切り再び王都へと向かう事に。途中で捕らえられるがティリオンの手により逃げて、一人で王都に潜入、王城にいるサーセイに会いに行く事に。サーセイとは二人きりで船で逃げ、人生をやり直すはずだった。王城でサーセイと再会するが、デナーリスによりキングズランディングが焼き尽くされて王城も崩壊を始めたため、浜辺への抜け道が塞がれてしまい、サーセイと共に瓦礫に埋もれて死ぬ事となる。

相関図

ジェイミー・ラニスターとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
エイリス・ターガリエン ロバートの前の王。行いの残虐さから「狂王」と呼ばれる。ジェイミーはエイリスのキングズガード(王の盾)だったが、ロバートの反乱時に殺害したため「キングスレイヤー」と侮蔑を込めて呼ばれる。これは世間にはジェイミーが次の王になろうとしたために殺したということになっているが、ロバートたちに追い詰められたエイリス王が王都を全て焼き払おうとしたのを止めるために殺害した、というのが真実だった。
サーセイ・ラニスター 双子の姉だが、実は肉体関係にあり、ジョフリー、ミアセラ、トメンは全てロバートとサーセイの子ではなくジェイミーとサーセイの子。ジェイミーはサーセイへの愛が行動の原動力になっていると、シーズン6でエドミュア・タリーに語った。しかしシーズン7でサーセイがデナーリス・ターガリエン&ジョン・スノウ陣営を騙そうとしているのを知るとジェイミーはサーセイを見限った。だがジェイミーは死者との戦いが終わった後は再びサーセイの元へと戻ろうとする。ティリオンの提案によりサーセイと二人きりで海の向こうで人生をやり直すはずだったが、焼き落ちる王城から逃げられず、サーセイと共に瓦礫に埋もれて絶命することとなる。
ティリオン・ラニスター 弟。ティリオンは父タイウィンや姉サーセイには忌み嫌われているが、ジェイミーだけは友好的。そのためティリオンもジェイミーを深く信頼しておりシーズン4でジョフリー殺しの裁判にかけられた時も味方となった。しかしタイウィンが殺害されてからはティリオンに対して「次に会ったら殺してやる」と考えていた。しかしシーズン7で再会した時に殺しはしなかった。シーズン8での死者の軍団との戦いの前後では酒を飲み交わし相変わらず仲が良かった。ティリオンはサーセイとジェイミーを救おうとするが叶わなかった。
ブロン 右手を失って王都に戻ってきたジェイミーが片手での剣の稽古のためにティリオンから紹介された人物。これをきっかけに親しくなり、ジェイミーは何かとブロンと共に行動する事が多くなる。
ブラン・スターク シーズン1の1話でラニスター家はウィンターフェルを訪れていたが、そこで廃墟となった塔でジェイミーとサーセイは交わっていた。その現場を目撃してしまったのがスターク家のブラン・スターク。ジェイミーは口封じのため塔から突き落とし、ブランは目撃した記憶を失い、下半身が動かなくなってしまう。
エダード・スターク 北部の王。15年前のロバートの反乱時、エイリス王を殺害した現場にやってきたのがエダードだった。エダードは現場を見るなり、ジェイミーが自分が王になるためにエイリスを殺害したのだと判断したのだという。これは誤解でありジェイミーはエイリスがワイルドファイアで王都を爆破するのを止めたのだった。シーズン1ではティリオンがスタークの捕虜になったことでジェイミーは怒り、エダードに重傷を負わせて捕らえる。
タイウィン・ラニスター 厳格かつ冷酷な父親。タイウィンはジェイミーの事を自分の後継者として育て上げたいと考えていたが、シーズン4でティリオンに殺害される。これによりティリオンを憎むようになったため、ジェイミーはタイウィンの事を尊敬していたようである。
ブライエニー シーズン2でロブ・スタークに捕らえられたジェイミーはその母のキャトリン・スタークの独断で解放された。これは娘のサンサ・スターク、アリア・スタークをジェイミーと交換するためだった。そしてキャトリンはジェイミーを王都まで送り届ける役を自分に忠誠を誓ったブライエニーに頼む。その道中では様々な困難があり、ジェイミーとブライエニーはそれを通して絆を深めていった。立場を越えた友人のような関係。
ロック ルース・ボルトンの配下の一人。ジェイミーの右手を切り落とした人物。後にブラン・スターク殺害を行おうとした時にホーダーにより殺害される。
クァイバーン ジェイミーがハレンホールで出会った元メイスター。そのままジェイミーと共に王都へ。ハレンホールでは右手の手術をし、王都に帰ってからは義手を作った。
ユーロン・グレイジョイ 鉄諸島を本拠とするグレイジョイ家の当主。シーズン7でサーセイと手を組み、陸軍最高司令官のジェイミーと並び立つ、海軍の最高司令官となった。サーセイの事を女として狙っており、ジェイミーを挑発した。

