ベス・グリーン -ウォーキング・デッド登場人物解説-

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人物解説

ベス・グリーン

紹介

ハーシェルの次女でマギーの妹。家族と共に農場で暮らしていた。ウォーカー化した母親を失い、生きる希望を失って自殺をするような弱さを持った少女だったが徐々にたくましくなっていく。
シーズン4で農場を追われた後はダリルと共に行動していたが、ダリルが離れているわずかな間に車で連行されグレイディ記念病院へ。そこのリーダーのドーンとに撃たれてしまうことになる。

人物評

シーズン2当初は自殺を考えるような弱さを持っていた。シーズン3ではジュディスの面倒を見ることが多く、歌を歌ってグループの癒す存在。シーズン4でダリルと行動する頃には弱さは影を潜め、むしろ前向きに生きることを諦めているようなダリルを精神的に引っ張っていくような存在に。しかしノアを束縛しようとするドーンを攻撃し死ぬことになってしまったのはむしろその強さゆえにか。ルックスは本作の女性中随一。

関連人物

名前 解説
ハーシェル 実父。ベスはハーシェルを尊敬している。
マギー 実の姉。姉妹仲はとても良い。ベスと違い最初から強さを持っている女性。
ダリル シーズン4で農場を追われた後に共に行動することになる。
ジミー 農場にいたころのボーイフレンド。
ザック シーズン4でのボーイフレンド。すぐに死んでしまう。

シーズン2での動向

6話

パトリシアと共に、リックに「銃の訓練がしたい」と頼む。

8話

納屋から出てきて撃たれた母親のウォーカーに泣きながら近づくが、まだ動いていて襲われそうになる。
家で体調を崩して倒れる。

9話

脱水症状で寝込み続ける。

10話

心配してくれるローリに(こんな世界で)妊娠なんてよくできると話す。この世界で生きる意味がないと悲観するがローリに励まされる。自殺用にかナイフを隠し持つがローリに見破られる。ローリがマギーに知らせ、マギーから怒られる。しかしさらに悲観を口にし、姉妹一緒に自殺することまでも提案する。マギーと入れ替わりで監視をしにきたアンドレアがあえて監視をやめると、手首を切るが死にきれず、マギーに謝る。

13話

農場に押し寄せたウォーカーにパトリシアが食い殺されるのを見て絶叫する。
ローリと共にTドッグが運転する車に乗って農場から逃げる。ハイウェイでリックたちと合流する。

シーズン3での動向

1話

刑務所敷地内のウォーカー殲滅のためにフェンス越しにウォーカーを引き付けて倒す役割を担当。
ローリに対して「ここでなら産めるわね」と気遣う。
焚火を囲んで「別れの杯」の歌を歌ってくれとハーシェルに頼まれるので歌う。

2話

足を切ってしまったハーシェルのためのズボンを用意すると、マギーとは対照的な前向きさを見せる。
ローリに「うるさい」と言ったカールを叱る。

4話

松葉杖を使って歩くハーシェルを補助する。

7話

ミショーンに「こんな少人数で刑務所のウォーカーを倒したのか」と聞かれると「もっといた」と答える。

8話

ジュディスを抱いて子守をする。

9話

タイリースの仲間のドナの埋葬のために道具を貸す。
キャロルと話してダリルのことを話す。

10話

ジュディスの世話をしているが、マギーにミルクをあげさせる。
突然の総督らの襲撃に対して、マギーが中から持ってきた銃で応戦する。

11話

戦いを止めるためやってきたアンドレアが去った後の夜、所内で歌を歌ってみんなに聞かせる。

13話

刑務所内でグレンとメルルが喧嘩を始めたので銃を上に撃って仲裁する。

16話

刑務所に総督が襲撃をかけてきた時、カール、ハーシェル、ジュディスと共に所外に退避していた。

シーズン4での動向

1話

新たな仲間のザックとキスをし合う仲になっている。
しかしダリル達と共に物資調達に出たザックはウォーカーに殺されてしまったと、ダリルから聞かされる。「もう泣かない、彼と会えてよかった」とダリルに言い、ダリルを抱き締める。

