リック・グリムス -ウォーキング・デッド登場人物解説-

凡人の感想・ネタバレウォーキング・デッド登場人物解説>リック・グリムス

人物解説

リック・グリムス

来歴

本作ウォーキング・デッドの主人公。元々はキング郡の保安官であり、妻子を愛する良き父である。
性格は冷静で合理的でありつつも情に厚く、集団を率いるリーダーとしての適性を持っており、多くの人間がリックをリーダーとして認めることになる。
終わった世界の中での過酷な状況では常に厳しい選択を迫られ、そのうちにリックも徐々に精神を疲弊させていくが、それでも平和な世界を築く道を目指して仲間たちを導くために尽力する。

人物評

血のつながったカールやジュディス以外のことも親しい仲間を「家族」と呼び、彼らを守るためなら冷酷な判断も厭わなくなっていく。特にきっかけとなったのはシェーンを自分で殺害することになったことや、ウッドベリー、終着駅と他のコミュニティに関わった際に大損害を受けたことが大きい。シーズン5でアーロンと出会った時にいくらアーロンが潔白を証明しようとしても信じないのが初期と比べると対照的。

関連人物

名前 解説
カール 実の息子。リックは誰よりもカールの身を案じている。シーズンを追うごとに成長していく。
ローリ リックの妻。リックとローリは良き夫婦だが、リックが死んだと聞かされていたローリはリックの親友シェーンと過ちを犯す。
シェーン リックの同僚の保安官。リックとは互いに認め合う親友同士であるが、シェーンはローリと関係を持ってしまっていた。
グレン 長い付き合いになるリックの仲間。シーズン1ではグレンがいなければリックは死んでいた。
ダリル 共にサバイバル生活をするうちで互いに強い絆で結ばれる。シーズン4でリックはダリルに兄弟だろと言った。
ミショーン 徐々に仲が深まっていき、後妻となる。

シーズン1での動向

1話

保安官としての業務中に撃たれて重傷を負い入院していた。入院中にいつのまにか世界が変貌していた。誰もいない病院で食い散らかされた少女の遺体を見て驚く。
病院を出て上半身だけの女性ウォーカーと遭遇したのがウォーカーとの初遭遇。家に戻るがカールもローリもいないため涙する。
家の前で父子(モーガンとデュエイン)と出会い会話をする。アトランタに避難所があると聞き向かう。無線機を父に渡す。出発前に同僚の保安官のリオンのウォーカーを発見。銃で撃って眠らせる。その後は這いずっていた上半身だけの女性ウォーカーも撃つ。
車から移動中に無線で呼びかけるとシェーンたち一団に通じるがあちらからの返答はないため連絡は取れなかった。 ガソリン補充のために立ち寄った民家で自殺した住民を見つける。その家にいた馬を駆りアトランタへの道を進む。 市内で大量のウォーカーに囲まれてしまい窮地に陥る。一度は自殺を覚悟するも戦車の下部から入り込み助かる。戦車内でグレンからの無線を聴く。

2話

グレンからの連絡を受けて助けを乞い、戦車から脱出する。グレンと合流して共に逃げる。その後はデパートでグレンの仲間らと合流。ウォーカーを刺激したためアンドレアに銃を突きつけられる。
独善的な行動をするメルルを殴りつけて手錠で屋上に縛り付ける。
グレンが下水道に云っている間建物の入り口を見張る。アンドレアに銃の使い方を教える。
下水道が使えない事が分かり、死体の臓物を体に塗ってウォーカーたちに紛れる作戦を実施する。作戦に使うウェインという男性に哀悼の意を示してから解体する。内臓を体に塗ってグレンと共に外に出て作戦が有効であることを証明し、トラックを調達しにいく。
しかし途中で雨が降ってきて内臓が洗い流されてきてしまいウォーカーたちに襲われるように。しかしトラックを調達することは成功。
トラックをデパートの前につけて仲間たちを拾いアトランタを脱出する。

3話

トラックを運転しグレン、アンドレアたちの拠点に。ローリ、カールとの再会を泣いて喜ぶ。
夜、寝床でカールとローリに対して改めて再会できたことを喜ぶ。
ダリルにメルルのことを伝える。ダリル、グレン、Tドッグと共にアトランタ市内に戻りメルルを救出することになる。シェーンとローリは引き留めるが、戻るのは落としてしまった武器とトランシーバーを拾うためでもあることを伝える。
4人でデパートの屋上に戻るがメルルはいなかった。

4話

ダリルたち3人と共にメルル捜索を続ける。メルル捜索にはやるダリルを落ち着かせる。
リックのバッグをグレンが回収したがグレンはならず者らに拉致されてしまう。
ならず者らの一員の少年のミゲルを尋問してグレンを返してもらうように頼む。
ダリル、Tドッグ、ミゲルと共にミゲルらのアジトへ向かう。ボスのギレルモと交渉する。 ギレルモにミゲルと武器を渡せと要求される。ダリルにグレンにそれほど価値があるかと聞かれるとグレンには恩があるからと返す。
ミゲルは返すが武器を渡さない選択をして一触即発の状況になる。そこに現れたギレルモの祖母に連れられてグレンに会わせられる。
その道中で多くの老人がギレルモに匿われていることを知り、ギレルモが悪人ではないことを知る。ギレルモに心打たれ、武器の半分以上を譲る。
拠点がウォーカーに襲われているところに戻ってきて応戦する。

5話

惨劇の夜が明けた後にトランシーバーでモーガンに連絡する。向こうからの返事はないがアトランタは安全でないので市内に近づくなと警告する。
エイミーの遺体のそばにいるアンドレアと話そうとするが銃を突きつけられる。
ジムがウォーカーに噛まれたことについてCDC(疾病対策センター)へ行くことを提案する。しかしこれはローリには反対される。
シェーンと共に森へ見回りに出る。そこでリックの知らぬところでシェーンに銃口を向けられる。
結局はCDCへ向かうことになる。再びモーガンに連絡して拠点から移ることを伝える。
移動を開始するが運転していたバスが故障して立ち往生することに。そこでジムが限界が来たことを伝えてくるので励ますが、ジムは車から降りるので了承する。ジムに自決用拳銃を渡そうとするが必要ないと言われる。
CDCに到着するも入ることはできないとみんなが諦めかけていたが監視カメラが動いたことを見て訴え続けると中にいたジェンナーがゲートを開ける。