シーズン1での動向

1話

ウィンターフェルを訪れる。娼館で遊んでいるティリオンを呼びに行く。塔の上でサーセイと交わっているところをブランに目撃され、証拠隠滅のためにブランを落として殺そうとする。

2話

壁を見に行くというティリオンに「まさか黒衣を着たりしないよな?」と言う。ブランについて「生き永らえても奇怪な姿になる」とティリオンに話す。ブランをかばうティリオンに「誰の味方だ?」と聞く。ジョンと話してナイツウォッチになることについて皮肉交じりにエールを送る。

3話

キングズランディングに到着したエダードと会話。狂王の残虐な行動はあの時傍観するしかなかったと自己弁護、自分は正義を行ったと言う 。ブランが目覚めたことで危惧するサーセイに対して「敵は全て殺す」と言う。食事中のロバートと会話。最初に殺した相手を聞かれて「無法者集団の一人」と答える。狂王を後ろから刺した時はどんな様子だったかとも聞かれて、刺される前と同じく火あぶりにしろと叫んでいたと答える。

4話

王が女と遊んでいる部屋の扉の前で番をしている。エダードの使いと話しグレイジョイの蜂起の際にミアのソロスと戦ったことを思い出す。

5話

娼館でロバートの落とし子に会った直後のエダードを取り囲みエダード以外を全て殺させ、エダードとは1対1で対決。敗北しそうになるが部下の横やりで助かる。しかしそれが気に入らず部下を殴りつける。足に重傷を負ったエダードに「弟を帰せ」と言う。

7話

タイウィンと共に兵を連れてアイリー城へ向かっている。タイウィンを裁判に召喚するというエダードからの文を読みバカな判断だと一蹴。エダード襲撃を父親タイウィン・ラニスターにとがめられ弟が捕虜になったからだと返す。キングスレイヤーと呼ばれることに憤りを感じているという。

9話

タイウィンが戦っている間、ロブに奇襲をかけられて捕虜にされてしまう。

10話

捕虜の身でキャトリンと話すが挑発する。ブランを突き落としたことをキャトリンに白状する。しかし理由は伏せた。

シーズン2での動向

1話

スターク軍の野営地に捕虜として拘束されている。ロブにジョフリーの出生やブランを突き落としたことを見透かされる。

7話

自分と同じ檻に入れられたアルトンと会話。自分がかつてバリスタン・セルミーの戦いを見て「彼の戦いは芸術だった」と言うほどに憧れた話をする。以前ロバートに話した最初の殺しの件も話す。自分に憧れを持っているアルトンを絞殺。異変を見に来た番人も殺す。その後にキャトリンがいる野営地へ連れて来られる。

8話

キャトリンに逃がされ、ブライエニーに連れられてキングズランディングに向けて移動。ブライエニーに軽口を叩く。

10話

ブライエニーと共にキングズランディングを目指す。相変わらずブライエニーに挑発的な軽口を叩き続ける。遭遇したスタークの兵士の1人がジェイミーを知っていたため素性がばれる。

シーズン3での動向

2話

相変わらずブライエニーと共に徒歩でキングズランディングへ向けて歩き続ける。レンリーの性癖をブライエニーに暴露する。道行く老人が自分の正体に気付いたと見抜く。橋の上でブライエニーと戦う。そこでボルトン兵のロックたちに見つかりブライエニー共々窮地に陥る。

