バイオハザードリべレーションズ2 評価 -凡人の感想・ネタバレ-

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執筆日2015年02月26日

評論

2011年に発売されたシリーズの外伝的位置付けとなる作品「バイオハザード リべレーションズ」の続編。2015年2月25日に発売だ。ここの感想は26日に書いたもの。

今回、この作品は4つのエピソードを切り出してそれぞれで売られている。
エピソード1つにつき900円であり、それにレイドモードという別モードのステージやキャラクターなどもDLCとして販売されている。2月25日時点でプレイできるのはエピソード1だけであり、これから1月に渡り1週間に1エピソードずつ配信されていくということになる。自分の場合、すでに4つのエピソードを購入する権利のあるお得な「シーズンパス」を購入しているため、もちろんすべてのエピソードを購入するつもりだ。

というわけでさっそくエピソード1をプレイ。4つのエピソードあるうちの1番目であり、それほど長くはないので誰もが一日でクリアできる長さだ。購入後半日程度でエピソード1をクリア。前編がクレアが主人公、後編がバリーが主人公となっている。

前作の評価はかなり高めにしたが、そこで書いたようにそれは主にメーデーさんの恐ろしさなどが強く影響したと思う。要するに、バイオハザードをプレイするにあたっては「恐怖」や「おぞましさ」を強く感じることができればできるほど、高評価に繋がるということになる。

それを踏まえてこのリべレーションズ2の評価だが、「普通」といったところ。

もちろんエピソード1時点での評価だし、これからもっと恐ろしいシチュエーションが待つのだろうと思っていたのだが、断崖の孤島に閉じ込められたシチュエーション、牢獄のようなエリア、暗い夜の森といったものはバイオハザードとしても過去にあったような気がするし、敵は4や5のガナードのようなものだし、それほど新鮮さを感じることはなく、だからといってつまらないこともなく、及第点といったところだった。メーデーさんクラスの恐ろしい敵、SAN値を削られるような展開には今後期待したい、という感じ。
というか、今回だけでは点数つけるのはおかしいって話なんだろうけどね。一応ね。

難易度に関してだが、最初のエピソードでありながらなかなか高いと思った。まず、アフリクテッドがゾンビと違って動きが速い。ダッシュから勢いよくルパンダイブみたいにジャンプして飛び掛ってくる奴もいるので油断できない。
クレア編の火炎放射装置のところではおそらく結構のユーザーが死ぬんじゃないかと思う。アフリクテッドというのが最も弱く多数出現する敵なのだが、その中で武器を持った奴だけ妙に強く、体力が高い。こいつが複数襲い掛かってくるこの場所では、序盤にしてはなかなかの難所を作るなと思った。正直言うと5回くらい死んだ。
バリー編の後半に出現するレヴェナントという敵はなかなか見た目に恐ろしい敵。しかし弱点を撃てば、あるいは火炎ビンで攻撃すればすぐに死ぬので知ってしまえばさほどの驚異ではなくなった。落ち着いて戦えばさほど問題ではないものの、弱点を狙わないと倒せないので複数出てこられると厄介なタイプ。

ストーリーに関しては、序盤なので謎だらけなのだが、樹になったのはバリーの相方となるナタリアという少女だ。明らかにどこか現実離れしたような存在。前半のクレアサイドと後半のバリーサイドでは実は半年もの時間が流れていたことがわかるが、どちらにも共通して現れるこの少女は明らかに普通ではない存在だ。物語の核心に迫るような存在なのだろう。

不満点だが、ダメージを受けると赤い血痕が画面を塗りつぶしてしまう演出はいらないなあ。見えにくくてかなわなかった。それと、相変わらず殴ったり蹴ったりしたほうが撃つより攻撃力が非常に高い設定なのには少々苦笑してしまうものもある。「もうずっと殴って攻撃していけよ!」と思ってしまうのはバイオハザードでは禁止事項と思うしかないんだろうな。

そしてエピソードを別売りにして販売することについても。
別に切り売りはかまわないのだが、続きが樹になってしょうがないので、2月25日時点ですべてのエピソードを販売してくれてもよかったのにな、と思うところである。というか、発売前にずっと勘違いしてた。シーズンパスというものを購入すれば25日にすべてのエピソード購入できると思ってた。「引き」を作っておあずけすることで、購入意欲を高めようということなんだろうけど。これで味をしめて今後も同じような売り方の作品が続いたりするのは勘弁してもらいたい。

それと、最も大きな不満点だが、酔う。3D酔いだ。バイオハザード6のときもそうだったのだが、もうちょいどうにかならないのか。
バイオハザード6に関しては確か初期版が多くの不満が出たゆえに改善されたのだったが、個人的には、その初期版の6並に酔う感じだった。そしてこの酔いって、下手すりゃゲームやらなくても一日中ついてまわって治らないものだったりするからタチが悪い。
この3D酔いっていうのが出てしまうゲームは本当に印象悪いのだよなあ。何せゲームプレイしてストレス発散気分爽快どころか真逆の気分になってしまうんだからね。なんでゲームやって気分悪くしなきゃならんのかと。バイオ4では酔った記憶なんてない。絶対ここは改善すべきところあると思うのだよな。多分、カメラ操作時の移動スピードとかが適切じゃないんだと思う。これを書きながら、そういえば設定でカメラ移動スピードを変えられるんだったなと今更に気付いて変えてみたところ、改善した。

項目別評価

エピソード1までプレイしただけの評価。今後は全エピソードをプレイしたときにまた感想を更新したい。
前作は結構高めの評価にしたので比べると低くなってしまったが、エピソード2以降期待できる出来だったのは確か。
だが酔うのだけはどうにも。ゲームプレイするにあたって酔うというのはあまりに致命的すぎる。酔い止め飲んでプレイする始末だった。自分が少数派なのかと思って調べたところ、やはりそれなりにいるようだ。どうにかならないのだろうか。

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