ダリル・ディクソン -ウォーキング・デッド登場人物解説-

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人物解説

ダリル・ディクソン

来歴

シーズン1からずっとリックたちの仲間として活躍する。元々はその日暮らしの無職。しかしウォーカーたちがはびこる終わった世界において絶対不可欠な優れたサバイバル能力と肉体的、精神的タフさを兼ね備え、単独行動しても生存する強さを持っている。一見無愛想なものの内面の情は厚く、仲間たちを救うためには自分を犠牲にすることも厭わない。

人物評

一見粗野なあらくれものに見えて、仲間に対しては実は一番情を持っているのかもしれないのがダリル。シーズン2においてはソフィアを失ったキャロルに暴言を吐いたり、助けを求めるローリを突き放したりする冷たさもあるものの、シーズンを追うごとに優しくなっていく。キャロルからもシーズン5で「昔は子供だったが大人になった」と評される。ダリルが行動しているとそれだけで安心感が生まれるのはウォーキング・デッドの視聴者あるあるに違いない。

関連人物

名前 解説
メルル 実の兄。互いに毒づきながらも信頼している兄弟。
キャロル キャロルの娘のソフィアの捜索をする内に親しくなる。
リック サバイバル生活を共にするうちに信頼を築き、実の兄弟のような間柄になる。
ベス シーズン4で刑務所脱出後に共に行動することに。

シーズン1での動向

3話

森にいたウォーカーを皆が駆除した直後に現れて「ウォーカーに鹿を取られた」と不機嫌になる。
拠点に戻って兄メルルを呼ぶがいないことに気付く。シェーンとリックからメルルがアトランタ市内のデパートに置いてこられたことを聞いて怒る。ナイフを持ち出すがリックとシェーンに抑え込まれる。
リック、グレン、Tドッグと共にメルルを助けにアトランタ市内へ行く。
しかしデパートの屋上にあったのはメルルの手だけであったので嘆き悲しむ。

4話

Tドッグの頭にボウガンを突きつけるが、リックもダリルの頭に銃をつきつけたためボウガンを下ろす。
Tドッグからバンダナをもらい、メルルの手を回収しメルルが生きていることを信じて捜索する。
ひとまずメルル捜索よりリックが落とした武器の入ったバッグを拾うためにグレンと行動。グレンに「中国人にしては勇敢だ」と言うが「韓国人だ」と返される。
単独行動中に少年ミゲルと出会う。ミゲルが騒いだので殴ったところ青年の仲間が集まってきて袋叩きに。そしてグレンがさらわれるのを防げずグレンは拉致されてしまう。この際、ならず者の一人フェリペの尻をボウガンで撃つ。
ならず者たちの一員のミゲルを脅す。グレンを取り戻すためリック、Tドッグ、少年と共に少年らのアジトへ。
実は悪人たちではなかったグループだったが武器の半分を譲ったリックのお人よしぶりを責める。
拠点がウォーカーに襲われているところに戻ってきて応戦する。

5話

エイミーの遺体の頭を撃ち抜くことを提案するがローリに却下される。
ウォーカーに噛まれていたジムも殺そうとするがリックに止められる。
遺体は焼くべきだと提案するがこれもローリに反論される。 リックらと共にCDCを目指して移動する。

6話

CDCで振る舞われた酒に上機嫌になる。グレンに「どこまで赤くなるか見たいから飲め」と言う。

シーズン2での動向

1話

フォートベニング基地までの道中でダリルだけはバイクで移動。
ウォーカーの大軍が迫り、Tドッグに危機が迫るところでウォーカーを背後から襲い倒す。ウォーカーの下敷きになってTドッグと共にやり過ごす。
森でリックとはぐれたソフィアを探すため、リックと共に足跡を追う。何らかの獲物を捕食したウォーカーの腹を掻っ捌いて胃の中を調べ、ソフィアが食われたわけではないことを確認する。
翌日は総出でソフィア捜索に森へ出る中でダリルは先頭で移動する。テントの中で腐敗した自殺体がもっていた銃を回収する。
教会でウォーカーを倒した後キリスト像に愚痴をこぼす。回収した銃はローリに護身用として渡す。

