凡人の感想・ネタバレ＞ウォーキング・デッド登場人物解説＞カール・グリムス
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リックとローリの息子。シーズン1時点では幼く大人たちに守られるだけの存在だが、シーズンを追うごとに成長、父譲りの勇敢さと誠実さ、優しさを持つたくましい青年になる。しかしシーズン8でセディクを救うためにウォーカーに噛まれて父リックよりも先に逝くことになってしまう。生前に残したカールの意思を受けてリックは敵対していたニーガンの殺害を思いとどまる。
今や10年にわたり続くシリーズ作品となったので初期と後期では見た目の成長著しい。少年らしい危なっかしさや反抗期を経て青年になっていく。特に3-4で母親ローリを自ら撃ったことは心に大きく影を落としたようで、そこからは明らかにシビアな性格になる。父親リックが非情さを身に着けてしまっていくことについて折に触れては危惧していたが、自分自身は優しさを失わず、最期も見知らぬ他人であるセディクのために犠牲になってしまうというカールらしい死を迎える。
| 名前 | 解説 |
| リック | 父親。リックはカールを誰よりも大事にし、カールもリックを尊敬している。シーズン3からはリックと肩を並べて戦うように。 |
| ローリ | 母親。シーズン3の出産の際に息を引き取り、ローリの頭をカールが撃ち抜いた。 |
| ジュディス | 妹。赤子の頃は兄であるカールが面倒を見ている事が多い。 |
| ニーガン | カールはニーガンらに捕らわれるが、ニーガンはカールの度胸や勇気を気に入る。 |
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リックがいない間、ローリ、シェーンらと共に行動していた。
シェーンと共に遊ぶ。
拠点でリックと再会して喜ぶ。
森で鹿を食っているウォーカーを発見して騒ぐ。
再びアトランタ市内に行く父リックのことを「心配していない。」と母ローリに語る。
リックがいない間シェーンとカエル採りを行う。
拠点の採掘場をウォーカーに襲われた時に戻ってきたリックと抱き合う。
リックらと共にCDCを目指して移動する。
フォートベニング基地までの移動中、ローリからグランドキャニオンに行った時の話をされるがカールが赤子だった頃なので覚えていなかった。
車の墓場で一人で物資調達をし、もう動かなくなったウォーカーに怯えながら車の中を調べていたところ、斧などの武器が入ったケースを発見して喜ぶ。それをシェーンに伝えるも冷たくあしらわれる。
翌日のソフィアの捜索に自分も加わりたいとリックに頼み、許可を得る。
教会発見後はリック、シェーンと3人でソフィアを捜索する。そこで鹿を発見して触れ合おうと近づく。そこで鹿を狙った弾丸が貫通して弾丸に当たってしまう。
意識を失ったままリックに抱えられハーシェルの農場に運ばれる。ハーシェルから治療を受ける。
弾丸の摘出中に意識を戻してしまい激痛に苦しむ。その後再び意識を失う。
一度は意識を取り戻してリックとカールに話しかけるが発作を起こす。
手術が無事に終わり、目を覚ますとソフィアを心配。リックに「無事だ」と言われた(ソフィアは見つかっていない)ので再び眠る。
次に目を覚ました時にリックからその嘘を詫びられかけるが、「もうママから聞いた」と言う。リックから保安官の帽子を譲り受ける。
冒頭の過去シーンにて、シェーンを見たソフィアに「いいパパね」と言われると「パパじゃない、パパは死んだ」と答える。
ローリと共に居て鶏にエサやりをする。
シェーンに銃の訓練をしたいと頼む。銃を勝手に持ち出したのがバレてローリに叱られるが、銃の訓練をすることを認められる。アンドレアたちと共に銃の訓練をする。
ローリに「ソフィアは死んだの？見つかっても見つからなくてもここにいたい」と言う。
ソフィアはもう死んでいると主張するシェーンに「ふざけるな」と怒りを露わにする。
納屋から出てきたウォーカーのソフィアを見て泣く。
ソフィアは自分が見つけたかったとローリに語る。
農場に無事帰ってきたローリが妊娠していることをシェーンの言葉で知る。ローリに女の子かと聞き、女の子ならソフィアと名付けようと提案する。
