ヤーラ・グレイジョイ -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

ヤーラ・グレイジョイ

鉄諸島の盟主ベイロン・グレイジョイの娘にしてシオン・グレイジョイの姉。
男顔負けの勇猛な女性であり、父の命に従い鉄諸島の勢力を広げるために行動する。シオンの事はグレイジョイの男として強くあってほしいと考えており、シーズン2ではスターク家への情を捨てるように促す。ウィンターフェルを落としたシオンに一度会いに来るがヤーラは周囲を北部軍に囲まれるということで去る。しかし残ったシオンはラムジー・ボルトンの手に落ちて拷問された上、精神が崩壊してしまう。ベイロンは完全にシオンを見捨てるが、ヤーラは精鋭を連れてシオンを救いに行く。しかしシオンは自らを「リーク」と名乗っており、もはや再起不能と見たヤーラも見捨てることとなった。

シオンがサンサと共にウィンターフェルを脱出した後は故郷の鉄諸島に戻ってきて、ヤーラを「女王」として持ち上げてくれるようになったため再びシオンの成長に期待するが、叔父のユーロン・グレイジョイとの戦いでシオンは逃げ出してしまい、ヤーラはユーロンに連れられて王都へ囚われの身となってしまう。だがシーズン7ではシオンが真に勇気を振り絞ってグレイジョイとして決起し、ユーロンと立ち向かうことを決意するのだった。

相関図

ヤーラ・グレイジョイとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
ベイロン・グレイジョイ ヤーラとシオンの非情な父親。シオンに対して一貫して冷徹であるため、ヤーラはシオンをかばうこともあり、シオンがラムジーの手に落ちた時もベイロンには頼らず単身でシオンを助けに行く。
シオン・グレイジョイ ヤーラの妹。シオンはグレイジョイが起こした反乱のために人質となってスターク家で育った。そのためスターク家に協力してもらうように地元の鉄諸島に帰ってきたが、この時姉であることを黙っていた。するとシオンがヤーラを口説きだしたので、後で素性を明かして馬鹿にする。ヤーラとしてはシオンを出来が悪い弟として見ているが姉として気にかけている。シオンがラムジーに捕らわれた時はヤーラは救出に行くが、精神崩壊しているシオンは拒否したので救出断念して見捨てる。後にシオンが自分の意思で戻ってきた後はシオンに喝を入れて自分を支えてくれるように期待する。しかしユーロンと相対すると結局シオンはヤーラを見捨ててしまい、ヤーラは王都に囚われる。
ユーロン・グレイジョイ ヤーラ、シオンの叔父にあたる人物。ずっと世界を旅して略奪していたが、シーズン6で故郷の鉄諸島に戻って来て王となろうとする。そのためヤーラとシオンはユーロンに構わずデナーリスに協力を求めて
デナーリス・ターガリエン シーズン6でユーロンが現れてからはヤーラはデナーリスと同盟を結ぶ。
エラリア・サンド 女色趣味のある同士。だがシーズン7でユーロンにまとめて囚われてしまう。

シーズン2での動向

2話

シオンを見つけて自分が姉だとは言わずに城まで案内。姉だと気付かず口説こうとしたシオンを馬鹿にする。

3話

前話でシオンがどんな人間か確かめたくて騙し、そのために「よくわかった」と言う。スターク家の味方をしようとするシオンを馬鹿にする。

5話

出航する前のシオンと話す。自分と違いシオンには権力がないとバカにしながらも激励する。

8話

シオンが占領したウィンターフェルに軍を連れて到着。ブランとリコンを殺したことを「たった2人のスタークを殺すなんて。どれだけ貴重だったかわかる?」と罵倒し責める。シオンがこのために北部勢力から狙われることになるとシオンに忠告。ヤーラなりにシオンのことは大事に思っていることをシオンに伝え、「海以外では死ぬな」と言い残してウィンターフェルを去る。

シーズン3での動向

10話

故郷でベイロンと共にいた。ベイロンと共にボルトンから送られてきたシオンの性器を確認する。シオンを見捨てようとするベイロンに「シオンはグレイジョイです」と言っても聞き入れられない。そのため精鋭を連れてシオンを救出するためにドレッドフォートへ向かうことにする。

シーズン4での動向

6話

精鋭を引き連れてディープウッドへシオンの救出へ向かう。シオンを発見するが、人間の尊厳をなくしてしまったシオンはヤーラについて来ようとはしなかったため諦め、逃げる。部下に「弟は死んだ」と言う。

シーズン6での動向

2話

本土の最期の砦だったディープウッドモッドにいた鉄の民はみんな死んだとベイロンに報告。しかしさらに攻めの姿勢を崩そうとしない、現実が見えてないベイロンを説得しようとするも却下される。ユーロンに殺されたベイロンの葬式に出る。自分が次の王になると言うがメイスターには「お前にその権利はない、勝ち取れ」と言われる。

4話

シオンが戻って来ても歓迎せず、「弟のシオン・グレイジョイはずっと前に死んだ」と言う。「お前を助けるために優秀な部下が死んだ」と責め、激しく叱責する。

5話

鉄諸島の女王に名乗り出る。女の王は前例がないと反論を受けるが、皆の前で演説してカリスマを見せつける。シオンから後押しされ歓声を受けるが、そこでユーロンが登場。父上を殺したユーロンを処刑すると言う。だが民はユーロンを支持し始める。ユーロンに先んじてシオン、自分を支持する仲間たちと共に出航。

7話

シオンと共に奴隷商人湾の港町の娼館へ来て女相手に楽しむ。シオンに「お前は大事な弟だ」と言う。辛気臭いシオンに強引にエールを一気飲みさせ、「私にはこんな女々しい奴じゃなく本物のシオンが必要だ。シオンに戻れないなら手首を切って死ね」と奮起させようとする。今後の予定はデナーリスと手を組むこと。

9話

シオンと共にミーリーンを訪れる。「船100隻を差し出し、鉄諸島の王とし支持すること」を条件にデナーリスと交渉する。今後は略奪や強姦を禁じると条件づけられて、これを受け入れる。

10話

デナーリスの艦隊と共にウェスタロスを渡る。

シーズン7での動向

2話

ドラゴンを飛ばして王都を焼き払うべきとデナーリスに言うが却下される。船でキングズランディングへ向かう途中でユーロンの襲撃を受ける。果敢に戦うもユーロンに1対1で敗北し拘束。シオンに見捨てられる。

3話

ユーロンに捕らえられエラリアと共にキングスランディングで見世物として引っ張られていく。

シーズン8での動向

1話

ユーロンの船に囚われており、ヤーラはユーロンに「殺せ」と言うもユーロンは話し相手がいなくなるだろなどといって面白がる。その後忍び込んだシオンら黒鉄諸島の人間に救出される。縄をほどかれた直後、以前逃げだした代償であるかのように無言でシオンを殴りつけるも、すぐに手を差し伸べる。
ユーロンが留守にしている間に黒鉄諸島は奪い返せる、死の軍団から逃げ出す避難所の確保も必要だとシオンに言うが、シオンの心中を察してシオンはウィンターフェルへ向かうように言い、「奴らをぶっ殺せ」と激励してシオンを送り出す。

6話

デナーリス死後の首脳会談に出席。デナーリスを支持し、ジョンはアンサリードに処刑されるべきだと言うが、「また兄を殺す話をしたらあなたの喉を切る」とアリアに脅される。その後、ティリオンが言う「ブランが王になるべき」という考えに賛同する。

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