サンサ・スターク -ゲーム・オブ・スローンズ登場人物解説-

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人物解説

サンサ・スターク

エダード・スタークの長女。
妹のアリア・スタークとは対照的に女性らしい人物。編み物が得意。
物語序盤では良くも悪くも10代の若い女性らしく、ロラスやジョフリーのような見た目が美しい男性に惹かれる。しかしエダードが処刑された後はジョフリーやラムジーという凶悪な男性の妻となることになってしまい、「過去の自分は愚かだった」と悔いるようになる。
過酷な状況を耐えてきたためにシーズンを追うごとにたくましくしたたかな性格になっていき、シーズン4ではピーター・ベイリッシュに「もう子供ではない」と評される。

シーズン1ではエダード、アリアと共に王都にやってきて過ごす。エダード処刑を目の前で見て気絶する。

シーズン2では残虐なジョフリー・バラシオンのそばで彼の暴虐を目の当りにし、怯える日々を過ごす。

シーズン3ではマージェリー・タイレルと出会う。彼女がジョフリーの妻になることになったため安堵する。そして自分はロラスと結婚する事になるが、それはタイウィンにより阻まれてティリオンと結婚することになってしまう。だがジョフリー暗殺が発生し、ピーターの手はずにより王都から船で脱出することになる。

シーズン5ではその後ピーターにより北部へと連れられていき、故郷ウィンターフェルでラムジー・ボルトンと結婚することになる。しかしジョフリー以上に残虐なラムジーのそばで再び怯える生活を強いられることになり、日々暴行される。シオン・グレイジョイの協力によって脱走。

シーズン6、ラムジーの元を逃れた後はジョン・スノウがいる北の壁のカースル・ブラックへと逃げ、そこで久方ぶりにジョンと再会する。ラムジーと戦おうとするジョンに兵力が足りないと忠告するが、ジョンはこれ以上集めるのは無理だとして戦の準備が整わないままに戦になる。しかし事前に「ヴェイルを頼れば助けてくれる」とピーターに聞かされていたサンサは使い鴉を使って助けを呼んでおり、ジョンらが絶体絶命の危機に陥ったのを救った。その後捕らえられたラムジーを生きたままに犬に食わせ、サンサは復讐を果たした。

シーズン7ではジョンがデナーリスと会いに行っている間のウィンターフェルを任せられる。するとアリア・スタークがやって来る。アリアはアリアで過酷な道を歩んできて「顔のない者」と呼ばれる暗殺者にもなっており、危うさを感じたサンサはアリアを「変わった」と恐怖する。ピーターはその隙をついてサンサとアリアを仲違いさせようとするが、姉妹は逆にピーターを罠にはめる。そして過去の行いを暴き、アリアはピーターを処刑した。そしてサンサとアリアはこれからも協力して苦境を乗り越えることを誓う。

シーズン8ではウィンターフェルでデナーリス軍らを迎えるが、北部の独立を考えているサンサにとって、七王国を支配しようとするデナーリスの存在は危ういものであり、冷たい態度を取る。
死者たちとの戦いでは無力な女性やティリオンらと共に地下に隠れていて、攻め込んできた死者に怯えるがティリオンに励まされる。
戦いが終わった後も依然デナーリスに懐疑的であり、彼女に忠誠を誓うジョンに不満を漏らす。そしてジョンからはジョンの出生に関する真実を教えられる。他言しないようにとジョンに釘を刺されていたが、ティリオンにもこれを伝えてしまう。
王都での戦いが終わり、デナーリスがジョンに殺害された後の首脳会議に出席。ティリオンが提唱するブランが王になるべきという案に賛同するが、北は独立の立場を取る事も主張する。そのためウェスタロスは今までの七王国から六王国となり、サンサは独立した北部の女王となる。

