ティリオン・ラニスター -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

凡人の感想・ネタバレゲーム・オブ・スローンズ相関図付き登場人物解説>ティリオン・ラニスター

人物解説

ティリオン・ラニスター

キャスタリーロックを支配するタイウィン・ラニスターの第三子。GOTの準主役級の人物。
生まれながらにして背が小さく醜い容姿であり、また出産の際にその母が死んだため、父タイウィンと姉サーセイからはその存在自体を疎まれている。しかし兄ジェイミーとの仲は良好。
基本的にその容姿から馬鹿にされることが多いが知性は高く弁が立ち、自身の容姿に対して卑屈になるようなことは一切なく、良識派で、どのような状況でも信念を持って堂々でも弁舌を振るう。そのため彼の内面を知る人物からの評価は高い。父をラニスターに殺されたサンサ・スタークであっても「ティリオンは他のラニスターとは違う」と評する。
人を傷つけるような行動は避けようとし、邪悪な王であるジョフリーに対して面前で批判する唯一の存在でもある。だがそのためにジョフリーからは恨みを買うことになり、結果、王殺しの被告人として捕らえられる。

シーズン4までは王都で活躍してきたが、ティリオンがジョフリー殺しの裁判を受けている時に、愛人であるシェイが証人として現れて裏切る。これはタイウィンの根回しによるものだった。そしてその後、シェイがタイウィンに抱かれていることも知る。若い頃、タイウィンはティリオンが惚れ込んだ娼婦を衛兵に与えたという侮辱を行ったことがあったが、今度はそれ以上の屈辱をティリオンに与えた。シェイに襲われそうになったため、逆にシェイを殺してしまう。そしてその後、娼婦絡みで二度も弄ばれたこと、実の息子である自分を死刑にしようとしたことに対する恨みから、タイウィンもクロスボウで殺してしまうのだった。
その後ヴァリスと共に亡命して自暴自棄気味になっていたが、デナーリスの相談役、女王の手の座に落ち着く。

シーズン8でもデナーリスの女王の手として忠実に仕える。ウィンターフェルでの死者たちとの戦いではティリオンは戦う事を希望したがデナーリスの命令で地下に隠れる事に。王都に攻め入る際、親友のヴァリスはデナーリスを危険視してジョンこそ王に相応しいとしたためためにデナーリスに処刑されてしまう。その後、デナーリスは王都を民衆もろともに焼き尽くしてしまい、ティリオンが救おうとしていたジェイミー、サーセイも死んでしまう。そのため女王の手が身に着けるバッジをデナーリスの目の前で捨て、投獄される。ヴァリスが正しかったと会いに来たジョンに言い、デナーリスの危険性をジョンに諭し、ジョンに暗殺の実行を示唆する。
ジョンがデナーリスを殺した後ティリオンが先だって処刑されそうになるが、首脳会談の場でティリオンは次の王はブラン・スタークが相応しいと提唱し、その場にいた各国諸侯全員に支持される。
そしてティリオンはブランに王の手に任命され、新たな王朝の政治を担っていくことになる。

相関図

ティリオン・ラニスターとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
ジョン・スノウ シーズン1で会い、互いに好印象を持つ。シーズン7で再会。
ジェイミー・ラニスター タイウィン、サーセイと違い仲の良い家族。アリンで決闘裁判が行われた時にはジェイミーならきっと来てくれると信頼していた。ジョフリー殺しの裁判の時も可能な限りティリオンに味方してくれていた。しかしタイウィンを殺してからはジェイミーからも憎しみを持たれることになる。しかしシーズン8でウィンターフェルで再会した後は再び仲は良好に。未だサーセイを愛しているジェイミーに対して海の向こうでサーセイと共に暮らすように言い、そのために手を回すが、デナーリスが王都を焼き払ったためにジェイミーもサーセイも逃げられずに死ぬ。そのためティリオンはデナーリスを見限り、女王の手の立場を自ら捨てる事になる。
サーセイ・ラニスター 見た目が醜く、生まれた時に母を殺したということでティリオンを疎んでいる。だが、ティリオンがジョフリー殺しの疑いを受けるまでは対話自体は多く、酒を飲み交わすシーンも多い。ジョフリー死後は完全に険悪な仲になる。
ジョフリー・バラシオン ティリオンの甥にあたる王。ジョフリーの振る舞いを唯一咎めるのがティリオンであるため、ジョフリーはティリオンを目の敵にしている。そのため権力を笠に着て何かとティリオンをいじめ倒そうとする。ティリオンはジョフリーを「邪悪で馬鹿な王」と評す。
タイウィン・ラニスター サーセイ同様、ティリオンが生まれた時に妻が死んだということで疎んでいる。酒や女に溺れているティリオンが家名を汚していることも面白く思っていない。シーズン4ではティリオンの処刑を決め、シェイを寝取って弄んだことなどもあり、怒ったティリオンに殺害される。
ブロン アイリー城での決闘裁判で、四面楚歌のティリオンに味方してくれたのがブロン。それ以降、ティリオンはブロンに金や身分を約束してブロンを雇い続ける。雇い雇われのドライな関係ではあるが、友人でもあり、互いを気に入っている。
サンサ・スターク 北部にラニスターの力を及ぼしたいタイウィンの命により、一時的にだが妻となった相手。タイウィンからサンサに子供を産ませろと命令されていたが、サンサを強引に抱くような真似はしなかった。
シェイ シーズン1でティリオンが野営地で出会った娼婦。ティリオンは本気で惚れ込むが、サーセイらからの危害を恐れて距離を離そうとする。そのことはシェイからすると「見捨てられた」と感じたため、ティリオンの敵に回ってジョフリー殺しの裁判の証人として出廷する。その後さらにタイウィンと寝ていることを知ったティリオンはシェイを殺してしまう。
ヴァリス ティリオンとは腐れ縁のような関係。ティリオンは最初のうちは何を考えているかわからないヴァリスを警戒していたが、何度も助けてもらい、のちには「兄以外では唯一、この世で信用できる人間」とまで言って信頼するようになる。しかしシーズン8でヴァリスがデナーリスよりもジョンが王に相応しいと考えるようになった時にティリオンとヴァリスの間には意見の相違が起こり、ヴァリスは反逆罪でデナーリスに処刑されることに。その後王都を焼き尽くすという凶行に走ったデナーリスを見たティリオンは「ヴァリスが正しかった」と後悔した。
オベリン・マーテル シーズン4でティリオンがジョフリー殺しの罪に問われた時、決闘裁判での代理としてティリオンの代わりに戦ってくれたドーンのマーテル家の男。ラニスターを激しく憎んでいるが、ティリオンの味方についてくれた。しかしグレガー・クレゲインに無惨に殺されてしまった。
デナーリス・ターガリエン 父殺しの後に亡命したティリオンが仕えることになる主。ティリオンはデナーリスの女王の手に任命される。

