アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー -凡人の感想・ネタバレ-

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執筆日:2018年5月14日

簡単なあらすじ・ネタバレ

時系列はマイティ・ソー バトルロイヤルの出来事の直後。6つのインフィニティ・ストーンを集めて宇宙の人口を半分にして宇宙の均衡を保とうと企むタイタン族のサノスに遭遇したソー率いるアスガルド難民たちは全て虐殺され、ヘイムダルロキも殺されてしまう。ロキが持っていたスペースストーンもサノスに奪われてしまう。この時ハルク(ブルース・バナー)がヘイムダルの最後の力で地球に転送される。ソーたちが乗る船は爆発してしまう。

バナーは地球のニューヨークにいるドクター・ストレンジのところへと落下した。ドクターとバナーはアイアンマン(トニー・スターク)に会いに行き、地球にサノスが迫っていることを教える。
その時ニューヨークにサノス軍たちが現れて戦いに。スパイダーマン(ピーター・パーカー)を加えてカル・オブシディアンエボニー・マウと交戦するが、タイムストーンを持っているドクター・ストレンジが連れ去られてしまう。それを追ったトニーとピーターも敵の宇宙船へと進入して地球に戻れなくなり、タイタン星へと向かってしまう。

アスガルド人たちが発信した救難信号をキャッチしたのはピーター、ガモーラ、ロケット、グルート、ドラックス、マンティスたちガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーたち。ソーは宇宙空間に投げ出されながらもい生存していた。
ソーはサノスを倒すためにニダベリアにいるドワーフたちに会って武器を作ってもらおうとする。ロケットとグルートはこれに同行し、残りのピーターたちはノーウェアにいるコレクターに会い、コレクターが所持しているリアリティ・ストーンを保護しに行く。

ヴィジョンスカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)はスコットランドに隠れ住んでいたが、サノス軍がヴィジョンの中にあるマインドストーンを奪うために現れ二人を襲う。ここに現れたのはキャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)ブラックウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)ファルコン(サム・ウィルソン)だった。
敵を撃退後、スティーブたちはヴィジョンの中にあるマインドストーンをサノスに奪われないように破壊することにする。ヴィジョンを破壊すればそれですむのだが、ヴィジョンを殺さずにストーンだけ取り出すため、ブラックパンサー(ティ・チャラ)が統治するワカンダの国へと飛んだ。

ノーウェアへ向かうピーターたち。サノスはすでにコレクターからリアリティストーンを奪っていて、その力でピーターたちはなすすべもなくやられ、サノスの養子であるガモーラは連れ去られてしまった。
6つのストーンのうち青いソウルストーンだけは居場所が誰も知らなかったのだが、実はガモーラが知っており、サノスはそれを聞きだすために捕らえていたガモーラの妹のネビュラに拷問をする。やむなく白状するガモーラ。ソウルストーンがあるのはヴォーミアという惑星だった。
ヴォーミアにキャプテンアメリカ ファーストアベンジャーで登場したレッドスカルがおり、サノスを案内する。祭壇があり、そこで大事なものを生贄にすることでソウルストーンは入手できるというものだった。ガモーラはサノスに「お前には大事なものなどないので入手できない」と言うが、実はサノスはガモーラのことは真に愛していた。サノスはガモーラを祭壇から落として殺し、引き換えにソウルストーンを入手する。

ソーはニダベリアへ行くが、本来あるべきの炉は真っ暗で、ドワーフたちはサノスにほぼ全滅させられていた。しかしドワーフでただ一人エイトリは生き残っていた。ニダベリアの炉を再度燃やすためにソーとロケットは奮闘する。

トニー、ドクター、ピーター・パーカーの3人はサノスの故郷であるタイタン星へとたどり着いていた。ここでピーター・クイルたちガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と知り合い、共に協力してサノスと戦うことにする。ドクターはタイムストーンを使って未来を見たが、「自分たちが勝てる未来は1400万のうち1つしかない」と言った。
サノスはドクターが持つタイムストーンを求めてタイタンにやってきて、戦いになる。一度はピーター・クイルの策で追い詰めてマンティスの力でサノスを眠らせ、サノスが装着しているストーンをはめているガントレットを外せそうになるも、ガモーラが死んだことを知ったピーター・クイルは怒りサノスを殴りつけ、そのおかげでサノスは目を覚まして形勢が逆転してしまう。サノスの力に押され、トニーが殺されそうになるが、そこでドクターは自分のタイムストーンをやるからトニーを助けろと交渉。サノスは今度は地球へ向かいヴィジョンのマインドストーンを奪いに行くのだった。