6話

CDC内部で食事とシャワーでリフレッシュする。酔ったままにジェンナーに弱音を吐く。
CDC内の発電機の燃料がもうじき切れることをジェンナーが黙っていたことでジェンナーに不信感を持つ。
CDCが爆破される前にジェンナーを説得してゲートを開かせる。ジェンナーに「感謝する」と言うと「恨む日が来る」と返され、何かを耳打ちされる。

シーズン2での動向

1話

冒頭で聞こえているかもわからないモーガンに対して無線で語り掛け現在の厳しい状況を説明、フォートベニング基地を目指す。
道中で「車の墓場」のような場所で大量のウォーカーを発見して皆に隠れるように促す。
見つかってしまったソフィアが森に逃げてしまったので助けようと追いかける。ソフィアに隠れさせて囮になって逃げる。2体のウォーカーを石で倒す。
行方がわからなくなったソフィアを探してダリルと行動する。
翌日は総出でソフィア捜索を行う。教会内のウォーカーを1体倒す。教会の中でキリスト像に向かって「信心深くはないが今回は助けて欲しい」と祈る。
他のみんなと分かれてシェーン、カールと共にソフィア捜索を続けると鹿を発見する。鹿に近づいたカールが撃たれたのを見て「そんなまさか」と狼狽する。

2話

撃たれたカールを抱えてハーシェルの農場へ向かい、ハーシェルに救命を頼む。
カールを連れてきたことの後悔をシェーンに話す。
手術で血液が必要だと言われたので提供する。シェーンとオーティスが緊急避難所に物資を取りにいく間、自らは農場で待つ。オーティスに銃を貸す。
ハーシェルと話し、美しい農場だと賞賛する。ハーシェルがウォーカーとなる病気にも治療法はあるはずというので「それを信じたい」と返す。そこでローリがマギーと共にやってきたので抱き合う。輸血をしたので体調不良になるがシェーンとオーティスの戻りが遅いので自分も向かおうとする。しかしローリに止められる。

3話

冒頭で昔、シェーンが校長の車を盗んだ時の話をローリに話す。そんな風に頭が切れるシェーンだから大丈夫だと言う。
弱音を吐くローリに「変わったな」と言う。「ジェンナーが正しかったのかも」と弱音を吐くので「俺は認めない」と言って反論する。
発作を起こしたカールに対して、自らを省みずさらなる輸血を行う。ローリに対してこの世界でカールが生きる意味を鹿を見つけた時の話を通して訴える。

4話

手術が終わり目を覚ましたカールに「ソフィアは無事」と嘘をついて安心させる。
3回も輸血したのでソフィアの捜索は行わないようにとハーシェルに言われる。ハーシェルが農場内で武装はしてほしくないというのでリック含め農場内では皆が銃を手放すことになる。
一人で出かけるダリルを心配する。ハーシェルに「納屋のそばに住ませてもらう」と言うと「家のそばでいいがカールが治ったら出ていってもらう」と言われる。
ハーシェルに今までの出来事で神の力を感じないかと言われても「神の悪い冗談だ」と返す。
その後改めてハーシェルと話し、「自分たちを農場に置いてくれ」と懇願する。ハーシェルから一考するとの回答を得る。
目を覚ましたカールに保安官帽子をプレゼントする。

5話

ソフィアの捜索でシェーンと森の中を移動し、下ネタを交えた昔話をする。その後はシェーンのために時間を費やすことに対して苦言を呈すシェーンと口論になる。リックはあくまでソフィアを見殺しにはできないと言う。
ローリに自分の判断が間違っているか相談する。ハーシェルに呼ばれ、馬が一頭いないことを追及される。これは無断でダリルが貸し出していた。ジミーを捜索に参加させたことについても咎められる。
ダリルがソフィアの人形を持って戻ってきたのを見てシェーンがまた捜索をやめるように言うがリックは反対する。

6話

カールが銃を勝手に持ち出したのを見て怒るローリをなだめて、カールも大きくなった、銃も必要だと言って納得させる。
カールのほか、アンドレア、ベス、パトリシア、ジミーの銃の訓練の教官となる。
ハーシェルにあと少ししたら出ていってほしいと言われたローリからそれを聞く。ハーシェルがそう思っていることをリックは知っていたが、皆には黙っていたことでローリに責められる。ここを出てもみんなを守ってみせるとローリに言い聞かせる。
ローリの寝床で中絶薬を発見する。ローリから妊娠を聞く。中絶しようとしたローリに対して怒るが結局薬を吐いていた。それでもローリは世界に絶望していたが努力すればなんとかなると励ます。さらにローリがシェーンと関係を持ったこともついに聞く。自分が死んだと思っていたのだから仕方ないとリックは言うも、納得しきってはいない様子。

7話

ローリの告白を受けてか、食事をしながらも呆けている。そこでグレンが納屋のウォーカーの件を話す。
ウォーカーはすぐ殺すべきというシェーンにまずはハーシェルに話すと言う。
ハーシェルと対話する。ウォーカーたちを病人とみなすハーシェルを説得し追い出さないでくれと言い、ローリの妊娠も明かし頼みこむ。それでも拒否されるが、もう外には出れないと言う。
シェーンと話してローリの妊娠を明かす。
沼に入り込んだウォーカーの処理のためハーシェルに付きそうが殺すなと言われる。ウォーカーを納屋に連れていくことになるが苦戦する。納屋の手前でシェーンが強引に納屋の入り口を開けてシェーンたちがウォーカーを撃ち殺すのをただ見続ける。最後に出てきたウォーカーになったソフィアの頭を撃ち抜く。

8話

強行策に出たシェーンを責めるが反発され、「何がリーダーだ」と言われる。
ローリと話し「ソフィアはここにいた。みんなに亡霊を追わせてしまった」と悔いる。
ハーシェルの行方がわからなくなったので捜しに出ようとし、シェーンとローリには止められるがグレンと共に町に向かう。道中でマギーと親しくなっているグレンから相談を受け、前向きなアドバイスをする。グレンが中絶薬を渡したことを明かされるが知っていたと言って許す。
酒場で酒に溺れるハーシェルを見つけて戻るように説得する。ハーシェルが戻ろうとしたところ酒場に入って来たデイブとトニーに遭遇する。デイブからフォートベニング基地はウォーカーだらけだと聞く。会話のうちにデイブとトニーは危険な人物だと分かり警戒する。農場へ案内させたがるデイブらと会話を続けるが、隙をついて2人を射殺する。