相関図

サンサ・スタークとその関わりの深い人物との相関図
名前 解説
アリア・スターク 妹。サンサとは正反対の性格で、シーズン1の1話からサンサにいたずらするシーンもある。シーズン7では仲違いしかけるが、協力してピーター・ベイリッシュをはめる。
ジョフリー・バラシオン シーズン1でウィンターフェルを訪れた時、サンサはその見た目に心を奪われる。しかしロバート死後にジョフリーの妻となった後はその内面の凶悪さにサンサは恐怖する。マージェリーがジョフリーと結婚することになった時サンサは喜ぶが、ピーターに「ジョフリーはサンサを逃がさないだろう」と言われた。
サーセイ・ラニスター ジョフリーの母。サンサがジョフリーと結婚する立場であったため、サンサにはそれなりに友好的だった。
ティリオン・ラニスター シーズン3で政略結婚させられそうになった相手。それ自体はサンサにとって不本意だったが、「ティリオンは他のラニスターとは違う」とその紳士ぶりを評価している。
ピーター・ベイリッシュ サンサの母親キャトリンを昔から愛していた人物。シーズン4でジョフリー暗殺をオレナ・タイレルと企み、暗殺騒ぎの中でサンサを王都から脱出させる。サンサにキャトリンの面影を見ており、サンサも「自分を愛していた」と思っている。シーズン7では様々な陰謀の影にいたことをサンサに見抜かれ、アリアに処刑された。多くの悪事で糸を引いていた人物だが、シーズン6ではピーターがサンサにヴェイルを頼ることを教えていたため、ジョン・スノウはラムジーに勝利することが出来た。
ラムジー・ボルトン シーズン4でジョフリー暗殺事件の後に王都を脱出後、ピーターに連れられてサンサが結婚することになった相手。凶悪で残忍な性格だが、ピーターもラムジーをよく知らなかった。サンサに日々暴行を加えた。最後にはジョンとの戦に敗れ、サンサは犬に食わせるという形で復讐を果たした。
ジョン・スノウ サンサの兄。エダードの落とし子(実はエダードの妹リアナの息子)だが、サンサとの関係は普通の兄弟と変わらず絆は深い。しかしシーズン6で再会後、ラムジーとの戦いの備えのために意見の相違が生まれる。兵力が足りず戦略でもラムジーに上をいかれたため敗北しかけるが、サンサがヴェイルに助けを呼んでいたためにジョンはラムジーに勝利する。

シーズン1での動向

1話

13才。裁縫が上手いため従者に褒められる。ダイアウルフのレディを得る。きらびやかなラニスター家に憧れを持つ。ジョフリーと婚姻することを楽しみにする。しかしエダードはまだ婚姻を承諾しないため、キャトリンにエダードを説得するように頼む。

2話

ロバート、エダードたちと共にキングズランディングへ向かう。野営地でハウンドと会話。その後はジョフリーとも話して親交を深める。その後剣の稽古をしていたアリアとマイカの所へジョフリーと共に来る。ジョフリーに態度の悪いアリアを叱る。ロバートの前でジョフリーとアリアの喧嘩の事情を説明するが、ジョフリーの顔を立てなければいけないため、またエダードの立場を守るため「何を見ていない」と嘘をつく。しかしそれによりアリアを怒らせる。ナイメリアが逃げて消息を絶ったため、代わりにサンサの狼であるレディが罰としてエダードに殺されることになってしまう。

3話

エダードからミアセラとお揃いの人形をプレゼントされるが人形遊びは8才でやめたと言って不機嫌に。

4話

キングズランディングの玉座を侍女に見せられた。いずれ世継ぎを生むように言われるが「女の子ばかりだったら?」と侍女に聞く。ラニスター家や狂王への嫌悪感を露わにし、ジョフリーとの結婚は望んでいないことを示す。アリアと共にグレガーとヒューの槍試合を見る。

5話

前話から引き続き槍試合を観戦。薔薇の騎士ロラスの身を案じる。

6話

もう乱暴なことなどしないと優しく接してきたジョフリーに惚れこんでしまう。そのためジョフリーと結婚するのだと言い出し、サンサとアリアだけでも逃がそうとするエダードに反抗。

8話

エダードのクーデターを察した侍女に言われて逃げる。その先でハウンドと出会う。エダードの反乱が何かの間違いだとサーセイたちに言う。評議会でエダードに慈悲をとジョフリーに申し立てる。

9話

捕らえられたエダードの処刑を目の前で見る。

10話

エダードの処刑を見て気を失う。ジョフリーに対する思いは完全に憎しみへと変わる。ジョフリーにエダードの晒し首を見せられて嘆く。ジョフリーに逆らったため、ジョフリーの代わりとしてマーリンに2回殴られる。ジョフリーを高所から突き落とそうとするがハウンドに止められる。

シーズン2での動向

1話

命名日の催しでサー・ドントスをかばう。このことが後にドントスがサンサのために動く理由になる。

3話

サーセイ、ミアセラ、トメンと共に食事を摂る。ミアセラにいつ結婚するのと聞かれる。ジョフリーと結婚できることも嬉しいと心にもないことを言う。侍女が今までとは変わりシェイになる。ジョフリーとの結婚が迫っていることで内心追い詰められており、侍女らしくないシェイに「いちいちあなたの質問に答えているヒマなどない」と苛立つ。

