シャーロック・ホームズ シャドウゲーム -凡人の感想・ネタバレ-

凡人の感想・ネタバレ映画>シャーロック・ホームズ シャドウゲーム

執筆日:2014年11月18日

評論

11月14日のロードショーで放映されたものを18日に見たので感想。

アイアンマンの主役として有名なロバート・ダウニー・Jrのアイアンマンに次ぐ代表作と言える?のだろうか?
前作も数年前に地上波放送してとても面白かったので楽しみにしていた作品。最近ロードショーでジブリ作品以外だとろくなのやらないので本当にうれしかった。本来、録画ではなくリアルタイムで見たかったのだが、14日は夕食後にうっかり寝てしまい、見逃した。不覚。

シャーロック・ホームズは原作をかけらも読んだことがないが、名探偵であることは知っている。助手にはワトソン医師がいるということも。
前知識としては本当にそれしか知らないのだが、このシリーズのホームズが既存のホームズのイメージをあえて覆そうとしているのは誰でもわかるところだろう。推理などよりも格闘戦、銃撃戦に比重を置いたアクション映画だ。

というか、このホームズは性格自体はアイアンマンのトニー・スタークまんまじゃないのかなとも思えるレベルである。推理力の天才&格闘能力に優れているか、メカニックの天才開発者であるか、という点しか違わないような。台詞回しとか、トニー・スタークでもこういう状況ならこう言いそうって台詞を吐きまくる。飄々として食えない掴めない、一貫してそんなキャラ。ロバート・ダウニー・Jrの作品は恥ずかしながらこれとアイアンマンしか見てないので、他ではどういう役やっているのか気になる。堅物、真面目なキャラを演じる場合もあるのだろうか?

作品の感想だが、やはり面白い。ホームズの飄々としたキャラ、振り回されつつもつきあうワトソン、予知能力のごとき(微妙に当たらない)脳内シミュレーション、前作で面白かった要素はふんだんに盛り込まれている。ただ、原作を知っていることはもちろんのこと、19世紀のイギリスの時代背景など、100%楽しむためには必要な前知識が多い作品だとも思ったり。それに、展開がややめまぐるしく、ホームズが脳内で推理するシーンでは言葉はなく映像でのみホームズの推理ロジックを読むことができるので、巻き戻してみることが必要になるシーンもあった。この点は録画で見てよかった点だった。

余談だが、このTV放送のものはなにやらカットが多かったらしい。
これが初見だったのでよくわからなかったが確かに、見ていてどうも飛んだな、という部分はいくつかあった。あと、左上のテロップ。「黒幕はモリアーティ教授」とか序盤に堂々と表示してね、これね、もうね。一体何考えてるんだテレビ局の人間は。
楽しみにしている映画でこういうのは冷める。以前、「感染列島」のような○○映画はカット無しでたっぷり2時間30分もやっていた。あれは本当に酷い映画だった。あんなのに時間かけるなら洋画でカット無しで頼むよ本当に…。

シャーロック・ホームズ シャドウゲーム

見ての通り、格闘中のロバート・ダウニー・Jr。そしてネタバレテロップ。
誰描いたかわからない?必死に描いたんだからそんなこと言うもんじゃありません。でも俺もそう思います。

項目別評価

ロバート・ダウニー・Jr.演じるホームズのキャラクターに魅せられればより面白くなる作品。あまりハリウッドでは扱わない時代背景なので、個人的にロケーションも見てて楽しい。前作と比べると全体的にパワーというかインパクトが足りない印象もある。

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