2話

娘の安否を思うキャロルに対して「言っておくが祈るなんて無駄だ。みんなで捜せばあの子は見つかる」と現実的な言葉を放つ。ハーシェルの農場は見つかったが、心配するキャロルのために自分は車のところに残り、明日は置手紙をしておくことを提案する。腕に重傷を負ったTドッグのために、メルルの持ち物から鎮痛剤や抗生物質を渡す。

3話

夜中、車内でソフィアを心配し泣くキャロルや銃をいじり続けるアンドレアを見て落ち着かず、ソフィア捜索に出る。これにアンドレアも付きそう。
見つかるか心配するアンドレアに対し「ここはチベットの山奥じゃない。俺は9日間木の実だけを食べ、葉でケツを拭いたこともある。ソフィアは捜してくれる人がいるだけ俺よりマシ」と自分の経験を語る。
首つり自殺した後にウォーカーになった人間を発見して「頭を撃ち抜けばよかったのに」と言う。楽にしてやってほしいというアンドレアの願いに答えて自殺体の頭を撃ち抜く。結局ソフィアは見つからずバスに戻ってくる。

4話

農場に来てリック達と合流する。
一人でソフィアの捜索に出ようとしたところリックに「一人で責任を負う必要はない」と言われるが「考えがある」と言い構わず出かける。
一人で森に出かけると廃屋を発見する。ソフィアがいたらしい痕跡を見つけるが発見はできず。ナニワイバラを見つけて持ち返り、キャロルにプレゼントし、花に関する逸話を話して慰める。

5話

4話で見つけた廃屋には確かにソフィアがいたという確信を皆に話す。
馬に乗り一人で森の中の小川付近を捜索中、ソフィアが持っていた人形を発見する。蛇に驚いた馬が暴れ出したため落馬しそのまま崖を滑って川に落ち、その拍子で腹部に矢が刺さり重傷を負う。それでも自力で崖を登ろうとするが、再び落ちてしまう。
朦朧とする意識の中でメルルの幻を見る。そのメルルはリックなんか殺して自分のために行動しろと言ってくる。幻が消えるとそばにいたのはウォーカーで噛まれかけていたのでダリルは戦う。1体を肉弾戦で倒し、刺さった矢を抜いてもう1体の頭を撃って倒す。
その後気を取り直すと、「兄貴の言う通りだ」と言い、重傷のまま再び崖を登る。そこでまた自分をからかうメルルの幻を見る。奮起し崖を登りきる。
命からがら農場に戻ってくるが、血だらけでふらふらだったためウォーカーと勘違いされアンドレアに撃たれて額を弾がかすめる。
ハーシェルから治療を受ける。寝込んでいるところにキャロルが夕食を持ってきてくれて、「父親以上のことをしてくれた。あなたは善人だわ」と言われる。

6話

アンドレアから見舞いされて本を受け取る。「あんたは仲間を守ろうとした、次はちゃんと殺せ」と言う。

7話

納屋のウォーカーの件を知り今すぐ殺すか、フォートベニング基地へ向かうかすべきと言うシェーンにソフィアがまだ生存している可能性を語る。ソフィアを捜しに怪我も癒えないうちに再び1人で出ようとするがキャロルに心配される。キャロルがもうソフィアの生存を諦めていることを知り苛立ち、捜索には出ない。
改めてキャロルと話して前言を詫びる。シェーンが開けた納屋から出てきたウォーカーを皆と倒す。ウォーカーとなったソフィアに近づこうとするキャロルを制止する。

