グランドメイスター・パイセル -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

パイセル

医学の心得を含めた高い知識の持ち主であるグランド・メイスター。王都での小評議会の一員であり、治療や知識を活かしての助言を行う。しかし高齢で日和見であり、彼を信頼する者は作中では特に存在しない。また老齢に似合わず性欲旺盛であり、密かに娼館に通うのが日常的になっている。その娼婦に対する世間話も退屈で娼婦には呆れられているシーンが数回存在する。サーセイ・ラニスターが薬の調達で頼ることはあるが、その人格については嫌悪している。

シーズン1から一貫して特に目立った動きはなく、小評議会などの場でちょくちょくと発言をするのみ。
シーズン5でハイ・スパロウが権力者にさえ差別することなくその罪を暴く動きが出来てからは、娼館へ通っている事を暴かれて町の中を裸で歩かされる。サーセイにこのことを陳情するも、サーセイに牢に入れられてしまう。

そしてシーズン6では、サーセイが自分にとっての邪魔者となる者を一層する大聖堂爆破の直前、クァイバーンに呼び寄せられ、子供たち(スパイ)に囲まれ何度も刺されて絶命する。

相関図

グランドメイスター・パイセルとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
サーセイ・ラニスター パイセルはシーズン2でのブラックウォーターでの戦いの前にサーセイに自決用の薬を渡した。しかし基本的にサーセイは年甲斐もなく性欲旺盛なパイセルを嫌っており、クァイバーンを得てからはその座を追い、代わりにクァイバーンを自分のために働かせた。
クァイバーン 元々メイスターだったが、グレガーに施したような人体手術のようなことをやっていたために追放される。シーズン4で王都にやってきて以来、サーセイはパイセルの事は半ば無視してクァイバーンを頼るようになる。シーズン6でサーセイが邪魔ものごと大聖堂を吹き飛ばす前には、クァイバーンがスパイの子供たち(元々ヴァリスのスパイ)を使ってパイセルを殺害させた。

シーズン1での動向

3話

エダードと話す。エダードにウィンターフェルから来た使い鴉の手紙を渡す。

4話

エダードからジョン・アリンの死について聞かれる。自分が看病したが救えなかったと言う。ジョン・アリンは亡くなる前の晩にパイセルに会いに来たらしい。ジョンアリンは死ぬ前に血統について書かれた本を読んだこと、死ぬ直前に「種は強い」と言っていたこともをエダードに教える。

6話

エダードの決定をやりすぎだと反対するも通される。

8話

玉座の間で行われる戴冠式で今後の人事などを読み上げる。

10話

娼館で娼婦を抱き、エイリスやロバートがどういう王だったかという昔話をする。娼婦には退屈がられる。本当なら背も伸びているのにわざわざ耄碌しているのを装っているのが分かる。

シーズン2での動向

1話

知識の城から「長い夏が終わり冬が来る」という文が来たことをサーセイに伝える。

3話

ティリオンに胃腸薬を渡す。ティリオンからミアセラをマーテル家へ嫁がせる案を聞かせられる。言うなと言われたにも関わらずサーセイに話してしまったのでティリオンにスパイだと見破られる。ティリオンからの尋問中にブロンからヒゲを切られる。ジョン・アリンの死にもパイセルが関わっていたことをティリオンに白状する。そしてティリオンの命でブラックセルに入れられる。

9話

ブラックウォーターでの戦いで負けが濃厚だったため、サーセイに対していざという時の自害用の薬を渡す。

10話

負傷した目を覚ましたティリオンのそばにいた。もう王の手ではないとティリオンに伝える。サーセイが「サンサとの婚約を破棄すべき」と言ったことに賛同してマージェリーと結婚するよう促す。

シーズン3での動向

3話

小評議会に出席。

10話

ジョフリーに暴言を吐いたティリオンに「今の言葉は許容できない」と言って謝罪を促す。

シーズン4での動向

2話

結婚の宴の中で若い女性にセクハラをしていたところサーセイに嫌悪され、宴から消えろと言われる。また、マージェリーは宴の残り物は貧しい者に与えると言ったにもかかわらずサーセイからは全て犬に与えるように厨房に言えと命令される。

6話

小評議会に出席。「ジョラーはこちらのスパイだったのでは?」とヴァリスに聞くとヴァリスは「裏切りました」と答える。ティリオンの裁判ではティリオンに所持していた毒を盗まれたと嘘の証言をする。また、ドントスが持っていた(サンサにプレゼントした)首飾りの中から発見された毒は自分が盗まれたものだと言う。

8話

決闘裁判の開始の宣言を行う。

10話

クァイバーンと共にグレガーを治療しようとするが重傷すぎて不可能だとサーセイに言う。サーセイの命令により自分の研究室はクァイバーンのものとなってしまう。

シーズン5での動向

2話

クァイバーンを重用するサーセイになぜと聞くと「忠誠心です」と答えられる。

3話

娼館にいたところを引きずり出されて辱めを受けたハイ・セプトンが小評議会に入って来て、陳情するのに対して、自分も人の事は言えない立場なので「人の事を詮索すべきではない」とハイ・セプトンを擁護する。

10話

ハイ・スパロウが行わせた恥辱の道を経て城に戻ったサーセイをじっと見つめる。

シーズン6での動向

3話

小評議会でオレナにクァイバーンは危険だと話す。

4話

トメンに対してハイ・スパロウに対しての立ち回りを教えていたがサーセイに出ていけと言われる。

10話

大聖堂での審判前に娼婦を抱いていた。しかし、サーセイの企みにより、サーセイのスパイ(以前はヴァリスの)に殺害される。

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