キヤノンのプリンターで黒が出ない場合の解決方法 -凡人の感想・ネタバレ-

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キヤノンのプリンターで黒インクだけ出ない問題

2022年9月、アマゾンで購入した商品の保証のために購入明細書をCANONのプリンター「MG5330」で印刷しようと思ったのだが、本来黒文字で表示されている部分が真っ白。

この有様である。インクはというと文書印刷に使われるという「PGBK」も、写真印刷に使われるという「BK」もほぼ満タンの状態だからインクがないわけではない。

使用頻度は低く、半年に一回使うかどうかなのでインクが固まっているのかな?
と思いプリンターの機能として存在する洗浄機能を使ってみる。
そしてインクが目づまりしていないかを確認するため「ノズルチェックパターン印刷」をしてみた。

印刷されたのがこちら。
一見全てが問題なく表示されているようだが…。
実は一番上に「PGBK」も本来表示されるはずなのだが全く表示されていない。
これっぽちも表示されていない。完全に無!0である。

機能としてのクリーニングを行ってもこうなってしまう原因を探ってみるとインクが設置されている「プリントヘッド」がもう完全に詰まっていることが原因としては最も考えられるところらしい。

検索すると同じ現象になって困っているユーザーも見つかったので、PGBKだけ出ないということもよくある現象のようで。PGBKインクの特徴として乾燥しやすい、というのがあるそうなので、そのへんが原因なのかも?

youtubeでこれの洗浄の仕方を紹介している動画も多く、難しくはなさそうなので今回試してみた。

プリントヘッドの洗浄

まずはカバーを開けてインクを取り出していく。

そしてプリントヘッドを取り出す。
手前にある固定用の灰色のレバーを上に上げることで簡単に取り外せる。

ぬるま湯を溜めた容器に浸して洗っていく。
すると溜まっている全てのインクが溶けだし、あっという間に真っ黒になるはず。

こちらはインクが出る底面側。
こちら側とインク設置側、両方からシャワーをかけ続けて洗うと良い。

こんな小さな部品のどこに?と思うくらいしつこく出てくる。
おそらく数十回繰り返しても出てくるだろう。永遠に出てくるような錯覚さえ覚える。本当に小さな部品なのに不思議。

この際、シャワーで水を入れて使える注射器のようなものがあると、より水を浸透させやすく、汚れを落としやすいらしい。

ちなみに、プリントヘッドにはこういう電子回路部も存在する。プリンタ側がヘッドを接続認識するのに必要な部分だろう。

水につけてはダメのような部位に思えるが、しかし作業後に完璧に乾燥させるならば濡らしても大丈夫のようだ。
動画だと丸々水に入れてしまっているものもあったが、そこまで思い切るのははばかられたので、自分は極力濡れないように気を使ってシャワーを使い作業した。

とは言え結局は結構濡れてしまったのだが。

洗い終わった後。
通常ならインク設置部のノズルにはそれぞれのインクの色がついているが、洗ったのでノズルの本来色、灰色のような色が見えている。

洗ったら乾燥へ。
電子回路部が少しでも濡れていたら通電した瞬間に壊れそうな不安を感じたので、念を押して丸一日乾かしてみた。

水気が全くないことを確認したら改めてプリントヘッドとインクをプリンターに取付。

そして改めてノズルチェックパターン印刷を行ってみたのがこちら。

作業前にやったものと違い、一番上にPGBKのインクチェックが、そして一番下には2051-2100なんちゃらという、何かの表示も印刷されるようになった。
ついでに他の色もグラデーションがかるようになっているため、機能が本来に近づいたということだろう。
PGBK部分は完璧な網状になっていればいいようだが、割と念入りに洗ったにも関わらず網に欠けがあった。

しかしここまでやってから改めてamazonの明細書を印刷すると完璧に印刷。
十分実用には耐えるものなので問題はなかった。

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