9話

デイブとトニーを射殺後に2人の仲間が酒場前に来たのでグレン、ハーシェルと共に息をひそめる。見つかってしまったので「脅されたので仕方なく殺した」と真実を話すが連中は銃で撃ってきたので応戦する。
仲間のうち1人のランダルが高所から落下して鉄柵に足を貫通させて重傷を負う。リックはこれを救出しようとする。ハーシェルに足の切断を頼むが結局不可能だったので無理矢理足を引っこ抜く。翌日に農場に戻る。ランダルは足が治ったら追い出す提案をするがシェーンはかくまうことに反対する。
ローリにシェーンが「妊娠している子は自分の子だと言っている」ことや、デールを脅したこと、オーティスを殺したであろうことを聞かされる。

10話

ランダルを遠くに放置するためシェーンと2人で車で移動中、道半ばで降りてシェーンと対話する。オーティスの足を撃ったことを直接聞き、事実であることを知る。「ローリはお前を危険だと言ったがこれからはそうではないと信じる」と信頼を見せる。ローリの妊娠を知った時は殺したいほどだったとも言うが堪え忍んでいることも明かす。仲間でいたいならここで俺の言うことを受け入れろと言う。シェーンが反省を見せたので一応の和解を見る。
「公共事業局」を見つけランダルを置く場所に決める。ランダルが命乞いをする中で彼がマギーと同じ高校だったことを知り、つまり農場の位置も知っていると分かったため困惑する。撃ち殺そうとしたシェーンを止める。シェーンには撃ち殺すのが正しと言われる。シェーンとは言い合いから殴り合いに発展する。その騒ぎでウォーカーが屋内から大量に出てきてしまう。
自分は窮地を脱するが、バスに逃げてウォーカーに囲まれてしまったシェーンを見捨てて逃げてしまう。しかし局内敷地で死んだ2人の警官が並んで倒れているのを見て、自分とシェーンに照らし合わせたのか考えを改め、車で戻ってきてシェーンをバス後方から救出する。改めてシェーンと話し「元のお前に戻れ」と銃を渡して再度信頼を見せる。

11話

皆を守る為にランダルを殺す決断をするが、デールに止められる。ローリと話し、シェーンはもう危険じゃないと話す。カールがキャロルに無礼な事を言ったのでキャロルに謝れと諭す。
自分がランダルに手を下すことをローリに話す。
会合の場で断固反対するデールを見て意見を変えかけるが、多数決でランダルの処刑が決まる。
ランダルを納屋に連れていき銃で処刑しようとするが、カールがやってきて「撃て」と言ってきたので惑い、決行できず。人殺しを促したカールを見て愕然とする。
夜にウォーカーに襲われたデールに介錯しようとするが出来ず、代わりにダリルが行う。

12話

デールの葬式で弔辞を送る。「何かの決断をするとき彼の顔を思い出そう、彼は自分たちのことを分かっていた」と言う。シェーンからカールが遊んだウォーカーがデールを襲ったことを聞く。
シェーンの忠告通りカールと対話する。ダリルの銃をカールに返し、自分を責めるカールを慰める。
シェーンの虚言で逃げたというランダルを追って夜の森へ。シェーンと二人きりになり捜索する。農場に戻ったところでシェーンのたくらみに気付く。シェーンから銃口を向けられても抵抗しようとせず、自分の銃を渡そうとし「今ならもとに戻れる」と説得しようとする。そうやって近づき、油断したところをナイフで刺し「俺のせいじゃない!」と言いながらシェーンを殺害して慟哭する。
そこにカールがやってきて、ウォーカーとなったシェーンに襲われそうになるがカールがこれを撃って倒す。

13話

ウォーカーが大量に農場にやってきたのを見てカールと共に納屋へ逃げる。納屋に火をつける作戦を行い、ジミーが寄せたキャンピングカーを足場にして納屋から逃げる。
ピンチのハーシェルを救ってカール、ハーシェルと3人で車に乗って農場を去る。
車の墓場へ戻ってきてアンドレア、ジミー、パトリシアを除くみんなと再会する。
ガス欠で立ち往生してしまう。なぜランダルが噛まれていないのにウォーカーになったのかという疑問に対して「皆がすでに感染している」というジェンナーから聞いた事実を皆に話す。
ローリにシェーンが自分を殺そうとしていたこと、自分がシェーンを殺したこと、カールがウォーカーとなったシェーンを撃ったことを教える。
夜、焚火の前で皆の前でもシェーンを殺したことを白状して感情を爆発させ「俺が気に食わないなら出ていけ、出ていかないなら二度と俺に逆らうな」と言ってグレン、マギー、キャロルなど反対する人間を黙らせる。

シーズン3での動向

1話

皆と移動しながらの生活をしていたが刑務所を発見する。
皆にそれぞれの役割を担当させ自らは最も危険な刑務所のゲートを開く役割を負う。
焚火を囲んでの夕食の中でもリックだけは周囲を見張る。翌日は刑務所内を探索するので大変だが今度も乗り越えられると皆を鼓舞する。話したいことがあるというローリに今は手一杯だと拒否する。
翌日にはダリル、グレン、Tドッグ、マギーと共に刑務所内へ入ってウォーカー一掃を行う。屋内では看守の遺体から鍵を入手監房棟が安全であることを確認して皆を入れる。
翌日にダリル、グレン、Tドッグ、ハーシェル、マギーと共に刑務所の未探索区域へ探索に出たところハーシェルがウォーカーに足を噛まれてしまったので斧での切断を決行する。食堂で生存していた囚人と遭遇する。

2話

ハーシェルを運び監房棟へ。生きていた囚人たちのトーマス、オスカー、アクセル、アンドリュー、ビッグ・タイニーと対話して世界が終わったことを教える。リーダー格のトーマスに刑務所の所有権をめぐって対立する。食料を半分くれるなら独房棟の一掃に手を貸し、そこに5人が住むことを許可する。
ダリル、Tドッグ、囚人たち5人と共に独房棟のウォーカー一掃を行う。ウォーカー退治で5人のうち1人のビッグ・タイニーが引っ掻かれたことでもう助からないと言うとトーマスがビッグタイニーを殺してしまうのでトーマスの危険性を実感する。大量のウォーカーと対峙した時にトーマスがリックにウォーカーを押しつけてきた後、トーマスの頭をかち割って殺害する。それを見て逃げたアンドリューを追いかける。アンドリューがウォーカーに囲まれたのを見捨てる。
アクセルとオスカーも殺そうとするが、2人は殺さずに独房棟に住むことを許す。
最近冷たくしていたローリに「みんな君に感謝している」と話す。