8話

ローリから町にハーシェルを捜しに行ってほしいと頼まれるが拒否、すると「冷たいわね」と言われて「傷を負ってもソフィアを捜したのにこれ以上何をしろと?」と答える。

9話

キャロルからローリがいなくなったことを知らされる。「なぜ知らせなかったの?」と言われる。「俺には関係ねえ」と言う。
再び来たキャロルに「他人を構ってるから娘を殺された」などの暴言を吐く。

11話

結局放置されずリック、シェーンと戻ってきたランダルを痛めつけて尋問して仲間が何人いるのか聞き出そうとする。ランダルの仲間たちの残虐な行動を聞かされる、ランダルは「俺はやってない、奴らとは違う」と言うのを聞いても痛めつける。ランダルはギャングの一員であり、男なら殺され、女なら死ぬより辛い目に遭うということを仲間に伝える。
ランダルを殺してほしくないと思うデールに自分の味方になってほしいと説得されるが「もうグループは崩壊する」と断る。
会合の場で結局ランダルの処刑が多数派だったのを見て失望したデールはダリルに「グループは崩壊だ」と言って去っていった。
外でウォーカーに襲われたデールを救うが、すでに手遅れだった。デールを楽にしてやろうとするが引き金を引けず、代わりにダリルが行う。「悪いな」と言ってデールを撃つ。

12話

デールの死後に周囲のウォーカー退治に参加する。
リックと共に遠出しようとしていたが、シェーンの虚言で逃げたというランダルを追って森へ。グレンと共に行動、ランダルのウォーカーと遭遇。噛まれてないのにウォーカー化したことに疑問を持つ。
押し寄せたウォーカーにバイクに対し乗りつつ撃つ。
孤立したキャロルを救出してバイクで脱出する。ハイウェイでリックたちと合流する。
シェーンがランダルを殺したことを皆に伝える。
リックに不信感を持つキャロルに「リックは誠実だ」と擁護する。

シーズン3での動向

1話

空き家でフクロウの剥製を発見し食料とする。刑務所のゲートを開こうとするリックを援護する。
刑務所の庭で1人でいたところキャロルが食事を持ってきたところ「シェーン代理は大食いだがな」とリックに関して皮肉を言う。
翌日にはリックたちと共に刑務所内へ入ってウォーカー一掃を行う。
監房の安全を確保したが、檻の中はごめんだと房の外で過ごすことを選ぶ。
未探索エリアでハーシェルがウォーカーに噛まれるアクシデントの後、生存している囚人を発見する。

2話

囚人たちにボウガンを突きつけて警戒する。
ハーシェルを移動させた後に追ってきた囚人たちに警戒する。ジョージア州の恩赦だと言って囚人たちに出ていってもらおうとする。
リック、Tドッグ、囚人たち5人と共に独房棟のウォーカー一掃を行う。ウォーカーに引っ掻かれたビッグ・タイニーをトーマスが殺したのを見て危険性を覚え、いざというときはトーマスを殺す、とリックとひそかに話す。
ビッグ・タイニー、トーマス、アンドリューが死んだあとにアクセルとオスカーに対し「友達は残念だった」と言う。

4話

監視塔でまぐわっているグレンとマギーを呼ぶ。
アクセルとオスカーがリックたちに「仲間に入れてほしいと」言ってきて、Tドッグがそれを認めてはと言う事に対してダリルは「不良だが異常者ではない」としつつも「外に出て運を試させればいい」と言って仲間に入れることは拒否する。
ウォーカーに襲われた刑務所内に入りリックと共に探索する。Tドッグとキャロルが襲われたような痕跡を見つけ半ばあきらめる。

5話

ローリが死んで絶望しているリックを心配し、赤ん坊のための食糧をマギーと共にバイクで調達しに行く。
託児所から物資を入手する。赤ん坊にミルクをあげる。カールに名前はと聞くと失った仲間の名を候補に挙げるのを聞くが「おてんば娘」はどうだ?と皆を笑わせる。
遺体が見つからないが建てられたキャロルの墓に花を置く。

