ミアセラ・バラシオン -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

ミアセラ・バラシオン

サーセイ・ラニスターの長女。サーセイと同じく美しい金髪の容姿だが、内面はサーセイとは違い純真で善良な心を持つ少女。サーセイ自身、「自分からこんなに良い子が生まれてきてくれるなんて」と思っていたほどだった。また叔父のティリオンも「ジョフリーと違ってトメンとミアセラは良い子じゃないか」とサーセイに語ったこともある。ジョフリーやトメン同様、サーセイとロバートの子ではなく、サーセイとジェイミーとの子。

王都で暮らしていたが、ドーンとの繋がりを強めたいと考えたティリオンがシーズン2でまだ幼いミアセラをドーンのマーテル家に嫁がせた。それからしばらく出番はないが、シーズン5ではトリスタン・マーテルと親しくなっており、プロポーズもされていた。だが、オベリン・マーテルが王都での決闘裁判で殺されたことについて恨みを抱くオベリンの愛人エラリア・サンドによる危険が迫っていたのでジェイミーとブロンが王都へ連れ戻すように動き、たった二人でミアセラ奪還に向かった。

ひと悶着あったもののミアセラはドーラン・マーテルにより王都への帰還を許されるが、出航直前にエラリアに遅効性の毒を飲ませられたミアセラは船の中で死んでしまう。死の直前にはよりにもよって本当の父であるジェイミーと話し、自分が本当は誰の子であるのか知っていること、それでもジェイミーの子であることは嬉しいとジェイミーへ語っていたところだった。

相関図

ミアセラ・バラシオンとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
サーセイ・ラニスター ミアセラの母親。サーセイは自分の子への愛情だけは真っ直ぐなものであり、当然それはミアセラに対しても深く、ミアセラがドーンへ嫁ぐ時には猛反対し、涙を流して見送った。
ジェイミー・ラニスター サーセイの双子の弟なので本来は叔父にあたる人物だが、実は本当の父親。ミアセラは薄々これに気付いており、ドーンから王都へ帰る時の船の中でこれを告白したが直後に毒で死ぬこととなる。
トリスタン・マーテル ドーンへ嫁いだミアセラと親しくなった、ドーランの次男。ミアセラもトリスタンを受け入れるところだったが、ジェイミーがやってきて王都へ連れていこうとする。ミアセラが死んだ直後、トリスタンもエラリアの差し金により殺されることとなる。
エラリア・サンド オベリン・マーテルの愛人。オベリンがティリオンの決闘裁判でグレガー・クレゲインに殺されてしまったので、それからずっとラニスターへの復讐を考えていた。そのためミアセラを殺そうとする。ミアセラが王都へ帰る船に乗る直前にキスして遅効性の毒を飲ませ、ミアセラを殺してしまう。

シーズン1での動向

2話

怪我をしたブランを気遣いティリオンに「ブランは死ぬの?」と聞く。

シーズン2での動向

3話

サンサを含む家族で食事中、無邪気に「サンサはいつジョフリーと結婚するの?」と聞く。

6話

ティリオンの計画通りミアセラはドーンのマーテル家と婚約させられ、船で送られる。小舟に乗ったまま故郷との別れを泣き悲しむ。

シーズン5でも動向

2話

ウォーターガーデンで幸せに過ごしていたが、王都でオベリンが殺されたことで、エラリアが密かに恨みを募らせていた。

6話

ウォーターガーデンでトリスタン・マーテル王子から結婚を求められる。

7話

密かにウォーターガーデンに忍び込んだジェイミーからドーンは危険だと聞かされる。無理矢理結婚させられたが、今はトリスタンを愛していると言って帰ることを拒否する。そこでジェイミー&ブロンと砂蛇との戦いが始まる。

9話

王都に届いた首飾り(王都に届いたミアセラの身の危険を予感させる脅しに使われたもの)は知らぬうちに無くなっていたと話す。

10話

ジェイミーに連れられトリスタンと共に王都へ。送り出すエラリアにキスをされ、遅効性の毒を飲ませられていた。船の中でジェイミーが自分がサーセイとジェイミーの子だということを告白し始めるが、その前に先手をうって「知っている」と言い出し、昔から薄々それがわかっていたとジェイミーに言う。だが、エラリアに飲まされていた毒が徐々に効いてきて、ジェイミーの前で死んでしまう。

シーズン6での動向

1話

亡骸となって王都に戻ってくる。サーセイはミアセラのような良い子が自分から生まれるなんて信じられなかったなどと言ってその愛を語るが、こうなることも薄々わかっていたと、ミアセラの遺体の前でジェイミーに話した。

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