シーズン1での動向

1話

ウィンターフェルを訪れる。娼館で遊んでいたために昼間はスターク家と顔を合わせない。落とし子であるため扱いわが悪く、宴に参加しないジョンと会話し「立場を忘れるな。鎧としてまとえば弱点にならない」と助言を行う。自分は落とし子ではないがこんな身体じゃジョンと立場は同じだと話す。

2話

ブランが怪我をしたことについてジョフリーに対してスターク夫妻に挨拶に行けと言うが反発したので殴る。ジョンたちと共に北の壁を見に行くことにしたことについて兄や姉に苦言を呈される。ブランについて障害が残ったとしても「生きていれば可能性に満ちている」と言う。ジェイミーに「誰の味方だ?」と聞かれて「家族を愛している」と返す。壁へ向かう途中にジョンと話して「兄には剣、俺には精神がある。だから本を読む」と言う。

3話

壁でジョンがナイツウォッチの同僚といさかいを起こしたところにやってきてジョンの非を指摘して上手く仲介する。ヨーレンと下品な話を交わす。ベンジェンとも会話するが、壁の向こうにホワイトウォーカーなどがいるという話は信じないという。そしてベンジェンから壁の北について知らないくせにと辛辣な言葉を受ける。ジオーとエイモンからは来る冬の深刻さや壁の北で起きている異変の兆しを聞いて、王に伝えるように言われる。壁を離れて王都へ戻ることになる。途中でウィンターフェルに寄るため、ブランへの「会いたい」という言伝をジョンから預かる。

4話

ウィンターフェルに到着。ロブに対して「領主なら礼儀を学べ」と言う。ロブにブラン用の馬に乗るための器具の設計図を渡す。ロブに意図を勘ぐられるが弱い立場の味方だと言って他意はないことを主張する。シオンと会ってグレイジョイ家なのにスターク家に仕えるとは、と挑発する。キングズランディングへ帰る途中に宿屋でキャトリンと偶然に会う。宿屋にいるのはキャトリンが知る家柄の者ばかりであり、それを利用したキャトリンが「ブランを殺そうとした者だから捕らえろ」と号令をかけたため捕らわれてしまう。

5話

キャトリンに捕らわれた後に手を縛られてキャトリンの妹のライサのいるアリンへ連れていかれることになる。キャトリンに「ブランを殺そうなどしていない。自らの短剣を刺客に渡すバカがいるか」と正論を吐く。直後、複数の刺客に襲われたのでキャトリンに「私が死んでいいのか」と言って拘束をほどいてもらい、キャトリンを救う。アイリー城の壁もない吹きさらしの牢獄に入れられてしまう。

6話

モードという牢番に「ラニスターは借りを返す。金を払う」と言って頼みこんでライサへ伝言を伝えて懺悔を行う。懺悔では下品な関係のない昔話をする。キャトリンにブラン暗殺の件を聞かれるがそれは身に覚えがないと言う。そして決闘裁判を行って自由の身になろうとする。ジェイミーを決闘者にすると進言するがライサに却下され、代理人を募ったところブロンが名乗り出て、無事ブロンが勝利したのでアイリー城を脱出。その際モードにきっちり金も渡して借りを返した。