4話

ウェルズ、オスカーが仲間に入れてほしいと申し出てきて、Tドッグも認めてはどうかと言うが、反省したふりして再び殺人を犯した少年を知っていると過去の経験を語り、認めない。
2人に1週間分の物資を渡して外に出させることをTドッグに言う。
刑務所の警報が鳴ったため理由をアクセルとオスカーに聞いて止めようとする。
刑務所内で警報をとめようとするが、隠れていたアンドリューに教われる。そこで銃を取ったオスカーはリックではなくアンドリューを射殺した。
外に戻ったところで赤ん坊を抱えたマギーとカールに出会う。ローリが死んだことを知り涙する。

5話

ローリが死んだ怒りを刑務所内に残っているウォーカーにぶつけ倒し続ける。
心配して見に来たグレンを壁に叩きつけて黙って去ってしまう。
血だまりの中でローリの指輪を発見する。ほとんど動かなくなっていたウォーカーが付近におり、これがローリの遺体を食ったのだと分かる。これの頭を撃った後何度も、ローリを食って膨れあがったのであろう腹を怒りにまかせて突き刺す。
呆然としていると電話が鳴るのを聞き、それを取る。

6話

電話の相手の女性と話す。女性がいる場所が安全だと聞いて仲間に入れてほしい、助けてほしい、次々に仲間が死んでいると半泣きで頼む。
ボイラー区域のウォーカーを一掃してみんなの元へ戻る。
もう一度電話が来たので出ると今度は男が出る。生きた人間を殺した数を聞かれたので4人と正直に答える。妻がなぜ死んだのか聞かれたことに答えたくないと言うと切られてしまう。
ハーシェルと話し足のことを謝る。電話のことも話す。
もう一度電話がかかってきたので出る。相手がなぜか自分の名前を知っていることに疑問を抱くとまた電話が切れる。
またかかってきた電話で相手がローリで、今まで電話した相手はエイミー、ジム、ジャッキーだと聞く。ここで電話が幻だと気付く。幻のローリに対して自分の考えや後悔を吐露する。
気を落ち着かせた後にカール、ベス、ハーシェル、赤ん坊がいる場所へ戻り、初めて赤ん坊を抱く。
外に出たところでウォーカーに紛れたミショーンを発見する。

7話

ミショーンとにらみ合い様子を見る。ミショーンがウォーカーに襲われ始めたのでカールと救出する。
ミショーンを匿った後、キャロルが生きていたことを知る。
ミショーンがグレンとマギーを見かけて連行されたことを聞く。
ダリル、オスカー、ミショーンと共にウッドベリーへ向かう。その前にカールと話し、赤ん坊の名前にジュディスを提案されたのでそれを認める。
ウッドベリーに向かう途中、赤ん坊の世話をしてくれたダリルに礼を言う。ウォーカーに囲まれたので小屋に隠れる。そこに住んでいた男が騒ぐのでなだめようとするも失敗する。ミショーンがその男を殺したので遺体を囮にして脱出する。
夜にウッドベリーに迫る。

8話

ミショーンの案内でウッドベリーに入る。住民の一人を脅して仲間の居場所を尋問する。
処刑寸前だったダリルとマギーを救出する。メルルに会いたいというダリルを説得して今は脱出が優先だと納得させる。
銃撃戦を行いながら町から脱出する。その中で敵の1人をシェーンのと見間違える。油断しているうちにオスカーが撃たれてしまう。
なんとか逃げ出すが、単独行動を取っていたミショーンを尋問する。

9話

ダリルを助けに町に戻る。共に逃げだしてきたメルルに「お前は来るな」と拒絶するが仕方なく共に行動する。
メルルを連れていかないならグループから離脱するというダリルを引き留めようとするが意思は固いと見て諦める。
マギーを辱めた総督に恨みを持つグレンが不満を爆発させるが「これしか選択肢はなかった」と強く語る。
刑務所に戻るとダリルの離脱とオスカーの死をキャロル、カールに伝える。ハーシェルからタイリースらのことを聞く。
タイリースと対話、共生を申し出られるが、囚人たちのせいで痛い目にあったからと拒否する。ハーシェルに説得されて悩み、ローリの幻を見て苦しむ。そして取り乱しながら出ていけと叫ぶ。その場にいた全員に心配の眼差しを向けられる。

10話

刑務所の周囲を双眼鏡で見ているとローリの墓前にローリが立っている幻を見たので近づくが消えてしまう。すると再び遠くに見えるので追っていく。今度は近づいても消えなかった。
そのまま一人で刑務所の外を彷徨う。ハーシェルに心配され、グレンが暴走していると聞かされるが気のない返事をする。ローリを見たと明かされて「幻だと判るが何か意味があるはず」と言う。再び刑務所の外を彷徨い始めるが、直後に総督が襲撃してくる。外で応戦する。総督の作戦で刑務所に入ってきたウォーカーたちに囲まれて窮地に陥るが、ダリルとメルルに救われる。

11話

総督を迎え撃つことにする。再び一人になりローリの幻影を追おうとするがハーシェルから止められて「決断を下せ」と迫られる。カールから気遣われてリーダーをやめるように言われる。
刑務所に一人でやってきたアンドレアを警戒しつつも中に入れる。アンドレアは戦いを止めるように言ってくるが受け入れられないと突っぱねる。
ウッドベリーに戻るアンドレアに車と銃、ナイフを渡す。
カール、ミショーンと共に偵察へ向かうことにする。

12話

カール、ミショーンと共に車で移動中に一人の男を発見するが無視する。車がぬかるみに嵌ったのでタイヤに物を噛ませて進もうとする。カールがミショーンへの不信を語るので敵は共通していると言って納得させる。
リックが勤めていた警察署へやってきて武器を探す。
その町が警告が書かれたバリケードだらけになっているのを見る。武装した男と銃撃戦になる。彼がモーガンであることを知る。
息子のデュエインはおらず、家に運び込むと武器がかつてより半減以下になっていた。自分がかつてモーガンに渡した無線機を発見、「デュエインが転化した」という文字を発見する。カールとミショーンがベビーベッドを取りに行くのを許可する。
モーガンが目を覚まして襲い掛かってくる。俺の顔を知っているだろと言うが正気を失っているモーガンに肩を刺される。落ち着いたモーガンに自分が分かるだろうと言うとようやくモーガンが正気に戻る。モーガンは毎朝無線機を使っていたが、通じなかったのはここから遠ざかり続けたからだと説明する。モーガンの妻ジェニーが息子デュエインを噛み殺し、それ以降モーガンは狂ってしまったことを聞く。モーガンに自分と来ないか、現実から目を逸らしている、こんな生き方はするなと説得するが断られる。モーガンから武器はもらう。
帰り道で、来るときに無視した男が食い殺されてるのを発見したので荷物だけ回収する。