閉じ込めているランダルを見たいとシェーンに言うが大人に任せろと言われる。こっそりとランダルがいる小屋に入り込んで会話する。
ソフィアの墓にいたところキャロルに話しかけられ、いつか天国で会えると言われると「天国を信じてるなんて馬鹿だ」と言ってキャロルを激怒させる。
ダリルの拠点に行きカバンから銃を見つけて持ち出す。そのまま一人で森の中に入り、脚がぬかるみにはまって動けないウォーカーと遭遇。遠くから石を投げつけて様子を見ていたがそのうちに近づき、銃で撃とうとするが、ぬかるみを脱したウォーカーに掴まれて逃げ出す。
ランダルの処刑の場で現れて「撃て」と言ったことでリックを迷わせる。
デールを襲ったウォーカーが自分がもてあそんだウォーカーだと知り驚く。
ダリルから銃を奪ったことを教え、デールが襲われたのも自分のせいだとシェーンに教える。銃をダリルに返すように頼む。
リックと対話しダリルから奪った銃を返される。
リックがシェーンを殺した現場に来てしまい、リックに銃口を向けるが、それはウォーカーとなったシェーンに向けてのものだった。カールがシェーンを撃って倒すが、銃声を聞いて近くにいたウォーカーの大群が集まってきてしまう。
なぜシェーンはウォーカー化したのかとリックに聞く。
リックと納屋に逃げ込み、火をつける役割を担う。
リック、ハーシェルと共に車で農場を脱出する。ハイウェイの車の墓場でローリを捜さないとと訴える。
そこに皆がやってきたのでローリと抱き合う。
よりたくましくなっており、リック、ダリルらと空き家を探索してウォーカーを撃ち殺す。
刑務所のゲートを開こうとするリックを援護する。
監房で「ベスの安全を確認した」とハーシェルに言う。
ハーシェルのために医務室から必要な医療品を持ってきたが、心配するローリに「うるさい」と言ったためベスに叱られ、拗ねて去る。
松葉杖で歩くハーシェルを心配げに見る。ハーシェルに「競争する？」と冗談を飛ばす。
いつの間にか侵入してきたウォーカーに囲まれたため銃で応戦する。マギー、ローリと共に逃げているところ、ローリが産気づいてしまう。自分は助からないと判断したローリから別れの言葉を告げられる。マギーが帝王切開して赤ん坊を取り出した後、転化を防ぐために気を失ったローリを撃つ。
赤ん坊にミルクをやるダリルから名前は？と聞かれると失った女性の仲間たちの名前を挙げる。
ダリル、オスカーと共に刑務所の探索をする。ダリルに自分がローリを撃ったことを話す。
刑務所のフェンス前に来たミショーンを助ける？とリックに聞く。リックと共にミショーンを救う。
ハーシェルがミショーンを治療している間に銃を持って見張る。
リックからローリに関して辛い思いをさせたと慰めを受ける。リックに赤ん坊の名前はどうするかと聞いて「ジュディス」を提案しリックにも認められる。
物音を察知してハーシェルの制止を振り切り見に行く。タイリースたちを刑務所に迎え入れる。彼らを施錠して閉じ込める。
リックたちが留守の間キャロルと共に外を見張る。リックからダリルの離脱とオスカーの死を聞く。
グレンにタイリースらが侵入した場所を教えて侵入の穴があることを教える。
総督らが襲撃してきたので応戦する。
ローリ死後追い詰められ、精神的に限界が来ているリックに「もうリーダーを止めて」と気遣う。
久しぶりにアンドレアと再会するが気を許さない。
偵察のためリック、ミショーンと共に車で移動。リックに対しミショーンへの不信を語る。
バリケードだらけになっている町で、銃撃してきた男(モーガン)を撃って倒す。
モーガンの家で町の地図を見つけて、自分の家が焼失したことを知る。ベビーベッドを手に入れるためにミショーンと共に外に出るが、彼女を巻こうとする。目的はベビーベッドだけでなくレストランに入って家族3人で映った写真を取ることだった。酒場でウォーカーに囲まれたためやむを得ず脱出する。戻ろうとするとミショーンが代わりに取りに行くと言う。
去り際にモーガンに撃ったけど仕方なかったと謝る。
荷物をまとめている時にレストランから取った写真やリックの保安官バッジを見る。戦えないことが不本意でリックに話しかけられても拗ねている。