6話

オスカー、カールと共に刑務所内の探索をし、自分の少年時代に母親が火事で死んだことを話す。跡形もなくなったがそのせいで未だに実感がないと話す。対してカールは自ら撃ったので実感があると言う。
倒したウォーカーにキャロルのナイフが刺さっていたのを見つける。
苛立ちのままに近くの扉を開けたところ意識朦朧としたキャロルを発見する。

7話

リックにキャロルが生きていたことを伝える。
強気な態度を崩さないミショーンに矢を突きつけて脅す。
ミショーンから聞いたウッドベリーにリック、オスカー、ミショーンと共に向かう。
道中でリックから赤ん坊の世話をしてくれたことを感謝されると「仲間だろ」と返す。
ウォーカーに囲まれたのでリックたちと小屋に隠れる。

8話

ミショーンの案内でウッドベリーに入る。
グレンとマギーを救出した後にメルルがいることをグレンから伝えられる。メルルと会いたい、説得するとリックに言うが却下される。
銃撃戦をしながら町から脱出するが、リックたちとはぐれる。
捕らえられてしまい、町の住民たちの前に引き出される。メルルともども殺せと住民たちの怒声を受ける。

9話

総督が兄弟での決闘を促してくる。メルルと共に周囲に配置されたウォーカーを始末しようとする。リックたちの襲撃のどさくさで逃げる。
メルルを殺そうとするグレンやミショーンを制止する。メルルを刑務所へ連れていくことを提案するがリック、グレン、マギーには反対される。すると「なら兄貴と二人でやっていく、二度と兄貴を見捨てない」と離脱する意思を見せる。

10話

メルルと行動。メルルが住宅をあさることを嫌うため食料に困る。
道中でウォーカーに襲われているグループを発見し、これの救出に向かう。メルルが物資を奪うのを見て矢を向け、生き残った男たちを逃がす。
かつてのアトランタでは自業自得だとメルルを責めて兄弟喧嘩になる。背中の父親に虐待された傷をメルルに見られる。メルルに愛想を尽かし刑務所に戻る。
しかしメルルと共に刑務所に現れてウォーカーに襲われたリックを救う。

11話

グレンが未だメルルに反感を持っているため「メルルは仲間になった、受け入れろ」と言う。
キャロルから戻ってきてくれて嬉しいと言われる。
やってきたアンドレアに「次は左目をくりぬくと言っておけ」と戦い以外にないことを示す。
リックに兄貴から目を離すなと言われる。

13話

リック、ハーシェルと共にアンドレアが指定した位置に来る。リックが総督と話す間、マルティネスとミルトンを警戒する。ウォーカーを倒し、それが持っていたタバコを吸いながらマルティネスと話す。マルティネスにもタバコを渡す気遣いをする

15話

ミショーンを総督に差し出す選択をしたリックに「こんなやり方」と言うも認める。
グレンに対してメルルがしたことを水に流してくれと言うがマギーを総督に差し出したことは許せないと言われる。
メルルと話してグレンとマギーにしたことを責め、「元の兄貴に戻れ」と言う。
メルルがミショーンを連れだして総督に差し出そうとするので追う。メルルに解放されたミショーンと会う。そのままメルルを追う。
総督との交渉地点に向かうとメルルのウォーカーを発見し、慟哭しながらこれを倒す。

16話

キャロルに「兄貴が身を投げ出すとは」と話す。
刑務所で総督を撃退した後、追撃としてリック、ミショーンと共にウッドベリーへ向かう。途中で総督が虐殺した住人たちの亡きがらを見つける。そのままウッドベリーに行き、ウォーカーに噛まれたアンドレアを発見。アンドレアが一人じゃ生きられないと言うと「そうだな」と返す。

