ロラス・タイレル -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

ロラス・タイレル

ハイガーデン城を本拠とするタイレル家の三男。花の騎士とも呼ばれる。美男であり、サンサ・スタークからも憧れを持たれた。だが実はロラスは男色であり、レンリー・バラシオンの恋人だった。妹のマージェリーからはそれについて慎むように忠告される。
サンサとはシーズン3で結婚の約束が一時結ばれたが、タイウィン・ラニスターの目論見により、サーセイ・ラニスターと婚約させられてしまう。だがロラスにとってもサーセイにとってもこれは不本意だった。ロラスはサーセイと親しくなろうとはしたが、サーセイは会話する気もなく一蹴する。

シーズン5でハイスパロウが王都で権力を持った後、男色は罪だということでロラスは捕らえられてしまう。この件で偽証したとして妹マージェリーも投獄。
それ以降、王都の牢に捕らえられたままになり、精神的に限界を迎えてしまう。そして大聖堂で行われる裁判において自らの非を認めて懺悔する。
だがその直後、サーセイの企みにより大聖堂がワイルドファイアにより大爆発。他の多くの者と共にロラスも灰になる。

相関図

ロラス・タイレルとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
マージェリー・タイレル ロラスの妹。兄妹仲は良く、ロラスが幽閉された時は心から心配した。しかし大聖堂でロラスもマージェリーも爆死してしまう。
レンリー・バラシオン ロバート・バラシオンの弟。ロラスはレンリーと肉体関係にあった。ロラスはレンリーに王になる資格があるとも言ってその気にさせていた。
オレナ・タイレル ロラスとマージェリーの祖母。常にタイレル家の利益になるよう尽力する人物であるため、ロラスが牢に捕らえられてからもその解放のために動いていた。
サンサ・スターク シーズン1で王都に来てロラスに憧れを持った。それ以降もロラスと親睦し、一時はロラスとサンサは婚約をするが、それはサーセイとの婚約で無効になる。
サーセイ・ラニスター タイウィンの目論見によりロラスはサーセイと婚約することになってしまう。ロラスもサーセイも不本意であり、特にサーセイはロラスと話すことさえも拒否するシーンが数回ある。
オリヴァー ピーター・ベイリッシュの娼館にいる男娼。ロラスが気に入って肉体関係を持つが、そのせいでロラスがサンサと婚約することをピーターに知られてしまう。
ハイ・スパロウ シーズン5〜6から王都で力を持つ宗教家。我欲を捨てており権力なども興味はなく、どんな身分の人間でも等しく裁こうとする。ロラスも男色の罪を暴かれて投獄されてしまう。投獄された後のロラスは疲弊しきり、シーズン6では自らの罪を公で認める。

シーズン1での動向

5話

槍試合に出場。試合前にサンサにバラを渡す。グレガーに勝利するが、激昂したグレガーに襲い掛かられ、ハウンドに救われる。「恩人です」と言ってハウンドの腕を取って掲げて喝さいを受けた。その後恋人のレンリーと睦まじく会話。レンリーが王になるべきだと言ってその気にさせる。

シーズン2での動向

3話

ブライエニーと決闘して敗北する。キャトリンが使者として来たがロブが来るべきだと苦言を呈する。レンリーと愛し合うが、ブライエニーをキングズガードにしたことについて文句を言う。結婚して2週間も経つのにマージェリーは処女だと兵士が笑っている、と言いレンリーが女性を愛せないことを皮肉る。

4話

レンリー、キャトリン、ブライエニーらと共にスタニスに会いに行く。だがレンリーはメリサンドルの魔術により殺害されてしまう。

5話

レンリーが死んだことで茫然自失。スタニスの仕業だと確信してスタニスを殺すと激怒。しかしピーターとマージェリーの説得により感情を抑えてスタニスが攻めてくる前に逃げる決断をする。

9話

タイウィンらと共にブラックウォーターの戦いに駆けつけ、ティリオンやサーセイらを助けた。

10話

前話で救援に来たことでジョフリーからその功績を讃えられたため望むものを与えようと言われ、妹のマージェリーを妻にしてほしいと願い、それが聞き受けられる。

シーズン3での動向

1話

マージェリー、サーセイ、ジョフリーと共に夕食を取る。

2話

サンサの元を訪れて散歩に誘う。

5話

剣の試合をし、その場で見つけた従士の男性と体を重ねる。しかしこれはピーターの手の者で男娼のオリヴァーだった。自分がサンサと結婚することを話してしまったためピーターにそれが筒抜けに。

6話

婚姻相手のサンサと話して親睦する。だが、タイウィンの意図によりロラスはサーセイとの結婚が決められてしまう。

8話

ティリオンとサンサの婚姻の晩餐中、自分もサーセイと不本意な結婚をしなければならないことを思い不機嫌になり退席する。婚姻相手のサーセイに話そうとするも半ば無視される。

シーズン4での動向

2話

結婚の宴の場でジェイミーと話す。そこでジェイミーからサーセイとの結婚なんてことは実現はしないと言われる。

シーズン5での動向

1話

婚約相手のサーセイにタイウィンは強い人だったと話すが以前同様、ほぼ無視される。オリヴァーと肉体関係にあり、ドーンでもハイガーデンでもここを出たいと言う。そこにやってきたマージェリーからもう少し謹んでほしいと言う。タイウィンが死んだことでサーセイとの婚約は破談になった。

4話

男色趣味が悪だとされ、ランセルに捕らえられる。

6話

男色の罪によりハイ・スパロウから審問を受ける。そして男色の罪を否定する。しかし証人として現れたオリヴァーの証人で有罪となってしまう。

シーズン6での動向

4話

牢にずっと閉じ込められており限界を迎えつつあった。牢にやってきたマージェリーに励まされる。しかしもう家のことなどどうでもいい、早く終わらせて欲しいとマージェリーに言う。

10話

まだ牢の中にいたが、審判のため大聖堂に連行される。もう心は折れているため、レンリーと寝たことを認め、自分の罪をあっさりと認め、タイレルの名と地位、ハイガーデンの継承権を捨て、子も作らないと宣言する。そしてランセルらと同じように額に印をつけられる。ワイルドファイアによる大爆発でマージェリーなどもろともに死ぬ。

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