3話

ブライエニーと共にボルトンに囚われる。鎖でつながれていなければ捕らえられなかったとブライエニーに強がる。ブライエニーを案じてボルトンに逆らわないように忠告する。ブライエニーが暴行されそうになったところでブライエニーがサファイアの獲れるタースの人間であることをボルトン兵の1人、ロックに教え、ブライエニーを救う。また、ロックに自分を解放すればタイウィンから莫大な金をもらえると交渉する。鎖を解いてもらうが、「自分が賢いと思っているな、親父がいなければただの人だ」とロックに言われて切株の上に置かれた右腕をロックに切断されてしまい、絶叫する。

4話

右手を切られたため精神的にも肉体的にも限界。ロックに馬の小便を渡されて水だと思ってがぶ飲みしてしまう。左手だけでロックらに立ち向かうもあえなく倒される。「俺は死ぬ」とブライエニーに弱音を吐く。ブライエニーから叱責される。

5話

ブライエニーと共にハレンホールのルースの前に差し出される。クァイバーンから右手の治療を受ける。激痛で絶叫しながらも耐える。その後ブライエニーが入っている風呂に入る。そこでかつてエイリス・ターガリエンを殺した時の真実をブライエニーに話す。エイリスはワイルドファイアに取りつかれ、逆らう者すべてを焼いていた。そしてワイルドファイアの保管場所を王都の何か所にも設置した。ロバートの反乱で劣勢になったときジェイミーはエイリスに降伏するように言ったが、エイリスは聞かなかった。そしてエイリスはパイセルの言葉「ラニスターは信用できます」を信じてタイウィンを王都へ入れたが、タイウィンは裏切った。そこでエイリスは「全て焼き尽くせ」と命令、つまり保管しているワイルドファイア全てを着火して王都を焼き尽くせということだった。ジェイミーはこれを聞いてエイリスの殺害を決行した。背後から刺し、さらに蘇らないように首を切った。そこに現れたのがエダードだった。エダードはジェイミーを見た途端に有罪だと決めつけたという。この話をしているうちに意識を失いかけ「俺の名は(キングスレイヤーではなく)ジェイミーだ」と呟く。

6話

左手だけなので食事に手間取る。ルースからは解放を約束される。

7話

キングズランディングへ出立の前にブライエニーと会話。ブライエニーに「借りが出来た」と言うと「サンサとアリアを返せば借りは返したことになる」と言われる。キングズランディングをクァイバーンと共に目指す。自分は王都の人間50万を救ったとクァイバーンに話す。ロックがブライエニーを解放する気がなく、殺そうとしていることを知り、ハレンホールに戻る。ブライエニーが熊と戦わせられているところに割って入り救出。

10話

ようやくキングズランディングに到着する。そしてサーセイと再会。

シーズン4での動向

1話

タイウィンからエダードの剣を溶かして作り直したヴァリリア鋼の剣を授かる。地元のキャスタリーロックを統治するように言われるが拒否し、キングズガードを続けることを表明する。クァイバーンが作った義手を装着する。自分が長い間最悪の状況だったが、サーセイから戻ってくるのが遅すぎたと言われる。その後はジョフリー、マーリンと共にジョフリーの婚姻時の警備の計画をする。ジェイミーにキングズガードとしての適性を疑われる。ブライエニーからはサンサを解放するように言われるが、すでにサンサ・ラニスターになっているのだから難しいと答える。

2話

ティリオンと共に食事する。もう剣が振れないと弱音を吐くが、ティリオンからブロンを紹介されて左手でも剣を扱えるように稽古をする。ロラスと話して「サーセイはお前とは結婚しない」と断言する。

3話

ジョフリーの遺骸の前でサーセイと二人きりになって語る。ティリオンを殺してと頼まれるが「弟だぞ」となだめる。その後サーセイと激しくキスを交わすが、サーセイが義手を見て嫌悪感を露わにして離れたので「嫌な女だな。神々はなんでこんな女を愛させたんだ」と言って、息子のジョフリーの遺体を前にしてサーセイを無理矢理に抱く。

4話

ブロンと模造剣で稽古。ブロンに「弟がジョフリーをやったと思うか?」と聞く。ティリオンのところへ行き会話する。ティリオンには釈放してほしいと頼まれるが立場上不可能だと言う。サーセイに「ティリオンはやっていない」と言う。タイウィンから授かったヴァリリア鋼の剣を「エダードの剣から作られたものだからお前が持つ権利がある」と言ってブライエニーに渡し、鎧も用意する。さらにポドリックを従士としてつけ、ブライエニーをサンサ、アリアを救出する旅に送り出す。