2話

足を怪我したミショーンの足を手当てする。一人で外に出ようとしたためカールとマギーを危険な目に遭わせたと自己嫌悪するミショーンをそんなことはないと言う。泣き始めたジュディスをなだめ子守唄を歌う。ミショーンに一時的にジュディスを預ける。

3話

グレンが病気に感染したので落ち込むマギーを扉越しに励ます。
ハーシェルが患者のために感染をいとわず薬を持って出ていったのでマギーに話しながら涙する。

8話

人質に取られたハーシェルがブライアンに殺されるのを見て叫び、涙しながら応戦する。
バスで逃げることになるが、子供たちを捜していたせいでマギーたちとははぐれてしまう。出会ったダリルと二人で刑務所を去る。

10話

ダリルと共にウォーカーから逃げながら野外でキャンプし、希望をダリルに話す。しかしダリルの反応は鈍い。
ウォーカーに襲われたところ、ダリルと協力して倒す。生存者らしき人間の足跡を見つけたので追うが線路そばでウォーカーに食われた人間を見つけ泣く。

12話

ダリルと共に夜の森を彷徨う。ウォーカーから隠れるために車のトランクに2人で入る。キャンプの準備をする。ダリルが獲った蛇を食べる。
「飲んだことがないので酒を飲みたい。パパに禁止されていたけどもうパパはいない」と言い出す。ダリルが無視するのでその場を去り「最低男」と呟く。ウォーカーと遭遇するが石を投げてやり過ごす。ダリルが連れ戻そうとするため「何もかも終わりだと思ってる?」と言って一人で平気だと言う。
大きな庭のある豪邸を見つける。しかし中には首つりしてウォーカー化した人間たちがいた。食堂を探索すると棚で酒を発見する。潜んでいたウォーカーを酒瓶で殴るが倒しきれずナイフで倒す。見ていたダリルに「助けてよ」と言うと「一人で平気なんだろ、よくわかった」と言われる。クローゼットで服を調達する。「RICH BITCH(金持ちクソ女)」という紙が書かれて辱められた女性を横にしようと提案する。
大量のウォーカーが現れて、ダリルがゴルフクラブで倒したウォーカーの血を調達したばかりの服に浴びる。
酒を見つけて「バカみたい?それでもいい。あなたはウォーカーを殴り殺せばいい」と言って飲もうとする。「ピーチ・シュナップス」という酒を見つけるがダリルから不味い酒だと教えられる。飲もうとするが泣き出してしまう。ダリルが「初めての酒にふさわしくない」と言ってピーチ・シュナップスの瓶を割る。
家を出た後、以前ザックがやっていたようにダリルの職業を当てようとする。ダリルの案内でかつてのダリルの家に案内され、そこに保存してあった密造酒を飲ませられる。「こんな不味いの初めて」と言う。ダリルから両親の話を聞く。ダリルにも酒を差し出して乾杯する。
ダリルと「自分が未経験なことを話して相手が経験していれば酒を飲む」というゲームをする。しかし刑務所の話になるとダリルが不機嫌になり、ベスにあてつけるように強引にウォーカーを射らせられる。「素直に弱音を吐けばいい」とダリルに素直になるように責めて口喧嘩になる。「総督を殺せなかったのもハーシェルが死んだのも自分のせい」と自分を責めるダリルを抱き締める。
落ち着きを取り戻した後、ダリルから昔の話を聞かされ、以前の職などなく無職だったと聞く。それに対して「あのまま刑務所で静かに暮らしていたかったが、バカな願いだった」と語る。「あなたが最後に残る」とダリルに予言し、「昔のでなく今のあなたでいて」と願う。
ダリルの家に酒をまいて火をつけて燃やし、それに中指を立てて出発する。

13話

ダリルのボウガンを預かり、何かの足跡を追う練習をしていた。座り込んだウォーカーに近づくと罠にかかってしまい足を怪我する。
ダリルにおんぶされて移動。家の近くで墓を見つけて花を添える。
家の中で並べられた比較的きれいな遺体を見て死者を弔ったのだと言う。家の中で食料を見つけるが誰かが置いた痕跡がありダリルが「少しだけもらう」と遠慮したので「良い人がここにいた」と言う。
ピアノを見つけたので演奏する。途中でダリルが来たのでやめるが、リクエストを受けたので弾き語りをする。
ダリルと共に食事を摂ろうとしたところで外に犬がやってくる。家の人間に感謝するための書置きを書こうとする。以前とは考えが違ったダリルに「なぜ変わったの?」と聞く。
大量に家に入ってきたウォーカーからダリルに先んじて脱出するが、謎の車に乗せられさらわれてしまう。