8話

自由の身になってブロンと共に歩いて旅。ブロンに「誰かに金を払われて俺を殺すよう頼まれたらその倍払う」と言う。その後山の民に囲まれて捕らえられそうになるが、自分に協力すれば、アリンの土地をあげると言いくるめる。そしてタイウィンの軍に合流する。ロバートが死んだことをタイウィンに聞く。

9話

山の民と共に前線に立つようにタイウィンに命令される。反論するも聞いてもらえず。娼婦のシェイと出会い気に入り、身の安全と富を約束し、夜を共にする。ブラン、シェイの前で過去にあった、愛した娼婦との苦い過去を語る。内容は「自分に女を教えるためジェイミーが自作自演で自分に娼婦をあてがった。その後その娼婦をタイウィンが自分の衛兵に与え、それをティリオンに見せた」という話。次の日ロブ率いる軍との戦いが起きる。蛮族たちを鼓舞するが、出撃直後に味方に蹴られて気絶し、その間に戦闘が終わってしまう。結果として戦いをすることなく助かる。

10話

ジェイミーを捕虜にされたがスタークとの和睦はエダードが処刑されたせいで不可能だと言う。タイウィンと今後どうするかを話す。タイウィンに自分の代わりに王都へ行き王の手として働けと命令される。シェイと共に王都へ行くことに。シェイに王の手の妻になれと言う。

シーズン2での動向

1話

キングズランディングに帰ってきてサンサに家族の不幸を同情。その後サーセイに会って自分がタイウィンに代わり王の手の名代になることを伝える。エダードを殺すのを止められなかったことについてサーセイを責めて、ロブが若いながらも手強く、まずい状況にあることを教える。サンサを使ってジェイミーを取り戻す案をサーセイに提案。自分の娼婦のシェイに隠れて生活するように忠告。

2話

シェイが無防備にヴァリスと話していることで驚く。ヴァリスに「お前のやり口は分かっている」と脅しを入れるがかわされる。ジャノスがロバートの落とし子を殺したこと、それにエダードが玉座の間でクーデターを起こした時にエダードを裏切ったことを追求する。そしてジャノスを壁送りにする。太后が赤ん坊を殺しているというウワサが広がりつつあることをサーセイに教える。

3話

自由に行動できないためフラストレーションが溜まっているシェイをなだめる。しかし反抗される。パイセルから胃腸薬を受け取る。パイセルを自分の味方へ引き入れるようにする。ミアセラをドーンのマーテル家へと嫁がせる案を話す。しかしヴァリスにはシオンにミアセラを嫁がせると話す。しかしピーターにはロビン・アリーにミアセラを嫁がせると言う。この3つの話は全てサーセイには内密にということも強調。これはパイセル、ヴァリス、ピーターの3人のうち誰が信用できないのかをあぶり出すためだった。サーセイはミアセラを嫁がせることを知り、この時「マーテル家に嫁がせる」という話をしたため、サーセイのスパイはパイセルだと見破り、パイセルをブラックセルに入れる。

4話

ジョフリーの命によるサンサ暴行の現場に現れて中断させる。甥の教育だとしてジョフリーを叱る。ジョフリーの暴虐を鎮めるためにジョフリーの寝室に2人の娼婦を送り込む。ランセルから手紙を受けて「サーセイがパイセルを解放しろ」という旨伝えられる。ランセルがサーセイと肉体関係にあることを見抜いていたため、そのことを黙っている代わりにサーセイの動向を自分に知らせるように懐柔した。パイセルのことは解放する決定をする。

5話

レンリーが死んだことで兵たちがスタニスに鞍替えしているのでスタニスが脅威になると危惧してサーセイに警告する。余裕を見せるサーセイの切り札が「城壁からスタニスの船団に向かって大量のワイルドファイアを放って燃やす」という計画だということをスパイのランセルから聞く。半信半疑だったがランセルの様子から本当だと信じる。町で行っている演説で「悪魔の猿」呼ばわりされているのを見て心外に思う。7811個のワイルドファイアの壺の倉庫を視察。管理している老人に「ここにあるものはキングズランディングを滅ぼしかねない。今後は姉に言われても作るな、俺のために作れ」と命令。

6話

ドーンの元へ嫁いだミアセラを見送る。その帰りで民の暴動が起きたためサンサを守るようにハウンドに命令。暴動が起きても反省しないジョフリーに「お前は邪悪なバカな王だ。牛糞を投げつけられるたび民を皆殺しにするのか」と激怒して顔を殴る。

7話

スタニスの艦隊が北上していることを知り、今はタイウィンもいないためこれを危惧する。サーセイに対して「ジョフリーにもっと王らしくしてほしい」と言う。

8話

ブロンに金マントを着ろと言うが拒否される。スタニスの襲撃に備えようと策を考える。ジョフリーが戦場に出ないと兵士の士気が上がらないと食事の場でサーセイに言うが拒否される。弱みである娼婦をサーセイが捕らえたと言い、ジョフリーが傷つくようなことがあったらシェイにも同じ目に合わすと言われる。しかしその娼婦が現れるとそれはシェイではなくロスだった。サーセイにいつかこの借りを返すと脅す。その後シェイに会って改めて深い愛を誓う。ヴァリスからはデナーリスが生きていてドラゴンも3頭いると聞かされるが「ゲームは1つずつだ」と言って目下の問題を解決しようとする。