6話

ティリオンを裁判場へ連れていく。裁判の休憩中に実の息子に死刑を下すのですかとタイウィンに詰め寄る。ティリオンを生かしてくれれば自分がキングズガードをやめ、ラニスター家繁栄のため尽くすと言う。するとタイウィンがならばティリオンにはナイツウォッチとなって生きる道を与えようと言われる。それを受け入れ、ティリオンに自分の言う通りにするように教える。

7話

裁判で言うことを聞かなかったティリオンになぜと責める。そんな中でティリオンにサーセイとのことを言われそうになると「やめとけ。最後の味方を失うぞ」と警告する。決闘裁判には出られないと言う。

8話

ティリオンにワインを差し入れする。オーソン・ラニスターに関してティリオンと昔話をする。オーソンが虫を殺し続けたのはなぜだったか?と聞かれて「分からない」と答える。オベリンが敗北したのを見て落胆。

10話

サーセイに対して「お前の望む通りになった、満足か?」と言う。サーセイが自分ら双子が肉体関係にあることをタイウィンに言ったことを聞く。ヴァリスの指示によりティリオンを誘導して脱出させようとする。最後にティリオンと抱き合う。だがこの後ジェイミーの知らぬところでティリオンがタイウィンを殺害して亡命。ジェイミーはティリオンを憎むようになる。

シーズン5での動向

1話

サーセイと共にタイウィンの遺体の前に佇み会話。「父上の遺したものを外の奴らは全て奪おうとしている」と言う。サーセイに「父上はあなたを世界一愛していた」と言われる。

2話

サーセイからミアセラの危機を聞く。これを受けて単身ドーンのウォーターガーデンに行ってミアセラを取り戻すことにする。ロリスと結婚したブロンに、さらに好条件を報酬とすることを約束して協力を仰ぐ。

4話

ミアセラ救出のためブロンと共にオールドタウン行きの船に乗って船旅。途中、ブライエニーの故郷タースを見かける。ブロンに「ティリオンに今度会ったら真っ二つにする」と言う。ブロンと二人でドーンに上陸する。毒蛇に噛まれそうになったところをブロンに救われる。ブロンに死ぬ時は愛する人の腕の中がいいと語る。ブロンと共にドーンの見張りの兵士のうち1人を倒す。窮地に陥るが剣を義手で受け止める。

6話

ブロンと共にウォーターガーデンへ。ミアセラを連れ出そうとしたところでエラリアの娘3人と戦いになる。途中でドーランの兵に囲まれたため投降。

7話

ミアセラと話してドーンは危険だからキングズランディングに戻ろうと説得するも、トリスタンを愛しているというミアセラに拒否される。その後、砂蛇の3人娘と戦いになるが、さらに途中からドーランの護衛のアリオ・ホターらが現れて、ブロンともども拘束される。

9話

ドーランと会う。ミアセラの首飾りと共に蛇が入っている脅迫が届いたと事情を教える。トリスタンを小評議会に入れることを条件に、ミアセラ、そしてトリスタンを王都へ連れ帰る許可を受ける。

10話

ミアセラを連れて王都へ戻る。ミアセラに実はお前は自分の子供であると言い出そうとするが、先にミアセラから実はジェイミーが父親だと薄々分かっていたと告白される。その直後にミアセラはエラリアが飲んだ毒により血を流し始めて死んでしまう。

シーズン6での動向

1話

ミアセラの遺体と共にドーンから戻ってくる。魔女の預言を信じるサーセイに「予言などクソくらえ。この世界で大切なのは俺たちだけ、全てを奪い取ってやる」と言って抱きしめる。

2話

トメンと共にミアセラの葬儀に出る。サーセイに「なぜ葬儀に出させなかった」と聞く。その後サーセイに会いに行くよう言う。そこに来たハイ・スパロウと会話。サーセイを辱めたことに怒る。王を殺し、従兄弟を殺し、罪人の弟を解き放った自分の罪はどうなる?と詰め寄りハイ・スパロウを脅す。しかし周囲を狂信者たちに囲まれる。