シーズン4での動向

1話

料理中のキャロルと会話。最近は難民を見つけ刑務所に集めているので人気者に。パトリックという青年に握手を求められる。キャロルから最近をーカーが多くフェンスが持たないのでなんとかしてほしいと頼まれる。
戻ってきたミショーンがまた遠出しようとするので心配する。
グレン、ミショーン、サシャ、タイリースらと共にショッピングモールに物資調達に出る。ザックの職業当てゲームで「殺人課の刑事」と予想されてふざけて「正解だ」と言う。
屋上のウォーカーが落下してきたので迎撃する。
戻ってきてザックが死んだことをベスに伝える。「人を失う事に疲れた」と言うとベスに抱き締められる。

2話

監房棟D棟でウォーカーが発生したので戦う。
キャロルから病気の感染を心配されるが「多分大丈夫」と言う。
リーダーとしての自信を失い、銃を持てないリックに会議に参加しろと言う。マギーからウォーカーがフェンスを倒しそうになったことを聞いてフェンスごしに倒す。リックの策で外に出てウォーカーをおびき寄せる。

3話

カレンが殺され怒るタイリースに俺たちは仲間だとなだめる。
ハーシェルから80キロ先の獣医科大学なら抗生物質もあるだろうと言われ、すぐに出ようとする。
ミショーンによく戻ったなと語る。ミショーンとボブのほかにタイリースもつれて行きたいと考えて誘うが断られるが、タイリースが結局は共に行くことに。
3人と車で移動するが、途中で無線ラジオから何者かの声が聞こえる。ウォーカーの大群に阻まれて進めなくなり、3人と共に森へ逃げる。

4話

3人で徒歩で目的地を目指す。車を見つけるがバッテリーが必要になる。近くの家に入る際ウォーカーに襲われる。家の中でボブと共に物資を調達する。以前はどんな仲間といたとボブに質問する。ボブの過去を聞き、ボブが前の物資調達に参加したのは酒が欲しかったからで、棚が倒れたのは酒棚に手を出したからだと明かされザックが死んだ責任を話すが「こじつけだ、あんたはもう一人じゃない」と言う。
獣医科大学にたどり着き探索する。ボブの指示で言われた薬を集める。ウォーカーに囲まれるが脱出する。ボブが薬ではなく酒を集めていたと知り怒り、「後でお前を半殺しにしてやる」と脅す。

5話

夜に戻る。

8話

リックからキャロルを追い出したことを聞いて「俺が戻るまで待てよ」と怒る。
リックと共にタイリースのところへ来て真実を話そうというところで震動が発生、ブライアンたちグループの襲撃を受ける。
数で負けているためいざとなったら脱出するようにサシャとタイリースに言う。リックが交渉中に仲間たちに武器を渡して戦いの準備をさせる。
リックとブライアンが交渉している間は銃を構え続ける。ハーシェルが殺されたことで銃撃を開始する。ウォーカーを盾にしながら戦う戦法を行う。また、戦車の中に手榴弾を投げ込んで無力化させる。その後ミッチをボウガンで射殺す。遭遇したベスと共に刑務所を去る。

10話

ベスと共に逃げ続けるが、仲間たちが生存しているという希望を持つベスとは対照的にあまり望みを持っていないようで口数が少ない。足跡を見つけても「ハーシェルも助からなかった」と言う。
ウォーカーに襲われたベスを救出する。線路上で人を食っているウォーカーを倒す。