13話

ダリル、ハーシェルと共にアンドレアが指定したポイントに来て総督と話す。銃口を突きつけるが総督が武装解除したのを見て対話する。
川の西と東を互いの領域にしようと提案するが聞き入れられない。総督と二人きりで対話。
総督と長時間対話を続け、最終的に総督はミショーンを渡せば今までの事は水に流すと言ってくる。2日後までに決めろということで会談は終わる。
一見譲歩案を出したような総督の真意を読み切っており、刑務所に戻った時に「俺たちを殺すつもりだ、戦争だ」と皆に語る。
しかしもしも本当にミショーンを差し出して解決するならと悩んでいること、本当はあんたに全面戦争を止めてほしいのだとハーシェルに語る。

15話

ミショーンを総督に差し出すことにする。メルルに助力を乞う。
未だにローリの幻を見て「幻覚だ」と自分に言い聞かせる。結局、ミショーンを代償にするのはやめる。
メルルが勝手にミショーンを連れ出したので追おうとするがダリルに任せる。
皆を集めて、「ミショーンを差し出すつもりだったがやめた。農場から逃げ出した日に俺に従えと言ったが、あれは間違いだった。どうやって生きるかどう死ぬのかは俺次第ではない。俺は総督ではない。残って戦うか逃げるか、全員で決断する」と語る。
ミショーンが戻ってくるのを見る。

16話

荷物をまとめて刑務所から出る。それが不本意なカールが拗ねているのを見てグレンに「まだ子供だ」と言う。
ミショーンに犠牲にしようとしたことを詫び、最初に会った時入れてくれたことをミショーンに感謝される。
前話で戦うか逃げるかと言ったため視聴者目線だと逃げを選んだように見えたが、実は逃げたわけではなく罠にかけて総督たちを攻撃する作戦だった。総督を撃退する。
ウッドベリーに追撃しに行こうとするが敵が退散する際、カールが一人の少年を殺したことを聞き、ハーシェルからそれが無抵抗な殺す必要のない相手だったことを聞く。
カールと話して相手が無抵抗だったことを聞くも、なすべきことをしたと言われ黙ってしまう。
ダリル、ミショーンと共にウッドベリーに追撃に向かう。道中でカレンを拾う。
ウッドベリーに着くとタイリースとサシャから銃撃を受けるがカレンが説得する。
ウォーカーに噛まれたアンドレアにみんなは無事だと伝える。「自分でやる。安全装置は外す」と彼女と最初に会った頃の言葉を言われ、自殺用の銃を渡す。「頑張った」と言い別れを告げる。
アンドレアの死後、ウッドベリーの生き残った住民を刑務所へ連れてくる。この時にはローリの幻覚を見なくなっていた。

シーズン4での動向

1話

しばらく平和が続く刑務所で農作業を行う。地面に埋まっている拳銃を見つける。家畜の豚のバイオレットが元気がないのでどうしたんだろうなとカールに言う。銃を持つことに抵抗を持つようになっており、家畜を取る罠を見に行く時もナイフだけで出ようとするが、ハーシェルに銃を持つように言われる。
罠を見に外に出た時、飢えて苦しむ女性と出会い、食べ物を渡す。仲間に入れてくれるようにも頼まれる。3つの質問に合格したらそうする、変な真似はするなと念を押して、夫もいるというのでそれに会いにいく。道中で生きるために何をしたかと女性に聞くと「何でも食べたり、人を見捨てたり、助けを求める人から隠れたりした」と言われる。女性に連れられてキャンプへ来ると女性はだまし討ちしてくる。実は女性はウォーカーとなった夫の首だけと暮らしていて、状況に耐えられず凶行に至ったのだった。女性がナイフを腹に刺して自殺するのを止めるが彼女は決行してしまう。女性に「3つの質問は何だったの」と聞かれる。それに答えた後、ウォーカーになりたいと希望した彼女の意思を尊重し、頭部を破壊せずにその場を去る。戻ってきたときバイオレットが死んでいるのを確認する。
ハーシェルに今日あったことを教えて自分も以前は彼女と似たようなものだったというとハーシェルにそれでも立ち直ったと言われる。

2話

朝にカールを起こして農作業を手伝わせる。異変を感じ取り監房棟へ向かいダリルたちと共にウォーカーを倒す。
パトリックやチャーリーらが病死したことが分かる。
ダリルから会議に参加しろと言われる。フェンスがウォーカーに倒されそうになるのでダリルとマギーと共にフェンス越しにウォーカーを倒すが埒が明かず、ダリルと共に車で外に出てウォーカーをおびき寄せ、せっかく育てていた豚をナイフで殺して囮に使い、フェンスから離れるように誘導する。
残った豚も焼却することにする。キャロルがナイフの使い方を子供たちに教えていることをカールから聞かされるが「何も言わない」と言う。カールに銃を持つことを許可する。また自分も銃を携行するようになる。

3話

カレンが殺されて怒りタイリースに殴りかかられると反撃。拳を痛めてハーシェルに治療される。
カレンを埋葬したタイリースに謝罪する。カレンとデイビッドを殺した人物を必ず見つけると言うが、タイリースには本気を疑われる。
薬を持って隔離棟に入ろうとするハーシェルを止めようとするが、意思は固いことを知り見送る。
カレンとデイビッドが焼き殺された現場を検証して何かを突き止める。
一人で外に出てポンプを直そうとするキャロルを発見して慌てて助けに行く。
キャロルに「カレンとデイビッドを殺したのか?」と聞くと「ええ」と答えられる。