9話

スタニスらの襲撃を前に、町が陥落したらスタニスにラニスターは全て殺される。ラニスターは戦わざるをえないと言う。戦いを前にヴァリスから町の地下道の地図をもらう。ヴァリスから「スタニスが玉座につくのを止められるのはあなただ」と言われる。出撃前にブロンと生還を誓いあう。ワイルドファイアを詰め込んだ船を一隻だけだし、そこに火をつける作戦を取り、スタニスの艦隊を壊滅させる。ジョフリーが逃げてしまったため自ら兵士を鼓舞。自ら戦っていたところ、サンサの思惑により王の盾のマンドン・ムーアに殺されそうになるがポドリックに救われる。しかし重傷を負い気を失う。

10話

戦いが終わり、目を覚ますと目の前にパイセルが。王の手ではないとパイセルに宣告される。代わりになったのはタイウィン。ヴァリスからマンドン・ムーアはサンサの命令でティリオンを殺そうとしたと聞く。ブロンがシティウォッチの指揮官の任を解かれたこと、山の民も山に帰ってしまったことも聞き、自分の孤立を知る。ヴァリスがシェイを自分の元に連れてきてくれていたため、シェイと無事再会。傷ついた自分の顔をシェイに見せる。さらに醜くなってしまったためシェイに専属の娼婦でいてくれるために2倍の金を払おうと言うがシェイは「金のためだと?」と言われる。シェイからは町を出てペントスへ行こうと言われるが「王都で悪い奴を出し抜いて生きるのが俺だ」と言って拒否。それでも自分を見捨てないでいてくれるシェイと泣いて抱き合う。

シーズン3での動向

1話

部下を使って自分をブラックウォーターで殺そうとしたサーセイが会いに来たので警戒する。サーセイと話してタイウィンが会いに来ないことなどに恨み言を言う。その後タイウィンと会って話をする。何が欲しいかと聞かれて「感謝の言葉だ」と返す。キャスタリーロックを自分のものにしてほしいと頼むが「母を殺した出来損ない」と罵倒され拒否される。

2話

自分の部屋へ来るシェイに警告する。シェイからロスがピーターに注意するように言っていたことを聞く。

3話

小評議会の場でわざわざ皆とは離れた位置に座る。ピーターが不在になるのはまずいと進言。その後娼館へ行きピーターと会話。命を救ってくれた礼としてポドリックに複数の娼婦をプレゼントされる。王都はタイウィンに多くの借金があると知る。それ以上にプレーヴォスのアイアンバンクに莫大な金額の金を借りているため、この先これが理由で危機に陥るかもしれないと危惧する。

4話

ヴァリスにブラックウォーターでサーセイが自分を殺そうとした証拠を得るために助力を乞う。

5話

オレナと会い財政について話す。しかしオレナは贅の限りを尽くした婚礼をするのは変えようとしない。結局半額はタイレル家に出してもらうことになる。タイウィン、サーセイと会う。ロラスとサンサの結婚を妨害するためティリオンがサンサと結婚するようにとタイウィンに命令される。これに仕方なく従うことになる。

6話

サンサとの望まない結婚をすることになった自分、そして同じ状況のサーセイと今後の身の振り方を話す。そしてブラックウォーターの戦いで自分を殺そうとしたのか?とサーセイに直接聞く。しかしサーセイが黙ったのを見て、サーセイではなくジョフリーの命だと考える。ジェイミーが戻ればサーセイだけは大丈夫だが、どちらにせよ自分は終わりだと諦め気味に言う。その後、サンサに婚姻相手はティリオンになったと伝える。

7話

まだ子供としか思えないサンサと結婚することに戸惑っていることをブロンに話す。シェイへ黄金の鎖をプレゼントする。サンサと結婚するのはただの義務だとシェイに釈明するもシェイは分かってくれない。

8話

サンサとの結婚式を行う。サンサに「俺の望んだことではない」と弁解する。決して君を傷つけないと言う。式ではジョフリーに椅子を持っていかれる嫌がらせを受けたためサンサにマントをかけられず困る。晩餐中、タイウィンにはサンサに子を宿させるよう指示される。ジョフリーが面白がってティリオンとサンサの床入りの儀をさせようとしたため激怒してジョフリーに「お前が花嫁とやる時は木の一物を使う羽目になるぞ」と発言。しかしおちゃらけて誤魔化す。その後サンサと二人きりで夜を過ごすが、「君が望むまで決して強制はしない」と言って同じベッドに入ることすらせず自分は椅子で寝る。

10話

笑った奴のリストを記憶しているとサンサに言う。小評議会でロブが死んだのを知り、その首を送らせようとするジョフリーに脅迫めいた発言をする。議会で自分だけ残されタイウィンと話す。そこでロブたちの虐殺はタイウィンの根回しによるものであることをタイウィンから聞き、北部はこのことを忘れませんよと忠告する。タイウィンから本来なら生まれた時にお前は捨てたかったがラニスターの子供だから生かしたのだと言われる。