12話

ベスと共に夜の森を彷徨う。ウォーカーをやり過ごすため2人で車のトランクに入る。食料としてリスやヘビの捕獲にいそしむ。
未だ自棄気味になっており、ベスが酒を飲みたいなどと言い出すが半ば無視する。連れ戻そうとしても駄々をこねるベスに対して「いい加減にしろ」と言うが「一生火を眺めて蛇を食べるつもり?」と言われる。
ベスに従い、見つけた豪邸へ入る。そこは首をつって自殺したがウォーカー化してしまった人間が何人もいた。
食堂探索中にベスがウォーカーに襲われる。ベスが一人で倒したのを見て「一人で平気なんだろ、よくわかった」と言う。「RICH BITCH」と書かれた紙が添えられて死後も辱められていた女性に布をかぶせてやる。
大量のウォーカーが出現したためナイフや矢で倒す。倒したウォーカーの血をベスが浴びてしまう。ベスが見つけた酒が不味いものだと教える。彼女が飲もうとしている間、憂さ晴らしのようにダーツを投げる。ベスが泣き出してしまうと「初めての酒にふさわしくない」と言って慰めつつビンを割る。
かつてダリルが住んでいた家屋へ行き、保存しておいた密造酒をベスに飲ませる。ベスからも酒を出されて乾杯する。「自分が未経験なことを言って、相手がそれを経験済みなら酒を飲む」というゲームをする。しかし刑務所に入ったかどうかの話になると途中で不機嫌になりゲームを放棄し、ベスに強引にウォーカーを射らせる。ベスと口喧嘩になるが「ハーシェルが死んだのも俺のせいだった」と自分を責めてすすり泣くとベスに抱き締められる。
落ち着きを取り戻した後、メルルの知り合いのジャンキーとトラブルになった話をベスにする。自分の職業は「兄貴に言われるまま何でもした無職」だと教える。ベスから「今のあなたのままでいて」と言われる。
ダリルの家に酒をまいて燃やし、燃える家に中指を立てて出発する。

13話

過去シーンで、ボブを刑務所の仲間にスカウトした時の時間軸で登場。ボブに質問した後にスカウトした。
現在の時間軸ではベスにボウガンを預けて、何かの足跡を追わせて勉強させる。ウォーカーが座り込んでいたところベスが周囲の罠にかかってしまったため救出する。
ベスをおんぶして見つけた家に近づく。途中で墓を見つけ、花を添える。
家の中を探索するといくつもの遺体が並べているのを見つける。食料を大量に見つけるが、誰かが置いたばかりだと判ったので少しだけ頂くことに決める。
ベスがピアノを演奏していたところにやってきて棺桶の中に寝ながらそれを聞く。
見つけた食料を食べようとしたところで家の外にやってきた犬を見つける。手を差し出すと逃げて行ってしまう。
家の人間に書置きをしようとするベスにしばらくここに居て、家の持ち主が来たら話し合おうと言う。
外で音がしたのでまた犬かと見に行くと大量のウォーカーだった。ベスを逃がして一人で応戦する。脱出するとベスは白い十字架の描かれた車に乗せられて連れ去られてしまっていた。
一人で徒歩で追うもそのうちに疲れ果てて線路近くに座り込んでしまう。そこにジョーをリーダーする荒くれ者集団がやってきた。ジョーを殴りつけてボウガンを構えるが、ジョーに説得されて仲間に引き入れられる。

15話

不本意ながらジョーたちと行動。単独行動で兎を射ろうとしたところレンが横取りしてきたので諍いになる。女のせいでおかしくなったか?などと挑発してくるので殺害しようとするがジョーに制止される。ジョーからルールとして「取った」と言えとルールを教えられる。ウサギを半分ずつにされて半分分け与えられる。ジョーからルールさえ従えばいいから一緒にいろと言われる。工場内で休んでいるとウサギの半分がなくなったとレンからいちゃもんを付けられる。ダリルの荷物からウサギが出てきたが、レンが仕込んだと反論する。ジョーがこれを見ていたのでレンがリンチにされる。出発の際、リンチされ無惨な死体となったレンを外で発見する。終着駅への案内看板を見つけるがジョーは否定的。ジョーから物資調達の際に誰かから仲間のルーを殺された話を聞く。