4話

キャロルがカレンたちを殺したシーンを想像する。
キャロルと2人で車で物資調達に出る。キャロルがカレンとデイビッドを殺した理由は感染を止めるためだったからと聞く。
調達先でハーシェルのためになるものを探そうとする。
調達のために入った家でサムとアナを発見する。仲間に入れるかどうかを試す3つの質問をする。インフルエンザが猛威を振るっているが受け入れる。日暮れまで待てと言うがキャロルは物資調達させようとするので渋々それを承諾する。
キャロルが2人を殺したことについてあえて触れなかったが、キャロルからその件について話してきて、必要なことだからやったのだと改めて聞かされる。未だに目覚めるとローリがいる気がすると話す。
物資を集めた後、アナがウォーカーに殺されたのを見る。サムがいた家で待つが来ず、キャロルから促されて去る。
カレンたちは生きてたかもしれない、タイリースに知られたら殺される、みんなに知られたら追い出されるとこれからのことを話し、君を知らない人間と暮らすんだと促し、キャロルを去らせる。キャロルからエドから結婚一周年でもらったという時計をもらい、一人で刑務所へ戻る。

5話

刑務所に戻りマギーに迎えられる。キャロルがいない理由を話す。カールに何か起きていないか聞き、ジュディスの安否を聞く。
ハーシェルと会い心配し労わる。キャロルの件をハーシェルにも話す。マギーと共にフェンスが倒れないように支えを作る。銃声が聞こえたためマギーを行かせ、カールにフェンスの補強を手伝わせるが、支えも折れてしまいウォーカーがフェンスを突き破ってきたため逃げる。カールと共に銃でウォーカーを撃退することにする。全てを倒した後、ダリルたちが戻ってくるのを見る。
翌朝、カールと共に作ったえんどう豆を口にする。

8話

ダリルにキャロルの件を話すと怒りを買うが、しょうがなかったことを伝えて説得する。タイリースにどう伝えるかと悩む。
ダリルと共にタイリースに話しに来たところで、ネズミの変死骸を見つけたタイリースに「これをやったのが犯人だ」と言って来る。真実を話そうとしたところで震動が発生したので外へ出る。ミショーンとハーシェルを人質にして交渉しようとするブライアン(総督)に「俺に決定権はない」と言うも決定を迫られる。一人でフェンス近くに行きブライアンと交渉をする。しかしブライアンが要求するのは刑務所の明け渡しのみで交渉の余地はなかった。
しかしそれでも「刑務所で共に生きていこう、別の棟で生きていけばいい」と説得しようとする。だが結局ブライアンはハーシェルの首を斬りつけてしまい、戦いになる。
ブライアンとは殴り合いの戦いになる。これに敗北し殺されかけるがミショーンが総督を突き刺したのでかろうじて生存する。カールを捜し出すが、ジュディスが居たゆりかごだけ見つけて涙する。リックと共に逃げる。

9話

カールと共に歩いていたが、ブライアンからの殴打で重傷を負ったため動きが鈍くなっている。反抗的になっているカールに手を焼く。
家で食料を捜しに入る。ウォーカーを凶器で倒そうとするがカールが銃で倒したため「弾の無駄だ」と注意する。
別の家にも入るが相変わらず反抗的なカールが騒いでウォーカーをおびき寄せようとするので叱る。
夜に家を封鎖してカールに食料を食べるように強制する。眠り翌日になるが、リックは傷が深いためかカールの呼びかけにも目を覚まさなかった。3体のウォーカーを倒してきたカールが「パパは必要ない」などと大声で言ってもなおも目を覚まさない。結局2日目の日中は全く目を覚まさず、その夜にようやく目を覚ました。ウォーカーになってしまったと勘違いしたカールに「外は危険だ、ここにいろ」と呼びかける。
その次の日の朝に素直になったカールと会話。「一人前になった。立派な男だ。悪かった」と子供扱いしたことを謝る。扉を叩く音が聞こえたのでのぞき窓から見るとミショーンだと確認、カールに「お前に客だ」と言う。

11話

カールがミショーンと笑いながら話すのを聞いて「久しぶりに笑い声を聞いた」と言う。今後どうするかを決めるまでこの家にとどまるとミショーンに話す。ミショーンとカールが調達に行くのを見送り一人で留守を預かる。
未だに体調が悪いため休息を取りベッドで寝る。すると数人の何物かが家に入ってきて会話する声を聞く。慌ててベッドの下に隠れるが男(レン)が一人やってきてベッドの上に乗る。もう一人の男(トニー)がやってきてベッドをめぐって争い始める。負けた方の男はベッドの下に寝ころばされて首を絞められたため見つけられるが、首を絞められたまま気絶して声をあげなかったために見つからずに済む。
ベッド下から逃げ出すと3人目の男がやってくるがなんとかやり過ごす。しかし隠れた先に4人目の男がいて見つかったので首を絞めて殺害する。
その後2階の窓から抜け出す。男たちのリーダー格のジョーに襲い掛かろうとするが、ウォーカーに気を取られたため相手せず、戻ってきたミショーンとカールと共に急いで家から離れる。
「終着駅」への案内があったのでそれを見て3人で向かうことにする。

15話

カール、ミショーンと共に線路沿いを歩き続ける。

16話

16話冒頭でかつての刑務所でのシーン。
森を歩きながらカールに罠の作り方を教える。生存者を発見するが数が多すぎるので諦める。
再び過去。ハーシェルから呼び出される。
夜に焚火をしているとジョーたちに囲まれて銃を突きつけられるが抵抗する。ジョーの首筋に噛みついて食いちぎり殺す。その後カールを殺そうとした男をめった刺しにする。
再び過去。刑務所内で戦いばかりでなく農業や家畜を育てることが必要だ、カールには道を示す父親が必要だとハーシェルに教えられる。
ハーシェルが言っていたこととは逆に手を血に染めることになったリックは一人で呆然としていた。ダリルからベスやジョーのことを聞かされる。ジョーたちがあんな奴だったとはと言うダリルに「お前のせいじゃない、兄弟だろ」と言う。自分が鬼のように人を殺したことについて「あれも俺の一面だ」と話す。
終着駅に到着して外から様子を見る。中に入る前に保険として外の地面に銃を埋めておく。
中に到着すると責任者のギャレスと挨拶を交わす。武器のチェックを求められたので言うとおりにする。
内部をアレックスという人物から案内されている途中、グレンがハーシェルからもらった時計をアレックスが持っていたため銃を突き付けて「誰からこれを?」と問う。
その後追い込まれてコンテナに閉じ込められる。同じく閉じ込められていたグ レンたちと再会する。仲間たちに「奴らは後悔することになる、悪い相手を怒らせた」と言い逆襲を誓う。