サノスを除いたサノス軍の先行部隊がワカンダに攻めてきて決戦になる。キャプテン、ブラックパンサー、ブラックウィドウ、ファルコン、ウォーマシン(ジェームズ・ローズ)ホワイトウルフ(バッキー・バーンズ)ハルクバスター2に搭乗したバナーら、それにワカンダ国の勇敢な兵士たちがこれと戦う。その間、ヴィジョンはマインドストーンを摘出する手術を受けることになる。
一方、ソーは新たな武器ストームブレイカーを入手していた。かつてアスガルドにあった虹の橋ビフレストと同じ力を持っている武器であるため、瞬間移動してワカンダへやってきて参戦。圧倒的な力を奮う。

だがついにパワーストーン、スペースストーン、リアリティストーン、ソウルストーン、タイムストーンの5つを所持したサノスが地球にやってくる。ストーンの力を持ったサノスに成す術もなくやられていくヒーローたち。ヴィジョンの手術は敵の妨害により結局は失敗してしまい、ヴィジョンは恋人のワンダに「自分を殺せ」と頼む。ワンダは苦渋の決断でその通りにし、マインドストーンは一度砕かれるも、サノスはタイムストーンの力でヴィジョンを復活させ、ついにマインドストーンも手に入れてしまう。
ソーの一撃がサノスを貫くも、6つのストーンがそろったガントレットを装着した手でサノスは指を鳴らしてしまう。

するとサノスが望んでいた通り、「宇宙中の人間が半分塵になって消える」という現象が起き始める。
消え去ってしまったのはワンダ、スター・ロード(ピーター・クイル)、ドラックス、グルート、マンティス、スパイダーマン(ピーター・パーカー)、ブラックパンサー(ティ・チャラ)、ホワイトウルフ(バッキー・バーンズ)、ドクター・ストレンジ(スティーブン・ストレンジ)、ファルコン(サム・ウィルソン)たち。残ったヒーローたちは茫然とするだけだった。
故郷のタイタンへ戻ったサノスは満足げに笑みを浮かべる。ここでスタッフロールへ。

スタッフロール後、かつてのアベンジャーズ長官のニック・フューリーとその秘書のマリア・ヒルは人が突然消えてしまう現象を目の当りにする。そして間もなく、マリア、そしてニックも塵となって消えてしまった。ニックが消える間際に連絡を取ろうとしていたのは2019年に単独主役作品が公開されるキャプテン・マーベルだった。

感想・評価

5/13、久しぶりに劇場に足を運んで視聴したのはマーベルヒーローの祭典作品第三作目。。1800円も全く惜しくないと思える、あっという間の2時間半だった。
何をおいてもまず、まさかのヒーローたち完全敗北!には驚きを隠せなかった。

あえて事前情報などは一切見ないようにしているのだが、それでも今回でアベンジャーズシリーズが終わるとは思ってはいなかったので今回で全てが終わると思いこんでいたわけでもないのだが、しかしそれにしても、ここまで完全に敗北して終わるとは予想ができなかった。
というか、サノスの願いである「宇宙人口を半分にする」は叶ってしまったようなのだが、これ以上話続ける必要ある?とも思ってしまうわけで…。普通にひねりなく考えればガントレットをサノスから奪い返すことができれば消えてしまった者たちを復活させることもできるのか?とも考えるところだが、その辺に言及がないのでそれもそうなのかはわからない。

来年の5月にはすでにアベンジャーズの続編が予定されていて、これでひとまずはアベンジャーズは完結を迎えるという話を聞いた。それまでに公開されるマーベル作品はアントマンの続編、それに今作の終わりでニックが連絡を取ろうとした「キャプテン・マーベル」があるようだが、この2作で、特にキャプテン・マーベルの方で話は大きく動くような気がする。とにもかくにも、半分もヒーローが消えてしまった状態をなんとかせにゃ、ならんですよねえ?