ハーシェル、ベス、ジュディスと共に刑務所の外で待っていたが、逃げ出した総督らの仲間の一人の少年と遭遇。彼が銃を置こうとしていたのにも関わらず撃って殺してしまう。これをリックに報告して自分もウッドベリーに行くと言う。
カールから殺した相手が無抵抗だったことを追求されるが、「ウォーカーを放置したからデールが死に、アンドリューを放置したからママが死に、総督を殺さなかったからメルルが死んだ、僕はすべきことをした、これで彼(殺した少年)は誰も殺さない」と話す。
家畜の豚にバイオレットと名付けて呼ぶ。バイオレットが元気がないのを不思議に思う。
遠出していたミショーンが見つけた漫画をもらって喜ぶが、漫画以外も読めとリックに言われる。
新たに加入した仲間の子供たちがウォーカーに名前をつけているのを見て名前をつけるなと叱る。パトリックとは年の近い友人になっていた。
キャロルが子供たちにナイフの使い方を教えるのを見るがキャロルにリックには言わないようにと口止めされる。
リックに農作業を手伝わされる。ウォーカー退治を手伝うべきでは？と言うが自分たちには別の役割があると言われる。また、リックからは銃を禁止されていた。
ウォーカーに襲われたミショーンをマギーと共に救う。
死んだパトリックたちの墓に建てる十字架を作る。キャロルが子供たちにナイフの使い方を教えることについて改めて何も言わないでと口止めされる。リックからジュディスには近づかないよう言われる。キャロルが子供たちにナイフの使い方を教えていることをリックに教える。反対はしないと返され、リックから銃を持つことも許可される。
子供は別に隔離されるというので子供扱いされ機嫌を損ねる。誰かが転化したら発砲するとリックに言う。
ハーシェルが一人で森に出るのを見かけて一緒に行くと言って着いていく。森でハーシェルが草を採取している間護衛する。森の中で動けなくなったウォーカーを見つける。足に罠がかかったウォーカーも見つけ撃とうとするが、必要ないとハーシェルに止められる。
戻って来たリックに自分は大丈夫だからと手伝わせるよう頼む。銃声が聞こえた後、リックにフェンスの補強を行う。しかし結局フェンスが破壊されてしまう。リックと共に銃でウォーカーを撃退する。
翌朝にリックと作ったえんどう豆を口にする。
刑務所を明け渡しを要求するブライアンを遠くからでも撃って殺害しようとするがダリルに止められる。ハーシェルが死んだのをきっかけに撃ち合いになり、カールも戦う。
戦いが終わるころに重傷を負ったリックと会い抱き合うが、ジュディスの居場所は分からないと言う。ジュディスがいたゆりかごだけ見つけてリックと共に涙し、刑務所を去る。
リックと共に歩いていたが、重傷を負ったリックの歩みが遅く、不機嫌になっているカールは反抗的。
食料調達のため家に入るとウォーカーがおり、手こずったリックを助けるため銃撃するが「弾の無駄だ」と言われる。
別の家ではわざと騒いでウォーカーをおびき寄せようとするがリックに叱られる。
家を封鎖して安全を確保する。次の朝に目を覚めて食事を取るが、眠っているリックにゆすって呼びかけても起きなかった。カールの呼びかけに反応した外のウォーカーが扉をゆすったので別の扉から外に出ると2体のウォーカーを見つける。これをおびき寄せるが突然現れた3体目に襲われて危機に陥る。押し倒されるがギリギリで銃で3体を倒す。「僕の勝ちだ」とつぶやく。
家に戻るとその武勇伝を語り「僕がパパを守った、パパは必要ない、守ってくれなくても生きていける」と眠るリックに語り、リックは何も守れず無力だということを強調する。その後すすり泣き、再び外へ出て別の家へ入り食料などを調達する。ウォーカーの1体と遭遇するが弾が尽きてしまい、窮地に。それでもなんとか逃げ出して部屋に閉じ込め、扉に「ウォーカーが中にいる、僕はこいつに負けなかった」と書く。その後、台所で見つけた3キロもあるプリンを食べる。
家に戻って2晩目の夜を過ごす。相変わらずリックは目を覚まさないが、かすかに動き始めたのでウォーカーになってしまったのかと恐れる。撃とうとするが「できない、間違ってた、好きにして」と言う。リックが生きていると分かると「怖かった」と本音を話し涙する。
その次の日の朝にはリックと話す。子供扱いしたことを謝るリックに「謝らないで」と言う。
