ヴィセーリス・ターガリエン -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

ヴィセーリス・ターガリエン

デナーリスの兄。エイリス・ターガリエン二世の息子。本編開始から15年前のロバートの反乱によりターガリエン家は玉座を追われ逃げ惑う運命となってしまったが、ヴィセーリスは玉座を取り戻す野心を持っていた。
シーズン1において、まず自分の妹デナーリスをドスラク人の有力な王ドロゴに嫁がせて軍隊を得ることを足掛かりにしようとしていた。
だがヴィセーリスは狭量で短気であり、ドスラク人には軽んじられ、妹のデナーリスや部下のような存在であるはずのジョラーにも「王の器ではない」と思われていた。

デナーリスがドスラク人の文化になじみはじめ、ドロゴの子を身ごもった頃、ずっと所持していたドラゴンの卵だけ持って逃げようとしていたが、それはジョラーに阻止される。そして宴の場でドスラクの掟を破って武器を持ち騒ぎ立てたことで、ドロゴにより高熱で融かされた金をかぶせられて死んでしまう。
デナーリスのドラゴン3体のうち1体はこのヴィセーリスから取って「ヴィセーリオン」と名付けられたが、このヴィセーリオンは夜の王の手によりシーズン7で死に、ドラゴンゾンビとなって復活して死者の軍団に加わってしまう。

相関図

ヴィセーリス・ターガリエンとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
エイリス・ターガリエン二世 父親で前ウェスタロス王。しかし本編開始から15年前のロバートの反乱でジェイミー・ラニスターに殺された。
デナーリス・ターガリエン 実の妹。ヴィセーリスはデナーリスをドスラクのカール・ドロゴと結婚させて軍や船を獲得していこうという考えだったが、ドスラク人はヴィセーリスの御せるようなものではなく、デナーリスもまたドスラクの女王としての器を身に着け始めてきたため、ヴィセーリスの言いなりにはならないようになっていく。ヴィセーリスがドロゴに殺された時もデナーリスは無表情で「ドラゴンではなかった」と呟くのみだった。
カール・ドロゴ ヴィセーリスがデナーリスと結婚させたドスラク人の有力な王の一人。ヴィセーリスが宴の場で騒ぎたてたため「金冠をくれてやる」と言い、融かした金を頭からかぶせてヴィセーリスを殺してしまった。
ジョラー・モーモント デナーリス、ヴィセーリスを見張り続けるヴァリスのスパイ。しかし建前上はターガリエン兄妹の助言役。ヴィセーリスはジョラーがデナーリスの事を愛していると見抜いていた。
イリ ドスラク人でデナーリスの侍女。ヴィセーリスとは肉体関係を持っていた。

シーズン1での動向

1話

妹のデナーリスを使って王の座を取り戻そうとする。ドスラク人に妹を見せて取り入り、ドスラクの軍隊を得ようとする。カールの妃になるのは嫌だというデナーリスを言いくるめる。王のドロゴと直接話せないことに苛立つ。

2話

ジョラーにペントスに待つように言われるが「ドロゴが王冠を自分に渡すまで離れない」という。奴隷を売ったために追放されたというジョラーに「その程度自分ならば許す」と言う。

3話

行軍を止めたデナーリスに激怒する。するとドスラク人の一人にムチで首を締めあげられる。ジョラーにドスラク人を殺せと命令するが無視され、ドスラク人からは馬に乗ることも拒絶される。

4話

多くのドスラク人が集まるヴァエス・ドスラクに到着し相変わらず横柄。野蛮人という発言をデナーリスに咎められるが意に介さない。デナーリスの侍女のイリと共に風呂に入ってドラゴンの話をする。ドリアは顔を自由に替えられる男の話などをする。ドスラク人の服が臭いからと激怒してデナーリスに暴力を振るう。

6話

デナーリスが馬の心臓を食うという女王になるための儀式を行っているのを見た後、ドラゴンの卵を売って金にするため盗み出そうとし、妹やドスラク人たちからは離れ抜け出そうとする。しかしジョラーに見つかり断念。ヴィセーリスがデナーリスを愛しているのを見透かす。ドスラクの宴の中で騒ぎ立てたため、ドロゴに溶けた金をかけられて死亡。

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