今作で気になる点といえばドクター・ストレンジが見た未来の中で「1400万のうち1つだけ勝つ未来がある」ということだろう。ドクター・ストレンジは「タイムストーンが危なくなったら躊躇なく君らを見捨てる」とその前にトニーに宣言したにもかかわらず、トニーを救うためにタイムストーンをサノスに渡した。
ということはおそらく、たった1つのヒーローたちが勝つ未来のためにはトニーは必要不可欠であるということを意味しているのだろう。ドクターが消える直前にもトニーに対して「こうするしかなかった」と言っているため、恐らくこの予想は外れないはずだ。

ラストはともかく総合的には非常に楽しんだのが、あえて辛い評価をすると、とにかくヒーローたちが多いために全体的に余裕がない印象を受けた。20ほどもいる主要登場人物の活躍の場を作らなければならないため、2時間30分越えの尺をもってしてもそれはかろうじて演出されている、という印象だった。アベンジャーズの魅力と言えば各ヒーローたちの絡み、会話も大きいのだが、今回は徹頭徹尾、事態が差し迫っているので会話にもあまり余裕がなく、シリアスだ。それが若干残念にも思えた。それでも、特にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々は特に話せば笑わせてくれた。先日ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスで当サイト最高評価をつけたところ。やっぱあのメンバーは最高!

20人ほどのヒーローが集まり、アメリカでは史上最大の興行成績を記録したというヒーローの祭典でまさかの「ヒーロー完全敗北」という結末には多くの観客が落胆したところかもしれないが、これは大団円を迎えるために必要な繋ぎということだろう。来年公開のアベンジャーズ4作目も是非劇場で見たい。

人物解説

ヒーロー名(本名)の表記。○/×は今作のラストで消えてしまったかどうか。残った者は○、消えた者は×。ガモーラとヴィジョンとロキは普通に死亡。

○アイアンマン(トニー・スターク)

演:ロバート・ダウニー・Jr
アベンジャーズの中でも特に主役級。今回は恋人のペッパーと会っているところで突然ドクター・ストレンジが現れて事情を聞かされ、そうしているうちにニューヨークに現れた敵と戦い、敵の宇宙船の中に入ってしまい、ドクター、スパイダーマンと共にサノスの故郷タイタンへと移動してしまう。そのため地球では行方不明扱いになった。タイタンでのサノスとの戦いでは腹部を貫かれてさらにトドメを刺されそうになるも、ドクター・ストレンジがサノスにタイムストーンを譲る条件を出したために命は助かった。
ニューヨークでの戦いの前にはスティーブに連絡しようとするも、シビルウォーで喧嘩別れしたために躊躇する。結局今作では一度もスティーブとは顔を合わせていない。今作のアイアンマンはナノテクノロジーを使うようになりさらに性能が向上している。また、スパイダーマン用の強化ユニットをピーターに渡した。

○キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)

演:クリス・エヴァンス
シビルウォーの後は身を隠していたが、ヴィジョンとワンダが襲われた時にナターシャ、サムと共にかけつける。シビルウォーでトニーに「それは父が作ったものだから返せ」と言われてシンボルの盾は返上したため今回は盾は持っていない。しかしワカンダの決戦の時にはワカンダ製のものを渡されて戦った。
大きな見せ場はないが、アイアンマンと並ぶアベンジャーズの代表だけのことはあり、地球でのサノスとの戦いでは最後まで食い下がる。髪が短くなっていたソーを見て「髪切った?」とタモさんみたいなことを言う。

○ソー

演:クリス・ヘムズワース
今作の冒頭はマイティ・ソー バトルロイヤルの続きから。サノスと遭遇して敗北し、民に加えてロキもヘイムダルも失ってしまう。今作最も悲劇的なポジション。宇宙空間に投げ出されても死なず、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに救出される。その後、サノスを戦うためにニダベリアへ行き、ストームブレイカーを入手する。生身でニダベリアの全パワーを受けても死なないという化け物っぷりを見せる。ストームブレイカーには瞬間移動能力も付与されているため一瞬で地球にやってきた。6つのストーンを持ったサノスに向かってストームブレイカーを投げつけて重傷を負わせるも、即死させられなかったためサノスが指を鳴らすのを止められなかった。

