ローリ・グリムス -ウォーキング・デッド登場人物解説-

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人物解説

ローリ・グリムス

来歴

リックの妻。夫を支える良き妻でありリックとは睦まじい仲だが、シーズン1開始時点ではリックの同僚のシェーンからリックが死んだと聞かされていた。そのためシェーンと男女の仲になっていた。リックの生存を知ってからはシェーンを突き放すようになり、そのためにシェーンのリックに対する感情は悪化していく。

人物評

夫を支える良き妻、強い女性としてほぼ一貫している。シェーンと関係を持ってしまったことも状況を考えれば仕方ないとも考えられ、作中で特に落ち度はない人物とも思える。しかし過去回想において「もうリックを愛していない、愛していた頃を思い出そうとしている」と言ってしまっていることは注目すべき点。つまり世界が平和なままでも浮気をしてしまうような素養はあったと言える。もし元々リックを愛していたならば、シェーンから「リックは死んだ」と聞かされても体を許すことはしなかった、とも考えられる。シーズン3では自分にも非があったとリックやシェーンに反省を見せるが、実際その通りだろう。

関連人物

名前 解説
リック 夫。シーズン1開始時点ではローリはリックの生存を諦めていたが、シーズン1-3で無事を知る。元々リックに対して理性的過ぎるのがかえって嫌だという事で愛情が冷めてしまっていたことが2-2で判る。
カール リックとの間に出来た一人息子。リックと再会するまでは共にシェーンの庇護のもとにいた。
シェーン リックの同僚で親友。シェーンはローリにリックは死んだと伝えていたためローリはシェーンを男性として受け入れていたが、それが事実と違っていたためローリはシェーンを軽蔑するようになる。
ジュディス ローリが身ごもった娘。しかし父親はリックではなくシェーン。

シーズン1での動向

1話

カール、シェーンたちと共に行動していた。リックがいない間にシェーンと親しくなっていた。

2話

森の中で食料の調達を行う。そこでシェーンと逢引きする。ためらいながらもペンダントを外してシェーンと体を重ねる。シェーンとカールが仲良くしている様子を見て微笑む。

3話

拠点にリックが来たのを喜ぶが、すでにシェーンと関係を持っているため複雑な表情も見せる。
夜、寝床で家から持ち出してきたアルバムをリックに見せる。リックが生きているとは思っていなかったことを伝え、詫びる。
ダリルがメルルを助け出しに行こうとするのを見て「メルルなんかのために」と引き留めようとする。
リックがいない間にシェーンと話すが、「家族に近寄らないで。リックが死んだと言ったのはあなたよ」と突き放す。

4話

穴を掘り始めたジムに気味が悪いのよと言う。
ジムが落ち着き謝罪された後にはジムから「カールから目を離すな」と忠告される。

5話

ウォーカーの襲撃を受けた次の日の朝、アンドレアを慰めてエイミーは手厚く埋葬すると言う。
遺体を焼くべきと言うダリルに悲しむ時間もないのかと反論する。
アトランタに行くべきだったか行くべきでなかったか対立するリックとシェーンについて「どちらも正しい」と言う。
CDCに行くことに関しては最終的に賛成する。

6話

CDC内部で久しぶりにシャワーを浴びられて喜ぶ。
会いに来たシェーンに改めて「夫が死んだと嘘をついた」と責める。強引に迫ってくるシェーンを拒絶して引っ掻く。

シーズン2での動向

1話

フォートベニング基地までの道中、社内で「グランドキャニオンに行った事を思い出す」と思い出を話す。
カールに冷たくするシェーンと話す。シェーンがグループから離脱するつもりでいることを聞く。
ダリルから護身用として銃を受け取るが、自分の銃を取り上げられて不貞腐れ続けるアンドレアに「その目にはうんざり」と言って銃を渡す。リックを責めるキャロルにも「もうリックを責めないで」と強く当たる。話を聞いて気持ちを改めたアンドレアから銃を返される。