4話

ロブがラニスター軍を襲ったことの責任としてジョフリーにクロスボウを突きつけられる。

6話

ジョフリーらと共にミアセラを見送る。トメンに泣くなというジョフリーに対して「あなたも泣いていました。(兄弟との別れに)泣くのは自然なことです」と言う。その帰りで民の暴動に巻き込まれ、民から暴行を受けそうになったところをハウンドに救出される。シェイにこの時負った擦り傷の手当をされる。

7話

ハウンドに救われた礼を言う。しかし無愛想なハウンドに「なぜいつも不機嫌なの?」と聞く。その後、生理が来てしまったため、ジョフリーの子を生むことになってしまうと嘆く。誤魔化そうとしたが結局サーセイに知られる。サーセイに母親としての心構えを聞かせられる。

9話

スタニスらとの戦いを前にジョフリーを見送る。ティリオンに「ご無事をお祈りしています」と言う。出撃前にジョフリーの剣にキスをする。戦いに怯えているジョフリーに「前線で戦うに決まっています」と皮肉を言って送り出す。その後は貴婦人らが集まる場所に隠れサーセイと話す。ラニスター側が劣勢になった時シェイに逃げるように提案される。自室へと戻って鍵をかけて立てこもるが、先にハウンドがいた。ウィンターフェルに連れていってやろうか?と言われるが拒否する。

10話

結局キングズランディングから逃げることはなかった。自分とジョフリーとの婚約が破棄されマージェリーがジョフリーと結婚することになったため喜ぶも、ピーターから「あなたはジョフリーから逃げられない」と言われる。

シーズン3での動向

1話

シェイと船着き場で船の行き先当てゲームを行う。そこにやってきたピーターと王国を脱出する策について話す。

2話

シェイからピーターの行動に気を付けるように言われる。ロラスから散歩の誘いを受け、そのままマージェリーに会い、その祖母オレナを紹介される。オレナからジョフリーがどういう人物なのかと言われ、一度はおべっかを使うが、マージェリーから本当のことを話してほしいと言われた後はジョフリーの残虐性を語る。

4話

外で祈り中にマージェリーがやってきて歓談を交わす。ロラスと結婚すればいいとマージェリーに言われ喜ぶ。

5話

マージェリーと共にロラスの剣の試合を見る。マージェリーと結婚してもジョフリーは自分を手放さないだろうと言う。ピーターにより王都を出ていけるチャンスを得るがピーターに迷惑ではないかと気遣う。これはつまり、サンサはロラスとの結婚相手になる話が進められていたから。

6話

婚姻相手となるロラスと会話して親交を深める。しかしその後、ティリオンと婚姻を結ぶことになることを聞く。そして悲しみに暮れる。

7話

ティリオンとの結婚が決まり悲観。昔は何も知らずに王都に憧れていた、愚かだったと過去の自分を振り返る。ティリオンと子供を作ることを想像して、「背が…」とマージェリーにこぼす。

8話

ティリオンとの結婚式を行うことに。夫となったティリオンに他人行儀に話す。式の晩餐中にジョフリーにティリオンとの婚姻を面白がられる。ティリオンと初夜を迎え、進んで服を脱ごうとするがティリオンの気遣いにより同じベッドにすら入らず、何もせず過ごす。

10話

ティリオンはバカにされていてもラニスターだが自分は謀反人スタークの娘だと自嘲する。ティリオンを笑った人物には羊のフンを寝床に置く仕返しがいいと言う。

シーズン4での動向

1話

ロブらが死んだことにより食欲を無くしているためシェイやティリオンに心配される。しかし誰とも話したくないため祈りのためという名目で森へ行ってしまう。一人で行動していたところ、ドントス・ホラードに接触される。そしてホラード家の大事な首飾りをプレゼントされる。

2話

オレナからロブについてのお悔やみの言葉を受ける。婚姻の宴の中で、ジョフリーが企画した5王の劇が行われたが、それはロブを侮辱するものだったので真顔で見つめる。宴の中でジョフリーが苦しんでいる中でドントスに誘われ、逃げるように言われる。