食事を取りながらミショーンと会話。歓談していたが、ジュディスの事を思い出した瞬間に気分を落ち込ませ、真顔になる。
ミショーンと共に調達に出るが気分が落ち込んだままでミショーンの冗談にも笑わない。ミショーンに子供がいたことを聞くと興味を持ちいくつもの質問をするが部屋を一つ調べるごとにと言われる。ミショーンの子がアンドレ・アンソニーという名前だったことを知る。息子のことは話したことがないとミショーンが言うので「誰にも言わない」と言う。「ジュディスとアンドレはどこかで一緒にいる」と話す。
リック、ミショーンと共に線路上を歩き続ける。もらった菓子をミショーンに半分分ける。
リック、ミショーンと共に森の中を進む。終着駅に着いたら自分らは何と名乗るのかと疑問を口にする。
生存者の声が聞こえたので助けようとするが間に合わず食われるところを見る。
夜にジョーたちに襲われる。ジョーの仲間のナイフを持った男に痛めつけられる。リックが反撃して危機を脱する。リックがカールを殺そうとした男をめった刺しにするのを見る。
リックが「そんな面も俺の一面だ、カールを守るためなら何でもする」とダリルと話しているのをミショーンと共に聞く。
ミショーンからマイクやテリーの事を聞き、リックを怖がらないでと言われる。すると「自分もパパの望む自分じゃない、怪物なんだ」と話す。
終着駅に到着後、リックたちと共にコンテナに閉じ込められる。
コンテナの中で「パパは戻ってくる」と言って父の帰還を信じる。
皆と協力して終着駅を脱出する。キャロルの案内でジュディスと再会して生存を喜ぶ。
ゲイブリエルの悲鳴を聞いて助けなきゃとリックを促す。食べ物を所望したゲイブリエルにナッツを渡す。
ゲイブリエルを信じていないリックに「善人もいる」と言う。タイリースと共にジュディスを守ってくれと言われる。ゲイブリエルを信用しないリックに「僕たちには人を助ける強さや危機を乗り越える強さもある」と言う。
リックが戻ってくると、教会の壁にナイフの跡があることを教えて、ゲイブリエルは確かに何かを隠していると言う。
アトランタへベスとキャロル救出へ向かうリックを見送りミショーン、ゲイブリエルと留守をする。
ギャレスたちを殺す必要はなかったというゲイブリエルに反論する。
いつの間にか外に出ていたゲイブリエルが教会の扉を叩くので封鎖した扉を破壊して助ける。ゲイブリエルが抜け出した床下からジュディスと共に逃げる。教会の外側から封鎖して中のウォーカーを封じ込める。
そこにエイブラハムたちが戻ってきて合流する。
食料不足でみんなが弱っている中、マギーにオルゴールを渡す。
雷雨の小屋の中でウォーカーが入らないようにみんなと力を合わせて扉を抑える。
アーロンが言う町へ向かう途中で一度リックたちが乗る車と分断されたが給水塔近くで合流する。
キャロルがもらった家を見て豪邸だねと言う。
町を見回ることになるとジュディスを連れてボブ、ナタリーの老夫婦のところへ行く。
ジェシーの家に招かれて、彼女の息子で同年代のロンと話す。ロンにマイキーとイーニッドも紹介される。一緒に遊ぼうとロンに言われるもあまり乗り気ではない。
ディアナの面接を受け、自分が母を殺したことを教える。リックに「ここは良い所だが、僕は彼ら(ロンたち)のように弱くなりたくはない」と言い、厳しい世界で過ごした自分とのギャップを感じる。
家にいたところ、壁を越えて外に出るイーニッドを見かけたので密かに追いかける。すると偶然リックと出会う。周囲にいるウォーカーを共にナイフで倒す。
町に戻ったところグレンとエイデンが喧嘩していた。その場にいたイーニッドに「僕が嫌い？」と聞く。
仲間と共に歓迎パーティに出席する。
またイーニッドを追って森へ入っていた。危ないから戻ろうと促す。ウォーカーをからかったりして遊ぶイーニッドと親交を深める。町に住む前に何があったか聞く。ウォーカーから隠れてイーニッドと密着すると「私を怖がってる」と言われる。
町でリックとピートの殴り合いを止めようとするが突き放される。
家に戻ってきたリックと会話。会合で誰かを殺すかもしれないというリックに殺しはしないように願う。
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