トアマンド -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

トアマンド

巨人殺しの異名を持つ勇猛な野人。どの戦いでも必ず最前線で戦う姿が描かれる。
シーズン3でイグリットらに捕らえられてきたジョンと出会う。ジョンの事はまだナイツウォッチを裏切ってはいないと見抜いていた。
シーズン4でカースル・ブラックに攻め入ってナイツウォッチに敗北、生存はするが捕虜になる。この時、野人の長マンス・レイダーがスタニス・バラシオンにより火あぶりにされるが、ジョンが心臓を射抜いて楽に死なせてやったことなどからジョンに好感を持つように。

シーズン5でジョンが野人と手を組むべきだと言い出してからはジョンと野人を繋ぐ橋渡しとして重要な役割を果たす。ジョンと共に野人たちの拠点ハードホームへ行き、南へ行くように説得する。ここでの死者との戦いでも勇猛に戦い生き残る。

シーズン6では仲間の野人と共に壁の南で暮らすように。ナイツウォッチ総帥となったジョンが殺された時にはエディソンに呼ばれてカースル・ブラックに駆けつける。
ボルトンとの戦いにも参加してジョンを加勢する。

シーズン7ではジョンと共に死者を1体捕らえて王都へ持っていくという作戦に参加。
凍った湖で無数の死者に囲まれるが生存する。
この後は壁の見張りをするが、シーズン7最終話でついに死者の軍勢が壁に到達し、死者となったドラゴンのヴィセーリオンの炎により壁が崩壊。これに巻き込まれるも生存。

シーズン8ではもう壁の見張りはいらないためウィンターフェルへ向かう。死者たちとの戦いで生き残る。ジョンからはウィンターフェルにいても構わないと言われるが、自分ら野人の居場所は壁の向こうだと言う。
ジョンがデナーリス殺害後に生涯ナイツウォッチとして生きる事になるが、トアマンドはカースルブラックに戻ってきたジョンを迎え、共に壁の向こうへと旅立った。

相関図

トアマンドとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
イグリット 野人の仲間。その弓矢の腕前をトアマンドは認めていて、それゆえにイグリットが脱走するジョンの急所をわざと外したことを見抜いていた。イグリットが最後までジョンを愛していたことも知っていたため、ジョンにそれを伝えた。
ウン・ウェグ・ウン・ダール・ウン(ワン・ワン) トアマンドの仲間。トアマンドのことは一目置いている様子。
ジョン・スノウ シーズン3で捕虜としてやってきたジョンを最初は疑っていて、裏切ったジョンとカースル・ブラックで戦う。しかしジョンがマンスを安楽死させたことなどから一目置くようになる。ハードホームでの野人たちの説得もトアマンドはジョンの味方となる。シーズン6時点ではすっかり信頼し合う戦友の間柄。トアマンドとジョンの間に信頼関係がなければ、ナイツウォッチと野人が手を組むことはなかったと言える。シーズン8最終話ではナイツウォッチに戻ったジョンと共に壁の北へと旅立つ。
オリー トアマンドらが襲撃した村の生き残り。両親や村の同胞を皆殺しにされたため、ジョンが野人と手を組むと言い出して以降は反ジョン派となる。
ブライエニー 女らしくない強靭な強さを持っているためトアマンドはそこが気に入る。

シーズン3での動向

1話

初登場。拠点で捕虜のジョンに恨み事を語る。マンスが長なのに、ジョンに長だと間違われる。

3話

カースル・ブラックを挟み撃ちするため、マンスから壁を目指し、超えるように指示される。

5話

ジョンに案内されて壁へ向かう。ジョンの事は気に入ったが嘘をついたら内臓を引きずり出すと脅す。

6話

カースル・ブラックを挟撃するため、イグリット、ジョン、オレルらと共に壁を自力で登る任務につく。ジョンに壁の登り方を教える。壁を登っている途中で壁が崩れてしまったため、トアマンドがオレルやイグリット、ジョンを引っ張って粘る。

7話

ジョンに下品なジョークを飛ばす。

9話

壁の南で、馬を盗むだけでなく老人を殺そうとする。ジョンは野人の仲間になっていなかったこと、イグリットがジョンの味方するのを見てイグリットを説得しようとする。

シーズン4での動向

1話

シーズン4の10話でジョンは脱走したが、この時イグリットがジョンの急所をわざと外したことを見抜く。ゼン族と遭遇する。

3話

イグリットたち仲間と共に小さな村を襲って略奪する。ここはオリーの村であり、オリーからは強い憎しみを抱かれることになる。

8話

さらにカースル・ブラックに接近。ジリがいるモールズタウンに襲撃をかける。

9話

ナイツウォッチとの戦いではほぼ最前線で果敢に向かう。アリザーと1対1で戦い勝利。その後も勇猛に戦うが、何本も矢を刺されてジョンに足を射られて動きを止められ、捕虜にされる。

10話

捕虜となっている。エイモンに治療を受ける。死んだ野人たちを焼くので何か言うことはないかとジョンに聞かれると「死人には何も聞こえんぞ」と言う。また、イグリットはジョンを愛していた、すでに北部の女だったと伝える。

シーズン5での動向

1話

マンスが火あぶりにされるのを見届ける。しかしジョンが矢でマンスを安楽死させたのを見て、後々トアマンドがジョンの肩を持つようになる遠因となる。

5話

ジョンから残りの野人の場所を聞かれる。野人たちを連れて門のところに来れば全て通してやると言われる。そしてジョンに手枷を外される。ジョンを信じてそれを実行することに決めるが、ジョンが来ることを条件とする。