2話

冒頭で昔、友人と夫のリックに関しての愚痴を話したシーン。夫が理性的すぎるのでかえって腹が立つと言う。愛した頃を思い出そうとしている、結婚が早すぎたかもとも発言する。同じ日にリックが重傷を負って入院した事をシェーンから伝えられ、これをカールにも伝える。
銃声が聞こえた(カールが撃たれたもの)がそれが1発だったことに疑問を覚える。
馬に乗ってやってきたマギーからカールが撃たれたことを聞いたのでローリだけマギーと共に馬に乗って一足先に農場へ向かう。農場にいたリックと抱き合い、意識を失っているカールに言葉をかける。カールを撃ったオーティスを罵倒するがリックに諫められる。ハーシェルが獣医師であることを聞いて不安がり、「あなたには無理よ」と言う。
体調不良のままシェーンたちの元へ向かおうとするリックを強く制止する。

3話

リックから、シェーンが車を盗んだ時の話を聞かされるが、何回も聞いていたらしく「知ってる」と答える。リックに何か食べるように言う。容態が悪化してきたカールに呼吸器なしで手術を行うことを迫られる。。「子供が生きる世界ではないかも。生きるのが間違いの世界かも」とリックに弱音を吐く。リックからカールが撃たれた時、鹿を見つけたカールは感動していた、という話を聞かされる。呼吸器なしで手術を行うことに同意する。そこでシェーンが戻ってきて設備を整えて手術が出来たのでカールの容態が安定、ローリは喜ぶ。

4話

シェーンと話してグループを離脱しないで居てほしいということを改めて伝える。
調達してほしいもののメモをグレンに渡す。その中に妊娠検査薬があった。使ってみると妊娠していることが明らかに。シェーンの子だと確信したローリがうなだれるところで4話は終わる。

5話

冒頭の過去シーンでシェーンと共に行動していた。町が爆撃されるのを見て怯え、シェーンに抱き締められる。
妊娠していることが分かった次の朝、眠れなかった様子。
グレンに妊娠を察せられたので口止めする。リックからソフィアを捜し続けるべきかどうか相談される。
シェーンがソフィアの捜索を終えるべきと言うがローリはリックの意思を尊重し反対する。

6話

カールと共に鶏小屋で作業をする。
グレンに妊娠の件を心配されるが口止めする。
カールが銃を持ちだしたのを知り怒る。リックは訓練をするのも必要と言うがローリは反対する。
農場に置いてくれるハーシェルに感謝を伝えるが、体調が良くなったら出ていってほしいと言われる。リックにここを出ていくわけにはいかないからなんとかしないとと伝えるが、ここを出てもなんとかすると言われ渋々納得する。
グレンから妊娠の件を聞いたデールが会いに来て話す。デールに父親は誰かと聞かれるが、リックの子だろうと言い、そして問題はそこじゃなく、こんな世界で生まれる子が幸せになれるはずがないということだった。
グレンに会いに行き、秘密を打ち明けたことは怒っていないが、自分を助けてくれるか、町に調達に行ってくれるかとグレンに頼む。グレンは快く了承する。
しかし共に調達に行ったマギーが町から戻ると「リンスや中絶薬を持ってくる使い走りなんてこれで最後」と言って激怒される。改めて会いにきたグレンに謝罪する。妊娠薬を飲むが、思いとどまって吐き出す。
薬を飲んでいることを知ったリックがついに妊娠のことを知り、追及してくる。子供を産んだらより危険になると言ってもリックは認めるが、シェーンと関係を持ったこともリックに伝える。

7話

ソフィアが見つかっても見つからなくてもここにいたいと言うカールを抱き締める。
シェーンから「リックはこの世界ではいずれ死ぬ」という話をされる。シェーンが腹の子は自分の子だろうとも言うが「認めない」と返す。

8話

ソフィアの件を悔いるリックを慰める。
行方をくらましたハーシェルを捜そうとするリックを引き止める。
デールからシェーンがオーティスを囮にして殺したんだろうと聞き困惑する。
ベスが倒れたのにハーシェルがいないことに危機感を覚えてダリルに捜しに行ってほしいと頼むが拒否される。
仕方なく、自分が車を運転して一人で町へ向かう。道中でウォーカーを轢いて車を横転させてしまう。