×ドクター・ストレンジ(スティーブン・ストレンジ)

演:ベネディクト・カンバーバッチ
サノスにやられたハルクがヘイムダルに移動させられたのがニューヨークにある魔術師たちのサンクタム。そこの守護者として守っている魔術師。インフィニティ・ストーンの1つのタイムストーンを所持しているのでサノスたちに狙われる。トニーに会いに行ってサノスに対する対策を練ろうとするが、ニューヨークに現れたサノス軍にさらわれてしまう。タイタン星での戦いではサノスに殺されそうになったトニーを救うためにあえてタイムストーンを渡した。タイムストーンで未来を見て「1400万以上ある未来のうち1つしか自分らが勝つ道はない」と言った。トニーに対しては「タイムストーンのためなら君らを見捨てる」とまで事前に宣言しているのにタイムストーンを渡したということは恐らく、トニーが勝利のための鍵だということを未来を見て知ったから、だろう。

○ハルク(ブルース・バナー)

演:マーク・ラファロ
マイティ・ソー バトルロイヤルではソーたちと共にアスガルドで戦った。冒頭ではサノスに立ち向かうも返り討ちに遭う。その後ヘイムダルの力で地球に転送されてドクター・ストレンジの館へ落ちる。ニューヨークではハルクになろうとするもハルク自身が拒否されて変身できなかった。これはハルクがサノスに恐れをなしてしまったかららしい。ワカンダでの決戦ではハルクバスター2に乗って戦い、結局最後までハルクには変身しなかった。

×スパイダーマン(ピーター・パーカー)

演:トム・ホランド
ニューヨークでの戦い時にトニー、ドクターに加勢する。その後ドクターを救出するために成り行きでサノス軍の宇宙船に入ってしまい、そのまま二人と共にタイタン星へ。この時トニーからパワーアップアタッチメントをもらってアイアンスパイダーとなった。タイタン星でのサノスとの戦いでは糸を使ってサノスを封じ込める活躍をするも、サノスの指鳴らしで消滅。

○ブラックウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)

演:スカーレット・ヨハンソン
元ロシアの女スパイ。シビル・ウォーの後はスティーブ、サムと共に活動していて、ビジョンとワンダの危機に駆けつけた。あまり活躍の場はないが、ワカンダ国での決戦ではワンダと共にプロキシマ・ミッドナイトと戦って倒す。その時「あの女最悪」と愚痴る。

×ファルコン(サム・ウィルソン)

演:アンソニー・マッキー
シビル・ウォーの後はスティーブ、ナターシャと共に活動していた。ワカンダ国での決戦では空中から爆撃して多数の雑魚を倒す。しかしサノスの指鳴らしで消滅。

×ブラック・パンサー(ティ・チャラ)

演:チャドウィック・ボーズマン
最近単体主役作品「ブラックパンサー」でも活躍したルワカンダ国の国王。スティーブらから連絡を受け、ビジョンにストーン摘出手術を行うために受け入れる。戦いでは最前線で勇敢に戦うも、サノスの力で塵になって消えてしまった。

×ホワイトウルフ(バッキー・バーンズ)

演:セバスチャン・スタン
元々はスティーブと同じく第二次世界大戦時の人間で、スティーブの親友。ナチスに「ウィンターソルジャー」として改造された男。今作では「ホワイトウルフ」ということになっているが、これは原作だとブラックパンサーに登場するキャラであり、また原作だとバッキー・バーンズとは別の人物がホワイトウルフになるらしい。シビル・ウォーではブラックパンサーに恨まれていたが、最後には許された。その後身柄はワカンダ国で冷凍睡眠状態になっていた。あと詳しいことは「ブラックパンサー」を見ればわかるようだが、観ていないのでよくわからない…。とにかく今作ではナチスのヒドラの洗脳から解けた状態の完全な味方として登場。ワカンダから左の義腕をもらい、最後の決戦ではロケットとの連携も見せるが、サノスの力により消滅。ラストでは次々にヒーローたちが塵になって消えるが、最初に消えたのはこのバッキー。