シーズン5での動向

4話

目を覚ますと知らない病院の病室だった。現れたドーンとスティーブンに場所や事情を聞く。
病院内で死亡した遺体のエレベーター内への遺棄を手伝う。食堂でゴーマンと話し、彼がウォーカーに囲まれたベスを救ったと聞く。
借りが出来るからと自分は食べず、スティーブンに食事を持ってくる。スティーブンから飴をもらう。
瀕死で運び込まれたギャビンという男性の手術を手伝う。スティーブンが治療に意味がないというと怒りをスティーブンでなくベスにぶつけたため、頬を思い切り叩かれる。
次はジョーンという女性の腕切断手術を手伝う。ドーンに内心反感を抱いているノアと会話する。
ドーンと話して、こんな状況でも秩序は必要だと言われるが助けなんて来ないと言う。出たいと考えてるなら働けばいずれ出られると言われ食事を勧められたので食べる。
腕を失ったジョーンと話す。ゴーマンが自分の飴を盗んで舐め、それを舐めさせられる。スティーブンに救われる。なぜスティーブンに「外に出ないのか」と聞くと地下に連れていかれ、ウォーカーだらけである事実を見せる。次は屋上へ連れていかれ、病院の過去を聞かされる。
ギャビンの治療に「クロザピン」を注射するように言われそうするが、するとギャビンは死んでしまう。ドーンに責められるがノアがベスをかばう。スティーブンに言うと「クロナゼパム」を指示したととぼけ、スティーブンが意図的にそうしたことを知る。
ノアに病院からの脱走を提案する。エレベーターへの鍵を盗もうとオフィスに侵入する。そこでドーンとハンソンが笑いながら写っている写真を見る。また、ジョーンが死んでいるのを見つける。ゴーマンがオフィスに入ってきて襲われそうになるが、ウォーカー化したジョーンがゴーマンを食い殺す。廊下で会ったドーンにジョーンが捜していたと嘘をつき、ノアと共にエレベーターから脱走する。
外に出たあとノアのためにウォーカーたちを食い止める。自分はドーンたちに捕まってしまうがノアを逃がすことができ、満足そうに笑う。
ドーンの怒りを買うが、逆に「ゴーマンに関して見て見ぬふりをした」と責めるが殴られる。その手当をしてくれたスティーブンにも「ギャビンは医者で、彼が回復したら用無しになるから殺した」と真意を見抜く。
凶器を持って何かをしようとした時、外からキャロルが運び込まれてくるのを見る。

7話

病院で雑用をして過ごしながらドーンとその仲間との会話を聞いていた。キャロルが瀕死なので資源の無駄じゃないか?と話すのを聞いて阻止しようとする。ドーンからそれなら自分で救うようにと薬品棚の鍵を渡される。
スティーブンに会いに彼の部屋へ行き、与える薬を教えてもらう。
患者の一人にイチゴを渡してわいろとして気をひかせ、その間に薬品棚から薬を入手する。キャロルの病室へ行き、その薬をキャロルに投与する。

8話

ノアに代わってドーンの小間使いをする。ハンソン警部について聞く。
エレベーター前でドーンと会話する。この先もずっとこのままだと警告する。ドーンとその部下のオドネルが対立し取っ組み合いになったのでドーンに加勢しオドネルをエレベーターから突き落として殺す。
その後キャロルの病室でドーンと話す。「私はかばったのは自分のためね、ゴーマンやジェフリーズやオドネルのような厄介者を自分の手を汚さず排除できた」と言って蔑む。仲間になるように誘われる。
リックたちが提案する人質交換によりキャロルと共に病院から出られることに。
しかし人質交換の場でドーンがノアを世話役として返すよう要求。ノアに「戻ると思った」と言うのを聞いたベスは怒りの表情で「よく分かった」と言って隠し持ったハサミでドーンを刺す。その直後、反射的にドーンはベスの頭を撃ち抜いてしまう。

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