9話

横転した車の中で夜を迎えてしまう。割れた窓からウォーカーが侵入しようとしてくるがなんとか1体目を倒す。今後は背後から襲われ、車内にあった銃で2体目を倒す。一人で歩いていたところシェーンが迎えに来て、シェーンがリックは戻ったと嘘をついたので納得して農場に戻るが、嘘だと分かりシェーンに激怒する。カールに妊娠を知られる。
シェーンと話し、「嘘ばかりつく、オーティスが死んだ日から変わった」とシェーンを責める。
リックに対して「シェーンが自分の子だと言っている」と話し、シェーンが危険であることを教える。

10話

マギーにグレンの事を相談され、尻を叩きなさいとアドバイスする。寝込んでいるベスに食事を持ってきて散歩に誘う。母がいなくなり嘆くベスを励ます。ベスが食事用のナイフを隠し持ったのに気付いて取り返す。ハーシェルとマギーを呼び戻すようにアンドレアに頼む。家事をやらないアンドレアと口喧嘩になる。ほかのみんなは多くを失ったが、女王蜂のように規則を強制するローリは何も失っておらず、夫、子供、赤ん坊、愛人までいると嫌味を言われる。

11話

ランダルを処刑しようとするリックに正しいことかと問う。シェーンはもう危険ではないと言われる。
リックは結局はランダルを殺せなかったが、黙って受け入れる。

12話

妊婦だからとハーシェルやTドッグに気遣われる。
シェーンと話し、「自分のせいでリックとシェーンを混乱させた」と反省、リックがいない間に自分やカールを守ってくれたシェーンに感謝を伝え、ひどい状況だったからああなったとは言えないと自分にも非が合ったと謝罪もする。

13話

カールが見当たらないので狼狽するがキャロルになだめられる。
ベス、Tドッグと共に農場から逃げる。Tドッグは海岸方面へ向かおうとしたがそれをやめさせてハイウェイへ向かわせる。ハイウェイでリックたちと合流する。
リックが一人でいるところを背後から抱き締めるが、リックがシェーンを殺したこと、シェーンがランダルが殺されたことを聞かされて離れる。カールがウォーカー化したシェーンを撃った事までも聞くとリックが近づくのを拒絶する。

シーズン3での動向

1話

かなり腹部が大きくなってきていて出産が近くなっている。
刑務所敷地内を一層した後、翌日には刑務所内も探索する必要があるというリックにあと数日は皆を休ませてほしいと提案する。今まで避けてきた話をしたいとも言うがリックには今は手一杯だと拒否される。
子供が動かないことをハーシェルに告げ、子供はおそらくダメだと悲観する。産んだあとに自分が死んだらすぐに始末するようにとハーシェルに頼む。リックとシェーンを仲たがいさせてしまったことも悔いる。

2話

足を切られたハーシェルの処置をするキャロルの手伝いをする。
囚人たちに関してリックに不安を打ち明ける。囚人たちを殺す選択肢も入れているリックに「あなたは善人だと信じている」と言う。
カールがハーシェルのために医療品を持ってくるが、単独行動を取ったことで叱りつける。
容態が変わったハーシェルに人工呼吸と心臓マッサージを行うとハーシェルが蘇生する。
最近カールが手に負えないとリックに相談する。

4話

松葉杖を使って歩くハーシェルの補助をする。
いつの間にか侵入したウォーカーに囲まれ逃げる。その最中で産気づいてしまう。
カール、マギーとともに隠れた部屋でマギーの補助を受けて出産しようとする。しかしうまくいかず、帝王切開しかないと判断したローリはマギーに帝王切開を頼み、カールに励ましの言葉を贈る。
マギーがローリの腹を裂くと激痛で気を失う。赤ん坊が取り出されたあと、カールに撃たれ永眠する。

6話

リックが話す幻の電話相手として登場。カールや赤ん坊を頼むと話す。

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