シーズン4での動向

1話

ブロン、ポドリックと共に王の婚礼に出席するためにやってくるドーンの一団を迎える。マーテル家からはプリンスのオベリンが出ることを聞く。娼館にいるオベリンと挨拶をする。オベリンの真の目的はグレガー・クレゲインを殺すためだと知り困惑する。ロブやキャトリンが死んだため絶望しているサンサを慰める。シェイがまた自分の部屋に勝手に入り込んでくるがそんな場合ではないと言って拒絶する。このやり取りは侍女の一人に聞かれていて、サーセイに報告されてしまう。

2話

ジェイミーと共に食事する。ジェイミーの稽古相手としてブロンを紹介する。ヴァリスからシェイとの仲をサーセイやタイウィンに知られたことを聞く。そのためシェイにいよいよ危険が及び始めたと考えて、わざとシェイに冷たい言葉で突き放してシェイをペントスへ送ろうとする。しかしシェイには見捨てられたと考えられてしまうことになった。本当にシェイは船で出たのかとしつこくブロンに聞く。婚姻の宴の中で小人症の5人が劇を行うのに混ざるようにジョフリーに言われる。ジョフリーが暗殺され、その犯人として真っ先に疑われる。

3話

ジョフリー暗殺の容疑者としてとらえられる。牢に幽閉されている。シェイの事は?と面会に来たポドリックに聞くと何もないと返される。俺が王の暗殺を企てたとしたら王の死ぬ場にバカみたいに突っ立っていないと言う。2週間後にタイウィン、メイス、オベロンが裁判官になると知る。サンサが消えたことも知る。ポドリックに対して「自分を守るために死ぬような真似はやめろ」と言ってキングズランディングから逃げるように指示し、ポドリックとは別れる。最後に「お前程忠実な従士はどこにもいない」と称賛する。

4話

ジェイミーが牢にやってきたので話す。逃がしてほしいと頼むが立場上無理だと言われる。

6話

裁判の日がやってきて、ジェイミーに連れられ裁判へ。パイセル、、サーセイ、ヴァリスらが自分に不利な証言をするのを黙ってきく。ヴァリスにだけは「以前俺の功績を忘れないと言ったのは嘘か」と質問する。タイウィンと交渉したジェイミーから、ナイツウォッチになるよう慈悲を請えば助かると教えられ、黙っているように言われる。しかしシェイが証人として現れたので驚き、怒りを抑えられず裁判の場で悪辣に出席者たちを罵り、自分は生まれたこと自体が有罪とタイウィンに言う。ジョフリーを殺してはいないが今となれば殺せばよかったなどとも言う。そして決闘裁判を要求する。

7話

裁判でシェイがあんなこと言うなんて耐えられなかったとジェイミーに白状する。自分もジェイミーもまんまとタイウィンの思惑にはまってしまったと悔恨する。決闘裁判にはジェイミーも立場上出れず、ブロンにも頼むが報酬を得られる見込みがないからと断られる。しかしそんなブロンに「お前は最低のクソだがそういうところが好きだった」と言って握手を交わしてブロンとは別れを告げる。オベリンがやってきて自分が赤子の頃、人々から忌み子として扱われていた時の話を聞いて泣きそうになる。しかしそのオベリンが決闘裁判に出てくれると言ってくれたため希望を持つ。

8話

決闘裁判を間近に控える。頭がおかしくなった従兄弟のオーソン・ラニスターのことをジェイミーと話す。一日中虫をつぶしていた彼は一体何を考えていた時がティリオンにあった。結局それはわからなかったので、なぜだったのか?とジェイミーに問いかける。しかしジェイミーにもわからないと言われる。決闘裁判でオベリンがほとんど勝ちながらも敗北してしまい殺されたため茫然とする。

10話

もう死を覚悟していたが、死刑前日にジェイミーがやってきて、地下牢から出される。これはヴァリスの根回しによるものだった。しかし脱出前に思う事あってかタイウィンの部屋へと忍び込む。タイウィンの寝床にいたのはシェイだった。シェイが刃物を取ったため組み合いになり、シェイの首を絞めて殺してしまう。更にその後、便所にいるタイウィンと対面。タイウィンがシェイを娼婦と呼んだことをきっかけに怒り、ボウガンで2回射りタイウィンを殺害する。「これまでずっとあんたの息子だった」と最後に言う。そしてヴァリスと共に船に乗り、箱に入ったまま亡命した。

シーズン5での動向

1話

船での長旅の間ずっと箱の中に入っており、食事も用を足すのも全てはこの中で、ヴァリスに世話をしてもらっていた。ずっと箱に入れる必要はあったのかとヴァリスに文句を言う。箱から出たところペントスだった。全てを失い自暴自棄になって酒を飲む。ヴァリスに自分を救った目的を聞く。ティリオンは王となれる者を助けることができる人物だから助けたのだと聞き、ヴァリスと共にミーリーンのデナーリスに会いに行くことに。