ヴィジョン

演:ポール・ベタニー
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンでマインドストーンとトニーが作ったAIジャーヴィスなどが合わさって生まれた人工人間。ワンダと恋仲になっていて、シビル・ウォーの後はスコットランドで静かに2年の間暮らしていたが、マインドストーンを狙うサノス軍に襲撃される。サノスに奪われる前に自分ごとマインドストーンを破壊するようにスティーブたちに頼むが、スティーブやバナーらにそれは拒否され、結局ワカンダ国で摘出手術を受けることに。しかしそれも妨害にあって失敗。最後にはワンダに自分を破壊するよう頼み、ストーンと共に砕け散ったが、サノスがタイムストーンを使って時間を戻してヴィジョンを復活させた上で強引にマインドストーンを奪われてしまい、死亡。

×スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)

演:エリザベス・オルセン
エイジ・オブ・ウルトロンで登場した女性超能力者。双子の弟がいたがエイジ・オブ・ウルトロンで失っている。ヴィジョンと恋仲になっていて、サノスにストーンを奪われる前に悲痛な思いでヴィジョンごと破壊するが、サノスがタイムストーンを使ってヴィジョンを復活させたうえでストーンを奪ったので台無しに。

×スター・ロード(ピーター・クイル)

演:クリス・プラット
元々は地球のアメリカのミズーリ出身の男性。母親はアメリカ人だが父親は万物を生み出せる「天界人」のエゴという男性だった。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの2作目ではこの父親と戦い、殺したために現在は天界人としての力は失っている。ガモーラとはほとんど恋仲になっていて、サノスにソウルストーンが渡ることを恐れたガモーラが自分を殺してと願った時にはその通りにしようとした。しかしそれはサノスのリアリティストーンの力により妨害されてしまった。その後ガモーラがサノスに殺された後にサノスと再度戦うが、ガモーラが死んだことを知って激昂しサノスを殴りつけ、そのせいでマンティスがかけていたサノスへの催眠効果が解けてしまった。もしかしたら勝てていたところだったため、本作でもっともやらかしたキャラと言える。サノスの力により消滅。

ガモーラ

演:ゾーイ・サルダナ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。サノスに養子として育てられた。サノスは本当の両親を殺したので恨んでいるが、サノスはというと本当にガモーラを愛していた。ピーターとは恋仲。実は唯一誰も在り処を知らないソウルストーンの場所をガモーラだけは知っていて、そのためサノスに捕まって聞き出されるのを恐れていた。ストーンの場所を知られるくらいならとピーターに自分を殺すように頼んでいたが、サノスに妨害されてしまう。その後ソウルストーンがある惑星ヴォーミアへサノスと共に向かい、ストーンを入手するための生贄にされてサノスに殺される。ロキやヴィジョンなど同様、普通に死んでしまったために復活の見込みは薄いと思われるのだがどうか。

○ロケット

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員のメカに強いアライグマ。ソーからはウサギ呼ばわりされるが否定しない。元々人を遠ざける性格だったが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスでピーターの育ての親であるヨンドゥと交流して以降は仲間を大事にするキャラになっているらしく、失うものなどないと強がるソーに対して「俺は失うものはたくさんあるけどな」と返した。ソーと共に鍛冶惑星ニダベリアへ向かい、炉の火を復活させるためソーと共に尽力する。ソーが新たな武器ストームブレイカーを入手した後はソー、グルートと共に地球に瞬間移動してサノス軍の雑魚を蹴散らす。この時ホワイトウルフと連携し、義腕が金になりそうだからくれと懇願。それに対してホワイトウルフは「くすねてやる」と了承していた。サノスの力は運よく及ばなかったが相棒のグルートが消滅する時にはショックを受けていた。