3話

ドントスに連れられて小船に乗り、そのままピーターがいる大型船へ移る。もう王都へ戻ることはできなくなったためピーターを頼らざるを得ない状況になる。

4話

船に乗って移動中。アイリー城へ向かっていることをピーターから聞く。ピーターがジョフリー殺しの首謀者だと確信して聞くとピーターは白状する。

5話

ピーターと共にアイリー城へと到着する。偽名を使って入城するが、ライサにはすぐ見抜かれる。ライサとピーターの行為によりライサが大声を上げるのでサンサの寝室まで聞こえてくる。ライサが会話中に豹変して自分がピーターと寝たことがあるのではないかと詰め寄ってくるので泣きながら誓ってそんなことはないと説明する。

7話

雪の積もるアイリー城を散歩。雪でウィンターフェルを模したものを作るが、それをロビンに壊されたためはたいて叱る。それを見ていたピーターと話す。なぜジョフリーを殺したのかと聞く。自分をキャトリンに重ねているピーターにキスされる。そのせいでライサに月の扉から落とされそうになる。

8話

ライサ殺しの疑いをかけられたピーターをかばい、ライサは自分に嫉妬したあげくに自殺したと言って迫真の演技をしてピーターをかばう。ピーターからはなぜ自分をかばったのかと聞かれ、「あなたが処刑されたら私の身の保証もされない」と考えたと答える。

シーズン5での動向

1話

ピーターと共にロビンが剣の訓練をするのを見る。ピーターと共に移動。

2話

ブライエニーらが寄った旅籠を利用する。ブライエニーと会うが、ブライエニーは婚礼でジョフリーに頭を下げていたことを言って冷たく突き返す。

3話

ピーターからラムジーと結婚するように言われ、絶対に嫌だと言う。しかしピーターに説得されて泣く泣くそれを受け入れる。ウィンターフェルでラムジーと会い、久しぶりに故郷で暮らすようになる。自分の侍女はサンサに味方してくれる老婆だった。

4話

ウィンターフェルの地下墓地のリアナ・スタークの像にろうそくを立てる。そこで鴉の羽を見つける。ピーターからリアナ、レイガーについて聞く。ピーターが自分を置いて王都へ戻るという。しかしじきにスタニスがウィンターフェルをボルトンから解放するだろうとピーターが予想するが、もし敗北したらと不安がる。もしそうならなかったらと聞くとラムジーを虜にするのですとピーターに言われる。

5話

自分の侍女の老婆に「困ったことがあったら壊れた塔の一番高い窓にろうそくをともしてください」と言われる。その塔を見ていたところミランダに話しかけられる。そして犬小屋にいるシオンと出会わせられる。ウォルダに知らない場所に来て大変ねと言われて、知らない場所じゃない、私の家よと答える。シオンからブランとリコンのことで謝罪を受ける。ルースがウォルダに子供を出来たという話をした時ラムジーを見てほくそえむ。

6話

部屋にミランダが訪れて入浴の世話を受ける。ラムジーの恐ろしさをミランダから聞く。ミランダが嫉妬していることを見抜き、脅しなんて利かないと気丈に跳ね返す。ラムジーとの婚姻を行う。シオンに手を取られ婚姻の場まで進むことを拒否。式ではラムジーを受け入れるか?という問いに長い間の後「受け入れます」と言う。その後部屋でシオンに見られたまま、ラムジーに処女を奪われる。

7話

毎晩ラムジーに乱暴されるためもう耐えられないと言ってシオンに助けを求める。自分はリークだと言うシオンにあなたはシオン・グレイジョイだと言う。以前侍女の老婆に言われたように塔の上にロウソクを立てる合図をシオンに頼むが、シオンがラムジーに密告してしまったため、老婆は皮を剥がれて拷問され殺されてしまう。ラムジーからの話でジョンがナイツウォッチ総帥になったことを知る。

8話

シオンになぜ裏切ったのかと迫る。「あなたがいなければ私にも今家族がいた。あなたがラムジーにされたことを今、私が出来るならする」と言って強い怒りをあらわにする。実はブランとリコンはシオンに殺されていないことを知る。

10話

ウィンターフェルでボルトンが戦いの準備を整えている間、密かに塔にロウソクを置いて助けを呼ぼうとする。ミランダとシオンに見つかるが、シオンがミランダを殺し、逃がそうとする。

シーズン6での動向

1話

シオンと共に森を逃げる。極寒の川も渡ったため凍えそうになるが、シオンと抱き合って体温で暖め合う。シオンが囮になってサンサを逃がそうとするも犬の嗅覚で見つかってしまう。絶体絶命の状況だったがブライエニーに救われる。以前は断ったブライエニーの誓いを今度は受ける。