シーズン5での動向

1話

ダリル、グレン、ボブと共に人間を解体している作業場に連れてこられる。シーズン4の4話で出会ったサムもいることに気付く。サムは首を切られて死ぬ。手に凶器を持って反撃の機会をうかがう。ギャレスが外に隠した武器のことを聞いてきたが、「そいつでお前を殺す」と言って挑発する。キャロルが起こした沢議員より隙が生まれたので屠殺担当の男2人を殺害し、仲間たちの拘束も解く。終着駅の連中が人肉を食料としていたのを知り「出会ったら迷わず殺せ」と仲間たちに言う。
銃を奪って執着駅の人間を倒しつつ仲間がいるコンテナを解放する。皆と協力して終着駅を脱出するが、「皆殺しにする」と言って戻ろうとする。しかし仲間に止められる。キャロルと再会し、彼女に救われたことを知る。タイリースがいる小屋に行き、死んだと思っていたジュディスを抱き締める。
終着駅から離れる際、線路そばにあった終着駅への案内看板に「聖域はない」とメッセージを残して去る。

2話

以前は敵だったタラと話して仲間と認める。
キャロルと話して「追い出したが君が正しかったのかも。戻ってくれるか」と言う。
ゲイブリエルを救出して話を聞く。ウォーカーも人間も殺していないというので「何かしらしたはずだ」と怪しむ。ゲイブリエルに教会に案内される。
ゲイブリエルから近くに物資のある建物があると聞いていくことにするが、ゲイブリエルに不信感を持っているため共に来るように言う。
カールも教会に残すことにし、カールに「お前は安全ではない、絶対に気を抜くな」と教える。
調達への道中、ボブからワシントンへは行くことになる、時には人に従ってみろと言われる。
ゲイブリエルの案内でフードバンクへ。浸水した地下へ入って食料を調達する。
夕食の場でエイブラハムがワシントンへ向かおうと主張するので「ジュディスが行くと言ったらしい、ジュディスが行くなら俺も」と冗談めかして同意する。
ゲイブリエルに「何か隠しているな。あんたの秘密が仲間を傷つけたら殺す」と言う。

3話

ボブ、ダリル、キャロルがいなくなったことに気付く。ゲイブリエルの隠し事を聞き出そうとする。
ゲイブリエルが教会を開けずに信徒たちを見殺しにしたという話を聞く。
教会の外に放置されていたボブからギャレスたちのことを聞き、連中がいるのは近くの小学校であろうことを聞かされる。
エイブラハムがすぐにワシントンへ向かおうとするため反対する。半日待ってもらうことで納得させる。
ギャレスたちに先手を打って仕掛けることにする。
しかし先にギャレスたちが教会へやってくる。視聴者目線では入れ違いになったように見えるが、逆にギャレスたちを罠にはめて、不意打ちで制圧した。説得してくるギャレスを凶器で殺害する。
ボブと別れの言葉を交わす。いつか悪夢は終わるというボブに「参考にする」と返す。
グレンたちを連れてワシントンへ向かうエイブラハムを見送る。ボブの墓穴を掘るタイリースを手伝いながら終着駅までに何があったかを聞く。

7話

ダリルが戻ってきてキャロルとベスの救出へ向かう。メンバーはリックとダリル、サシャ、タイリース、ノアの5人。
襲撃の計画を立てるが、タイリースが人質交換の案を出す。最初は反対するが、ダリルも人質交換に同意したためリックも従う。
ノアを囮にした作戦によりアマンダ・シェパートとボブ・ラムソンの2人を人質として拘束する。しかし二人の仲間がやってきて二人を連れて「避難エリア」へと逃げる。ダリルを襲ったリカーリを殺そうとするがダリルに止められる。
協力するというボブと作戦を立てる。

8話

逃げたボブ・ラムソンを追い、警告にも関わらず止まらなかったので車で轢く。重傷を負ってもリックを説得しようとするがもうリックは彼を信用せず銃殺する。
戻って人質交換は使えないかもと考えるも、アマンダとリカーリは協力的だったので2人は信用する。
車で フランコとマギンリーを相手に交渉を行う。その後アマンダとリカーリを連れて病院へ。人質交換でベスとキャロルを返してもらうが、ベスがドーンに撃ち殺されてしまう。ドーンを撃とうとするがダリルが先に撃つ。アマンダの言葉により撃ち合いにはならずに終わるがやるせない表情を見せる。出たい者がいれば連れていくと病院側に呼び掛けるが誰も名乗り出なかった。

9話

ノアからベスと共に故郷のバージニアのリッチモンド郊外へ行くつもりだったことを聞く。安全らしいので行くことにする。
しかしノアの故郷は全滅していた。ノアに「本当に残念だ」と慰める。調達だけすることにする。その最中、病院での事をグレンに話す。「ベスをドーンが撃った時、不本意だという顔をしたが撃ちたかった。だがもしベスを撃ってなくても殺したかったのかも」と言う。
ミショーンにこの町を拠点にしようと言われるが、森に囲まれていて視界が悪いと言う。今度はミショーンがワシントンへ行こうと提案するのでそうしようと同意する。ノアの声を聞きかけつける。タイリースの左腕をミショーンに切断させ、なんとか救おうとするが、タイリースは出血多量で力尽きてしまう。

10話

ベスが死んでから三週間が経過していた。ワシントンを目指すが、食料不足になりグループは危機的状況に。
背後から追ってくるウォーカーを高所から突き落として処理する作業を行う。
サシャが殺した飼い犬を焼いてみんなで食べる。
雨が降ってきて水分も補給できたが、豪雨なのでダリルが発見した小屋へみんなと移動する。
カールについて「今の世で生きる子供を気の毒だと思っていたがちがうかも、成長とは社会への適応、今の世の方が簡単だ」と言うとミショーンに否定される。また、子供の頃祖父にドイツ兵を殺したかどうか、殺されそうになったかを聞いた話をみんなにする。後者については「敵地に入った瞬間に死んだ」と答えられたと話す。それをひきあいに、「すべきことをする、ワシントンで何があっても生きるのが俺たちのやり方だ、俺たちは歩く死人(ウォーキング・デッド)だと言い聞かせる」と話す。ダリルに奴らとは違うと言われる。

