カール・ドロゴ -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

カール・ドロゴ

いくつもの部族に分かれているドスラク族の王の1人。ドスラク族において王はカールと呼ばれる。
デナーリス・ターガリエンの兄ヴィセーリス・ターガリエンはウェスタロスの王になる野心を持っていて、その手始めとして妹のデナーリスをドロゴと結婚させ、ドスラクの軍隊を得ようとした。ドロゴはデナーリスを気に入って妻とするが、ヴィセーリスの思惑通りに軍を授けるようなことはせず、軽んじていた。
業を煮やしたヴィセーリスはドスラクの宴の中で騒ぎ始めたので、「金の冠を授ける」という皮肉を込めてドロゴはヴィセーリスの頭から溶けた金をかぶせて焼き殺してしまう。

その後、デナーリスとは深い絆を結ぶが、反抗的なマーゴという戦士と戦った時に負った傷が重症化して瀕死になる。デナーリスはこのドロゴを救うためにミリ・マズ・ドゥールという怪しげな術を行う女性に頼むが、彼女はドスラクを恨んでいたため、術と引き換えにデナーリスの子に宿っていたドロゴの子は死に、ドロゴも治るどころか廃人状態になってしまう。その後デナーリスにより安楽死させられる。
シーズン2ではデナーリスが見た幻の中で現れた。

相関図

カール・ドロゴとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
デナーリス・ターガリエン ターガリエン家の生き残り。兄のヴィセーリスがドスラク人の軍隊を得るためにドロゴと結婚させた。ドロゴは最初からデナーリスを気に入っていたが、デナーリスもドロゴを愛するようになる。
ミリ・マズ・ドゥール ドロゴの傷が可能して重症化した後、デナーリスに頼まれてドロゴの治療をした女性。しかし実はドスラク人を深く恨んでいてまともに治すことはせず、術に必要だとしてデナーリスの身に宿っていた胎児の命を奪い、ドロゴは廃人状態になってしまった。ドロゴの火葬で共に生きたまま焼かれる。
ヴィセーリス・ターガリエン デナーリスの兄。ドロゴとデナーリスを結婚させたのはドロゴが持つ軍を得て、ゆくゆくはウェスタロスの王になるため。しかしドロゴはヴィセーリスを軽んじていた。ヴィセーリスがシーズン1の6話で宴の中で騒ぎ始めたので殺してしまう。

シーズン1での動向

1話

ヴィセーリス、デナーリス兄妹と会う。デナーリスを気に入る。婚礼の宴の後にデナーリスを野外で抱く。

2話

子を宿すためにデナーリスを抱く。イリから夜の営みについて学んで強気に出るようになったデナーリスを気に入る。

6話

デナーリスが女王となるため馬の心臓を食う儀式を行っているのを見守る。金冠が欲しいと宴の場で騒ぐヴィセーリスに金貨を溶かして頭からかぶせて殺してしまう。

7話

デナーリスに玉座を奪う話をされるがあまり興味なさげで「馬だけいればいい」と言う。毒殺されそうになったデナーリスを救出したジョラーに馬を進呈する。そしてデナーリスの希望通りナロウシーを渡ってウェスタロスの王になることを民の前で宣言する。

8話

ウェスタロスへ出るための金を集めるため町を襲い略奪を行う。デナーリスが女を救ったことについて聞く。慣習について異議を申し立てるデナーリスに「猛々しくなった」と頼もしさを覚える。反抗するマーゴというドスラク戦士と戦い勝利する。だがこの時左胸に傷を負う。ミリから治療を受けることになる。

9話

前話で受けた傷が可能して重症化。意識朦朧として馬から落ちてしまう。そのせいで威厳を失い王と認められなくなる。

10話

命は助かったが廃人同然になってしまった。デナーリスに枕で安楽死させられる。

シーズン2での動向

10話

デナーリスが魔術師の館で見た幻の中でデナーリスの前に現れる。

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