3話

クァイバーンの改造により見た目が不気味になったグレガーを見てバカにしたところ睨まれる。ケヴァンに出ていけと言われるが小評議会に出席。

4話

サーセイと共にケヴァン、オレナが行っている小評議会へと立ち入る。タイレル家の力を借りる提案をケヴァンにする。

6話

タイレル家を誘導してマージェリーとロラス救出のため、ハイ・スパロウたちと対決。マージェリーとロラスを解放するなら何もしないとハイ・スパロウに警告。するとハイ・スパロウは意外にもそれを聞く。だが、トメンがハイ・スパロウの手に落ちていたことを知る。その後、トメンからキングズガードを解任される。そしてリヴァーランのブラックフィッシュと交渉するように命じられる。ブロンや傭兵を金で雇ってハイ・スパロウらを倒すと息巻いてサーセイに語る。

7話

ブロンと兵を連れてリヴァーランに。ブロンに右腕になれと言う。フレイ家と合流。戦が下手なローサーに変わって指揮を奪う。ブリンデンとは和解をすることにする。単身で城に入りブリンデンと話す。トメン王の名において城を解放しろと要求。だが意地を張り続けるブリンデンに拒否される。

8話

リヴァーランにやってきたブライエニーと会話。サンサを保護したことを祝福する。ブライエニーがブリンデンを無血開城すると言うので一旦任せてみる。それができればタリー軍を安全に進軍させるとブライエニーと約束する。ブライエニーは以前渡したヴァリリア鋼の剣をジェイミーに返そうとするがジェイミーは「もうお前のものだ」と言って受け取らない。その後はエドミュアと話す。エドミュアから「自分がどうやって真っ当な人間だと納得している?」と聞かれる。エドミュアの姉キャトリンは子供を深く愛していたので尊敬していたという話をする。そして自分の行動原理はサーセイへの愛だ、他の者などどうでもいいと話す。そして今度はエドミュアに無血開城のため城に入らせる。エドミュアにより城の門は開けられる。ブリンデンの死を聞いた後、船で逃げるブライエニー&ポドリックを見かける。

10話

リヴァーラン制圧後、ツインズ城へ行き祝杯をあげる。ウォルダーと会話。浮かれているウォルダーに「皆が恐れているのはフレイではなくラニスターだ」と言い放つ。その後は王都に戻るが、大聖堂が破壊されているのを見て驚く。そしてサーセイが女王と認める戴冠式に出席する。

シーズン7での動向

1話

女王となったサーセイと話し、敵に囲まれている今の危険を理解していない、同盟がなければ勝てないと話す。グレイジョイ家が味方になっていてもヤツらは信用できないと話す。以前のグレイジョイの反乱での出来事をユーロンと話して舌戦を交わす。

2話

サーセイの呼びかけに応じたランディルに感謝し、ハイガーデンを攻めるようにランディルを説得する。

3話

ユーロンが海軍を率いることになったことを良く思わずユーロンに皮肉を飛ばすが挑発され、衆目の前でつかみかかりそうになる。エラリアに復讐を遂げた後のサーセイと寝る。ブランやランディルらと共に大軍を率いて西のハイガーデンを攻める。これはかつてロブに捕虜にされた時のことを参考にした。オレナと1人で対面。本来ならサーセイの指示で苦しんで殺すはずだったが、苦しまない毒を使い死ぬように促す。オレナからジョフリーを殺したのは自分だと白状される。

4話

ハイガーデンから奪った財宝を運ぶ。デナーリス率いるドスラク軍、それにドラゴンに襲われる。デナーリスを殺そうとするもドラゴンの炎に焼かれそうになるがブロンに救われる。多くの兵と物資が灰に。

5話

ドラゴンの炎にやられる直前にブロンに救われ川に落ちたため逃げ延びる。サーセイに「ドスラク人には勝てない。ドラゴンもいる」と言う。ジョフリーを殺したのはオレナだという事実も伝える。ブロンの案内でティリオンと城の地下で密かに会う。そして死者を捕らえたら王都に入れるように頼まれる。サーセイが身ごもっているのを知る。

