XMEN フューチャー&パスト -凡人の感想・ネタバレ-

凡人の感想・ネタバレ映画>XMEN フューチャー&パスト

執筆日:2014年11月11日

評論

2014年11月現在、PSSTOREで新作となっている作品。見たのは1月以上前なのだが、思い出しながら感想を書くとする。そのためうろ覚えな点多し。

XMENの映画というと、初代はもう14年も前の映画だったりする。当時、おそらくレンタルだかで見た覚えはあるのだが…。
ぶっちゃけ、当時の記憶は何にも残っていない。はっきり言えばつまらなかったから。

今見ればまた感想も違ってくるのかもしれないが、10年以上前に見た初代XMENの感想は「つまらん」だったのである。
いいところをあげるなら、「ヒュー・ジャックマンが格好いい」だけの映画という印象しかなかったのである。
続く続編も見たのかもしれないが、これも記憶にない。やはりつまらなかったのだろう。2年前くらいに見た「ウルヴァリン:SAMURAI」は…。まあネタとしてはありという感じだった。

思えば2000年の「XMEN」が自分の見た初のマーブル映画だったのだが、最初がこれだったもんだから、自分の中では実写版XMENというものにあまりいい印象はなかったのである。ウルヴァリンというキャラクターには、1994年発売のSSの格ゲーで使っていたし、、そして「MERVEL VS」シリーズでも持ちキャラなので思い入れはある。だからこそ実写映画の出来には残念だった。

しかし、ここのところ、2010年前後はマーブル映画ラッシュともいえるが、「アイアンマン」などに代表されるように近年のマーブル映画は安定して面白いものが多い。以前ロードショーで地上波放送された「ファースト・ジェネレーション」も非常に面白かったので、この作品にも俄然期待がかかっていた。
それで感想だが。

はっきり言って面白かった。特に欠点とも言えるような部分がない出来で、近年の出来のよいマーブル映画の中でも特に好きな部類。

簡単に言えば超強いセンチネルによりもはや滅亡の未来が待っているのみの終末の未来において、過去へとウルヴァリンがタイムトリップして歴史の転換点を正すという話だ。フューチャー&パスト。つまり未来と過去それぞれの場面が存在する。
若い頃のプロフェッサーX、チャールズに会い、幽閉されているマグニートーすらも味方に引き込んでああだこうだやるわけだが…。まずい、やはり1月以上経っているので細部は覚えていない。ただ面白かったのは確かなのだが。

今回出てくる超能力者のうちでは「クイックシルバー」が最も印象に残るところだろう。
自分だけが超高速で動けるという、中学生の妄想が具現化したような能力だが、はっきり言って無敵だろというほどに強い。こいつに勝てる能力者はいるんだろうか?マグニートーですら無理じゃないのかこいつに勝つのは。

XMENの原作は知らないのだが、一貫して「優れた能力を持つがゆえに迫害されるXMENたち」という構図はあると思う。マグニートーの行動原理はまさにここなわけだし。だからこそ、破滅の未来を作る要因となってしまったミスティークが自身の憎しみを抑え、それにより穏やかな未来へと変わった、というのはシリーズの最後としては物凄く相応しく、大団円という感じだった。

…のだが、どうやらこの作品が終わりってわけでもなくまだ続編が作られているらしいな。
凄くすっきり終わったのに。マーブル映画としてはおそらく最長?もう14年も続いているんだし、ここらが幕引きでもよかったんじゃないのかなあとも。
もちろん面白いのなら文句はないのだけどね。

ヒュー・ジャックマン(XMEN フューチャー&パスト)

パッケージのヒュージャックマン模写。
映画つまんね!だった頃からこの人かっけーなあとは思っていた。今1作目見たら若いんだろうなあ。

項目別評価

もはやマグニートーだろうが太刀打ちできない、センチネルがはびこる未来の悲壮感が凄いため、ラストでミスティークが人間へ対する刃を納め、同時に未来が変わるシーンではカタルシスもひとしお。主人公であるウルヴァリンの活躍があまりないのが不満といえば不満かも。最後なんて海に沈められちゃうし。

その他アメコミヒーロー映画感想

凡人の感想・ネタバレ映画>XMEN フューチャー&パスト