11話

連れてこられたアーロンを警戒。彼のバッグに入っていた町の写真を見せられ、安全な場所だから、人材が欲しいから来てほしいと言われる。しかしそれを信じずアーロンを殴りつける。周囲に仲間がいると警戒させる。荷物から照明弾を発見して仲間が何人いるか聞く。しつこく聞くと仲間は一人だと返される。アーロンが言う場所に車があるかどうかミショーン、グレンが確かめに行くというので、エイブラハムとロジータにも同行を頼む。仲間が戻らなければナイフを頭に突き立てるとアーロンを脅す。ジュディスの世話をしているとアップルソースがバッグにあるとアーロンが言うので毒見をさせる。ミショーンたちが戻ってきてもなおも信用しないが、ミショーンからは行くべきだと言われ、行くことにする。過剰な用心をするリックにミショーンはやんわりと批判するが、ウッドベリーや終着駅で大変なことがあった、と言って用心の必要性を語る。
グレン、ミショーン、アーロンと同じ車に乗ってグレンの運転で町まで向かうが、途中でウォーカーの群れに遭遇して車を止めることになる。
その後バスで移動していたみんなと再会する。エリックと居たいというアーロンを認めまいとするが、グレンに説得されて折れる。
ミショーンに怒りや戦いを忘れるようにと言われ、ボブにも似たようなことを言われたと話す。捨てられていた容器に銃を入れる。アレキサンドリアの町入り口に到着する。「間違いでもあなたは正しい」とキャロルに言われる。ジュディスを抱えて「行こうか」と言う。

12話

アレクサンドリアに入って武装の解除を求められたので「襲うつもりなら最初からやっている」と言う。一番最初にディアナに呼ばれて話をする。外には他人から奪おうと考える人間が多いと忠告する。殺した人間は多いが、理由は一つで、家族を傷つけようとしたからだと話す。
町の中で2件の家をもらう。久しぶりにシャワーを浴び、髭を剃っているとジェシーがやってきて日用品を持ってきて、スタイリストもやっていたという彼女に髪も切ってもらう。「こんなことは二度とないと思っていた」と話す。最初の夜は分断せず全員で一緒に寝ると言う。寝る前にやってきたディアナと話す。夜中に目を覚まし、台所からナイフを取り出す。次の日に町を見回るカールがいなくなったので慌てて捜しに行く。ジェシーに行先を聞くと老夫婦のところにいたので安心する。
カールと互いにここは良い所だと話す。夜中にミショーンと話し、「ディアナからの仕事をやればここに縛られることになる」と未だ不安を持つことを話す。夜に散歩に出るとジェシーの妻のピートに話しかけられる。
一人で外に出て、前話でゴミ捨て場で容器に入れておいた銃を回収しようとするが、無くなっていた。そこでカールに出会う。周囲にいたウォーカーを二人で倒す。町に戻るとグレンがエイデンと喧嘩になり、ダリルもニコラスを押さえつけていたので仲裁に入る。ディアナから警官になるよう頼まれ、承諾する。ネクタイを締めて警官らしい格好をする。「それぞれの家で寝よう、腰を据える」とキャロルに言うと、良い環境に慣れると弱くなることを心配されるが、「カールもそう言ったが弱くはならない、うまくいく、彼らがダメなら俺たちが主導権を握る」と言う。

13話

ダリル、キャロルと共に武器を奪うための策を練る。ミショーンに「よそ者を警官にするとは何か企みがあるかも」と話す。
ディアナに警備の人員を増やすように要求する。監視塔に人がいないことを聞いて危機感を抱く。歓迎パーティが行われると聞いて、その隙に武器を盗むことをキャロルと話す。
歓迎パーティに出席してディアナの夫のレジと顔を合わせ、酒を飲み交わす。ジェシーの夫のピートとも挨拶する。ジェシーにいい眺めでしょ?と聞かれて、カールが笑って話しているのを見て「いい眺めだ」と言う。ジェシーの次男のサムから手にスタンプを押されて戯れる。ここは悪くないとジェシーに言う。翌日キャロルが盗んできた銃を受け取る。町の壁に手を添えて思いにふける。

14話

ジェシーと会話。フクロウのオブジェを壊されたと聞き、犯人を見つけると言う。
捜索の礼として酒を持ってきたピートの相手をする。
キャロルからピートがジェシーとサムを虐待していると聞かされ、彼は殺すしかないと言われる。

15話

グレンからノアが死んだ時の話を聞かされる。ここの連中は現実が見えていないと話すが、グレンからはここにとどまる努力をしようと言われる。
キャロルからはピートについてどうするのか聞かれる。エドがいたら今ここにいないというキャロルに「いるさ」と返す。
夜にピートと出会う。殺すかどうか迷うも、実行は出来なかった。
ディアナにピートが虐待をしていることを教えるが、ディアナは知っていて、彼が医者で貴重な人材だから黙認していたことを知る。ディアナは追放すると言うが、戻ってきて何をするかわからないから殺すべきと強調する。
ジェシーと話し、虐待の件を切り出す。助けを拒否するジェシーにこのままだと君は殺されると忠告する。しかしジェシーからは突き放されるが、周囲の平和な風景を見まわしたあとに再度家に入り、闘わなければ生きていけない、君と子供たちを守りたいと話す。現れたピートと殴り合いになる。ディアナの仲裁が入るが、集まって来た住民たちに「君は何もわかっていない」と現実を教えようとする。しかし途中でミショーンが割って入ってきてリックを殴り気絶させる。

16話

屋内で目を覚ます。ミショーンはこの町にいたがっているようだからピートの件を話せなかったと言い訳する。会合が行われることを聞き、脅しを使うことを提案する。
またキャロルが訪れてきて、彼女が銃の件をグレンたち仲間にすら秘密にしたので「仲間に秘密は作りたくない」と言う。
家に戻りカールと話す。殺しはしないようにと頼まれる。
ミショーンに銃の件の真実(キャロルが3丁盗んだ)を話す。話し合いで解決するようにミショーンから言われる。ボブとのかつての会話を思い出す。ウォーカーが町に侵入した痕跡を見つける。会合が始まってしまうが、町の中でウォーカーを捜す。発見してこれをなんとか倒す。そのウォーカーの遺体を会合まで連れてくる。それを見せながら現実にある危機を強調する。会合の場に入ってきたピートがレジを殺すとディアナに射殺を促されたのでその通りにピートを撃ち殺す。ちょうど到着したモーガンと顔を合わせる。

凡人の感想・ネタバレウォーキング・デッド登場人物解説>リック・グリムス