7話

デナーリスらの訪問に備えてブロンと守りを固める。サーセイと共に会合に出る。死者の軍団の数は?とデナーリスに聞くと10万以上と答えられる。サーセイがデナーリスらとの約束は嘘だったと知る。さらにサーセイがユーロンと共謀していたことも知る。流石にサーセイを見限り、王都を出る。北への出立の際、雪が降り始めるのを見る。

シーズン8での動向

1話

サーセイを見限ったジェイミーは単身ウィンターフェルへ到着する。そこで自分をじっと見つめるブランを見つけて驚きの表情を見せる。シーズン8の1話はここで終わる。

2話

デナーリス、サンサその他諸侯の前で詰問を受ける。サーセイが北へ軍を送る気などないことを伝える。デナーリスからは自分の父を殺した男だから信用できないとされるが、ティリオンが説得し、ブライエニーも過去共に旅をした時に救われた事を話し、ジョンもジェイミーを信用したためデナーリスからも渋々ながら許される。
かつて塔から突き落としたブランと森で話す。ブランに過去の過ちを謝罪するも、ブランは「あのおかげでジェイミーも自分も変わる事ができた」と言い、ブランがジェイミーを恨んではいないことを聞く。
その後は弟のティリオンとウィンターフェル内部を歩きながら会話。ティリオンから「サーセイの本性を知っていてもお前は味方し続けた」と言われる。壁から見下ろしたところにブライエニーがいたので近づき会話。かつての自分とは違い、死の軍団との戦いでは左翼の指揮を担当するブライエニーの部下として行動する事を伝える。
決戦前夜ではティリオン、ブライエニー、ダヴォス、トアマンド、ポドリックらと酒を飲み交わす。ブライエニーに対してサー(騎士)の叙任を行う。

3話

死者たちとの戦いでは指揮官として指示を出す。最終的には数で押されてブライエニーと共に絶体絶命になるが、アリアが夜の王を倒した事でギリギリのところで生存する。

4話

戦いの後の宴でブライエニーと「真実を当てられたら酒を飲む」というティリオン考案のゲームをする。ティリオンのせいで不快感を露わにしたブライエニーを追って部屋へ。そこで互いに服を脱がしあって体を重ねる事になる。
ティリオンとの会話中に突然ブロンが現れる。ティリオンが「自分らについたらブロンにハイガーデンをやる」という条件を出したため反対するが、結局ブロンはその条件を飲み去ってしまう。
ジェイミーはウィンターフェルに待機する事になるが、デナーリス率いる海軍がユーロンらによって大打撃を受けた事を知ると、サーセイを止めるため?かジェイミーは単身で王都へ向かおうとする。恋仲となったブライエニーが泣いて引き留めようとするも、「俺はサーセイのためなら何でもなる人でなしだ」と自虐しながらウィンターフェルを去る。

5話

一人でウィンターフェルを出たが、義手が目立つため途中で捕まっていた。
会いに来たティリオンと話す。ティリオンはジェイミーを密かにサーセイに会いにいかせ説得させ、その後は二人でひっそりと暮らすように、人生をやり直せと二人のために提案してきたのでジェイミーはその案に乗る事にする。ティリオンから「お前がいたから子供時代を生き残れた。お前だけが俺を化け物扱いしなかった」と言われる。今生の別れになるであろうティリオンと抱き合う。
王都を攻める作戦が始まるとジェイミーは群衆に紛れて密かにサーセイがいる王城を目指す。しかし王城に入る前に門が閉められてしまったため浜辺の抜け道から王城へ入る事にする。浜辺でユーロンと遭遇し、戦う。胴体を突き刺されて重傷を負うが立ち上がり、逆にユーロンを突き刺して打ち勝つ。瀕死のまま王城に入り、そこでサーセイと会う。脱出しようと地下へ行くが、デナーリスがドロゴンで王都を焼き尽くしたために出口まで崩れてしまい浜辺に出れなくなってしまっていた。「私たちの子を生かして、ジェイミー」と懇願するサーセイに対して「俺とお前だけ、他は考えなくていい」と言ってサーセイを落ち着かせる。そのまま抱き合いながらサーセイと共に崩れてきた天井に埋もれる。

6話

焼き尽くされた王城の中で瓦礫の中からティリオンに発見される。サーセイと寄り添うように息絶えていて、それを見たティリオンは涙を流す。

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