2話

ミーリーンへの道中でボランティスを目指している馬車で愚痴をこぼしまくる。シェイには王都を出るように言われたが、権力が気に入っていたとヴァリスに言う。

3話

ずっと籠っていることに耐えられなくなり、ヴァリスの制止を聞かずボランティスで外に出て遊ぼうとする。演説をしている紅の祭司の話を聞く。酒場で女を口説こうとするが、誘われると断る。小便中に一人になったところでジョラーに捕まる。

4話

ジョラーに捕縛されてしまい船に乗せられる。猿ぐつわをされたのでとってくれとしつこくジョラーにせがむ。ジョラーの素性を鎧の紋章から見抜く。

5話

ジョラーとミーリーンへの二人旅が続くがジョラーが無愛想なので一人で話し続ける。途中、かつては栄えていた廃墟となっているヴァリリアを通過。空を飛んでいるドロゴンを見て驚く。石化人に襲われて水中に落下するが、ジョラーに救出されてなんとか生き残る。

6話

徒歩でジョラーと共にミーリーンへ。ジョラーに今まで会った連れで一番無愛想だと言う。父親を殺したことを教える。ジョラーの父ジオーは立派な人だったと語る。奴隷商人にジョラーと共に捕まってしまう。ジョラーと違い殺されそうになるが必死に交渉して一時助かる。奴隷商人にミーリーンの闘技場でジョラーを闘士にするように説得する。

7話

ジョラーと共に奴隷として競りに出される。ジョラーと別々に売られそうになったため「俺も一緒に買うべきだ」と買主に申し出て買わせる。ジョラーが闘技大会で勝手に戦い始めて混乱が起きたのを見て逃げようとする。そして観覧していたデナーリスの前に現れて名乗る。

8話

デナーリスに本当にラニスターなら家族の仇だから殺すと言われると、「私は生まれた時母を殺しました。父も矢で殺しました。私に勝るラニスター殺しはいません」と言って弁解する。自分は優れた相談役になれると言ってデナーリスに取り入る。ならばさっそくとデナーリスにジョラーの処遇を聞かれ、ジョラーのデナーリスに対する忠誠ほど献身的なものは見たことないと言ってかばう。だがそばに置くこともできないと言うとデナーリスは追放を決める。デナーリスと会話し、その器量を認める。ヴァリスのことを「妙なことだが、兄を除けばこの世でただ一人信用できる」と語る。正式に相談役として認められる。玉座にこだわる必要はないのでは?と提案するもデナーリスはやはり玉座を取ることにこだわる。

9話

闘技大会を観覧するが、今まで多数の死を見たので余暇には別の事をしたいと言う。ジョラーが闘技大会に出場し、殺されそうになったのを見て中止にしましょうと言って気遣う。ハーピーの息子たちが襲ってきたところで殺されそうになったミッサンデイを救う。

10話

ピラミッドの中でジョラーとダーリオに「愛しているのか?しかし立場上結ばれることはない。男はいつも愛する相手を間違える」と自分を鑑みての発言をする。ダーリオから、グレイワーム、ミッサンデイと共にミーリーンを治めるように頼まれる。その後久しぶりにヴァリスと会い、「会いたかったよ」と再会を喜ぶ。

シーズン6での動向

1話

ミーリーンでは商人として過ごしている。ヴァリスと町を見回っている時、貧しい母子に金を恵む。その後、船着き場が燃やされているのを見て「これじゃしばらくウェスタロスに船を出せそうにない」と判断。

2話

デナーリスがいない間、居残り組のリーダーとして行動。地下墓地に閉じ込められている2頭のドラゴン、ヴィセーリオンとレイガルの鎖は外してやらないとドラゴンたちにとってよくないと考え、自ら鎖を外しに行く。しかしヴァリスに「また俺が似たようなことを考えたら殴ってでも止めろ」と言うほど恐怖した。

3話

グレイワーム、ミッサンデイと打ち解けようと会話する。反逆者たちの正体はアスタポアとユンカイの親方たちが雇った者たちだったと分かると、ヴァリスのスパイたちに伝言を届けさせる。だが、王都にいたヴァリスの小鳥たち、つまり子供のスパイたちはサーセイ側に懐柔されていた。

4話

アスタポアとユンカイの奴隷商人たちをミーリーンに迎える。グレイワームやミッサンデイには反対される。ドラゴンを連れてミーリーンから去れと親方たちに要求される。ミーリーン以外の都市での奴隷制廃止まで7年の猶予を与えるが、代わりにハーピーの息子たちへの支援をやめると条件を出す。その後はミーリーンの元奴隷たちと会う。奴隷商人と和睦しようとしたことで、元奴隷の自由民たちからは責められる。

5話

和平からほとんど奴隷商人と元奴隷の自由民とのいさかいは起こっていないが、これはデナーリスの力によるものだと大衆に示す必要があると言う。その役目をボランティスの紅の寺院の女祭司に負わせることにする。