2話

カースル・ブラックを目指す。ブライエニーからアリアの話を聞いて「レディらしくはなかった」と聞いて「あの子らしいわ」と笑う。以前旅籠でブライエニーと出会った時ついていけばよかったと悔いる。シオンがジョンに殺されると不安がるので自分がかばうと言う。

4話

ジョンが総督をやめて出ていこうとしたときにカースル・ブラックに到着。久方ぶりに兄のジョンと出会い、抱き合う。ジョンと会話。過去に戻れるなら過去の自分に行っちゃダメ馬鹿と言ってやりたいと言う。ジョンにずっと酷い態度をしていたことも後悔していたので許して?と言う。ジョンにウィンターフェルを奪い返すようにけしかける。ラムジーからの宣戦布告の書状が届いてもまだ及び腰のジョンを「ウィンターフェルと弟とどちらも取り返すのよ」と言って戦う決断をさせる。

5話

サンサ宛てにモールズタウンから手紙が届く。ピーターと会う。ラムジーに酷い目にあわせ続けられたサンサはピーターを深く恨んでいた。ピーターに「ラムジーに何をされたと思う」と聞き、答えさせる。もうピーターなんて信じないと言い切る。ピーターをモウト・ケイリンへ戻れと言うが、ピーターから「ブリンドン・スタークがリヴァーランを奪還した」と聞く。
まだボルトンに打ち勝つための兵が足りないが、自分が呼びかければ北の諸侯たちは自分たちのために立ち上がってくれる、それにブリンデンがリヴァーランを奪還したから味方になってくれるとダヴォスやジョンに語る。だがなぜそれを知ったのかは、ピーターからの情報だとは明かさず嘘をつく。ジョンに、エダードが着ていたのと似ている毛皮のコートを渡す。

7話

ジョンと共に野人のところへ来た。ベアアイランドのレディ・モーモントの説得をする。その後グローヴァー公へ説得するが、「かつてロブ王は俺達に報わなかった。俺が仕えたスターク家はもうとうに滅びた」と言われる。グローヴァー家まで回った後、ジョンにもっと兵が必要だと言うも、もう時間がないと断られる。そこで以前ピーターから言われていた通り、ヴェイルを頼り、密かに使い鴉を送る。

9話

ジョンとラムジーの会談に立ち会う。ラムジーらが捕らえているのはリコンだという証拠は?とサンサが言うとシャギードッグの首を投げ捨てられる。それに対して「あなたは死ぬことになる」と脅した。作戦を立てるジョンに「私の方があの男を知っている。あいつはきっとこっちの罠にかかったりはしない」とジョンの敗北を予言し、ラムジーがリコンを生かしておくことはないと現実を突きつける。ジョンに「お前を必ず守る」と言われると「誰にも、誰かを守るなんてできない」と冷たく言い放つ。前話で呼んでいたヴェイル軍が間一髪駆けつけ、ジョンらの危機を救うことになる。ヴェイル軍が蹴散らしていく様を笑みを浮かべて眺める。戦いが終わった後は捕らえられたラムジーの元へ行き、「お前の全てが消える」と宣告し、7日間エサをやっていない犬を解放して食わせてラムジーを殺し、ここでも笑みを浮かべながら去る。

10話

ボルトンの戦に勝てたのはお前のおかげだと、エダードの部屋を使うようにジョンから言われる。ピーターやヴェイルのことをジョンに話さなかったことを謝罪する。泉の前でピーターと話す。過去の自分は愚かだったと顧みる。ピーターが「自分の夢は玉座に座りサンサを妻とすること」だと聞かされると「素敵な夢ね」と冷たく言い放つ。

シーズン7での動向

1話

ジョンたちの横でアンバー家とカースターク家の城を褒美としてくれるように進言するがジョンに拒否される。皆の前で口をはさむなとジョンに言われる。最愛の父や兄はおろかな間違いをしたからジョンにはそうしないようにと言う。ピーターの存在を危惧するブライエニーに彼の望みは分かっていると言う。

2話

ティリオンからの手紙を見てティリオンは他のラニスターとは違うが信じるのは危険だとジョンに言う。ジョンがドラゴンストーンへ向かう決意をするが反対される。しかしジョンがいない間お前が北部を頼むとジョンに言われ黙る。