×グルート

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのベビーグルートが成長した木人間。人並に大きくなったが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの1作目のグルートよりは小さい。ゲームばかりするダメ人間化している上、口汚くなっているらしい。しかしグルートは「私はグルート」としか言わず、言葉を理解できるのは相棒のロケットやピーター、それにソーなどのみ。ほとんどゲームをやっているばかりだが、ソーの武器ストームブレイカーが出来上がった時には枝を伸ばしてそれをつかみ、自らの体をその柄とした。ラストで消える時のアイアムグルートのには「お父さん」という意味があるという設定らしい。

×ドラックス

演:デイヴ・バウティスタ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員の怪力。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーで直接的な仇のロナンは倒したが、サノスこそ元凶だとしてサノスを打倒せんとしている。惑星タイタンでのサノスとの戦いでは怪力を活かしてサノスの片足を封じ込める活躍をした。しかしストーンを集めたサノスの力によりピーターと同様に消滅。

○ネビュラ

演:カレン・ギラン
ガモーラと同じくサノスに育てられた女性暗殺者。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスでガモーラと和解して以降、単身でサノスの船へ乗り込んだが捕まってしまっていた。サノスはネビュラへ拷問を行ってガモーラからソウルストーンの場所を聞き出してしまった。その後は自力で拘束から抜け出して惑星タイタンに現れて宇宙船もろともサノスに特攻してピーターたちに加勢した。

×マンティス

演:ポム・クレメンティエフ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスでピーターたちの新たな仲間となった女性。触れた相手の感情を読み取る能力、それに触れた相手を眠らせる能力を持つ。サノスを一時眠らせることに成功するも、ガモーラが死んだことを知ったピーターがサノスを殴りつけてしまったためにサノスが覚醒してしまう。

ロキ

演:トム・ヒドルストン
ソーの弟にして悪戯の神。冒頭シーンではソーを見捨てる振りをしようとするが、ソーが死にそうになったところで結局は「やめろ!」と制止。以前なら本当に兄を見捨てそうなキャラだったので、随分まともになっている。さらにその後だまし討ちをしてサノスを突き刺そうとするが阻止され、首を締められて死ぬ。サノスは「今度は生き返らないだろう」と言ったが、このロキだけは特に、どうにも死ぬ気がしない。今後どうなるのか。

サノス

演:ジョシュ・ブローリン
6つのガントレットを集めて装着しているガントレットにはめこみ、自らの願いをかなえようとするタイタン族。「宇宙には資源が限りあるため、争いを失くすために無作為に人口を半分にすることが必要だ」と考えている。私利私欲のためなどではなく、本当にそれが宇宙のためになると考えているだけに厄介な悪役。冒頭でソーたちがやられてしまうシーンですでに紫のパワーストーンを所持しているが、これは惑星ザンダーに保管されていたものを強奪した。しかしその様子は演出されない。その後はロキからスペースストーンを奪い、ノーウェアにいるコレクターからリアリティストーンを奪い、惑星ヴォーミアで愛する娘ガモーラを犠牲にしてソウルストーンを奪い、惑星タイタンでドクター・ストレンジからタイムストーンを奪い、最後には地球でヴィジョンからマインドストーンを奪った。ロキの一撃で重傷を負うも、6つのストーンがはめこまれたガントレットで指を鳴らし、宇宙中の人口を半分にするというその願いはかなえられてしまった。その後一人で惑星タイタンに戻り笑みを浮かべていた。
ガントレットはニダベリアでドワーフに作らせたもの。

×ニック・フューリー

演:サミュエル・L・ジャクソン
エンドロール後にわずかに登場した元アベンジャーズ長官。6つのストーンを揃えたサノスにより地球の人類が半分消えていく様子を目撃し、自分も消えてしまう。消える直前にキャプテン・マーベルに連絡を取ろうとしていて、ニックが消えてしまっても救援要請だけはキャプテン・マーベルに送られた。

項目別評価

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」評価

かつてない登場ヒーロー数にはワクワクするが、それゆえに2時間30分の大ボリュームでさえなんとかギリギリで全員を活躍させた、という感じ。そのためヒーロー同士の会話を楽しむ余裕などはあまりなく、何よりもバッドエンドの結末にはショックを受ける。何はともあれ来年公開のアベンジャーズ完結作が待たれる。

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