16話

ジョーがリックを見つけて殺そうとしたので解放してくれと頼む。しかしルーを殺したので許さないと言われる。リックが善人だというのはウソだと言われてリンチにされる。リックがジョーを殺したことで生まれた隙を見て反撃する。
血まみれになったリックに「その顔を息子に見せるな」と言って顔を洗わせる。リックにベスやジョーのことを話す。
リック、カール、ミショーンと共に終着駅に到着する。しかし騒ぎのあとコンテナに閉じ込められ、グレンたちやマギーと再会、エイブラハムらを紹介される。グレンたちがエイブラハムらに助けられたことを聞くと「なら仲間だ」と信用する。

シーズン5での動向

1話

マギーにベスがさらわれたことを話し「生きてるさ」と言う。リック、グレン、ボブと一緒に人間を解体している作業場に連れてこられる。
リックにより拘束を解かれ脱出。皆と協力して終着駅を脱出する。森の中でキャロルと再会して抱き合う。

2話

夜にキャロルと会話。何かあったらしい(リジーとミカの件)様子のキャロルが話したくないというので「そうか」と言う。何者かの気配を感じる。
キャロルと水を調達しに行く。道中で車を発見する。キャロルに一からやり直そうと言う。
夕食の後、キャロルと外の車付近で遭遇。そしてベスを連れ去った白十字マークの車を発見したのでキャロルと共に車で追う。

3話

夜に連れと共に徒歩で戻ってくる。連れが誰なのかはこの話では伏せられたまま。

6話

2話の後キャロルと共に十字の描かれた車を追っているシーン。アトランタへ到達する。停車した車から2人の警官らしき姿の人物が降りるのを見る。ガス欠になり車では追えなくなったので徒歩で市内に進むことにする。キャロルが知っている虐待避難所へと案内され、そこで一晩過ごすことになる。リジーを殺したからか、何か物憂げなキャロルと話す。キャロルが施設内にいる子供のウォーカーを眠らせようとしたので止める。翌朝、キャロルが眠っている間にその子らを火葬し弔う。
施設を出て市内中心へ向かう。渡り廊下のあるビルへ入る。渡り廊下には大量のウォーカーがいて「嫌になるぜ」と呟く。リジーとミカについて「わかってる」と2人の死を察していることを口にするが「それ以上よ」と言われる。ライフルのスコープで遠くを見ると十字マークの車が道路から落ちかかっているのを発見する。ビルから出ようとする途中でノアと出会ってホールドアップさせられ、ボウガンを持っていかれる。キャロルがノアを撃とうとしたので止める。死んでも自己責任だというキャロルに「まだ子供だ」と言う。中途半端な気持ちを口にするキャロルに「今はここにいるだろう」と喝を入れる。
見つけた十字マークの車に入って調べて病院に行くべきだとわかる。ウォーカーに襲われたので車に隠れるがバランスが崩れ下に落ちてしまう。
病院そばのビルへ入り偵察を行う。キャロルと話し、なりたい自分になれたが今はそれも燃え尽きてしまったと語ると「俺たちは灰じゃない」と言う。ビル内でノアと再び遭遇する。ノアを棚の下敷きにする。ノアを見捨てようとするが、ウォーカーに襲われる直前で彼を救う。ノアからベスのことを聞く。外に出たキャロルが車に轢かれてしまうので助けようとするがノアから「彼女は病院で手当てをうけるから大丈夫」と説得されたので耐える。ノアと共にトラックに乗って教会へ戻る。

7話

教会で守りをかためるための作業を行う。サシャは大丈夫か?とタイリースに聞く。
タイリースが人質交換の作戦を提案するのでそれに同意する。
アマンダとボブを捕らえかけたが、二人の仲間のリカーリと肉弾戦になる。危ういところでウォーカーの頭を武器にして形勢を逆転させる。リカーリを殺そうとするリックを引き留め、「使える」と言う。

8話

リックがボブ・ラムソンを殺してしまったが、残った二人でも人質交換はできるかもと話す。
交渉の場でドーンがノアを要求したので行く必要はないと言う。ドーンがベスを撃ち殺した直後、ダリルがドーンの頭を撃ち抜く。アマンダの制止により撃ち合いにはならなかったが、ダリルは涙を流す。
ベスの亡骸を抱えて外に出るとマギーがおり、彼女も亡骸を見て号泣する。