8話

ヴァリスとミーリーンの町を見回り出て、奴隷商人との和平以来、町に活気があるのを見て喜ぶ。遠征に出るヴァリスを見送る。その後グレイワームとミッサンデイとジョークを話して楽しんでいたが、ミーリーンに親方たちの兵が攻めてくる。そして奴隷商人と和解できると考えていた自分の考えが甘かったとグレイワーム、ミッサンデイに言う。

9話

デナーリスが反逆者を虐殺しようとする決断をするため、狂王がかつて王都をワイルドファイアで焼き尽くすと言ったことを引き合いに出して別の方法を提案する。3人の奴隷商人のうち2人をグレイワームに殺させ、残り1人に「デナーリスの恐ろしさを伝え聞かせ、もしまた反逆したらただではすまないことも覚えておけ」と脅して戦いを終わらせる。

10話

ダーリオと別れを告げたデナーリスを気遣う。何かを信じると人は破滅に向かうと学んだので信じることをやめたが、今はデナーリスを信じているとデナーリスに語る。デナーリスから女王の手に任命され、跪く。

シーズン7での動向

2話

デナーリス、ヴァリスと共に今後の行動を決める。タイレルとドーンと手を結んだ今南部は安泰とデナーリスに言う。メリサンドルが言うジョンは信用できる男だとデナーリスに助言。ヤーラやエラリアが提案する王都への過激な手段に反対する。ヤーラ、エラリア、オレナら協力者たちの前で今後の作戦を説明する。

3話

ジョンとダヴォスらを迎えて歓迎し、ジョンと北の壁以来の再会を喜ぶ。デナーリス同様に北の死者の軍団を信じず、ジョンをデナーリスに跪くように促すものの拒否される。デナーリスとの会談を終えたジョンと相談。デナーリスもジョンと同様に民を守っている、たった一度会った男のために北へ行くことはないとジョンに言うが自分に何か口添えできないかと言う。キャスタリーロックを攻め落とすためにティリオンだけが知っていた隠し通路が活用され、グレイワームたちがキャスタリーロックを落とす。

4話

キャスタリーロックを落としたがサーセイの目論見でハイガーデンの財宝を奪われたことをデナーリスに伝える。それにより激怒したデナーリスを制止する。しかしデナーリスは止まらず、デナーリスが向かった戦場に同行、ジェイミーがデナーリスを襲うのを見て、ドラゴンの炎に焼かれそうになるジェイミーの身を案じ「早く逃げろ。何してる」と呟く。

5話

ドラゴンが焼き払った戦場を視察。何もかも灰になった惨状に心を痛める様子を見せる。デナーリスに屈しないランディルに罵倒される。ランディルは壁送りにしたらいいとデナーリスに進言するがデナーリスはランディルとディコンを焼き殺してしまう。これについてヴァリスと話し、デナーリスを正しく導く必要があると言われる。死者を捕らえて王都へと連れていくという作戦を提案する。キングズランディングへ忍び込みジェイミーと会い、死者を捕らえてから王都に入れるように手はずを整える。

6話

デナーリスに「英雄でないからこそあなたが好き」と言われる。ジョンがデナーリスに気がある様子なのを話す。デナーリスは時に冷静さを欠くことがある。ターリーの父子を殺したことはいけなかったと言う。例えデナーリスが子供を産めなくても後継者を作ることはできるというが、今から後継者のことを考えていることでデナーリスの怒りを買ってしまう。ジョンらの危機を知ってもデナーリスは行くべきでないと止めるがデナーリスは行ってしまう。

7話

ジョンらと共にサーセイと会う。久しぶりにポドリックと会う。移動中ブロンとも旧交を温める。デナーリスとサーセイとの会談を仕切る。ジョンがバカ正直に話したせいでサーセイの機嫌を損ねたためジョンに「嘘も方便ということを学べ」と怒る。サーセイの機嫌を取るため改めてサーセイに直談判に行く。サーセイと言い合いになりながらも説得。サーセイが妊娠していることを見抜く。説得を成功させて改めて会談を再開。サーセイが北の戦いに協力してくれることになる。ジョンとデナーリスが肉体関係を結び始めたことを知る。

シーズン8での動向

1話

デナーリス、ジョン、その他大勢と共にウィンターフェルへ。
デナーリスを歓迎しない北の諸侯らの前で弁をふるって説得しようとする。
デナーリスに敵対的なサンサと2人きりで話そうとするも、「以前は一番賢い人だと思っていた」と言われて冷たく突き放される。

2話

単身ウィンターフェルにやってきたジェイミーへの詰問の場でジェイミーをかばうが、デナーリスはサーセイが軍を北部に送る気がないと知って怒る。ジェイミーはブライエニーの説得もあり許されたが、デナーリスからは失望されて「別の女王の手を探す」とまで言われてしまう。それを聞いたティリオンはヴァリスとジョラーに対して「次の女王の手はお前らのうちどちらかだろうな」と諦め気味に言う。しかしその後ジョラーがティリオンの有能さを訴えたために許される。
兄ジェイミーとウィンターフェルを歩きながら話し、ジェイミーに「お前だけはサーセイの本性を知りながらも味方していた」と言う。
作戦会議の場では自分も戦場に立つとデナーリスに言うが、デナーリスからティリオンの頭脳は希少なため失われては困ると言われたため、従う事にする。
決戦前、ジェイミーと酒を飲んでいたところにダヴォス、ブライエニー、ポドリック、トアマンドがやってきて共に酒を飲む。ティリオンが誰か歌を?と言うとポドリックがいきなり歌い出す。