3話

ウィンターフェルへ食糧を貯えるため部下たちに指示。胸当てを皮で覆うようにも指示。ジョンなきウィンターフェルで王らしく振る舞う。ウィンたフェルに到着したブランと再会を喜ぶが、「三つ目の鴉」を名乗り、以前と人が変わったようなブランに戸惑う。

4話

アリアが来たが消えてしまったという話を聞いて「居場所は分かっている」と言い地下墓所へ行き、そこでアリアと久しぶりに再会して抱き合って喜ぶ。しかし高度な戦闘能力を身に着けたアリアに恐怖を抱く。

5話

ジョンが帰ってこないため北部諸侯が騒ぎ出しているので危機感を抱く。アリアが自分の振る舞いについて不満を漏らすので対立する。

6話

アリアと思い出を語る。突然アリアがサンサがロブ宛に書いた手紙を取り出したので驚く。あの時は子供だったと言っても聞かないアリアと口喧嘩になる。その後ピーターと話してアリアについての不安を話す。サーセイから王都に来るように命令する手紙が来る。ブライエニーを代わりに向かってもらうことにする。アリアの部屋に密かに入って探ったところカバンから人の顔の皮を見つけて戦慄する。

7話

ピーターからジョンとデナーリスが結婚する可能性があることを聞く。アリアが自分を殺そうとしているとピーターに吹き込まれる。その後アリアを呼び出して裁判を行うが、ピーターを罠にかけるための演技であり、ピーターの過去の罪を断罪。その後アリアとの会話で「あなたは誰よりも強い」と言うが、「嫌な妹には変わりない」とも茶化す。

シーズン8での動向

1話

ウィンターフェルに戻ってきたジョン、そしてデナーリスを迎え入れるが、仇敵であるラニスターと共闘しなければならない事、それにジョンが「北の王」を返上してデナーリスに跪いたために不機嫌になっていて、デナーリスに対しても態度が冷たい。 ティリオンとも久しぶりに会う。しかし「以前はあなたが一番賢い人だと思っていた」と言ってティリオンに対しても冷たく突き放す。

2話

ウィンターフェルに単身やってきたジェイミーにデナーリスと並んで詰問する。
以前ジェイミーと旅をしたブライエニーがジェイミーの擁護をしたためそれを信じ、ジェイミーを受け入れる事にする。
デナーリスがサンサの元を訪れ会話。デナーリスがジョンを操っているのではないかと言うとデナーリスはそんなわけはないと返す。死者たちを倒し、サーセイも倒したらどうするのかとデナーリスに問うとデナーリスは自分が玉座に着くという。さらにサンサはその後、(どこにも忠誠を誓わないと決めた)北部のことはどうするのかとデナーリスに問うとデナーリスは黙ってしまう。
ウィンターフェルにやってきたシオンと再会。サンサを主として戦う事を誓うシオンに抱き着いて喜ぶ。決戦前夜でもシオンと共に過ごす。

3話

死者の軍団との開戦直後は城壁の上からアリアと共に戦いを見ていたがアリアに地下へ行くように言われて、その際短剣を受け取る。「使い方がわからない」と言うとアリアは「鋭い方を刺せばいい」と返す。地下ではティリオンと会話。ティリオンが戦いに参加したがっているのを見て行ってもムダだと諭す。また、「一番マシな婚約者だった」とティリオンに言うが、「(ティリオンが忠誠を誓う)デナーリスがいるからきっとティリオンと婚約しても上手くはいかなかった」というような事を言う。地下にまで死者が攻め込んできた時には恐怖に染まるが、ティリオンを無言で見つめ合い、手にキスされ励まされる。無事生存。

4話

死者の軍団との戦いを経てもデナーリスにわだかまりを持ち続ける。サーセイ打倒のために王都へ軍を出すのは少し休息を入れてからの方がいいとデナーリスに提言するが、却下される。ジョン、サンサ、アリア、ブランの4人が神々の森に集まったところでブランからジョンの出生に関する秘密を明かされる。絶対に誰にも言うなとジョンに誓わされたが、耐えられずにティリオンに話してしまう。

6話

デナーリス死後の首脳会談に出席する。ティリオンの「ブランが次の王に相応しい」という意見に賛同するが、同時に北部は独立の立場を取るとサンサが主張したため、今までの七王国でなく六王国となる。ジョンがナイツウォッチとなって北に追放されることになったためそれを見送り、ジョンから女王としてやっていくように鼓舞される。ラストシーンでは王冠を被り北部の女王として崇められるサンサの姿が演出。

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