10話

食料がなくなってきており、土を掘ってミミズを食べる。
一度リックたちと共に歩くが、調達のため森の中へと進む。キャロルもついてくる。ベスが死んで落ち込んでいるところ、キャロルに励まされる。
もう一度森に入った時に妙な鹿の遺骸とウォーカーの遺体を発見する。
さらにもう一度森に入った時に小屋を見つけ、その近くでタバコを吸う。タバコの火を手に押し付けて何かを思いながら(ベスの事?)一人、涙する。リックたちの元に戻ってくると「友より」という紙と共に置かれた水が。
雨が降って来たので発見した小屋へ仲間たちを案内する。リックが死んだ気になってするべきことをする、俺たちは歩く死人(ウォーキング・デッド)だと言うのを聞いて「奴らとは違う」と返す。嵐の夜の中、小屋の外に大量のウォーカーがいるのを発見する。みんなで協力して侵入を防ぐ。
朝になるとマギーと会話。ベスは自分では気づいてなかったが強かったと語る。

11話

小屋に連れてこられたアーロンの体を探って調べる。 アーロンが言う町へ向かう途中で一度リックたちが乗る車と分断されたが給水塔近くで合流する。

12話

アレクサンドリアの町の入り口が開けられている時に警戒、突然出てきた動物を撃ち「夕食用だ」とニコラスに言う。
ディアナの面接を受ける。「子供たちには屋根が必要だ」と言う。
リックたちが町に住むことを決めて見回ることにしても自分は残ると言う。
キャロルが町で住むことに決めてなじもうとするのを見て「ぶざまだぞ」と言う。

13話

リック、キャロルと町に管理されている武器を奪う算段をする。町の周囲のウォーカーの額に「W」の文字が書かれているのを発見する。
外でアーロンと遭遇する。なぜ追跡したと言うがアーロンは偶然だと言う。アーロンと共に森を移動しているとボタンと名付けられた馬を見つける。それを捕まえようとするが、周囲にウォーカーが現れて失敗する。アーロンに歓迎パーティに出ろと言われるが断る。
そのまま馬を追う。アーロンと協力するが馬はウォーカーに襲われて食われてしまう。ウォーカーを倒して、アーロンに馬を安楽死させるよう指示する。
町に戻るとパーティをやっている家を外から見るだけで入りはしない。アーロンから「踏み出そうとはしただろ」と言われ、中で夕食をと誘われる。
スパゲティを食べ美味いと感想を言う。アーロンの家のガレージにある車の部品やバイクを見せられる。アーロンに自分と共にスカウトの仕事をしてほしいと頼まれる。他にやることもないからと承諾する。
再びリック、キャロルと密会し、キャロルが盗んできた銃を渡されかけるが、アーロンとの関わりで態度をいくらか軟化させたダリルは「本当に必要か?」と言って拒否する。

14話

バイクに乗り外に出る。

15話

アーロンと外を見回る。遠くで何かの明かりがあるのを見つける。
ウォーカーのバラバラ死体を発見する。木に縛られたウォーカーの額にまた「W」の文字があるのを見る。

16話

アーロンと共に何者かの痕跡を追う。生きた人間を見つけて追いかけると見失うが、缶詰工場へとたどり着く。そこでの探索中に大量のウォーカーに囲まれてしまう。車の中に逃げ込む。
そんな状況でも町にいるときよりこっちのほうがしっくりくるとアーロンに話す。ウォーカーに囲まれた状況でも決死の覚悟で外に出ようとするが、モーガンに救われて助かる。モーガンからリックの名が書かれた地図を受け取り、リックの知り合いだとわかる。
リックがピートを射殺した場面でモーガンを連れて町に戻って来た。

凡人の感想・ネタバレウォーキング・デッド登場人物解説>ダリル・ディクソン