3話

死者との戦いには参加せず無力な民と共に地下へ隠れる。サンサが地下に来た時には酒を飲んでいた。自分もブラックウォーターでは立派に戦ったのだとサンサに言うがティリオンが行っても無駄だと言われる。かつてサンサとは婚約者だったため、そのまま婚約していたらどうだったかなと言うがサンサには「デナーリスがいるからきっとうまくいかなかった」と言われる。死者が地下にまで攻め込んできた時には恐怖するサンサの手を取って無言で励ます。

4話

戦いの後の宴でブライエニーと真実当てゲームをする。今まで誰とも寝た事がない処女だと言ってブライエニーの機嫌を損ねてしまう。
ジェイミーと話している最中で突然ブロンがやってくる。ブロンに対して「こちら側につけばハイガーデンの領主にする」という約束をする。
サンサからジョンの出生の真実を聞くことになる。サーセイを倒すためにデナーリス率いる海軍に参加。ティリオンも船の中でヴァリスに真実を話してしまい、どんどんジョンの出生の秘密が拡散していく。ユーロン率いる軍と遭遇、スコーピオン(バリスタ)が無数に飛んでくる中で海に飛び込みなんとか生き残る。レイガルを失い、ミッサンデイを捕虜に取られて激怒するデナーリスをヴァリスと共になだめて交渉するように提案する。
その後ヴァリスと会話。ティリオンはあくまでデナーリスに仕えるとするが、ヴァリスはデナーリスは激情に駆られる危険な性格であり、ジョンの方が七王国の王として相応しいと考えており、ティリオンに何か(デナーリスの殺害?)を示唆。ティリオンは動揺する。
交渉の場ではティリオンが交渉人としてクァイバーンと互いの条件を言う。どちらも無条件降伏のみが要求だったので埒が明かないと考えてティリオンは城壁に近づき直接サーセイと話す。「君が子供に対してだけは純粋な愛情を持っている事を知っている。子供のために戦いをやめろ」と言うとサーセイは多少は心を揺るがすが、結局は拒絶し、ミッサンデイを処刑させてしまう。

5話

ヴァリスがデナーリスではなくジョンを王とすべきと考えている、叛意ありということをデナーリスに告げる。それによりヴァリスは処刑されることになる。処刑される直前にヴァリスから「私が間違っていれば良いが」と言われる。
ジョラーを失い、レイガルを失い、さらにミッサンデイを殺され激怒しているデナーリスが民衆に構わず王都を焼き尽くそうと考えているため、「降伏の鐘が鳴るまで待ってほしい」と言って諫め、これを承諾される。
脱走したため捕らえられたジェイミーに会い、「サーセイを説得して共に海の向こうで人生をやり直せ」と提案する。これを飲んだジェイミーに対して「お前のおかげで子供の頃を生きる事ができた。お前だけが俺を化け物扱いしなかった」と言い、泣いて抱き合ってジェイミーに最後の別れを告げる。
しかし王都攻城戦では鐘が鳴ると逆にデナーリスはドロゴンの炎で虐殺を始めてしまい、ティリオンはこれを呆然と眺める事しかできなかった。

6話

焼き尽くされた王都を進み、ジェイミーとサーセイが瓦礫に呑まれた王城の地下まで一人進む。そこでジェイミーの義手を見つけ、瓦礫の中からジェイミーとサーセイの遺体を見つけて涙を流す。
その後デナーリスが勝利宣言を行っているところでデナーリスに対して「私は兄を逃がしました。そしてあなたは民衆を虐殺した」と言って女王の手の証のバッジを捨てて反逆の意思を見せる。そしてデナーリスに投獄される。
会いに来たジョンに対して「ヴァリスが正しかった」と自分がデナーリスを担いだ事を後悔する。そしてジョンに対してデナーリスがこれからも虐殺を続けて世界の仕組みを壊そうとするだろうという事を教え、さらにこのままではいずれジョンの姉妹のサンサやアリアにも危険が及ぶことを伝え、デナーリスを暗殺する事を暗に示唆する。
ジョンがデナーリスを殺した後、首脳会談の場で罪人として姿を見せる。そこで次の王は英雄譚となるような「物語」を持つブラン・スタークが相応しいとティリオンは言い、その場の全員に支持される。そしてそのブランからは王の手になるように言われる。ティリオンは自分にその資格はないと固辞しようとするが、引き受ける事に。
新たな王朝が設立した後、会議室で一足早く椅子を整えて待っており、やってきたブロン、ダヴォス、サム、ブライエニー、そしてブランを迎えた。

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