7話

ジョンと共に仲間たちがいる壁の北を目指すことになる。

8話

ジョン、エディソンらと共にハードホームに到着する。骸骨公から嫌味を言われ、裏切ったなと反感を持たれたので殴り殺してしまう。ジョンが火あぶりにされたマンスを安楽死させたことを証言し、いきりたつ野人たちを鎮める。「今必要なのは何世代にもわたって戦ってきたヤツらと和解する勇気だ」と言う。ジョンを受け入れなかった者たちもきっといずれついてくるとジョンに言う。その後ホワイトウォーカーの襲撃を受けるが奮闘。なんとか生存。船に乗って逃げ、死んだ仲間たちが復活させられるのを見る。

9話

ジョンや仲間たちと共にカースル・ブラックに戻る。

シーズン6での動向

2話

エディソンに呼ばれてダヴォスらの危機にカースル・ブラックに駆けつける。ジョンの遺体を見てそれを燃やそうとする。メリサンドルが行うジョン復活の儀式を見守る。

3話

復活したジョンに「みんなお前を神だと思っている」と言って再会を喜ぶ。復活したジョンがアリザーらを処刑するのを見る。

4話

食事しながらブライエニーを見つめる。宣戦布告してきたサンサにボルトン兵の数を聞く。それが5000だと分かった後、野人で戦える奴は2000だとジョンに教える。

5話

ジョン、サンサらと共に、救援を求めるためカースル・ブラックを出る。またブライエニーを見つめる。

7話

野人らはジョンから救援を要請される。ジョンに以前救われたためジョンの肩を持つ。その甲斐あり、トアマンド以外の野人らも協力してくれることになる。

9話

ジョン、ラムジーとの会談に立ち会う。野人たちは騎兵に対抗できない、だからスタニスに蹴散らされたとジョンに助言する。その後ダヴォスと会話。マンスはスタニスのように悪魔にそそのかされたり、魔女の言葉に耳を貸すことなかった、マンスを信じていたが、俺も間違っていたと言う。開戦後はジョン同様、なんとか生存し続けるが、盾と槍を構えたファランクスの陣形を崩そうとして負傷、徐々に追い詰められる。そして後方へ戻る選択をするが、密集した仲間の中で身動きできなくなる。ヴェイル軍により形勢が逆転した後は、ジョン、ワン・ワンと共に城へと突撃する。ワン・ワンの死をジョンと共に見届ける。

シーズン7での動向

1話

ジョンに壁の拠点の1つイーストウォッチを守るように頼まれる。

5話

デナーリスの元へ行き戻ってきたジョンから死者を捕らえる作戦を聞かせられる。ハウンド、べリック、ソロスの3人をジョンに紹介して連れにするように言う。ジョンらと共に壁の北へ出る。

6話

ジョンと話し「マンスは誇り高く、跪かなかったがその誇りのせいで何人死んだ?」と言う。ハウンドと話して悪い奴には見えないなどと言い、ブライエニーを気に入っていることも話す。湖の戦いでは一度絶体絶命の窮地に陥るがハウンドに救われる。

7話

べリックと共に壁を守っていたが死者たちがついに壁に到達するのを壁の上から見る。そして死者としてよみがえったヴィセーリオンの襲撃、青い炎により壁が崩壊。そこに巻き込まれる。

シーズン8での動向

1話

壁の崩壊後、ベリックら生き残りと共にウィンターフェルへ向かう。道中で死の軍団に滅ぼされた、アンバー家のラストハース城へ立ち寄る。そこでエディソンらナイツウォッチと出会う。張りつけにされた子供を見つける。馬を使えば死の軍団よりも先にウィンターフェルへ到着できるかもしれないが、先を越されない事を祈ろうと言う。

2話

ベリック、エディソンと共にラストハース城から急いで移動し、ウィンターフェルに到着する。
死の軍団と戦いのための作戦会議中に「我々は死ぬ。だが死ぬ時はみんな一緒だ。」とブライエニーを見ながら言う。
決戦前夜ではティリオン、ブライエニー、ジェイミー、ポドリック、ダヴォスらと酒を飲む。そこで自分がなぜ巨人殺しと呼ばれているかという理由を話す。それは「10才の頃に巨人族を殺し、その妻と寝た。そしてその妻の母乳を飲んだ」というものだった。それを聞いた場にいる一同は困惑。さらにその後口から溢れさせながら下品に酒を飲む。

3話

死者との戦いに参加。ほとんどトアマンドが出るシーンがないが、生存。

4話

戦いの後の宴でジョンの活躍を語る。これを見たデナーリスは北部の人間は皆ジョンを信頼しているのであって自分にではないことを痛感する。
ジョンがサーセイ打倒のため南へ向けて出発する際に会話。ジョンからはウィンターフェルにいても良いと言われるが、自分らの居場所は北だと言う。ジョンからジョンのダイアウルフのゴーストも連れていってほしいと頼まれ、ジョンを見送る。

6話

デナーリスを殺したためにナイツウォッチとなり追放されたジョンをカースルブラックで迎える。言葉は交わさず、ジョンと共に壁の北へと旅立つ演出でゲームオブスローンズの物語は終わる。

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