ブリンデン・タリー(ブラックフィッシュ) -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

ブリンデン・タリー

エダード・スタークの妻であるキャトリン・スタークの叔父。ジョン・アリンに仕えていた。作中で初めて登場するのはシーズン3で兄にあたるホスター・タリーが病死したため葬儀に出席した時。
甥のエドミュア・タリーに対しては無能で愚か者であると思っており、作中でどの描写を取っても辛辣。エドミュアはロブ・スタークのラニスターへの復讐の戦いにおいても間違った采配で足を引っ張ったため、エドミュアには(ロブの代わりに)フレイ家の婿になるよう説得する。

エドミュアとウォルダー・フレイの娘ロズリンとの婚儀ではスターク家への虐殺が行われたが、ブリンデンだけは一足先に城から脱出して逃げおおせていた。この時エドミュアだけは殺されずフレイ家に捕らわれた。これ以降シーズン6まで登場は無いが、フレイ家に奪われたリヴァーランを自らの手で奪還していた。リヴァーランはブリンデンの故郷。

これを落とすよう王都で命じられたジェイミー・ラニスターはフレイ家から提供されたエドミュアを使ってブリンデンに脅しを入れるが、エドミュアに愛情がないため見捨てる。ブライエニーの説得にも応じない。今度は直接エドミュアが城にやってきて、それも通すなと命令するが、リヴァーランの兵士たちは「エドミュアがこの城の城主であってブリンデンではない」と言ってエドミュアを受け入れる。そしてエドミュアはジェイミーに降伏する。ブリンデンはブライエニーらを川に逃がして、一人で最後まで抵抗してラニスターに敗れ死亡する。

相関図

ブリンデン・タリー(ブラックフィッシュ)とその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
キャトリン・タリー 姪。シーズン3でキャトリンがホスターの葬儀に出た時「もうブランやリコンには会えない」と悲観するのを慰めた。
エドミュア・タリー 甥。だがキャトリンとは違ってかなり辛辣。シーズン3の3話でホスターを乗せた船に火矢を当てられないエドミュアに苛立つシーンが象徴的。そんな扱いなのでエドミュアもブリンデンの事はよく思っておらず、シーズン6でリヴァーランを無血開城した時は冷徹に「フレイに引き渡せ」と言った。
ホスター・タリー ブリンデンの兄。シーズン3で病死したためブリンデンも葬儀に出る。元々仲が悪い兄弟だった。葬儀でブリンデンはホスターが乗せられた船に火矢を放って火葬した。
ロブ・スターク キャトリンの息子、スターク家長男。シーズン3でホスター・タリーの葬儀に出席した後はブリンデンはロブに仕えるようになるが、フレイ家での虐殺では黙って逃げていたので忠誠の程は分からない。
ジェイミー・ラニスター シーズン6でリヴァーランに籠城していたブリンデンを説得して無血開城させようとした。だが頑固者のブリンデンは応じようとはしなかった。
ブライエニー キャトリンに忠誠を誓った騎士。シーズン6ではサンサの命令で、ボルトンと戦うための兵を集めるためリヴァーランへやってきたのだが、リヴァーランはフレイとラニスターに包囲されていた。ジェイミーに続いてブリンデンを説得をするがやはり聞き入れられなかった。

シーズン3での動向

3話

兄のホスター・タリーの葬儀に出席。何度もエドミュアがホスター火葬のための火矢を外すため見かねて矢を撃ち、はるか遠くの船に一発で当てる。自分は役に立っていると吹聴するエドミュアを叱る。30年前にホスターと喧嘩をしたことをキャトリンに話す。もうブランとリコンには会えないと泣くキャトリンを励ます。

5話

マーティンとウィルムを殺害したカースタークをロブの前に突き出す。ロブを馬鹿にした発言をしたカースタークを殴りつける。

6話

エドミュアがフレイ家との結婚を拒否するので説得する。

7話

ウォルダーフレイほど嫌な奴はいない、クソ野郎だと愚痴をこぼす。

9話

エドミュアの婚儀に出席する。エドミュアは愚か者だと言う。ロブたちへの虐殺が始まる前に危険を察知したのか、去る。

シーズン6での動向

7話

フレイ家から奪還したリヴァーランの城に立てこもる。城の外でエドミュアがローサーに殺されそうになっており、殺されたくなければ城を明け渡せと脅されるが、動じず「やるがいい、喉を切ってやれ」と言い切る。その後単身やってきたジェイミーから降伏を要求される。しかしエドミュアが死ぬことは構わないし、降伏はしない、「ここは俺の故郷だ、俺が立っている限り戦は終わらせんぞ」と意地を張り続ける。

8話

ジェイミーに続きブライエニーからも説得を受けるがやはり全く聞く耳を持たない。さらにその後エドミュアが説得しに来るが城に入れるなと命令する。しかし「あなたはここの城主ではありません」と反抗される。エドミュアの命令により城は無血開城されるが、ブリンデンは一人、ブライエニーとポドリックを逃がす。ブライエニーに自分も逃げるよう言われるが「もう逃げたりせん。婚儀からは逃げたがな。ここが俺の故郷だ」と言う。そして一人で最後まで抵抗、直接描写はないが死んだことがジェイミーに伝えられる。

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